自動車税をPayPayで支払うメリット・デメリットは？利用方法を解説

自動車税（種別割）はPayPayで支払うことが可能です。軽自動車税（種別割）は市区町村税なので、PayPayで支払えるかは市区町村によって異なります。PayPayの公式サイトで、各市町村における対応の有無を確認しましょう。

PayPayなら、納付書があればいつでもどこでもスマホから支払えて、手数料もかかりません。ただし、PayPayで支払うにあたっては注意点もあります。本記事を通して自動車税をPayPayで支払う方法やメリット、デメリットを把握しましょう。

自動車税・軽自動車税はPayPayで支払える

2023年1月時点、全国の都道府県において自動車税はPayPayでの納税に対応しています。

軽自動車税は市区町村税なので、PayPayで支払えるかは市区町村によって異なります。PayPayの公式サイトで、各市町村における対応の有無を確認しましょう。

引用元：自治体（税金など）のPayPay請求書払い – キャッシュレス決済のPayPay

PayPayを使った自動車税の支払方法

PayPayを使った自動車税の支払いはコンビニなどの店頭ではできず、自身のスマホで行います。支払いの流れは、以下の通りです。

自動車税はPayPay残高からのみ支払いできます。残高が足りない場合には、事前にチャージが必要です。

また、PayPayでの支払いの場合、領収書や納税証明書は発行されません。紙の領収書や納税証明書が必要な場合は、別の支払方法を検討しましょう。

自動車税はPayPayポイント還元の対象外である

自動車税や軽自動車税をはじめとする税金の支払いでは、PayPayポイントは貯まりません。

2022年3月まではポイント還元の対象だったので、「PayPayで払えばポイントが貯まる」といった情報が掲載されている場合があります。古い情報には注意しましょう。

自動車税をPayPayで支払うメリット

自動車税をPayPayで支払うメリットは、以下の通りです。

• コンビニや金融機関に出向く必要がない
• 現金を用意する必要がない
• 手数料がかからない

コンビニや金融機関に出向く必要がない

PayPayアプリの入ったスマホと納付書があれば、いつでも・どこでも自動車税を支払えます。コンビニや金融機関に出向く必要がないので、とても手軽です。

ただ、毎月第3日曜日 0:00から 6:00までは定期メンテナンスのため利用できません。また、自治体によっては期限が過ぎると、PayPay決済が利用できなくなるケースがあるので注意しましょう。

現金を用意する必要がない

コンビニなどで払込をする場合、必要な現金を持って支払う必要がありますが、PayPayなら手元に現金がない状態でも支払えます。お金を引き出して準備する必要がないので、手軽です。

手数料がかからない

PayPayでは、支払いの際に手数料がかかりません（※ パケット通信料は自己負担）。一方、クレジットカードで自動車税を支払う場合は、ほとんどの自治体で1件につき数百円程度の手数料がかかります。

自動車税をPayPayで支払うデメリット

自動車税をPayPayで支払うデメリットは、以下の通りです。

• 納税証明書が発行されない
• 期限を過ぎると利用できなくなる
• 納税後すぐに車検を受ける場合、PayPayの利用が難しい

納税証明書が発行されない

納税証明書は通常、納付書の該当箇所に収納押印されることで発行されるものです。たとえば県税事務所や金融機関、コンビニのレジなど、窓口で自動車税を支払ったときに押印されます。PayPayで納税した場合は、紙の納付書を使用しないので納税証明書が発行されません。車検で納税証明書が必要な場合があるので注意しましょう。

もし納税証明書が必要な場合は、PayPayなどのスマホ決済以外で自動車税を納付するようにしてください。

なお、PayPayで納税した後に納税証明書が必要となった場合には、各市町村の役場窓口や郵送などで発行の申請ができます。ただし、発行までの時間や交付手数料がかかるので注意しましょう。

期限を過ぎると利用できなくなる

自治体によっては、納税期限あるいは納付書の取扱期限が過ぎると、PayPayでの支払いが利用できなくなる場合があります。期限を確認したうえで支払うようにしましょう。

また、納付書の取扱期限内にPayPayで支払ったとしても、納税期限を経過していた場合には延滞金が請求されることがあります。納付書の取扱期限と納税期限は異なるため、納税期限内に納めましょう。

納税後すぐに車検を受ける場合、PayPayの利用が難しい

車検の際、運輸支局は本人の自動車税の納付をデータ上で確認します。PayPayなどスマホ決済で自動車税を納めた場合、運輸支局側が納付を確認できる状態になるまで約1週間程度かかることが多いです。そのため、支払いのタイミングによっては車検時に納税が確認できない可能性があります。

「納税後すぐに車検を受ける」などの理由で納税証明書が早急に必要な場合は、県税事務所の窓口やコンビニなどで納税しましょう。

自動車税をPayPayで支払うときの注意点

• 自治体によって支払方法や手数料が異なる
• 二重納付しないよう気をつける

自治体によって支払方法や手数料が異なる

自治体によって手数料や支払方法が異なるので、詳しい内容については各自治体のウェブサイト等を確認しましょう。また、どの都道府県もPayPayでの支払いには対応していますが、その他のLINE Payやau Payといったスマホ決済の対応の有無は異なります。

二重納付しないよう気をつける

PayPayで支払うと、納税済みで未使用の納付書が手元に残ることになります。「納税していない」と勘違いして二重納付してしまう恐れがあるので注意しましょう。納付書に納税済みである旨を記載するなど、二重納付を防ぐようにしてください。

自動車税をPayPay以外で支払う方法

自動車税をPayPay以外で支払う方法は、以下の通りです。

支払方法	詳細	手数料
現金払い	銀行や郵便局、コンビニ、県税事務所などでの現金払い	なし
クレジットカード	スマホ・PCなどからインターネット上で支払い手続きをする。クレジットカードによる納付方法	あり
ペイジー（Pay-easy）	インターネットバンキングを利用した決済方法（※）。ネット銀行のアプリやウェブからログインして支払いができる	なし
その他のスマホ決済	LINE Pay、au Pay、PayBなどの専用アプリなどを使ったスマホ決済	なし

自動車税の支払方法は、自治体ごとに異なります。各都道府県や市町村のサイトなどを必ず確認するようにしてください。

よくある質問