更新日2024.03.13

車の安全装置とはどんなもの?機能や安全な車の選び方を紹介

車の安全装置とはどんなもの?機能や安全な車の選び方を紹介

車の安全装置には、事故の未然防止や、被害を最小限に抑える役割があります。ただし、すべての車に装備されているわけではないため、安全性を重視して車選びをする場合は安全装置が充実しているかを確認することが必要です。

車の安全装置は、事故から自分の身を守るための手段です。安全装置の特徴と評価方法を押さえて、より安全な車を選びましょう。

この記事でわかること

  • 車の安全装置の重要性
  • パッシブセーフティとアクティブセーフティの違い
  • 安全装置が充実した車の選び方

車の安全装置は事故率・致死率を下げる重要なもの

車の安全装置は、交通事故による死傷者数を減らす重要な装置です。安全装置のなかには、運転者や同乗者を事故の衝撃から守るもの、車と接触した人や車への衝撃を和らげるものなど、さまざまな種類があります。

国土交通省の調査では、安全装置の導入や性能向上によって2005年に6,000人を超えていた死傷者が、2019年には3,000人以下となったとされています。そのため、安全装置を備えた車に乗ることが、自分自身と社会を守ることに繋がるのです。

2021年11月から新型車の衝突被害軽減ブレーキ装着が義務化

安全装置導入による死傷者数の減少や、未就学児の安全確保、高齢運転者の事故防止を目的に、衝撃被害軽減ブレーキの装着が義務化されました。

▼衝撃被害軽減ブレーキの装着が義務化される時期

安全装置名 国産車 輸入車
新型車 2021年11月 2024年7月
継続生産車 2025年12月 2026年7月
軽トラック 2027年9月

新型車とは、規制以降にフルモデルチェンジや新しい型式として製造・販売された車をいい、継続生産車は規制以前から製造・販売されていた車を指します。つまり、新車で購入した場合に装着されているわけではなく、車のモデルチェンジや製造時期によって装着の有無が異なります。

車の安全装置の種類

車の安全性能は、想定する事故と装備目的によって、さまざまな種類があります。ここでは、パッシブセーフティとアクティブセーフティ別に解説します。

パッシブセーフティ

パッシブセーフティとは、事故発生時の被害を最小限に抑えるための安全装置です。運転者や同乗者だけではなく、接触する相手となる車や歩行者への被害も抑える効果があります。

▼代表的なパッシブセーフティ

安全装置名 特徴・役割
衝撃吸収構造ボディ

事故の衝撃を分散・吸収する車体構造で乗員と歩行者を守る。
接触するとボンネットが開き、歩行者への衝撃を緩和する車種もある。

3点シートベルト

肩と腰の左右を固定するシートベルト。
事故発生時の同乗者との接触・車外への飛び出しを防止する。

SRSエアバッグ

衝突を感知し、空気で膨らませた袋で乗員の衝撃を緩和する。
前方からの衝撃に対応する「フロントエアバッグ」と側方に対応する「SRSカーテンエアバッグ」などがある。

チャイルドシート

シートベルトが利用できない乳幼児を事故の衝撃から守る。
6歳未満の乳幼児への着用が義務付けられている。

アクティブセーフティ

アクティブセーフティとは、事故を未然に防止するための安全装置です。アクティブセーフティには、事故を自ら防止するためのクラクションや、危険を検知した車が自動で操作するものがあります。

安全性能をパッケージ化している自動車メーカーがほとんどです。たとえば、トヨタは「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティセンス)」、ホンダでは「Honda SENSING(ホンダセンシング)」と呼ばれています。

▼代表的なアクティブセーフティ

安全装置名 特徴・役割
衝突被害軽減ブレーキ

レーダーなどで前方の車や歩行者を検知し、警報で運転者へブレーキを促す、または自動でブレーキ操作を行う。

ABS

急ブレーキでのタイヤロックを防止し、車のスピンを防ぐ。
正式名称は「アンチロック・ブレーキシステム」。

誤発進抑制機能

前方に障害物がある状態でアクセルを踏んだ場合の急発進を抑制する。
アクセルの踏み間違いによる事故を防止でき、停車時や低速時に作動するものが多い。

車線逸脱抑制機能

車が車線からはみ出しそうになった際に警報でハンドリングを促す、または自動でハンドル操作を行う。
方向指示器を操作すると、基本的に作動しない。

安全性の高い車の選び方

事故を未然に防止したり、事故の被害を最小限に抑えたりするには、安全性能の高い車を選ぶことが重要です。ここでは、安全性能の高い車の選び方を紹介します。

自動車安全性能評価を確認する

独立行政法人 自動車事故対策機構では、車の予防安全性能と衝突安全性能から「自動車安全性能評価」を行っています。安全性能は5段階で評価され、安全性が高い車になるほど評価点も高くなります。自動車安全性能評価は、安全性能が高い車を選ぶ際に適した判断材料といえるでしょう。

初めての車選びで不安を抱えている方は、こちらの記事を参考にしてください。

なお、自動車安全性能評価は、自動車事故対策機構のHPで確認できます。

中古車は装備内容を店員に確認する

車の安全装置は、購入するモデルや販売時期によって同じ車種でも異なるケースがあります。

特にモデルチェンジ前に販売された中古車は、安全装置が装着されていない可能性があるため注意が必要です。購入を検討している中古車に安全装置が装備されているか不安を感じている方は、販売店に必ず確認しておきましょう。

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スタッフ

カーセブンでは、車の仕様と安全装置の装備状況をしっかり説明いたします!

よくある質問

安全装置はメーカーで差はありますか?

メーカーによる大きな差はありません。ただし、同じメーカーであっても車種によって安全装置が異なる場合があるので、車種ごとに比較する必要があります。

安全装置は後付けできますか?

誤発進抑制機能など、一部の安全装置は後付けが可能です。安全装置を取り付ける際は、ディーラーや販売店、カー用品店などで対応している店舗を探して依頼しましょう。

まとめ

車を購入する際には、安全装置の仕様や装着状況の確認が大切です。本記事で紹介した安全装置の特徴や車選びのポイントを参考に車を選んでみてください。安心して運転するためにも、安全性能がより充実した車を選びましょう。

中古車購入の際に、安全装置の装着状況に不安を感じている方は、ぜひカーセブンにご相談ください。安全装置の特徴・役割を、ご安心いただけるまでしっかり説明いたします。

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