クロスビーのグレードの違いを徹底解説！安全性や快適性はどう変わる？

スズキ クロスビーは、ステーションワゴンとSUVを融合したようなクロスオーバーSUVです。カラーバリエーションの豊富さと独特のフォルムが特徴で、街乗りだけではなくキャンプなどのアウトドアでも活躍する1台です。グレードが上位になるにつれて安全性や快適性、高級感が増します。

本記事では、クロスビーのグレードごとの違いを詳しく解説します。

スズキ クロスビーのグレードは3つ

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー

2017年12月に登場したクロスビーは、ステーションワゴンとSUVを融合したような特徴的な車で、使いやすさとおしゃれさをあわせ持つ人気車種です。

登場した当初は「HYBRID MX」「HYBRID MZ」の2グレードでした。2020年10月に中間の「HYBRID MV」が誕生し、クロスビーのなかで最安の車両本体価格である「HYBRID MX」は受注生産になりました。

ちなみにデビュー当初は、ヘッドライトの雰囲気が似ていることから「デカハスラー」などとも呼ばれていたようです。しかし、ヘッドライトの雰囲気以外の共通点はほとんどないといえるほど、ハスラーとは違いがあります。

クロスビーのグレードごとの違いは？

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー

グレード	燃費（WLTCモード）（2WD・4WD）	新車価格（2WD・4WD）	中古価格（2WD・4WD）
HYBRID MX	18.2km/L・17.0km/L	1,840,300円・1,985,500円	121〜220万円・150〜235万円
HYBRID MV	18.2km/L・17.0km/L	1,994,300円・2,139,500円	151〜214万円・200〜250万円
HYBRID MZ	18.2km/L・17.0km/L	2,099,900円・2,245,100円	112〜260万円・133〜265万円

※2022年11月現在
※中古車販売店の相場価格（相場はドアの仕様が異なるグレードや年式の車を含む）

駆動方式やグレードによって、エンジンやモーターに違いはないため、燃費は全グレードにおいて共通の値です。ガソリンのみの仕様はなく、全グレードでマイルドハイブリッド仕様のみの設定です。

ボディカラーもグレードによる違いはありません。全部で13種類の設定で、モノトーンが4種類、2トーンルーフが7種類、3トーンコーディネートが2種類用意されています。モノトーン以外のボディカラーはオプション扱いです。

また、全グレードで2WDと4WDの選択が可能です。雪道や舗装されていない道路などを走る機会が多い人は、4WDが向いています。クロスビーの4輪駆動には4種類のモードがあり、シーンにあわせた使い分けができる仕様です。

「HYBRID MX」はコスパ重視のモデル

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー｜価格・グレード

「HYBRID MX」は価格重視の比較的リーズナブルなモデルであり、インテリアや安全装備は最低限の設定です。エンジンやモーターは全グレードで共通ですが、インテリアの装飾や安全装備がグレードごとに異なります。また、全グレードに175/60/R16の大径タイヤを標準装備しているため、走行の安定性が高いです。

インテリアや安全装備、快適な運転ができる機能などは最低限しか備わっていないうえに、オプションでも追加ができないため、必要な機能によってグレードを選択する必要があります。

「HYBRID MV」は安全装備も充実の標準グレード

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー｜価格・グレード

「HYBRID MV」から、事故を未然に防ぐ予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が標準装備です。安全運転をサポートするさまざまな技術が搭載されています。

「HYBRID MV」から、駐車時の安全確保のための「全方位モニター用カメラパッケージ」のオプション追加が可能となります。フロント、リヤ、サイド2か所の合計計4か所に設置したカメラの映像で、真上から見ているような映像がモニターに映し出され、駐車時の安全確認に役立ちます。

ほかにも、「プレミアムUV&IRカットガラス（フロントドア）」や「IRカット機能つきフロントガラス」「USB電源ソケット」など、快適なドライブを楽しめる装備が搭載されています。

「HYBRID MZ」は高級感のある上位グレード

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー｜価格・グレード

「HYBRID MZ」は、安全機能に加えて高級感が与えられた上位のグレードです。

LEDランプや本革を使用した内装など、落ち着きのある仕上がりが魅力です。また、ドアやインパネ部分にメタリックな装飾を施したことで、高級感がアップしました。

2022年8月に登場したブラウンアクセントパッケージでは、シートやインパネカラーパネルなどに落ち着きのあるブラウンを施してある特別な仕様も選択可能です。アクティブさと上質さを兼ね備えた大人のインテリアで、高級感のある室内空間を楽しめます。

クロスビーのおすすめは安全機能が充実の「HYBRID MV」

グレードの選び方で迷ったら、「スズキ セーフティ サポート」が標準装備の「HYBRID MV」がおすすめです。車のグレード選びのポイントは、安全装備や快適性が自分にとって充分かです。「HYBRID MX」の場合、車両本体価格はクロスビーのなかで最安ですが、オプションでもつけられない安全装備や機能があります。

2WDの「HYBRID MX」と「HYBRID MV」の新車価格を比較すると、MXが1,840,300円に対してMVは1,994,300円であり、差額は154,000円です。この価格差で、事故の防止を支援する機能や、快適に過ごせる装備が充実している点に魅力を感じる人は、「HYBRID MV」がよいでしょう。

それに加えて、インテリアとエクステリアにこだわりたい人は「HYBRID MZ」一択です。2020年10月発売のブラックインテリアパッケージは、現行のモデルにはない魅力的なオプションなため、中古車から選択するのもおすすめです。

「グレードやオプション内容を確認しながら中古車を探すのは大変」という人には、カーセブンの「車お探しコンシェルジュ」がおすすめです。

見た目が似ている？クロスビーとハスラーの違い

画像引用元：【公式】スズキ クロスビー / 【公式】スズキ ハスラー

▼クロスビーとハスラーの違い

車種	クロスビー	ハスラー
規格	小型普通自動車	軽自動車
排気量	0.996L	0.657L
新車価格	1,840,300円～	1,387,100円～
中古価格	112〜265万円	42〜278万円
燃費	WLTCモード　18.2km/L	WLTCモード　25.0km/L
全長×全幅×全高	3,760mm×1,670mm×1,705mm	3,395mm×1,475mm×1,680mm
室内高×幅×高さ	2,175mm×1,355mm×1,280mm	2,215mm×1,330mm×1,270mm
乗車定員	5名	4名
特徴	13色のカラーバリエーション広く快適な居住空間	13色のカラーバリエーション低燃費、低維持費

※2022年11月現在
※中古車販売店の相場価格（相場はドアの仕様が異なるグレードや年式の車を含む）

ヘッドライトの雰囲気は少し似ている印象がありますが、車体の大きさや性能、用途などに着目すると、共通点はほとんどありません。ハスラーにはクロスビーと違った魅力があります。

ハスラーは、SUVとワゴンを融合させた軽自動車です。街乗りはもちろんのこと、悪路での走行性も高いなどの理由から、幅広い層に人気を集めています。車両の形が独特で、カラーバリエーションが豊富であるなど、デザイン性があるのも人気の秘訣といえるでしょう。

ハスラーのほうがクロスビーより車体の大きさは小さいですが、車体が軽い分、燃費がよいです。室内空間はクロスビーより狭く、家族向けとはいえません。

上質さや安定感はクロスビーに軍配が上がります。1.0Lエンジンの力強い走りとしっかりとした足まわりやボディで、安定感のある走りが実現可能です。

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