現在はSUVが大ブームになっていますが、たくさんの荷物を積んで出かけることができる車といえば、ステーションワゴンの存在も忘れてはいけません。
ステーションワゴンにはSUVにはない長所がたくさんあります。ボディタイプ的にはSUVの影に隠れてかつてほどの盛り上がりはないものの、根強いファンはたくさんいます。

今回はステーションワゴンの魅力とおすすめモデルを紹介していきます。
この記事でわかること
- ・SUVと比べたステーションワゴンのメリット
- ・日本で新車が手に入るステーションワゴン一覧
- ・日本車&輸入車 おすすめステーションワゴン
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
ステーションワゴンとはどんな車?
そもそもステーションワゴンとはどんな車なのでしょうか。まずはそこから紐解いていきましょう。
日本ではライトバンが元祖

▲1965年にデビューした2代目日産 セドリックのワゴン。セドリックは早くからバン/ステーションワゴンをラインナップしていました。

ステーションワゴンは、コンパクトカーの荷室部分を長くしたような形をしています。
ほとんどのモデルはセダンのトランク部分まで車の屋根を延ばし、トランクのフタではなくバックドアを設けていると思って間違いありません。そのため、ステーションワゴンがある車種にはセダンもラインナップしている車種が多くなります。
日本ではもともとビジネスシーンでの「たくさん荷物が積める小さな車が欲しい」という需要に応えるために開発されたため、ライトバンと呼ばれる商用車が主流でした。ライトバンは一応リアシートもついているものの、人が快適に座ることは想定されておらず、リアシートを格納して荷物を積む使い方が主流でした。
1980年代後半から空前のワゴンブームが訪れる

▲日本にステーションワゴンブームを巻き起こした初代スバル レガシィツーリングワゴン
一方で欧米では車にたくさんの荷物を積み、家族で長期のバカンスに出かける文化が根づいています。そのため、荷物がたくさん積めて乗員の快適性も高めたステーションワゴンが人気でした。
1980年代になると日本でもレジャーを楽しむ人が増え、徐々にステーションワゴンが増えていきます。また、メルセデス・ベンツやボルボなど、海外のステーションワゴンに注目する人もいました。
そして1989年にスバルからレガシィツーリングワゴンが登場。乗用車ベースの快適性、2L水平対向エンジン+ターボによるスポーツ性、フルタイム4WDによる走破性と直進安定性などが多くの人から支持されて爆発的にヒット。日本にステーションワゴンブームが到来しました。
日本では販売車種が激減。でも海外では定番の選択肢

▲海外ではプレミアムモデルにもステーションワゴンが設定されています。写真はBMW 5シリーズツーリング
ところが1990年代後半からは大勢で乗れるミニバンがブームになり、2000年代になると軽自動車でも背を高くして空間を広げたモデルが台頭。そして2010年代はSUVが空前のブームとなりました。

これらの影に隠れて日本ではステーションワゴンの販売車種が激減。フレームを共用するセダンも人気が落ちてしまったこともステーションワゴンが少なくなった理由の一つと言えます。
ところが、海外では現在でもステーションワゴンがたくさん販売されていて、なかでもドイツではほとんどのメーカーでワゴンをラインナップしています。
ちなみにステーションワゴンは、メーカーによって「ツーリング」「エステート」「SW」「アバント」「ヴァリアント」などの呼び名があります。また、車種によっては専用の名称が付けられているケースもあります。
ワゴンを3台乗り継いだ筆者が感じた、ステーションワゴンがSUVより優れている部分はコレ!
筆者はそこまで頻繁に車を乗り換えるほうではないし、複数台所有も未経験。そのためこれまで乗り継いだ車は9台ですが、そのうち3台がステーションワゴンでした(ちなみにSUVは1台)。その経験からSUVよりステーションワゴンのほうが優れている点を考えてみました。
荷物が積みやすい

▲重い荷物でも高いところまで持ち上げなくていいので楽(写真:スバル レヴォーグ)
車高が高いSUVは、荷物を高くまで持ち上げる必要があります。普通の荷物ならなんてことないのですが、重量のある荷物だと意外と大変……。ステーションワゴンは荷室までの高さがSUVよりも低いので、重い荷物を楽に積めます。

また、ルーフキャリアやルーフラックに荷物を載せるのもSUVより楽にできます。
高さ制限のある立体駐車場にも入庫可能

▲ほとんどのモデルが高さ制限1,550以下の駐車場に入庫できます(写真:ホンダ ジェイド)
ステーションワゴンは基本的に全高が1,550mm以下。そのため高さ制限のある立体駐車場にも入庫できます。
全幅もそこまで広くない

▲BMW 3シリーズは先代まで日本仕様のドアノブ形状を変更して全幅が1,800に収まるようにしていました
基本的には同じ車種のセダンと全幅は同じものが多く、ショッピングモールなどの駐車場に停めやすいのもメリットです。

ただ、車種によっては全幅が広めで機械式駐車場の制限を超えるケースもあるので、事前に確認を!
低重心
SUVの最大の特徴は最低地上高を高くしたスタイル。エンジンをはじめとする重量物が一般的な車より高い位置にあるぶん、重心も高くなっています。一方で重心がセダンとほぼ変わらないステーションワゴンは、スポーティに走れるという特徴があります。もちろんこれには重心以外の要素も関係していますが、走りがいいことはステーションワゴンの長所と言えるでしょう。
タイヤ代がSUVより安い
税金やオイル代などはどちらも車種により異なりますが、維持費で変わってくるのがタイヤ代。SUVは全般的にタイヤが大きいため、その分価格が高くなります。タイヤ交換はしょっちゅうするものではありませんが、SUVは交換が必要になった時、価格を見て驚くかもしれません……。ステーションワゴンは基本的に同車種のセダンと同じタイヤになります。
洗練されたデザイン
SUV人気の大きな理由がデザイン性。大きなタイヤと厚みのある力強いボディ、そしてタフなスタイルから都会的なものまでバリエーション豊かなことが魅力です。セダンをベースにしたステーションワゴンは、洗練された上品なデザインのものが多くなっています。デザインは乗る人の好みによるところが大きいものですが、ステーションワゴンのデザインはSUVに引けを取らないということはお伝えしておきたいです。
ステーションワゴンを選ぶ時のポイント
では実際にステーションワゴンを選ぶ際にどんなところに注目すればいいのでしょうか。ここからは購入時のポイントを見ていきましょう。
日本車(国産車)にするか、輸入車にするか
前述したように現在は国産ステーションワゴンのラインナップはかなり少なくなっています。そのため、ステーションワゴンにこだわって探すなら輸入車も検討対象にしたいところ。
これまで国産車を乗り継いできた人だと輸入車には抵抗を感じる人もいるかもしれません。でもかつてのような「輸入車は壊れやすい」ということはほとんどなくなっていると言っていいでしょう(もちろんまったくないとは言いませんが)。
ボディサイズ
ステーションワゴンのサイズは大きく分けると以下の3種類に分類されます。
・コンパクトサイズ:全長が概ね4,500mm以内
・ミドルサイズ:全長が概ね4,500〜4,800mm
・ラージサイズ:全長が概ね4,800mm以上
ボディサイズにより普段使いのしやすさ、後席の広さ、荷室の広さが変わってきますし、サイズが大きくなるほど価格も高くなります。

何を優先するかじっくり考えながら検討しましょう。
駆動方式

▲スバルはスポーツ性を高めるために4WDのみの設定となっています。
駆動方式は2WD(FFまたはFR)と4WDが用意されています。冬はスキーやスノーボードで雪道を走る機会が増えるなら4WDを選びたいところ。雪道を走る機会が少ないのであれば2WDでも支障はありません。スバルのステーションワゴンは雪道の走破性はもちろん、あらゆる道で安定感のある走りを得るために4WDのみの設定になっています。
荷室の使いやすさ
荷室の広さがステーションワゴンの特徴ですが、タイヤハウスの張り出し方、後席の分割可倒方法、トノカバーの使いやすさ、ラゲッジネットの有無などは車種ごとに異なります。どんな荷物を積むかでも使いやすさが変わってくるので、購入時はショップのスタッフに実車を見ながら相談してみましょう。
【現行】新車を買えるステーションワゴン全32モデル

今、日本ではどんなステーションワゴンを買うことができるのか。一覧にしてみました。
車種 | メーカー | サイズ | 生産国 |
|
トヨタ | コンパクト | 日本 |
コンパクト | |||
マツダ | ラージ | ||
スバル | ミドル | ||
|
メルセデス・ ベンツ |
ミドル | ドイツ |
|
ラージ | ||
ミドル | |||
|
メルセデス AMG |
ミドル | |
|
ラージ | ||
|
ミドル | ||
BMW | ミドル | ||
|
ラージ | ||
|
ラージ | ||
|
BMW アルピナ |
ミドル | |
|
ラージ | ||
|
アウディ | ミドル | |
|
ミドル | ||
|
ミドル | ||
|
ラージ | ||
|
ラージ | ||
|
ラージ | ||
|
フォルクス ワーゲン |
ミドル | |
|
ミドル | ||
|
ラージ | ||
|
ポルシェ | ラージ | |
ミニ | コンパクト | ||
|
ジャガー | ラージ | イギリス |
ボルボ | ミドル | スウェーデン | |
|
ラージ | ||
プジョー | ミドル | フランス | |
|
ミドル | ||
|
ルノー | ミドル |
ミニバンやSUVに人気が移ったとはいえ、ステーションワゴンも選択肢が豊富なことがわかりますね。
コンパクトからラージまで「新車で買えるおすすめ国産ステーションワゴン」
日本の自動車メーカーが製造しているステーションワゴンは選択肢が少なくなってしまいましたが、それでも魅力的なモデルがあります。
【ミドルサイズ】大ヒットスポーツワゴンの正統派後継モデル『スバル レヴォーグ』

■レヴォーグ(2代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,755 全幅:1,795 全高:1,500 |
ホイールベース (mm) |
2,670 |
室内(mm) | 室内長:1,900 室内幅:1,515 室内高:1,205 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.8L水平対向4気筒ターボ 2.4L水平対向4気筒ターボ |
駆動方式 | 4WD |
燃費(WLTCモード) | 11.0〜13.7km/L |
新車車両本体価格 | 310.2万〜482.9万円 |
中古車相場価格 | 190万〜530万円 |

日本にステーションワゴンのある暮らしを根付かせたのは1989年に登場したスバル レガシィツーリングワゴン。レガシィツーリングワゴンは5代目まで登場して2014年まで生産されましたが、4代目からは代を重ねるごとにボディサイズが拡大していきました。これはスバルの主要マーケットである北米からのリクエストに応えたもので、レガシィオーナーからは「大きくなり過ぎて運転しづらい」「スポーティさが薄れた」という声が上がるようになります。
そこでスバルは大きな決断をしました。レガシィ3兄弟(ツーリングワゴン、セダンのB4、クロスオーバーSUVのアウトバック)からツーリングワゴンを廃止し、日本のユーザーのために新たなワゴンモデルを開発したのです。それが2014年6月に登場したレヴォーグです。

現行型は2020年10月にフルモデルチェンジした2代目で、ボディ全体の骨格連続性を高めたフルインナーフレーム構造を組み合わせたスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を採用。運転するとしっとりした乗り味としっかり感のあるボディに驚くはずです。
搭載エンジンはスバル伝統の水平対向エンジン(ボクサーエンジン)で、量販グレードは1.8Lに。このエンジンでも十分スポーティで気持ちいい運転を楽しめますが、さらに高出力な2.4L水平対向を搭載するSTIスポーツも用意されました。

荷室は後席を使用した状態でボード上部が492L、サブトランクが69Lという大空間を確保。後席を格納すると1,639mmの奥行きがある広い空間が現れます。上の写真のように後席は3分割式になっているので、荷物量と乗車人数によって自在にアレンジすることができます。
【コンパクトサイズ】街乗りでも扱いやすいコンパクトワゴン『トヨタ カローラツーリング』

■カローラツーリング(初代)の概要
ボディサイズ(mm) | 全長:4,495 全幅:1,745 全高:1,460 |
ホイールベース(mm) | 2,640 |
室内(mm) | 室内長:1,795 室内幅:1,510 室内高:1,160 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.5L直列3気筒 1.8L直列4気筒+モーター |
駆動方式 | FF、4WD |
燃費(WLTCモード) | 17.8〜29.5km/L |
新車車両本体価格 | 207.0万〜304.8万円 |
中古車相場価格 | 130万〜340万円 |

カローラは1966年に登場したロングセラーモデル。これまでにセダンのほか、ハッチバック、クーペ、ステーションワゴン、ライトバンなど多くの派生モデルを送り出し、世界中で愛されてきました。現行型は通算12代目になります。
これまでカローラシリーズは全幅が1,700mm以内の5ナンバーサイズにこだわってきましたが、この世代から全幅が1,745mmに広がり3ナンバーサイズになっています。そのぶん室内空間が拡大。またデザインもヨーロッパテイスト溢れるものになっています。

プラットフォームはトヨタのクルマづくりの指針であるTNGAに基づいた最新のものに変更されました。軽量化、低重心化、そして高剛性化などにより、先代のカローラフィールダーより乗り心地や操縦安定性が大きく向上しています。

コンパクトワゴンではありますが、荷室容量は後席使用時で392L、後席を両方とも格納すると802Lという大容量を確保。後席格納時の奥行きは1,953mmもあります。
後席は荷室のレバーを引っ張るだけで簡単に格納できる仕組みを採用。これはカローラシリーズのワゴンの伝統的な便利機能で、後席ドアまで回り込まなくていいから本当に楽ですよ。
【ラージサイズ】上品な雰囲気が漂うプレミアムワゴン『マツダ MAZDA6ワゴン』

■MAZDA6ワゴン(初代)の概要
ボディサイズ(mm) | 全長:4,805 全幅:1,840 全高:1,480 |
ホイールベース(mm) | 2,750 |
室内(mm) | 室内長:1,930 室内幅:1,550 室内高:1,170 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 2L直列4気筒2.5L直列4気筒 2.2L直列4気筒ディーゼルターボ |
駆動方式 | FF、4WD |
燃費(WLTCモード) | 14.2〜17.8km/L |
新車車両本体価格 | 296.23万〜451.88万円 |
中古車相場価格 | 180万〜370万円 |

マツダのフラッグシップモデルであるMAZDA6は、もともとアテンザという名称で2012年11月から販売されていました。アテンザには歴代、アテンザスポーツワゴンという名称でステーションワゴンが用意されていて、3代目アテンザは“スポーツ”が取れてアテンザワゴンという名称になりました。
マツダは日本独自の名称で販売していたモデルを世界統一名称にする戦略を取り、アテンザも2019年7月からMAZDA6という名称に変更されています。

セダンとワゴンをラインナップする場合、一般的にはクルマの土台は共通で上モノを変更します。しかしMAZDA6(3代目アテンザ)はセダンとワゴンでホイールベースを変更しているのが特徴。これはワゴンの荷室内に張り出してしまうホイールハウスの位置を動かし、ワゴンとしての使い勝手を高めるための措置になります。

日本車のステーションワゴンではもっとも大きなモデルだけあり、荷室は後席使用時でも506L、後席をすべて格納すると1,648Lもあります。後席は荷室側からレバーを引いて簡単に格納することが可能。シートをはじめインテリアは上質な仕立てになっているので、ロングドライブも快適に楽しめます。
なお、ガソリンモデルはFFのみの設定で、4WDはディーゼルモデルに設定されています。
個性的なモデルがたくさん!「新車で買えるおすすめ輸入ステーションワゴン」
輸入車(外車)、中でもドイツの自動車メーカーはさまざまなサイズのステーションワゴンをラインナップしています。しかもそれぞれが個性豊か!
【ミドルサイズ】流麗なボディラインが美しい『メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク』

▲CLAシューティングブレーク(写真左)
■CLAシューティングブレーク(2代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,690 全幅:1,835 全高:1,435 |
ホイールベース (mm) |
2,730 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 2L直列4気筒ディーゼルターボ |
駆動方式 | FF |
燃費 (WLTCモード) |
18.7km/L |
新車車両本体価格 | 577.0万〜595.0万円 |
中古車相場価格 | 280万〜550万円 |

シューティングブレークとは、もともとは狩猟者用の座席をつけて猟犬なども乗れるようにしたモデルでした。現在ではルーフを傾斜させてクーペのようなルックスを与えたモデルがシューティングブレークと呼ばれています。
CLAシューティングブレークはメルセデス・ベンツのコンパクトモデルであるAクラスをベースに開発されたステーションワゴン。「センシュアルピュアリティ(官能的純粋)」という哲学を取り入れたモデルで、引き算の手法でボディのキャラクターラインなどを削ぎ落とすことで独特な美しさを放つデザインになっています。

現在販売されているのは2Lのディーゼルターボエンジンを搭載するC200dで、駆動方式はFFのみ。また、メルセデスAMGブランドからハイパフォーマンスモデルであるCLA 35 4マチックとCLA 45S 4マチックが販売されています。こちらは駆動方式が4WDになります。

荷室容量は後席使用時で505L、後席をすべて格納すると1,370Lの大容量になります。メルセデス・ベンツの中ではコンパクトなステーションワゴンですが、充分な広さを感じられるはずですよ。
【ミドルサイズ】BMWらしいスポーティな走りをワゴンでも堪能できる『BMW 3シリーズツーリング』

■3シリーズツーリング(6代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,720 全幅:1,825 全高:1,450 |
ホイールベース (mm) |
2,850 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 2L直列4気筒ターボ3L直列6気筒ターボ 2L直列4気筒ディーゼルターボ |
駆動方式 | FR、4WD |
燃費 (WLTCモード) |
10.6〜15.5km/L |
新車車両本体価格 | 664.0万〜1,104.0万円 |
中古車相場価格 | 300万〜880万円 |

BMWの中核を担う3シリーズにはさまざまなボディタイプがラインナップされています。現在はセダンとステーションワゴンのツーリングで、かつてはカブリオレやクーペも用意されていました(現在は4シリーズという別のラインになっています)。
スポーティなイメージが強いBMWの中でも、3シリーズはスポーツセダンという立ち位置で日本でも絶大な支持を得ています。そのワゴン版であるツーリングもセダン同様にスポーティな走りを楽しめるのが特徴。そして長距離ドライブも快適に楽しめるグランドツーリング性能も与えられています。

現在のラインナップはチューニングの異なる2種類の2Lガソリンエンジンとディーゼル、そして直6ターボの4種類。2Lガソリンとディーゼルは人気のMスポーツになります。駆動方式は2LガソリンがFR、ディーゼルと直6モデルが4WDに。

後席を格納すると最大1,510Lある荷室が出現。荷室内には走行中に荷物が動くのを抑制するアンチスリップレールシステムが備わります。後席は3分割できるので、荷物量に応じて自由に荷室を広げることができます。
【コンパクトサイズ】独特な世界観を醸し出すコンパクトワゴン『MINI ミニクラブマン』

■ミニクラブマン(2代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,275 全幅:1,800 全高:1,470 |
ホイールベース (mm) |
2,670 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.5L直列3気筒ターボ 2L直列4気筒ターボ 2L直列4気筒ディーゼルターボ |
駆動方式 | FF |
燃費 (WLTCモード) |
11.7〜17.4km/L |
新車車両本体価格 | 386.0〜587.0万円 |
中古車相場価格 | 80〜650万円 |

1959年に登場したミニ(クラシックミニ)をオマージュし、そのデザインエッセンスをさまざまな解釈で現代のモデルに取り入れているのが、BMWが展開しているブランド、MINIです。
ミニクラブマンはクラシックミニの派生モデルでワゴンタイプのカントリーマンをモチーフにしたステーションワゴンです。最大の特徴はバックドア。一般的にステーションワゴンやハッチバックは上に跳ね上げるバックドアになりますが、ミニクラブマンは左右に開く観音ドアを採用。これが他のモデルにはない独特な雰囲気を醸し出しています。

初代は構造的には3ドアで、運転席側に後部座席に乗り込むための小さな補助ドアがついていました。そのため4人で移動するのは結構大変で、後ろの席から降りるためには前席に座っている人にクルマから降りてもらう必要がありました。現行型は後部座席用のドアがついたので利便性が飛躍的に向上しています。

コンパクトなモデルということもあり、後席を使用している時は360Lと荷室容量が小さめ。でも3人で移動する際は後席を2つ倒して874Lに広げることができ、2人移動の際は最大1,250Lまで荷室を広げることができます。
【ミドルサイズ】ゴルフの荷室を延長してステーションワゴン化したモデル『フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント』

■ゴルフヴァリアント(3代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,640 全幅:1,790 全高:1,485 |
ホイールベース(mm) | 2,670 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1L直列3気筒ターボ 1.5L直列4気筒ターボ 2L直列4気筒ターボ 2L直列4気筒ディーゼルターボ |
駆動方式 | FF |
燃費 (WLTCモード) |
17.0〜19.0km/L |
新車車両本体価格 | 330.9万〜652.5万円 |
中古車相場価格 | 250万〜670万円 |

世界中の自動車メーカーがハッチバックモデルのベンチマークにしているゴルフ。ゴルフヴァリアントはそのステーションワゴン版になります。ゴルフヴァリアントとしては現行型が3代目になりますが、それ以前はゴルフワゴンという名称で販売されていました。つまりハッチバック同様、ステーションワゴンも歴史あるモデルなのです。
現行型ゴルフは、“デジタル化”と“電動化”を掲げて登場。もちろんゴルフヴァリアントにも同様の機能が盛り込まれています。それを象徴するのが、1Lと1.5Lモデルにマイルドハイブリッドシステムが搭載されたこと。発進時にISG(ベルト駆動式スタータージェネレーター)がエンジンをサポートすることで、燃費性能を高めています。

デジタル化を感じさせてくれるのがインテリア。メーターがデジタル化され、スイッチ類も少なくなって多くの操作をタッチディスプレイ上やタッチスライダーで操作できるようになりました。

全長は先代より65mm延長。これにより荷室スペースが22L拡大されて611Lになりました。後席を格納すれば最大1,642Lの荷室が出現します。
【ミドルサイズ】個性的なデザインが魅力のフレンチワゴン『プジョー 308SW』

■308SW(3代目)の概要
ボディサイズ(mm) | 全長:4,655 全幅:1,850 全高:1,485 |
ホイールベース(mm) | 2,730 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.2L直列3気筒ターボ 1.5L直列4気筒ディーゼルターボ 1.6L直列4気筒ターボ+モーター(プラグインハイブリッド) |
駆動方式 | FF |
燃費(WLTCモード) | 17.5〜21.6km/L |
新車車両本体価格 | 362.1万〜576.6万円 |
中古車相場価格 | 360万〜450万円 |

フォルクスワーゲン ゴルフと同じ、欧州のCセグメントに属するプジョー 308のワゴンモデルが308SWです。プジョーの最新のエンブレムをまとい、それに合わせてグリルを大型化。これにより独創的なデザインになっています。
インテリアはi-Cockpitと呼ばれるプジョー独自のレイアウトを採用。上下が直線的なデザインのコンパクトなステアリングの上からメーターなどが見えるように配置。ステアリングを握ってみると視線移動が少なく、安全に運転できることを実感できるはずです。

パワーユニットはガソリンエンジンとディーゼルエンジン、そしてプラグインハイブリッドをラインナップ。プラグインハイブリッドにはモーターのみで走行する“ELECTRIC”、モーターとエンジンを最適制御する“HYBRID”、エンジン主体で走行する“SPORTS”という3つの走行モードを搭載しています。

ルーフラインはリアに向けてゆったりと傾斜。ワゴンでありながら空力性能はハッチバックを上回っていると言います。ハッチバックよりも全長が235mm、ホイールベースが50mm延ばされていて居住性と積載性が拡大されました。後席を使用した状態で荷室容量は608L、後席を格納した2人乗り状態だと1,634Lのスペースが出現します。
【ミドルサイズ】北欧デザインのプレミアムステーションワゴン『ボルボ V60』

■V60(2代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,780 全幅:1,850 全高:1,430〜1,435 |
ホイールベース (mm) |
2,870 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 2L直列4気筒 2L直列4気筒ターボ+モーター(プラグインハイブリッド) |
駆動方式 | FF、4WD |
燃費 (WLTCモード) |
15.4〜15.6km/L |
新車車両本体価格 | 559万〜889万円 |
中古車相場価格 | 260万〜1,020万円 |

現在のボルボはSUVのイメージが強くなっていますが、実は長くステーションワゴン(ボルボではエステートと呼んでいました)が人気のブランドでした。V60はミドルサイズにカテゴライズしましたが、ほぼラージサイズに近い車格となります。

ボルボといえば、スカンジナビアデザインの上質なインテリアが特徴的。それはV60にも採用されています。すべての乗員がくつろぎながら移動できる大きなシートはボルボならでは。アルティメットB4とアルティメットT6にはナッパーレザーが奢られます。

パワーユニットはマイルドハイブリッドシステムを搭載した2Lガソリンエンジンと、2Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの2種類。プラグインハイブリッドのEV走行距離は91kmになります。
荷室容量は後席使用時で529L、後席を格納すると1,441Lのスペースが出現します。
6人乗り、7人乗りも選べる!「中古車で探したいおすすめ国産ステーションワゴン」
新車だと選択肢が少ない国産ステーションワゴンですが、中古車まで目を向けると魅力的なモデルがいろいろ見つかります。大勢で乗車可能な6人乗り、7人乗りのモデルもありますよ!
【コンパクトサイズ】ホンダ独自の技術でコンパクトなのに室内が広大!『ホンダ シャトル』

■シャトル(初代)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,400 全幅:1,695 全高:1,545〜1,570 |
ホイールベース (mm) |
2,530 |
室内(mm) | 室内長:1,925 室内幅:1,450 室内高:1,290 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.5L直列4気筒 1.5L直列4気筒+モーター(ハイブリッド) |
駆動方式 | FF、4WD |
燃費 (JC08モード) |
19.4〜34.0km/L |
新車時車両本体価格 | 169.0万〜254.2万円 |
中古車相場価格 | 70万〜250万円 |

2代目フィットをベースに開発されたフィットシャトル&フィットシャトルハイブリッド。フィットが3代目にフルモデルチェンジし、フィットシャトルもフルモデルチェンジする際に“フィット”の冠が取れてシャトルとしてデビューしました。
フィットのボディを延長してワゴンスタイルにしているので、全幅が1.7m以内の5ナンバーサイズに。5ナンバーという概念がない輸入車は大型のワゴンが多いため、このサイズ感は希少な存在です。

パワーユニットは1.5Lのガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドの2種類。3代目フィットがベースなのでハイブリッドシステムはe:HEVではなく、モーター内臓の7速DCTを備えたスポーツハイブリッドi-DCDになります。

ホンダは室内空間を最大限有効に使うことができるセンタータンクレイアウトという技術を持っています。そのためコンパクトとはいえ室内空間は広大!荷室は後席使用時で570L、荷室を格納すると最大1,141L(荷室長181cm)の空間が出現します。
【コンパクトサイズ】機能的な5ナンバーサイズのカローラワゴン『トヨタ カローラフィールダー』

■カローラフィールダー(3代目)の概要
ボディサイズ(mm) |
全長:4,400 |
ホイールベース(mm) | 2,600 |
室内(mm) |
室内長:1,945 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.5L直列4気筒 1.5L直列4気筒+モーター(ハイブリッド) |
駆動方式 | FF、4WD |
燃費(WLTCモード) | 15.6〜27.8km/L |
新車車両本体価格 | 175.84万〜233.04万円 |
中古車相場価格 | 40万〜240万円 |

カローラシリーズの最新ステーションワゴンはカローラツーリングですが、実は先代のカローラフィールダーも新車が併売されています。これはカローラ=5ナンバーサイズという需要が根強いため。よりコンパクトなワゴンが欲しい人は要注目の車種です。
カローラフィールダーは手頃な価格の中古車がたくさん流通しています。新車を狙うのももちろん悪くないですが、ここはあえて中古車で探したほうがお得な買い物ができるのではないでしょうか。

デビュー時は1.5Lと1.8Lのガソリンエンジンをラインナップしていて、2013年8月にハイブリッドモデルを追加。そしてカローラツーリング登場時にグレード体系が整理され、1.5Lガソリン車とハイブリッド車というラインナップになりました。

荷室サイズは後席使用時で413L。この状態でもゴルフバッグを4つ積載可能。後席をすべて格納すれば872Lの空間が出現します。カローラツーリングに備わる荷室からシートを格納できるレバーはカローラフィールダーにも備わっています。
【ミドルサイズ】3列シート7人乗りも用意されたハイブリッドワゴン『トヨタ プリウスα』

■プリウスα(初代)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,630〜4,645 全幅:1,775 全高:1,575 |
ホイールベース (mm) |
2,780 |
室内(mm) | 室内長:1,910(5人乗り)〜2,690(7人乗り) 室内幅:1,520 室内高:1,220 |
乗車人数 | 5人 7人 |
搭載エンジン | 1.8L直列4気筒+モーター(ハイブリッド) |
駆動方式 | FF |
燃費 (WLTCモード) |
20.7km/L |
新車時車両本体価格 | 247.90万〜338.44万円 |
中古車相場価格 | 40万〜300万円 |

3代目プリウスをベースにボディサイズを拡大して使い勝手を高めた、ハイブリッド専用ステーションワゴンです。特徴は2列シートの5人乗りに加え、3列シートの7人乗りも設定されたことでした。
全高は1,550mmの高さ制限がある立体駐車場には入庫できないサイズに拡大されているとはいえ、ミニバンのような居住空間ではないため3列目席に座って長距離ドライブするのは現実的ではありません。それでも近所の駅などに送迎する際などには役立つはずです。

1.8Lのハイブリッドシステムは、深夜早朝などエンジン音で近所に迷惑をかけたくない時などにモーターのみで走行できるEVドライブモードなど、ハイブリッド車ならではの機能も搭載しています。

荷室容量は定員で乗車した際、5人乗りが535L、3列シートの7人乗りは200L。3列目シートを格納すれば2列シート車と同等の荷室容量(505L)になります。リアシートをすべて格納すると、5人乗りで1,070L、7人乗りで1,035Lのスペースが出現します。
【ミドルサイズ】6人乗りも用意されたワゴンのように使えるコンパクトミニバン『ホンダ ジェイド』

■ジェイド(初代)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,660 全幅:1,775 全高:1,530〜1,540 |
ホイールベース (mm) |
2,760 |
室内(mm) | 室内長:2,200(5人乗り)〜2,850(6人乗り) 室内幅:1,505 室内高:1,230 |
乗車人数 | 5人 6人 |
搭載エンジン | 1.5L直列4気筒 1.5L直列4気筒+モーター(ハイブリッド) |
駆動方式 | FF |
燃費 (JC08モード) |
17.6〜24.2km/L |
新車時車両本体価格 | 244.31万〜314.6万円 |
中古車相場価格 | 40万〜300万円 |

現在、ミニバンといえば背が高くてスライドドアを備えたものが主流ですが、かつては3列シートでも背を低くして一般的なヒンジ式ドアを採用したものもありました。2015年2月に登場したジェイドは制限のある立体駐車場にも入庫可能な高さに抑えた2+2+2の6人乗りミニバンとしてデビューしたモデルです。
2018年5月のマイナーチェンジで後席を3人がけにした2列シート5人乗りのステーションワゴンを追加。デビュー時はハイブリッド専用モデルでしたが、3ヵ月遅れでガソリン車も追加されています。

3列シート車の2列目モデルはキャプテンシートなので、ゆったり座ることが可能。固定式のアームレストにより体をしっかりホールドしてくれるので、快適に移動することができます。

3列シート車ですべてのシートを使用した場合、荷室容量は90L。3列目席を床下に格納すれば、ワゴン車のように使えます。
ステーションワゴン感覚で乗れるクロスオーバーSUVという選択肢もあります!
ステーションワゴンの最低地上高を高くして、大径タイヤを履かせたクロスオーバーSUVも存在。運転感覚はステーションワゴンに近いので、乗用車からの乗り換えも安心です!
【ラージサイズ】プレミアム性を高めたスバルのフラッグシップモデル『スバル レガシィアウトバック』

■レガシィアウトバック(4代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,870 全幅:1,875 全高:1,670〜1,675 |
ホイールベース (mm) |
2,745 |
室内(mm) |
室内長:1,840 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 1.8L水平対向4気筒ターボ |
駆動方式 | 4WD |
燃費 (JC08モード) |
13.0km/L |
新車車両本体価格 | 414.7万〜429.0万円 |
中古車相場価格 | 350万〜470万円 |

北米市場でのニーズから生まれたクロスオーバーモデル。初代レガシィアウトバックは2003年10月に日本デビューしましたが、それ以前もレガシィグランドワゴン、レガシィランカスターの名前で販売されていました。ベースとなるレガシィツーリングワゴンのボディサイズ拡大にともないレガシィアウトバックも大型化されていきましたが、レガシィツーリングワゴンがレヴォーグへと生まれ変わった後も、スバルのフラッグシップSUVとして生産され続けています。
現行型はスバルの新しいプラットフォームであるスバルグローバルプラットフォーム(SGP)と骨格の連続性を高めたフルインナーフレーム構造により軽量化と高剛性化を実現。動き出しから高速走行時まで、高級車にふさわしい上質な走りを味わえます。

最低地上高は213mmに設定されていて、アプローチアングルやデパーチャーアングルもSUVとして十分な角度が確保されています。キャンプ場などの不整地も安心して走れます。

荷室容量は5人乗車時で561Lもあります。荷物で両手がふさがっている時も肘で後端部を軽く押し下げるだけでカバーが跳ね上がるポップアップ式トノカバーなど、荷室の利便性が高められています。
【ミドルサイズ】扱いやすいサイズのクロスオーバーSUV『アウディ A4オールロードクワトロ』

■A4オールロードクワトロ(2代目)の概要
ボディサイズ (mm) |
全長:4,760 全幅:1,845 全高:1,490 |
ホイールベース (mm) |
2,820 |
室内(mm) | 不明 |
乗車人数 | 5人 |
搭載エンジン | 2L直列4気筒ターボ |
駆動方式 | 4WD |
燃費 (JC08モード) |
12.5km/L |
新車車両本体価格 | 672万円 |
中古車相場価格 | 220万〜610万円 |

アウディの主力モデルであるA4のワゴンモデルであるA4アバントをベースに最低地上高を50mm、前後トレッド幅を15mm拡大。フェンダーモールでSUVテイストを出したクロスオーバーモデルです。クワトロはアウディの4WDシステムを表しています。
走行モードを選べる”アウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステム”には、セダンのA4やA4アバントにはないオフロードモードが追加されました。

パワーユニットは2Lターボ。これにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、最高出力195kW(265ps)、最大トルク370Nm(37.7kgm)を発揮します。

後席は3分割式で、すべての座席を使った状態で495L、後席をすべて格納すると1,495Lの空間が出現します。
流行に流されず、自分にピッタリのモデルを探そう
冒頭でも触れたように現在はSUVの最盛期で、軽自動車やコンパクトサイズからラージサイズまで、多くのメーカーが多種多様なモデルを発売しています。
一方、ステーションワゴンを生産しているメーカーはごくわずか。こうなると「やっぱりステーションワゴンよりSUVのほうがいいのかな」と考えてしまうこともあると思います。
しかし、ステーションワゴンにはSUVにない利便性があったり、ステーションワゴンだからこそ味わえる走りの良さがあったりします。

みなさんはぜひ流行に流されるのではなく、自分にピッタリのモデルは何かをじっくり考えて、車選びをしてください。きっと素敵なカーライフが待っているはずですよ。
よくある質問
一般的にはセダンのトランク部分を高くし、荷室を拡大したモデルです。荷室にはセダンのようにトランクのフタがつくのではなく、バックドアからアクセスします。
もっとも大きなメリットはセダン並みの全高であること。ほとんどのSUVは全高が1,550mmを超えるため高さ制限のある立体駐車場に入庫できませんが、ステーションワゴンならその心配はありません(一部モデルを除く)。また、基本的にはセダンと同等のタイヤを履いているため、SUVに比べるとタイヤ代は安くなります(ただし扁平タイヤだとあまり変わらないケースもあります)。
まずは荷室容量を含めて、自分に適したボディサイズを考えましょう。国産ステーションワゴンは選択肢が少ないため、輸入車も視野に入れることをおすすめします。輸入車が予算オーバーの場合、中古車も選択肢に入れてみてください。
詳しくは「ステーションワゴンを選ぶ時のポイント」をチェック
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