更新日2024.09.27

全損の車の買い替えに車両保険を利用できる!手続き流れや補償費用、特約を解説

「全損」とは、事故により車が修理不可能となった状態や、修理費用が車の価値を超える状態を指します。車が全損した場合、車両保険に加入していれば保険金が支払われ、新しい車の買い替え費用に充てられます

ただし、支払われる補償金で新しい車の購入費用の全額をカバーできるとは限りません。補償される金額は車両保険の補償範囲や特約によって異なるので、この記事で確認していきましょう。

この記事でわかること

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全損した車の買い替えに車両保険を使用できる!

自動車保険の車両保険に加入していると、車が全損した場合に保険金が支払われます。受け取った保険金は新しい車の購入に充てることが可能です。

なお、車を修理しない場合でも、保険金を請求できます。全損した車は、修理しても安全に乗り続けられる保証がないため、保険金で買い替えたほうが経済的負担が少なくなる場合があります。

ただし、車両保険金額は通常、契約時の市場価格(時価額)にもとづいて決まるため、新たな車の購入費用を全額カバーできるとは限りません。補償される金額は、車両保険の補償範囲や特約の有無によっても異なります。

スタッフ
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車両保険金額とは、車両保険で支払われる保険金の上限額のことです。

車両保険を使用できる「全損」の定義

全損とは、事故や災害などにより車が大きく損傷し修理不可能な状態、または修理費用が車の市場価値を超える状態を指します。全損には「物理的全損」と「経済的全損」の2種類があります。

物理的全損:車が完全に破壊され、物理的に修理不可能な状態
経済的全損:修理は可能だが、その費用が車の時価を超える場合

保険会社は、修理費用と車の市場価値を比較して、全損かどうかを判断します。なお、車が盗難に遭い、発見されない場合も「全損」として扱われます。

車両保険の役割と補償内容

車両保険は、事故や災害によって損害を受けた車の修理費用や買い替え費用を補償するものです。全損の場合、車両保険から支払われる保険金は、通常、車の価値(市場価格)にもとづいて決定されます。

ただし、付帯している特約によっては、新車購入時の価格が補償されるケースもあります。契約内容によっては車両保険の補償範囲が制限されている場合があるため、加入している保険会社の契約書などで契約内容の詳細を確認しておきましょう。

全損した車の所有権は全額を賠償した保険会社に移る

全損した車の所有権は、基本的に保険契約に従って処理されます。保険会社が車両価値の全額を支払った場合、民法第422条(損害賠償による代位)により、車の所有権は保険会社に移転することが一般的です。保険会社は車を引き取り、廃車手続きや再利用可能な部品の売却などを行います。

スタッフ
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もし、全損した車を保有し続けたい場合は、保険会社に相談してみましょう。

全損時に車両保険で補償される費用はいくら?

全損時の事故が車両保険の補償範囲に含まれる場合、車両保険金額の全額を支払われることが一般的です。

全損時に車両保険で補償される金額は、以下の3つの要素によって決まります。

車両保険で補償される費用を決める要素

・車の市場価値
・車両保険の契約内容(補償範囲や特約)
・免責金額(自己負担額)

ここからは、車両保険金額の決まり方を詳しく見ていきましょう。

1. 車の市場価値(時価額)で決まる

車の市場価値は、車の年式、モデル、走行距離、状態、地域の中古車市場価格などにもとづいて評価され、経年劣化により年々減少します。そのため、保険会社は車の市場価値を年1回の保険契約時に見直します

つまり、車両保険の車両保険金額は保険契約のたびに変わることが一般的です。現時点での車両保険金額は保険会社のマイページや保険証券などで確認してみましょう。

2. 車両保険の契約内容(補償範囲や特約)にもとづく

全損時の補償範囲や補償金額は、保険契約時に選択した補償範囲や特約も影響します。たとえば、補償範囲が限定されるタイプの車両保険に加入している場合、一般的には単独事故や当て逃げが補償対象外となります。

また、加入している特約によっては、新車購入時の価格をもとに補償されたり、追加の補償金が支払われたりするケースもあるでしょう。

スタッフ
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特約については「全損した車の買い替えに利用できる特約」で詳しく解説しています。

3. 免責金額(自己負担額)は差し引かれない

車両保険の免責金額(自己負担額)を設定している場合、通常は保険金から免責金額が差し引かれます。しかし、全損の場合は免責金額にかかわらず、車両保険金額の全額が支払われることが多いです。

スタッフ
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全損の場合、単独事故か車同士の事故かに関わらず、免責金額は差し引かれないことが多いのです。

車が全損したときに利用できる車両保険と特約【ケース別】

ここでは、単独で事故を起こした場合と相手がいる場合に分けて、使える保険や特約を紹介します。

  • 単独で事故を起こした場合
  • 車同士の事故の場合

単独で事故を起こした場合

単独事故とは、自分の車が単独で損害を受けた事故を指します。たとえば、運転ミスによる電柱やガードレールとの衝突などです。

車が全損した場合、単独事故が補償対象となる車両保険に加入してれば、契約金額の全額が支払われます。車両保険には、一般的に、限定範囲が限定される「エコノミー型」と、補償範囲が広い「一般型(フルカバー)」があり、単独事故の全損時に補償を受けるためには、一般型への加入が必要です。

スタッフ
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補償タイプの名称は保険会社によって異なるため、加入している保険会社の名称を確認してみましょう。

車同士の事故の場合

相手側の過失による事故で自分の車が全損した場合、相手側が任意保険に加入していれば、対物賠償保険の補償を受けられます。相手の保険会社が、車の市場価値にもとづいて保険金を支払います。

停車中の追突事故のように100%相手側に非のある「もらい事故」の場合、基本的に自分が加入する保険会社は介入できないため、損害賠償請求は自分でしなければなりません。一方、車両保険に加入している場合は、もらい事故でも補償を受けることが可能です。

もらい事故の場合は、過失割合にもとづいて、相手の対物賠償保険と自分の車両保険を利用することが一般的です。

全損した車の買い替えに車両保険を利用する流れ

全損した場合、車両保険で車の買い替え費用を賄うことが可能です。ここでは、全損で車両保険を利用する流れを説明します。

  1. 事故や損害の報告
  2. 保険会社による査定
  3. 保険金の受け取り
  4. 車の廃車手続き
  5. 新車の購入

1. 事故や損害の報告

事故や災害で車が全損した場合、まずは速やかに保険会社に連絡し、損害の詳細を報告しましょう。その際、事故の発生状況や損害の程度をできる限り正確に伝えることが重要です。警察への届け出や、必要に応じて修理業者に連絡を入れ、事故証明や損傷状況の確認を行います。

2. 保険会社による査定

その後、保険会社が車両の損傷状態を調査し、修理可能かどうかの判断を行います。全損と認定されると、保険会社は車の市場価値をもとに保険金を算出します。

スタッフ
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車の市場価値は、年式、モデル、走行距離、車両の状態などによって決まります。

3. 保険金の受け取り

全損が確定すると、保険会社から保険金が支払われます。支払われる保険金は、車の市場価値にもとづいて決定されます。新車購入特約や買い替え特約を付帯している場合、その内容にもとづいて追加の補償が受けられることがあります。

4. 車の廃車手続き

全損した車が保険会社に引き渡されると、保険会社が車の所有権を引き継ぎ、廃車手続きなどの処理を行います。廃車手続きを自分で行いたい場合や、全損した車を引き続き保有したい場合は、その旨を保険会社に相談してみましょう。

5. 新車の購入

保険金を受け取った後、その資金で新しい車を購入します。受け取った保険金が新車購入費用に足りない場合、その差額は自己負担となります。なお、新車を購入する際には、再度自賠責保険と任意保険への加入が必要です。

スタッフ
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これを機に新しい車両保険や特約内容を見直し、より適切な補償を選ぶとよいでしょう。

全損した車の買い替えに利用できる特約

特約を活用することで、全損した車の買い替えに伴う負担を軽減し、スムーズに新しい車への移行が可能です。ここでは、全損した車の買い替えに利用できる3つの特約を紹介します。

スタッフ
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特約の名称は保険会社によって異なる場合があります。

新車特約

新車特約は、車両保険に追加できる特約のひとつです。新車特約では、契約した車が一定期間内(通常は1年から3年)に全損した場合に、購入時の新車価格をもとに補償を受けられます。

通常、車両保険の補償金額は契約車両の市場価値にもとづいて決定されますが、新車特約をつけることで、新車購入時の金額が補償されるため、買い替え時に自己負担を大幅に軽減することが可能です。

新車を購入した際や、高価な車を所有している場合に特に有効な特約です。

全損時諸費用特約

全損時諸費用特約は、車両が全損と認定された場合に、通常の保険金に加えて、全損時に発生する廃車や買い替えの諸費用を補償する特約です。

この特約を利用することで、全損に伴う追加の出費をカバーでき、負担を軽減できます。具体的には、廃車手続きの費用や、新車購入時の登録費用、納車費用などが含まれます。

補償金額は契約内容にもとづいて決まりますが、通常、全損時に追加で数万円から数十万円程度が支払われることが多いです。

レンタカー費用に関する特約

レンタカー費用に関する特約は、自動車事故や故障などで車が使用できなくなった場合に、代車やレンタカーの費用を補償する特約です。修理期間中などの移動手段を確保でき、日常生活や仕事への影響を最小限に抑えることができます。

レンタカーの費用は保険契約で定められた上限額まで補償されます。上限額は日額で設定されていることが多く、日額5,000〜15,000円程度が一般的です。

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車両保険を利用する場合は買取に出すことはできませんが、車両保険を使わずに修理や買い替えを検討している場合は、中古車を購入することもひとつの選択肢です。

カーセブンでは、車の買取と販売を行っています。全損した車でも買取できる可能性があるので、今の車を売却して、売却金を受け取ることで、新しい車の購入費用に充てられるかもしれません。

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よくある質問

Q
事故で車が全損になったら、買い替え費用は請求できますか?
A

車が全損になった場合、車両保険の補償範囲に含まれる事故であれば、買い替え費用が補償されます。ただし、補償される金額は車の市場価値により決定されるため、買い替え費用の全額が補償されるわけではありません。

全損した車の買い替えに車両保険を使用できる!」で詳しく解説しています。

Q
車の全損では、車両保険でいくら補償されますか?
A

車両保険での補償額は、車の市場価値にもとづいて決まります。市場価値とは、同等の車が中古市場でどのくらいの価格で取引されているかを基準にしたものです。市場価値は年1回の保険契約時に算出されており、任意保険証などで補償金額を確認できます。

また、新車特約を付帯している場合は、購入時の価格に近い金額が補償されることがあります。

Q
全損の場合、保険の補償金額を満額受け取れますか?
A

全損の場合、基本的には、毎年の契約時に設定されている車両保険の金額の満額が支払われます。エコノミータイプ(限定補償)で契約している場合は単独事故の際に補償されないなど、契約内容と事故の状況によっては補償されない場合があります。

また、地震・噴火・津波により全損となった場合、通常の車両保険では補償されないケースが多いです。ただし、保険会社によって、地震・噴火・津波による損害に対する特約を付帯できる場合があります。

Q
全損扱いの車を乗り続けることはできますか?
A

保険会社が車両時価額の全額を支払った場合、民法第422条により、車の所有権は保険会社に移転されます。そのため、修理が可能であっても、勝手に修理して乗り続けることは基本的にできません。乗り続けたい場合は保険会社に相談が必要です。

また、車両保険を使わずに自費で修理する場合は、乗り続けることが可能です。いずれの場合も、全損した車は修理費用が高額になるため、新しい車に買い替えたほうが経済的負担が少なくなる場合があります。

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