子育て世代を中心に人気を集めるコンパクトなミニバン「フリード」は、燃費性能の高さも魅力のひとつ。ハイブリッド車とガソリン車から選べるので、それぞれの燃費が気になる方も多いでしょう。
また、フリードを維持するためにかかる費用も、購入を検討するうえで重要なポイントです。この記事ではフリードの燃費や維持費について詳しく解説します。

競合車種との比較のほか、フリードの魅力や注意点も合わせて解説します。
この記事でわかること
- フリードのハイブリッド車・ガソリン車それぞれの燃費
- フリードの競合車種シエンタ・セレナとの燃費比較
- フリードの維持費シミュレーション
目次
フリードの燃費は?競合車種とも比較!
フリードの燃費は、ハイブリッド車かガソリン車、または駆動方式により異なります。それぞれの燃費と競合車種との比較を紹介します。
ハイブリッド車・ガソリン車のフリードの燃費
フリードのハイブリッド車とガソリン車、それぞれのカタログ燃費は以下のとおりです。
駆動方式 |
燃費 |
燃費 |
|
ハイブリッド車 |
2WD |
20.9km/L |
6人乗り:28.0km/L |
4WD |
19.8km/L |
26.0km/L |
|
ガソリン車 |
2WD |
17.0km/L |
19.0km/L |
4WD |
15.6km/L |
16.4km/L |
カタログ燃費は、平坦な道でエアコンなどを使用せずに走行することを想定し、一定の条件のもと計測されています。実燃費は車の使用環境や電装品の使い方、運転の仕方などによって変わるため、カタログ燃費の値より低くなる可能性が高いです。
WLTCモードとJC08モードでは計測方法が異なります。WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の3つの走行モードから総合的な数値を算出する国際的な検査基準です。JC08モードは、1Lで何km走行できるかをいくつかの走行パターンから計測する日本独自の検査基準です。
フリードと競合車種の燃費比較
フリードと同じく小型の5ナンバーミニバンである「シエンタ」「セレナ」のカタログ燃費を比較していきましょう。
おもに1500cc~2000ccの排気量で幅が1.7m以下の車種
フリード | シエンタ | セレナ | |
WLTCモード | 15.6〜20.9km/L | 25.3〜29.2km/L | 18.0km/L |
JC08モード | 16.4〜28.0km/L | – | 23.4km/L |
上表を見ると、シエンタの燃費性能が一番高く、フリード、セレナと続きます。シエンタには劣りますが、フリードはミニバンのなかではコンパクトであるぶん燃費性能は高いほうです。
また、フリードには省エネ運転がしやすくなるようにエンジン、トランスミッション、エアコンの作動を制御する「ECONスイッチ」が搭載されています。ECONスイッチを押すとエンジンの負担を軽減でき、充分な燃費性能を発揮できます。
フリードの維持費をシミュレーション!
フリードのガソリン代や自動車税が実際にどれくらいかかるのか気になる方は、シミュレーションを行ってみましょう。フリードの年間・月間維持費は以下の通りです。
▼フリードの維持費
車種 | フリード |
仕様 | ハイブリッド車、4WD |
ガソリン代 | 約75,000円 |
自動車税 | 30,500円 |
任意保険 | 約55,000円 |
車検法定費用(自賠責保険・自動車重量税・印字税) | 約40,000円 |
車検点検料金 | 約40,000円 |
メンテナンス・消耗品費用目安 | 約40,000円 |
年間維持費合計 | 約280,500円 |
月間維持費合計 | 約23,375円 |
※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン150円/L、WLTCモードで計算
※自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※任意保険は補償内容によって変動します
フリードを購入し、維持するためには年間約28万円がかかります。また、上表のほかに駐車場代や高速道路代なども必要となるケースがあります。維持費のシミュレーションは、ライフスタイルや状況に合わせて行いましょう。
フリードの魅力と注意点

画像引用元:【公式】ホンダ公式サイト
フリードはどのグレードを選んでも充分な装備が揃っているところが魅力です。一方、3列目シートの仕様によっては、窮屈に感じる可能性もあります。フリードを購入する際には、魅力と注意点の両方をおさえて、お気に入りの1台を選びましょう。
子育て世帯にうれしい装備が魅力
フリードは、両側パワースライドドアやスマートキーシステムなど、子育て世代にうれしい機能が標準装備されています。ホンダが独自開発した安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全車種に装備されているため、安全性の高さも魅力です。
・両側パワースライドドア標準装備
・スマートキーシステムが標準装備
・Honda SENSING(ホンダセンシング)標準装備
・小回りが利いて運転しやすい
・汚れに強いシート素材
・低床フラットフロアで乗り降りしやすい
・ウォークスルーで運転席から後部席へ移動が可能
・6人乗りのキャプテンシートなら3列目へもアクセスできる

フリードは3列目に余裕があり、2列目はキャプテンシート仕様も選べるので、乗り心地も快適です!
3列目シートの使い勝手は要確認
フリードは車体サイズの都合上、3列目シートは大人が乗るにはやや窮屈に感じる可能性があります。フリードの3列目シートは跳ね上げ式で、畳む際に持ち上げてベルトでロックする必要があります。力に自信がない方は負担に感じる場合もあるため、実車で問題ないか試しておくと安心です。
跳ね上げ式は畳んだシートで横幅が狭くなるため、ベビーカーなどの荷物を載せた際に邪魔にならないかも確認しておきましょう。

3列シートが必要ない場合は、2列シート仕様で荷物を載せやすい「フリード+」がおすすめです。
フリードはこんな方におすすめ
・使いやすいファミリーカーが欲しい方
・運転しやすいミニバンが欲しい方
フリードは両側パワースライドドアとスマートキーシステムが装備されていたり、シートや荷室が広く使いやすかったりすることから、ファミリー層に人気です。使いやすいファミリーカーが欲しい方は、フリードを検討してみましょう。
また、フリードは小回りが利くため、ミニバンのなかでも運転しやすい傾向があります。コンパクトなサイズ感であれば街乗りもしやすく、狭い道路を走るときも安心です。
フリードの競合車種もチェック!
フリードの購入を検討する際には、次の競合車種をチェックしておきましょう。

それぞれの具体的な特徴を解説します!
シエンタ

画像引用元:【公式】トヨタ公式サイト
シエンタは2022年8月のモデルチェンジにより現行モデルで3代目となりました。今回のモデルチェンジでは、扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに、室内空間の広さや燃費性能が向上。特に燃費性能はミニバンの中でもトップクラスを誇っています。
セレナ

画像引用元:【公式】日産セレナ公式サイト
広々とした室内スペースで、ファミリー層から人気を集めるセレナ。エンジンで発電、モーターで走行するハイブリッドシステム「e-POWER」は、力強い加速と高い静粛性が特徴です。2019年度自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価において、最高評価を獲得したと発表されています。
日産が開発したハイブリッドシステム。ガソリンを燃料にエンジンが発電機を回して電気をつくり、大出力モーターのみで100%駆動する、新しい電動パワートレイン。
フリードを買うなら新車?中古車?
フリードを新車と中古車のどちらで購入するかお悩みの方は、納車時期やスペックなどの観点から選びましょう。

新車と中古車を選ぶ際のポイントを解説していきます!
オプションにこだわるなら新車がおすすめ
生産工場でつけるメーカーオプションは、車を購入後に後付けすることができません。各パッケージや純正ナビなど、つけたいメーカーオプションがある場合は新車で購入することがおすすめです。
価格を重視するなら中古車がおすすめ
中古車なら購入費用を抑えられるので、価格を重視するなら中古車がおすすめです。ただし、2019年10月のマイナーチェンジ前のフリードは、BやGなど一部のグレードでHonda SENSING(ホンダセンシング)がついていないため、装備内容をよく確認する必要があります。フリードを中古車で購入する際は、必要な装備がついているか確認したうえで検討してみましょう。
よくある質問
フリードの燃費はWLTCモードで15.6〜20.9km/Lです。燃費を重視して選ぶなら、ハイブリッド車の2WDがおすすめです。
フリードは、ミニバンのなかでは燃費性能が高いほうです。燃費を重視して選ぶのであれば、フリードのなかでもハイブリッド車を検討してみましょう。
以下の点に気をつけることで、車の燃料消費を防ぐことが可能です。
- 勢いよく発信・加速しない
- アクセルを踏んだり緩めたりを繰り返さない
- エアコンを効かせすぎない
- 加速し過ぎない
- ブレーキを強く踏まない
また、フリードには省エネ運転がしやすくなるように制御される「ECONスイッチ」が搭載されています。ECONスイッチを押すことで、エンジンの負担を軽減させて、燃費性能を向上させてくれます。
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