更新日2022.11.29

トヨタ シエンタのグレードごとの違いとは?特徴や選ぶポイントを紹介

2022年8月にフルモデルチェンジが行われたシエンタは、最大7人乗りできるトヨタで最小のコンパクトミニバンです。おもにファミリー層から幅広い支持を集めています。

最上位グレードの「Z」、バランスの取れた標準グレードの「G」、エントリーモデルの「X」の3グレードにわかれ、パワーユニットや駆動方式、定員人数による分類は計18種類です。

この記事では、各グレードの特徴や選び方を具体的に紹介します。

この記事でわかること

  • ・シエンタの各グレードの特徴やメリット
  • ・どのグレードが、どのような方におすすめか
  • ・シエンタのグレードで迷ったら「ハイブリッドZ」がおすすめ
スタッフ

シエンタの特徴をグレード別に紹介します!

トヨタ シエンタは3グレード・18種類

トヨタ シエンタ
画像引用元:シエンタ|トヨタ自動車WEBサイト

2022年夏にリニューアルした新型シエンタには「Z」「G」「X」の3グレードがあり、特徴は次の通りです。

シエンタのグレード別の特徴

・Z:最上級グレード。充実した装備が魅力で、安全快適なカーライフを楽しめる
・G:価格を抑えながら装備もこだわった、バランスのとれた標準グレード
・X:最低限の装備で価格を抑えられるエントリーグレード

すべてのグレードが、ガソリン車とハイブリッド車にわかれ、ハイブリッド車は2WDとE-Four(4WD)から選べます。さらに5人乗りと7人乗りのいずれかを選べるため下の表にあるように18種類にわかれています。

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18種類もあるなんて!じっくり見比べなくちゃ!

▼シエンタのグレード別、燃費と車両本体価格

エンジン

グレード

駆動方式

燃費(WLTCモード)

車両本体価格(税込)

ガソリン

Z

5人乗り

2WD

18.4km/L

2,520,000円

7人乗り

18.3km/L

2,560,000円

G

5人乗り

18.4km/L

2,300,000円

7人乗り

18.3km/L

2,340,000円

X

5人乗り

18.4km/L

1,950,000円

7人乗り

18.3km/L

1,990,000円

ハイブリッド

Z

5人乗り

2WD

28.4km/L

2,870,000円

7人乗り

28.2km/L

2,910,000円

5人乗り

4WD
(E-Four)

25.3km/L

3,068,000円

7人乗り

25.3km/L

3,108,000円

G

5人乗り

2WD

28.4km/L

2,650,000円

7人乗り

28.2km/L

2,690,000円

5人乗り

4WD
(E-Four)

25.3km/L

2,848,000円

7人乗り

25.3km/L

2,888,000円

X

5人乗り

2WD

28.8km/L

2,380,000円

7人乗り

28.5km/L

2,420,000円

5人乗り

4WD
(E-Four)

25.3km/L

2,578,000円

7人乗り

25.3km/L

2,618,000円

「X」グレードの7人乗りモデルに限り、ハイブリッド車とガソリン車ともに生産は、2023年4月以降の予定です。

※福祉車両「ウェルキャブシリーズ」は、この記事では割愛します。

新型シエンタはサイズそのまま、燃費が向上

新型シエンタは、2022年8月にフルモデルチェンジした3代目のモデルです。

新型シエンタの特徴

・全長:4,260mm、全幅1,695mmのサイズは先代モデルと同じ
・全高は20mm高くなったため室内が広くなった
・丸みを帯びたやさしさを感じさせる外観に変化
・ヤリスのハイブリッド、1.5Lガソリンエンジンと同じ最新のパワーユニットになり、燃費と出力は向上

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ハイブリッド車の燃費のよさはミニバンではトップクラスです!

シエンタのグレードごとの違いは?

シエンタのグレード別の特徴、どのような人におすすめかを解説します。

最上位「Z」グレードはより快適なカーライフを楽しめる

シエンタ Zグレード
画像引用元:シエンタ|トヨタ自動車WEBサイト
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高級感ある車内と充実した装備。カーライフを快適なものにしたい人におすすめです。

最上位の「Z」グレードは、充実した装備が魅力です。

ヘッドランプは、1灯でロービームとハイビームを兼ねるバイビームLEDを搭載。シルバーの本革巻きステアリングなど内装も上質に仕上げられています。特殊な金属調塗装のグリルモールもZグレードならではのものです。

「Z」グレードの機能

「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」が標準装備で、足だけで自動開閉
レーダークルーズコントロールやアダプティブハイビームなど安全にこだわった装備が充実
「後席用サンシェード」が標準装備
オプティトロンメーターや7.0インチディスプレイを搭載
消臭・撥水撥油機能を備えたファブリック

内装の色をブラック・カーキ・フロマージュの全3色から選べるのもZグレードだけです。

「G」グレードはバランスの取れた標準モデル

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コストパフォーマンスを重視したい方におすすめです。

シエンタ Gグレード
画像引用元:シエンタ|トヨタ自動車WEBサイト

Gグレードは、価格を抑えながら装備もこだわった、バランスのとれたモデルです。シンプルな内装や2灯式LEDヘッドランプで、愛着のわくデザインは、子どもの送迎やショッピングなどさまざまなシーンにマッチします。

「G」グレードの特徴

「ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア」で指1本で開閉可能
シンプル内装のウレタンステアリング
アナログメーター、4.2インチディスプレイを装備
内装色は黒とカーキの2色から選択
ボディカラーは全9色から選べる

Gグレードでもメーカーオプションで、Zグレードと同様の装備をつけられるものもあります。ハンズフリーデュアルパワースライドドアや駐車支援を行うパノラミックビューモニター、シートヒーターなどです。

後席サンシェードのように、Zグレードでは標準装備されていてもGグレードではオプション指定できないケースもあります。オプションの内容によっては、2023年4月以降の生産となる点は注意が必要です。

「X」グレードはシンプルが魅力のエントリーモデル

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車両価格を抑えたい方、最低限の装備で充分な方におすすめです。

シエンタ Xグレード
画像引用元:シエンタ|トヨタ自動車WEBサイト

Xグレードは、シエンタのなかで車両本体価格の安いエントリーグレードです。グリルモールやホイール、ヘッドランプ・テールランプはGグレードと同様のデザインです。

「X」グレードの特徴

予防安全パッケージ「Toyota Safety Sence(トヨタセーフティセンス)」を標準装備
シンプルな内装で、ウレタンステアリング、アナログメーター、4.2インチディスプレイを装備
内装色は黒のみ
ボディカラーは白・黒・ベージュ・カーキの4色から選択

最も価格と機能を抑えたXグレードにも、安全性能へのこだわりから「Toyota Safety Sence」が搭載されているのは重要なポイントです。

Xグレードでもハイブリッド車や7人乗りを選べますが、7人乗りモデルは2023年4月以降の生産予定となっているので、注意が必要です。

より快適性を高めるオプションもある

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スタッフ

各グレードでオプションを設定すれば、さらに快適性をさらに高められます!

▼シエンタで追加可能なオプション(一部のみ掲載)

おもなオプション内容設定可能なグレード
ハンズフリーデュアルパワースライドドア外部から足の操作だけで左右のスライドドアを開閉するG(Zは標準装備)
コンフォートパッケージ(シートヒーター、ステアリングヒーターなど)ハンドルのグリップ部やシートの表面を暖めるZ・G
ドライブレコーダー前後方のカメラで車外の様子を撮影・記録し、万一のトラブルに備えるZ・G・X(Xはセットオプション)
天井サーキュレーター後席に送風する機能。天井からの風量を4段階で調節できるZ・G

オプションを設定すると、上位グレードの装備を部分的に取り入れられます。とくにGグレードは、Zグレードに劣らず多くのオプションをつけられるので、いいとこどりをしたお気に入りの1台が手に入ります。

おすすめのグレードは「ハイブリッドZ」

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ずばりハイブリッドZをおすすめします!

最上位のZグレードのハイブリッドモデルは、高価格で高機能です。全モデルのなかで、「ハイブリッドZ」のみ車両本体価格が300万円を超えるため、購入時の負担が大きいと感じられるかもしれません。

しかしハイブリッドモデルは、ガソリンモデルに比べて、手放すときの価格が高くなると期待されることが人気の要因になっています。

ハイブリッド車は燃費がよいため、燃料費を抑えられます。走行距離が長い方はよりメリットを感じられるでしょう。

カラーの種類も豊富で、モノトーン7色+ツートーン2色から選べるため、お気に入りの1台を選びやすいです。

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ユーザー

最上位のハイブリッドZなら、快適な走りを満喫できそうだね。

3列シートと2列シートの違い

画像引用元:シエンタ|トヨタ自動車WEBサイト

シエンタは最大7人乗りが可能な3列シートと、5人乗りの2列シートが用意されています。

いずれも用途にあわせて、シートを収納して荷物スペースを最大化させるなど、さまざまなシートアレンジが可能です。

前列2名のみが乗車して、2列目以降のシートをすべて荷物の積み込みスペースとして使用する「フラットラゲージモード」にすれば大容量の荷物を積み込めます。

3列シートと5人乗りの価格差は、すべてのグレードで一律4万円に設定されています。6人以上で利用する可能性がある方は7人乗りを検討してみましょう。

シエンタの競合車種もチェック!

ミニバンのなかでも小型サイズのシエンタがよく比較されるのはホンダ フリードです。どちらも、コンパクトサイズながら3列シートで、7人乗りできる共通点があり、小型サイズのミニバンとしての人気を分け合ってきました。

ここ数年は、販売台数はフリードが上回っていましたが、フルモデルチェンジを行ったばかりの新型シエンタが急速に販売台数を伸ばしています。

▼シエンタとフリードの比較

シエンタフリード
モデルHYBRID X 2WD(7人乗り)
HYBRID G 2WD(7人乗り)
車両本体価格2,420,000円2,655,400円
燃費(WLTCモード)28.5km/L20.9km/L
最高出力67kW/5,000rpm(エンジン)
59kW(フロントモーター)
81kW/6,000rpm(エンジン)
22kW/1,313-2,000rpm(モーター)

同様の条件でハイブリッド車の2WD(FF)、7人乗りの条件で比較すると、新型シエンタのほうが燃費はよく、車両価格は低いという結果でした。

車名別の販売台数ランキング(日本自動車販売協会連合会)によると、シエンタの順位は、発売直後の2022年8月こそ17位だったものの、9月6位、10月2位と好調な販売が続いています。それまで売れ行きのよかったフリードを大きく上回る結果です。

出典:乗用車ブランド通称名別順位

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よくある質問

Q
シエンタにはグレードによる違いは?
A

シエンタには3つのグレードがあります。最上位グレードの「Z」は快適なカーライフを楽しむに、標準グレードでバランスの取れた「G」は価格を抑えつつ、装備にもこだわりたい方に、エントリーグレードのXは価格重視で最低限の装備でよい方におすすめです。

Q
新型シエンタはどんな点が変わりましたか?
A

新型シエンタは、車高が高くなったため室内が広くなりました。車長や車幅は変わっておらず、小回りが利く特徴もそのままです。また、フルモデルチェンジにともなって燃費性能も向上しました。

Q
シエンタのグレードはどう選べばよいですか?
A

安全かつ快適なカーライフを求めるなら最上位の「Z」グレード、バランス重視ならスタンダードな「G」グレード、価格を抑えたいなら「X」グレードがおすすめです。各グレードには、燃費のいいハイブリッドモデルも用意されています。

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