車を所有していても週一しか乗らない場合、事故や不具合のリスクは少ないと考えられます。しかし、運転頻度が少ないことで不具合が起こる可能性もあるため、どのような影響が想定されるかを知ったうえで定期的に点検することが大切です。
維持費をできるだけ減らしたい場合は、維持費の低い車に乗り換えたり、売却したりすることも検討してみましょう。
この記事でわかること
- ・週一しか車に乗らない場合の影響
- ・週一しか車に乗らないときに確認するべきポイント
- ・週一しか車に乗らない車の維持費を抑える方法
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目次
週一しか車に乗らないと起こりうる影響
車の運転頻度が週に一回程度の場合、毎日運転する場合と比べて不具合が起こる可能性は少なくなります。しかし、絶対に不具合が起こらないとはいえないため、定期的な点検が必要です。
特に、月に1~2回しか運転しない場合、バッテリーに関する問題や車の劣化が起こりやすくなることがあるでしょう。また、車を使用する頻度に関わらず、維持費がかかる点も知っておきたいポイントとなります。
バッテリーに関する問題が起こる
一般的な車の場合、バッテリーの寿命は2〜5年といわれています。運転の仕方にもよりますが、頻繁に乗っている車に比べて、あまり乗らない車のバッテリー劣化は早まる傾向にあります。
エンジンをかけない状態が続くと「自然放電」が起こり、時間経過と共にバッテリーの劣化が進行します。バッテリーの電力が不足してエンジンが始動できないだけでなく、車の寿命を縮めることにもつながるのです。

「久しぶりに運転しようと思ったら、バッテリー上がりでエンジンがかからない」ということも考えられます。
バッテリー上がりが起きたら、ロードサービスを呼ぶなどの対処を行いましょう。
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車が劣化する
使用頻度の少ない車では、「ドライスタート」と呼ばれるエンジン起動方法により、問題を引き起こす可能性があります。
エンジンオイルが乾いた状態でエンジンを始動させること
エンジンオイルが乾いた状態や不足している状態だと、部品が保護されないまま起動してしまうため、通常よりも部品の摩耗が早くなります。
エンジンの寿命を縮める原因にもなるため、結果として、車の劣化につながる可能性があるのです。
維持費がかかる
車に週一回しか乗らない場合、ガソリン代は節約できますが、自動車税や駐車場代、車検に関する費用などの維持費は、毎日乗る車と同様にかかります。
車の使用頻度が低い場合、公共交通機関やレンタカー、カーシェアを活用することで、移動に関する費用を減らせる可能性があります。

維持費を減らす方法について「週一しか車に乗らない人が維持費を抑える方法」で詳しく解説しています!
週一しか車に乗らないときに確認するべきポイント
週に一回の運転でも安全に乗るためには、不具合が起きていないかを定期的にチェックすることが大切です。具体的には、運転前に以下のポイントをチェックしておきましょう。
タイヤの空気圧は充分か
車のタイヤは「自然漏れ」という現象で、1か月で5〜10%近く低下するといわれています。
空気圧のチェックを怠り、低下した状態のまま運転してしまうと、タイヤの摩耗が早まるだけでなく、最悪の場合タイヤの破裂に繋がる可能性があるため注意が必要です。
さらに、空気圧が低いタイヤで運転すると燃費にも悪影響があるので、最低でも「月に1回」は空気圧をチェックしましょう。
バッテリーが切れていないか
バッテリーは、車を走行することで充電されるため、乗らない状態が長くなるとバッテリーが切れてしまう恐れがあります。
バッテリーの充電が空の状態はバッテリーの劣化を進めることにもなり、バッテリーが弱まっていると以下の不具合が起きる可能性があります。
・エンジンがかかりにくい
・ヘッドライトの明かりが弱い
・窓の開閉が遅い
違和感がみられない場合でも、バッテリーが切れていないことを必ず確認するようにしましょう。
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オイルが漏れていないか
車にしばらく乗らないと、エンジンが冷えてオイルが硬化することがあり、その結果オイルが漏れやすくなる場合があります。オイル漏れは、最悪の場合火災を引き起こす危険があるので、早めに気づいて対処することが重要です。
オイル漏れは、液体が漏れている場所や漏れている液体の状態、オイルレベルゲージの目盛りを見ることで確認できます。

オイルの確認方法や対処法はこちらの記事で詳しく解説しています!
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週一回しか車に乗らない場合の乗車時間や保管方法
週一回以下などの少ない頻度でしか車に乗らない場合、車を劣化させないための対処が必要です。
エンジンをかけておくだけでは不十分な可能性があるので、最低30分以上は運転することや、屋根のある車庫に保管することを意識してみましょう。
最低30分以上は運転する
週一回しか車に乗らない場合、エンジンやオイルが冷え切っている可能性があります。エンジンを温め、オイル類が循環しやすくなるように、最低でも30分以上は走らせましょう。
また、いきなりの加速は、部品に負担をかけるため問題が起こる可能性があるので、徐々に加速していくことが重要です。
屋根のある車庫に保管する
車を長期間屋外に放置していると、紫外線の影響や雨風によって車が傷みやすくなります。外部からの刺激を受けないためにも、屋根のある車庫に保管しましょう。
屋根がない場合は、車体の大きさに合わせたボディカバーを使用することも有効です。
月単位で乗らない場合は要注意
月に1〜2回しか運転しない場合、バッテリー切れやオイル漏れだけでなく、季節によってはサビやすくなるなど、さまざまな問題が想定されます。トラブルを防ぐために以下の対策も行いましょう。
・バッテリーのマイナス端子を外してバッテリー切れを防ぐ
・乾燥剤を置いて湿気によりカビを防ぐ
・定期的にエンジンをかけてオイルを循環させる
・必要に応じてオイル交換や補充を行う
・定期的にタイヤの位置を変えて摩耗を防ぐ
・カバーをかけて紫外線など外部からの影響を防ぐ

海外赴任などで長期間の乗らない場合は車の売却も視野に入れてみましょう。
週一回しか車に乗らない場合にかかる維持費
週一回しか車に乗らない場合でも、維持費の項目自体は毎日乗る場合と変わりません。
・ガソリン代
・自動車税(種別割)
・任意保険料
・車検法定費用
・法定点検費用
・部品交換費用
・その他(ローン返済、駐車場代など)
走行距離や運転の仕方によってはガソリン代を抑えられますが、そのほかは毎日運転する場合とほぼ同等の金額がかかります。
そのため、公共交通機関やレンタカーなどほかの交通手段で代替できるのであれば、車を売却したほうが経済的な負担を減らせる可能性があります。
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普通自動車の場合
普通自動車の維持費はどれくらいかかるのか、一例を見てみましょう。
一般的な運転頻度 | 週一程度の運転 | |
車種 | ホンダ フィット | |
ガソリン代 | 約110,000円 (燃費:18.5km/L) |
約45,000円 (燃費:18.5km/L) |
自動車税 | 30,500円 | |
任意保険 | 約60,000円 | |
車検法定費用 | 自賠責保険:20,000円 自動車重量税:15,000円 印紙税:1,200円 |
|
車検点検費用 | 約40,000円 | |
メンテナンス費用 | 約30,000円 | |
年間維持費目安 | 約307,000円 | 約242,000円 |
月間維持費目安 | 約25,000円 | 約20,000円 |
※一般的な運転:年間走行距離12,000km 週一の運転:年間走行距離5,000km
※レギュラーガソリン168円/Lで計算
上表を見ると、一般的な運転頻度の場合、軽自動車の年間維持費は約30万円、週一程度の運転の場合は24万円程度です。

ローンで購入していたり、駐車代を支払っていたりする場合はその金額もプラスされます。
一般的な運転頻度と比較すると、6万円以上安くなりますが、それでも年間24万円の維持費がかかるのです。
軽自動車の場合
軽自動車の維持費の一例を見てみましょう。
一般的な運転頻度 | 週一程度の運転 | |
車種 | ホンダ N-BOX | |
ガソリン代 | 約95,000円 (燃費:21.2km/L) |
約39,000円 (燃費:21.2km/L) |
自動車税(種別割) | 10,800円 | |
任意保険 | 約26,000円 | |
車検法定費用 | 自賠責保険:12,550円 自動車重量税:6,600円 印紙税:1,200円 |
|
車検点検費用 | 約40,000円 | |
メンテナンス費用 | 約10,000円 | |
年間維持費目安 | 約202,000円 | 約146,000円 |
月間維持費目安 | 約17,000円 | 約12,000円 |
※一般的な運転:年間走行距離12,000km 週一の運転:年間走行距離5,000km
※レギュラーガソリン168円/Lで計算
上表を見ると、一般的な運転頻度の場合、軽自動車の年間維持費は約20万円、週一程度の運転の場合は14万円程度です。
一般的な運転頻度と比較すると、6万円以上やすくなりますが、それでも年間14万円の維持費がかかるということがわかります。
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週一しか車に乗らない人が維持費を抑える方法
ガソリン代以外は車の使用頻度に関わらず維持費がかかります。週一しか乗らない人が維持費を抑えるなら、以下の方法を検討してみましょう。
軽自動車に乗り換える
軽自動車のほうが、普通自動車に比べて税金やガソリン代などの維持費が安く済む傾向にあります。特に、税金においては年間の負担が大幅に軽減されることが多いです。
現在乗っている車を売却し、その売却額で購入できる軽自動車があれば、追加で資金を作る必要がないだけでなく、長期的に維持費も削減できるでしょう。

こちらの記事では軽自動車含め、燃費のいい車をまとめて紹介しています。
レンタカーやカーシェアに切り替える
車を売却して、必要なときにレンタカーやカーシェアを利用したほうが、車にかかる費用を安く抑えられる可能性があります。
たとえば、レンタカーの場合、丸1日借りる場合でもガソリン代を含めて1万円以下で済むことが多く、最大でも4万円程度に収まります。
普通車の月の維持費が4万円程度なら、週一のレンタカー利用で同等かそれ以下の費用で済む可能性があります。

現在の車の維持費が4万円以上かかっているのであれば、節約できる可能性は高いです!
カーシェアの場合、24時間借りても7千円程度で利用できるプランもあるので、さらに経済的な選択肢になることもあるでしょう。
自動車保険のプランを見直す
車を手放さずに維持費を抑えるなら、自動車保険を見直すこともおすすめです。自動車保険の補償内容を見直し、不要な補償の解約などを行うことで、保険料を安くすることが可能です。
自動車保険のなかには、走行距離に合わせて保険料が変動する保険や、1日単位で契約できる保険もあります。これらの保険プランは、車の使用頻度によっては有効かもしれません。
現在加入している保険と比較して、自分のライフスタイルに合う適切なプランを契約しましょう。
週一以上乗らないなら手放したほうがいい?
車に乗る頻度が週一の場合、大きな不具合が起こりにくいですが、トラブルが全くないとは限りません。車に乗る頻度やトラブルの可能性を踏まえたうえで、手放すべきかどうかを考えることが大切です。
車の使用目的や車種、住んでいる地域によっても、手放したほうがいいか、所有しておいたほうがいいかは変わってきます。
たとえば、地域によっては、公共交通機関が少なかったり、レンタカーやカーシェアにも代替しにくかったりする可能性もあります。その場合、乗る頻度が少なくても、車を所有しておいたほうがよいかもしれません。

自身がライフスタイルを踏まえたうえで、適切な判断を行いましょう。
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週一程度など車の使用頻度が低い場合や、維持費を節約したい場合は、自分の車がいくらで売れるかを確認してみることもおすすめです。

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よくある質問
バッテリーは、車を走行することで充電されるため、乗らない状態が長くなるとバッテリーが切れてしまう恐れがあります。
バッテリーが上がると、運転しようとしてもエンジンがかからなかったり、車の寿命を縮めてしまったりする可能性があります。<
バッテリー上がりを防ぐためにも、週に一回は30分以上車を走らせるようにしましょう。
週一しか車に乗らないと、バッテリーに関する問題が起きたり、車の劣化につながったりする恐れがあります。また、週一しか乗らなくても、ガソリン代以外の維持費は毎日乗る場合と同程度かかる点はデメリットといえるでしょう。
週一しか車に乗らない場合は以下の点に注意しましょう。
- タイヤの空気圧は充分か
- バッテリーが切れていないか
- オイルが漏れていないか
詳しくは「週一しか車に乗らないときに確認するべきポイント」で解説しています。
車の維持費は車種や燃費、加入している任意保険など、さまざまな要因によって異なりますが、普通車の場合は年間約30万円、軽自動車は約20万円が目安です。
週一しか乗らない場合、一般的な運転頻度の人と比べてガソリン代がかからないため、年間6万円程度安くなる可能性があります。
詳しくは「週一回しか車に乗らない場合にかかる維持費」で解説しています。
月に1〜2回しか運転しない場合、バッテリー切れやオイル漏れだけでなく、湿気によるサビなど、さまざまな問題が想定されます。そのため、トラブルを防ぐ対策を行うことが重要です。
詳しくは「月単位で乗らない場合は要注意」で解説しています。
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