スズキ ソリオとトヨタ ルーミーはどちらも広い室内空間が魅力のコンパクトハイトワゴン。ボディサイズや外装・内装のデザインが似ていることから、2車のどちらを選ぶか悩む人も多いです。
一見すると大差なく感じられますが、比較することでデザインや性能の細かな違いが見えてきます。それぞれの特徴を踏まえてうえで、用途や好みに合わせて選んでいきましょう。
この記事でわかること
- ソリオ・ルーミーの特徴一覧
- ソリオ・ルーミーを8項目で比較
- ソリオ・ルーミーそれぞれおすすめな人

ソリオとルーミーの違いを知ったうえで自分や家族に合う車を選びましょう!
目次
ソリオとルーミーの特徴を比較!それぞれおすすめな人は?
まずは、ソリオとルーミーの基本的な特徴を以下の表で比べてみましょう。
ソリオ | ルーミー | |
ボディサイズ | 全長3,790mm 全幅1,645mm 全高1,745mm | 全長3,700mm 全幅1,670mm 全高1,735mm |
室内寸法 | 長さ2,500mm 幅1,420mm 高さ1,365mm | 長さ2,180mm 幅1,480mm 高さ1,355mm |
新車価格 | 151.6万円〜 | 146万円〜 |
燃費(税込) | ハイブリッドなし:19km/L 86,316円 ハイブリッドあり:19.6km/L 83,673円 | ターボなし:18.4km/L 89,130円 ターボあり:16.8km/L 97,619円 |
おすすめの人 | ・維持費の安さを重視する人 ・乗り心地を重視する人 | ・長距離を運転しない人 ・大きな荷物を載せたい人 |
それぞれの詳細をご説明します。
ソリオの特徴とおすすめな人
ソリオには、派生モデルの「ソリオバンディット」もありますが、基本スペックはほぼ同じです。ソリオは燃費性能に優れるマイルドハイブリッドが選択できます。
ハイブリッドシステムの一種です。減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にはその電力を活かしてエンジンをアシストするため、さらなる燃費の向上を実現します。
サイドエアバッグとカーテンエアバッグが標準装備なので、オプション追加の必要がなく安心して運転できます。ガソリン車の場合、車両重量が1t以下なので、ルーミーよりも車検時に支払う自動車重量税が少し安くなります。そのほか、背の高い荷物を載せやすいことや、4気筒エンジンで静粛性に期待できることも特徴です。
・燃費がいい
・制度エアバッグとカーテンエアバッグが標準装備
・自動車重量税が比較的安い
・背の高い荷物を載せやすい
・静粛性が期待できる

維持費を重視する人におすすめです!
ルーミーの特徴とおすすめな人
広々とした空間と走行性能の高さが魅力のルーミー。荷室までの地上高が低いので重い荷物も載せやすく、防汚シートつき多機能デッキボードつきで、自転車などの大きなものや汚れた荷物も載せられます。パワーのあるターボエンジンを選べるため、高速道路も走りやすいことも特徴です。また、排気量の関係で自動車税がソリオよりも安くなります。
・小回りが利く
・多い荷物を乗せやすい
・汚れた荷物を乗せられる
・走行性能が高い
・自動車税がソリオより安い

街乗りメインで長距離を運転しない人におすすめです!
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ソリオとルーミーの比較内容をチェック!
ソリオとルーミーの違いをまとめると以下のとおりです。
比較点 | 違い |
小回りのよさ | ・ルーミーは小回りが利く |
荷室の使いやすさ | ・ソリオは背の高い荷物を使いやすい ・ルーミーは重い荷物も載せやすい |
走行性能 | ・ソリオは4気筒エンジンで静粛性に期待できる ・ルーミーはターボエンジンを選べるためパワーがあり高速も走りやすい |
維持費 | ・排気量の関係でソリオよりルーミーのほうが自動車税が安い |
ここでは、ソリオとルーミーを以下8つの観点から比較していきます。
車両価格
ソリオ | ルーミー | |
新車価格(税込) | 15.6万円〜 | 146万円〜 |
最安グレード | ソリオG | ルーミーX |
中古車価格相場(税込)※ | 118万円〜 | 50万円〜 |
※中古車販売店における現行モデル(ソリオ:2020年/ルーミー:2016年)の相場価格
ソリオとルーミーの価格を比較すると、全体的にルーミーのほうが安いとわかります。
外装デザイン
ソリオとルーミーの外装デザインの違いを見てみましょう。
▼ソリオ

画像引用元:【公式】スズキ公式サイト
ソリオには標準モデルのほか、ソリオバンディットというカスタムモデルがあります。ソリオバンディットは「HYBRID MV」グレードのみとなっています。

画像引用元:【公式】スズキ公式サイト
ソリオバンディットはボディカラーが11色で、ソリオにはない2トーンカラーも選べます。
▼ルーミー

画像引用元:【公式】トヨタ公式サイト
ルーミーはカスタムとノーマルで外装デザインが異なり、ノーマルはカジュアルなフェイスが特徴です。

カスタムはノーマルよりも高級感のあるデザイン。ノーマルにはないメッキ加飾や専用バンパーなどが施されています。
画像引用元:【公式】トヨタ公式サイト
インテリアデザイン
▼ソリオ

画像引用元:【公式】スズキ公式サイト
コンパクトなボディサイズながらも広い室内が魅力のソリオ。2020年発売の現行モデルではさらに室内空間が広がり、5人乗りでもたくさんの荷物を載せられます。頭上や足元もゆったりしているので、快適に過ごしやすくなっています。また、後席をスライドすることで部分的に広さをアレンジすることも可能です。
ソリオとソリオバンディットでは室内インテリアが異なり、ソリオバンディットは高級感のある上質なデザインになっています。
▼ルーミー

画像引用元:【公式】トヨタ公式サイト
ルーミーも室内空間が広く、5人乗りでゆったりとくつろげます。後部座席のシートバックをそれぞれ別々にスライドできる6対4分割可能倒式リヤシートを採用しているので、乗車人数や荷物の大きさに合わせて多彩なアレンジが可能です。前席から後席への移動や、運転席と助手席の横移動がしやすいところもポイントです。
小回りのよさ
ソリオ | ルーミー | |
ボディサイズ(mm) | 全長3,790 全幅1,645 全高1,745 | 全長3,700 全幅1,670 全高1,735 |
最小回転半径(m) | 4.8 | 4.6 |
ソリオとルーミーはボディサイズに大きな差はありませんが、全長はソリオが少し高く、全幅はルーミーが少し広くなっています。最小回転半径はソリオが4.8m、ルーミーが4.6mなので、ルーミーのほうが小回りが利くことがわかります。
荷室の使いやすさ
ソリオとルーミーでは、それぞれ荷室に特徴があります。
▼ソリオ

画像引用元:【公式】スズキ公式サイト
ソリオは2WD車荷室の床下にサブトランク、4WD車にはラゲッジアンダーボックスがあります。普段使わないものを入れておけるほか、ベビーカーなど高さのある荷物を載せる際に便利です。
▼ルーミー

画像引用元:【公式】鹿児島トヨタ
ルーミーはソリオに比べて荷室内に高さがあるため、大きい荷物の出し入れがしやすくなっています。後部席のスライド量が240mmと大きく、5人乗っている状態でも荷室のスペースを広く取れます。防汚シートつきの多機能デッキボードにより、自転車を載せやすい点も魅力です。
安全性能の高さ
ソリオとルーミーは、どちらも先進安全装備を搭載しています。ルーミーは全グレードに装備されていますが、ソリオは「G」「HYBRID MX」で非装着車を選択できます。新車であれば、あえて外さない限りついていますが、中古車を選ぶ際は注意しましょう。
また、ソリオはサイドエアバッグとカーテンエアバッグが標準装備ですが、ルーミーの場合、エアバッグを搭載するにはオプション追加が必要です。
衝突安全性能は、自動車安全評価を比較するとどちらも星4つの同等レベルなので、安全性に大きな差はないといえるでしょう。
走行性能
ソリオとルーミーそれぞれの走行性能の特徴を見てみましょう。
ソリオ | ・1.2L 4気筒エンジン ・マイルドハイブリッド選択可能 ・最高出力67kW/6,000rpm ・最大トルク118N·m/4,400rpm |
ルーミー | ・1L直列3気筒エンジン ・ターボエンジン選択可能 ・最大出力51kW/6000rpm(ターボ:72kW/6000rpm) ・最大トルク92N·m/4,400/r.p.m. |
ソリオのほうがエンジンの排気量が大きく、マイルドハイブリッドを選べるため燃費がいいことも特徴です。ルーミーはターボエンジン仕様を選択した場合、ソリオより走行性能が高くなります。
また、一般的に4気筒エンジンは3気筒エンジンより振動が少ない傾向があります。ソリオはプラットフォームのよさやNVH(振動・騒音)対策が充実していることもあり、静粛性や乗り心地のよさが期待できます。
燃費や税金などの維持費
ソリオとルーミーそれぞれの年間燃料費とエンジンを以下の表で比較してみましょう。
ソリオ | ルーミー | |
燃費※1 | ハイブリッドなし: 19km/L(WLTCモード)86,316円 ハイブリッドあり: 19.6km/L(WLTCモード)8,3673円 | ターボなし: 18.4km/L(WLTCモード)89,130円 ターボあり: 16.8km/L(WLTCモード)97,619円 |
排気量/自動車税※2 | 1.2L/30,000円 | 1L以下/25,000万円 |
※1 年間1万km走行、レギュラーガソリン164円で計算
※2 令和4(2022)年度自動車税(種別割)税率早見表をもとに計算
上表を見ると、燃費はソリオのほうがいいですが、排気量の違いから自動車税はルーミーのほうが少し安いことがわかります。自動車重量税を含めた全体的な維持費を重視して選ぶのであれば、ソリオのマイルドハイブリッドをチェックしてみましょう。
よくある質問
燃費や維持費を重視したい人やパワーのある車を選びたい人にはソリオ、街乗りが中心で長距離運転をしない人や、自転車などの大きい荷物を載せたい人にはルーミーがおすすめです。
2022年1〜6月の販売台数を見ると、ソリオが17,484台、ルーミーが65,424台となっており、ルーミーのほうが人気であるとわかります。それぞれの特徴を比較したうえで、好みやライフスタイルによって自分に合うほうを選ぶとよいでしょう。
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