更新日2023.03.17

ジムニーの燃費は悪い?競合車種との比較や年間維持費も紹介

ジムニーの燃費は競合車種に劣りますが、運転方法やメンテナンス方法によって改善できることもあります。急発進・急停止をしないエコドライブや、タイヤ空気圧のこまめな点検は燃費性能の向上に効果的です。

ジムニーには本格的な走破性やデザイン性など多くの魅力があり、「悪路やオフロード走行を楽しみたい」といった方に根強い人気があります。

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競合車種との比較、ジムニーの魅力も合わせて解説します。

この記事でわかること

  • ジムニーと競合車種との燃費の違い
  • 燃費を向上させるためのポイント
  • 購入前に知っておきたい注意点

ジムニーの燃費をチェック!競合車種とも比較

自動車選びでは購入費用だけでなく、燃費などの維持費に目を向けることも大切です。こちらではジムニーと競合車種の燃費性能を紹介します。

ジムニーのカタログ燃費

ジムニーのカタログ燃費は、MT車で16.2km/L(WLTCモード)、AT車で14.3km/Lとトランスミッション仕様によって異なります。2021年のマイナーチェンジ以降に販売されたジムニーは、AT仕様限定でアイドリングストップ機能が搭載されています。そのため、マイナーチェンジ前後で燃費性能が異なるので注意しましょう。

競合車種との燃費比較

▼競合車種との燃費比較(2022年4月現在)

車種

 トランスミッション(変速機)

 駆動方式

 燃費(WLTCモード)

スズキ ジムニー MT仕様 4WD 16.2km/L
AT仕様 4WD 14.3km/L
スズキ ジムニーシエラ MT仕様 4WD 15.0km/L
AT仕様 4WD 14.3km/L

スズキ ハスラー(ハイブリッドエンジン)

CVT仕様 2WD 25.0km/L
CVT仕様 4WD 20.8km/L

ダイハツ タフト(自然吸気エンジン)

CVT仕様 2WD 20.5km/L
CVT仕様 4WD 16.2km/L

ジムニーは、ハスラーやタフトなどの競合車種に比べて燃費性能が劣りますが、運転方法やメンテナンス方法によっては充分な燃費性能を得られます。また、燃費は走行環境によっても異なり、ジムニーは山間部、砂利道などの悪路での走行に強みがあります。

自動車購入の際には、カタログ燃費を見ることも大切ですが、実際の走行条件や環境を想定することも忘れないようにしましょう。

燃費を向上させるためのポイント

車の燃費は運転方法や走行条件、環境によって異なります。たとえばタイヤの空気圧が50kPaを下回ると、燃費が約3〜5%悪化するといわれ、運転時の急発進・急加速によっても燃費が悪化します。燃費の悪化を防ぐためにもタイヤの空気圧や運転方法に注意しましょう。

また、タイヤの空気圧調整やオイル交換などのメンテナンスは、燃費だけでなく車を長く乗るためにも大切なことです。燃費性能がいい車を長く乗るためにも、乗り方やメンテナンスなどのポイントをおさえておきましょう。

ジムニーの維持費をシミュレーション

ジムニーの燃料費や自動車税などが気になる方は、実際にどれだけかかるのかシミュレーションを行ってみましょう。ジムニーのAT仕様とMT仕様の年間維持費は以下の通りです。

▼ジムニーの維持費

車種ジムニージムニーシエラ
仕様MT、4WDMT、4WD
ガソリン代約85,000円約93,000円
軽自動車税/自動車税10,800円34,500円
任意保険約50,000円約74,000円
車検法定費用(自賠責保険・自動車重量税・印紙税)約30,000円約50,000円
車検点検料金40,000円約40,000円
メンテナンス・消耗品費用目安40,000円約40,000円
年間維持費合計約255,000円約331,500円
月間維持費合計約21,250円約27,625円

※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン140円/Lで計算
※軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※AT車はアイドリングストップ搭載車を想定
※任意保険は補償内容によって変動します。

ジムニーを購入し、維持するためには年間約26万円、ジムニーシエラでは年間約33万円の維持費がかかります。また、駐車場代や高速道路代などの費用も必要となるケースがあります。維持費のシミュレーションはご自身のライフスタイルや状況に合わせて行いましょう。

ジムニーの魅力と注意点

ジムニーは本格的な走破性能や耐久性の高さなどが魅力です。一方、乗り心地や燃費性能などの注意点があります。ジムニーを購入する際には、魅力と注意点の両方をおさえてお気に入りの1台を選びましょう。

本格的な走破性能とデザインが魅力

ジムニーの人気の秘密は、本格的な走破性とデザイン性にあります。

ジムニーの走破性の高さには、耐久性の高いラダーフレーム構造やアプローチアングルの大きさが関係しています。アプローチアングルとは、障害物を乗り越える際に車体に接触する角度をいい、角度が大きいほど障害物との接触するリスクが少なくなっています。

ジムニーはパートタイム4WDを採用しており、通常の車では走れない雪道や山道でも走行できます。ジムニーはパートタイム4WDに加えて、駆動方式を2WDと4WDの低速、高速の3段階に切り替えられるため、舗装路や雪道、ぬかるみのある急勾配など、悪路でも問題なく走行できることが特徴です。

ジムニーは走行性だけではなく、デザイン性の高さも評価されています。現行ジムニー(2018年〜)のレトロ感がある角張ったデザインに魅力を感じるユーザーも多くいます。また、先代のジムニーは丸みを帯びたデザインとなっているため、ユーザーの好みに合わせたデザインが選べることも魅力のひとつです。

【パートタイム4WDとは】

・前輪後輪の駆動するタイヤを手動で切り替えられる仕組み
・2WD使用時は燃費性能が上がり、4WD使用時は走破性が高い

購入前に知っておきたいジムニーの注意点

ジムニーは後部座席が狭く、荷物を乗せて利用する街乗りでは使い勝手が悪くなってしまうところが気になるポイントです。しかし、1〜2人乗車のアウトドア利用がメインの場合は、不便さを感じることなく使えます。ジムニーには走破性や燃費など、ほかの軽自動車にはない特徴があるため、実際の利用シーンをイメージしたうえで購入を検討しましょう。

根強い人気があるジムニーは、新車購入時に納車まで1年以上かかってしまうケースがあります。また、2020年1月頃に報告された新型コロナウイルス感染症の影響により、重度の半導体不足となり、さらに遅くなってしまう場合もあります。「ジムニーがすぐに欲しい」という方は中古車を探すことも視野に入れておきましょう。

ジムニーはこんな方におすすめ

【ジムニーをおすすめしたい方】

・山道や雪道などの悪路を走る方
・オフロード走行を楽しみたい方
・燃費や乗り心地など欠点が気にならない方
・カスタマイズを楽しみたい方

走破性が高くコンパクトなジムニーは、悪路やオフロードを走行したい方に向いています。燃費や乗り心地はハスラーなどに及びませんが、細かい欠点が気にならない走行を楽しみたい方にピッタリです。また、ジムニーは外装・内装に使えるカスタムパーツが多く、自分好みにカスタマイズできることも魅力のひとつです。

ジムニーは運転性能が特殊な車なので、購入前に1度は試乗を検討しましょう。試乗はカタログではわからない乗り心地や使い勝手がわかる貴重な機会です。

「試乗する際のポイントが知りたい」という方は、「中古車は試乗したから購入!試乗方法や8つのチェックポイントを解説」をご覧ください。試乗方法やチェックポイントを解説しています。

ジムニーの競合車種をチェック!

ジムニーの購入を検討する際には、次の競合車種をチェックしましょう。

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具体的に特徴を交えながら解説しますね!

スズキ:ハスラー

ハスラーは「遊べる軽」がキャッチコピーのスズキの軽SUVです。マイルドハイブリッドを全車に搭載しているため、燃費性能が高く、車内が広いことが特徴です。駆動方式を2WDと4WD、エンジンはハイブリッドとハイブリッドターボから選択でき、アウトドアや市街地利用などのニーズに合わせた購入ができます。

【マイルドハイブリッドとは】

減速時のエネルギーで発電、加速時にエンジンをアシストすることで燃費を向上させるシステム

ダイハツ:タフト

タフトは2020年にダイハツから発売された軽SUVです。運転席と助手席の上部がガラスで覆われている「スカイフィールドトップ」が採用されており、開放感のあるデザインが特徴です。また、悪路での走行性能はジムニーに劣りますが、舗装された道で走る場合の燃費性能が大きく上回っています。

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オフロードと街乗りの両方を楽しみたい方におすすめです!

スズキ:ジムニーシエラ

ジムニーシエラは、排気量とサイズが一回り大きくなった普通車仕様のジムニーで、上り坂や長距離移動に適しています。悪路での走行性もよく、排気量の大きさから余裕のある走行が可能となっています。

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高速道路などの長距離運転が多い方におすすめです!

ジムニーは新車と中古車どちらがいい?

新車と中古車のジムニーでお悩みの方は、納車時期やスペックなどの観点から選びましょう。

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新車と中古車を選ぶ際のポイントを解説していきます!

こだわりの1台が欲しい場合は新車がおすすめ

車体カラーやオプションなどを自由に選べる「こだわりの1台」が欲しい方には新車がおすすめです。しかし、新型コロナウイルス感染症や半導体不足の影響によって、納車が1年以上となっているケースがあります。「早くジムニーに乗りたい」という方は納車が早い中古車も視野に入れておきましょう。

すぐに欲しい場合は中古車がおすすめ

中古車は新車のように車体カラーやオプションなどが選べませんが、新車より早く入手できる傾向があります。現行(2018年〜)のジムニーは2018年発売と比較的新しいため、中古車でも状態のいいものが見つかるケースも多いです。

しかし、ジムニーは根強い人気があり、新車と変わらない価格で取引されることが多いことも留意しておきましょう。需要の高まりで、なかには新車より高額取引されているケースがあります。

購入費用を低く抑えたい方には、3代目ジムニーがおすすめです。ただし、1998年に発売された3代目ジムニーは現行とデザインが異なり、低年式の個体が多く見られます。中古車を購入する際は点検や試乗を行い、車の状況を把握しておきましょう。

まとめ

ジムニーを購入する際は、競合車種との比較と、維持費のシミュレーションを行いましょう。ジムニーの燃費は運転方法やメンテナンス方法によって改善できるため、エコドライブや点検で維持費を低く抑えることができます。

年式やグレード、車の状況などの条件を設定し、希望に沿った最高の1台を探しましょう。

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