日産 ノートは、電気自動車のような快適な走りを楽しめるコンパクトカーです。日々の通勤から休日の家族とのお出かけまで、さまざまなシーンで快適に走行できます。
しかし、同じように燃費性能が高いコンパクトカーがあるなかで、どの車を購入すべきか迷う方も多いでしょう。本記事を通してノートと競合車種の燃費性能や利便性を比較し、自分に合った1台を見つけましょう。
この記事でわかること
- ・ノートの燃費と競合車の燃費の比較
- ・ノートの維持費
- ・ノートがおすすめな方の特徴
目次
ノートの燃費をチェック!競合他車とも比較
日産 ノートは優れた燃費性能や走行性能が魅力のコンパクトカーです。2020年12月〜の現行モデルは全車にe-POWER(ガソリンエンジンとモーターを融合した電動パワートレイン)を搭載しています。ここでは、現行型ノートの燃費を競合車種や旧型と比較しながら見ていきましょう。
ノートのカタログ燃費
ノートのWLTCモード カタログ燃費は、2WDで28.4km/L、4WDで23.8km/Lです。
ひとつ前の2代目(2012年09月〜2020年11月)は、2WDで23.4km/L、4WDで18.4km/Lです。マイナーチェンジが行われるたびに燃費性能が向上しているので、燃費のよさを重視するなら年式の新しい車がおすすめです。
競合車種との燃費比較
ここでは、競合車種との燃費比較を紹介します。
▼競合車種の標準グレード(2WD)で燃費を比較
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |
日産 ノート | 28.4km/L | – |
ホンダ フィット | 29.4km/L | 20.4km/L |
トヨタ ヤリス | 35.4km/L | 21.6km/L |
トヨタ アクア | 33.6km/L | – |
ノートの燃費性能は、ヤリスやアクアよりやや劣ります。ホンダ フィットとは大差はありません。

トヨタ ヤリスはハイブリッド車のなかで圧倒的な燃費性能を誇ります。
ノートの実燃費
実燃費はユーザーが実際に走行する燃費に近い値となっているため、カタログ燃費よりも低くなるのが一般的です。カタログ燃費だけでなく実燃費を把握することで、実際に運転したときの燃費とカタログ燃費の差に驚かずに済みます。
▼ノートの実燃費
ハイブリッド車 2WD | 22.53km/L |
ハイブリッド車 4WD | 19.73km/L |
ノートの維持費をシミュレーション
ノートの燃料費や自動車税などの維持費が気になる方は、実際の費用をシミュレーションしてみましょう。年間維持費は、以下のとおりです。
▼ノートの年間維持費
ハイブリッド車 2WD | |
ガソリン代 | 約57,000円 |
自動車税 | 30,500円 |
任意保険 | 約60,000円 |
車検法定費用 (自賠責保険、自動車重量税、印紙代) ※2年ごと | 約35,200円 (自賠責保険:20,000円、自動車重量税:15,000、印紙代:1200円) |
車検点検料金 | 約40,000円 |
メンテナンス・消耗品費用目安 | 約30,000円 |
年間維持費合計 | 約245,000円 |
月間維持費合計 | 約20,400円 |
※自動車税、軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※任意保険は種類によって価格が変動します
ノートの年間維持費は、約24万円です。これらの費用に加えて駐車場代や高速道路代、洗車代などの費用が上乗せされるため、実際はこれらの費用より高くなる可能性もあります。4WDの場合はガソリン代がやや高くなりますが、車検費用や税金などは変わりません。
ノートの魅力

続いて、燃費以外のノートの特徴を見ていきましょう。主な特徴は以下の4点です。
全車にe-POWERを搭載
ノートの現行モデル(2020年12月〜)には、全車に第2世代e-POWERを搭載しており、電気自動車のような力強い加速性、なめらかな減速制御、静かな走行音が特徴です。発進・追い越しでもスムーズに加速し、エンジン音が気にならないので、長距離の運転でも乗り心地がよいでしょう。
また、SPORT、ECO、NORMALの3種類のドライブモードがあり、速度調整をしやすくなっています。高速道路の運転操作をサポートしてくれるプロパイロット(ナビリンク機能付)もオプションで搭載可能です。

e-POWERならではの静かでスムーズな走りを重視したい方におすすめの車種です。
運転支援性能・安全性能が充実
ノートは、自動車安全性能JNCAP最高評価「ファイブスター賞」を獲得しており、安全性能には定評があります。ノートは全車に、以下の運転支援性能と安全性能を搭載しています。
・衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)
・ペダル踏み間違い時加速抑制装置
・車線逸脱警報
・先進ライト(自動切替型前照灯など)
ノートは「車間距離のキープ」「車線中央のキープ」「カーブでの車速のコントロール」などの機能でドライバーの負担を軽減しています。
さらに、高速道路の単調な渋滞走行と長時間の巡航走行で、アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作をアシストするプロパイロットをメーカーオプションでつけることも可能です。
躍動感のあるエクステリア
ノートはコンパクトなボディでありながらも、躍動感の溢れるダイナミックなデザインが特徴です。先進的なイメージを実現したエクステリアデザインが評価され、2021年度にはGOOD DESING AWARDを受賞しました。
カラーは2トーン3色、モノトーン12色の全15色のラインナップから選べます。見た目や自分の好きなカラーにこだわりたい方にぴったりです。
室内空間の広さ
ノートはコンパクトカーでありながらも、室内空間は広々としているのが特徴です。後席でもゆったり座れ、ゆとりがあります。
シートアレンジも多彩で、後席を倒せばフルフラットにできます。運転席と助手席のシートは、簡単な手動操作でシートが回転し、スマートに乗り降りできるようになっています。
ノートはこんな方におすすめ

ノートが向いている方は、以下のとおりです。
- e-POWERならではの優れた走行性能・静粛性を重視したい方
- 安全性能や運転支援性能が整っている車が欲しい方
- 長距離ドライブでも快適に運転できる車が欲しい方
- 車内の広さも重視したい方
ノートは優れた燃費性能だけでなく、スムーズな加速や静粛性を重視したい方に向いています。e-POWERならではの走行や乗り心地は、ほかの車種では味わえません。
ノートの競合車種をチェック!
ノートの購入を検討する際には、競合車種の特徴も確認しましょう。
トヨタ:ヤリス

▲世界トップレベルの燃費性能を誇るコンパクトカー
トヨタ ヤリスは2022年新車販売台数がNo.1の乗用車です。世界トップレベルの燃費性能(※)で、ノートe-POWERよりも高い燃費性能を誇っています。コンパクト化と軽量化が追求されており、軽快な走行と優れた操縦安定性を実現しています。
ヤリスには「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティ センス)」が全車に標準装備されています。衝突や歩行者事故を防ぐための機能が備わっているので、安全性能を重視したいドライバーにぴったりです。
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トヨタ:アクア

▲スムーズな加速と燃費性能を両立した一台
2021年にフルモデルチェンジし、2代目となったトヨタ アクア。トヨタのハイブリッド車では初の「快感ペダル」が搭載され、アクセルペダルの操作だけで加速がコントロールできるようになりました。走行時は静かで揺れが少なく、ストレスが少ないのが魅力です。
安全性を重視するなら、2015年11月以降に発売された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」または「Toyota Safety Sense C」を搭載したモデルがおすすめです。
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ホンダ:フィット

▲高い燃費性能と快適な乗り心地が魅力のコンパクトカー
ホンダ フィットは、2001年から発売されているコンパクトカーです。フィットはどこに座ってもゆったりと過ごせる造りが特徴です。骨盤を安定させ、疲れにくくする「ボディースタビライジングシート」をフロントシートに搭載しています。フロントシート背部はカーブ形状になっており、後席でも脚を組み替えやすくなっています。
また、シートアレンジも多彩です。後部席を畳むと積み込みに便利な「ユーティリティー・モード」、後部席と助手席を畳んで長尺物を積み込む「ロング・モード」、後部の座席部分を跳ね上げて高さのあるものを積み込む「トール・モード」があります。
また、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備していており、安全性能にも定評があります。
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ノートの燃費を向上させる方法
ノートは、数あるコンパクトカーのなかでも燃費のよい車種です。ただ、燃費性能は乗り方によっても左右されるので、燃費をよくする運転を心がけることでさらによい燃費性能を引き出せるでしょう。
・急加速・急発進をせず、適切な速度で走行する
・アイドリングを控える
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・必要に応じてエンジンブレーキを使用する
・重量のある荷物を積み込んだままにしない
また、車のメンテナンスを定期的に行うことも燃費の向上に効果的です。エンジンオイルやタイヤの状態は、燃費性能に大きな影響を与えます。エンジンオイルやタイヤの交換に加えて、エンジンオイルフィルターの交換なども行うことで、よい燃費性能を維持できるでしょう。
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ノートは新車と中古車どちらがいい?
新車と中古車でお悩みの方は、納車時期や費用などの観点から考慮するとよいでしょう。
・車体カラーやオプションなどを自由に選びたい方
・コスパより新しさを重視したい方
・最新のe-POWERを搭載した車に乗りたい方
・現行型だけでなく幅広い選択肢のなかからお気に入りの一台を見つけたい方
・コスパを重視したい方
公式サイトによると「一部、仕様・グレード・カラーについては、生産上の都合でご用意できない場合がある」としています。新車だけでなく中古車も含めて探すと、カラーや仕様などでお気に入りの1台が見つかるでしょう。

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