更新日2022.12.12

ルーミーの燃費は悪い?競合車種との比較や年間維持費も紹介

ルーミー 燃費

車の燃費はガソリン代などのランニングコストに直結するため、車種を検討するうえで大切です。トヨタ ルーミーの燃費性能は、類似の車種と比較して、高いとはいえません。ガソリン仕様のみの設定で、カタログ燃費は16.8〜18.4km/Lなので、日常的な買い物や近距離の通勤には向いているといえます。

本記事では、ルーミーの燃費性能について、類似のコンパクトカーとの比較をおこなっています。競合する車種との違いを知ったうえで、自分にピッタリの車を見つけましょう。

スタッフ

ルーミーの維持費や競合車種の魅力もあわせて解説します。

この記事でわかること

  • ・ルーミーのカタログ燃費や実燃費
  • ・ルーミーの維持費や魅力
  • ・ルーミーと競合する車種の燃費性能や魅力

ルーミーの燃費をチェック!競合車種とも比較

ルーミー 燃費

画像引用元:【公式】トヨタ ルーミー|ギャラリー

2016年に登場したトヨタ ルーミーはコンパクトカーでありながら、広い室内空間を備えているため、子育て世代をはじめとした幅広い層に人気の車種です。

2022年11月時点ではガソリン車モデルのみで、ターボエンジンを搭載したグレードも用意されています。駆動方式はFFと4WDの2つです。

以下の表に、ルーミーの燃費性能を簡単にまとめましたのでご覧ください。

▼ルーミーの駆動方式別の燃費性能(WLTCモード)

駆動方式カタログ燃費(km/L)
FF(ノーマルエンジン)18.4
FF(ターボエンジン)16.8
4WD16.8

さらに、ルーミーのグレード同士や競合車種との燃費の違いを見てみましょう。

ルーミーのカタログ燃費

ルーミーのカタログ燃費をグレード別に表にまとめました。

▼ルーミーのグレードごとの燃費(WLTCモード)

グレードカタログ燃費
(km/L)・FF
カタログ燃費
(km/L)・4WD
X18.416.8
G18.416.8
G-T16.8
カスタムG18.416.8
カスタムG-T16.8

ルーミーのグレードは、コスパ重視の「X」、機能性とデザイン性のバランスが整った「G」、快適さと高いデザイン性をもつ「カスタムG」の3種類です。「T」がつくグレードはターボエンジンを搭載しています。装備内容は少し異なりますが、ベースは同じです。

スタッフ

ルーミーの燃費性能はグレードではなく、駆動方式とターボエンジンかどうかに着目しましょう!

競合車種との燃費比較

ルーミーと類似の人気車種の燃費を以下にまとめました。

▼競合車種との燃費比較(WLTCモード)

メーカー

車種名

グレード

動力

カタログ燃費
(km/L)・FF

カタログ燃費
(km/L)・4WD

スズキ

ソリオ

HYBRID MX

ハイブリッド

19.6

18.4

HYBRID MZ

ハイブリッド

19.6

18.4

G

ガソリン

19.0

17.8

ダイハツ

トール

X

ガソリン

18.4

16.8

G

ガソリン

18.4

16.8

Gターボ

ガソリン

16.8

カスタムG

ガソリン

18.4

16.8

カスタムGターボ

ガソリン

16.8

駆動方式を問わず、ハイブリッド仕様とガソリン仕様のどちらにおいても、スズキ ソリオと比較するとルーミーの燃費性能のほうが低くなっています。一方、ダイハツトールはルーミーと同じグレード設定で、燃費性能も同じです。これは、同じ車を異なる販売者からコンセプトなどを変えて販売するOEM(※)で展開をしているからです。そのため、ルーミーとトールでは基本的な性能は変わらないと認識しておきましょう。

各車種の特徴は後ほど詳しく解説します。

※OEM(Original Equipment Manufacturer):製造元は同じで、別のブランドで販売する方法

ルーミーの実燃費

車の燃費のまとめサイト「e燃費」と口コミサイト「みんカラ」によると、ルーミーの実燃費は次の表のとおりです。

▼ルーミーの実燃費の比較表(WLTCモード)

グレード駆動方式実燃費
(km/L)
カタログ燃費
(km/L)
X、G、G-T、
カスタムG、カスタムG-T
FF13.2〜14.416.8〜18.4
X、G、カスタムG4WD14.4〜15.016.8

ルーミーだけに限らず実燃費は実際に走行した数値のため、一般的にカタログ燃費より実燃費のほうが燃費性能は低くなります。

燃費を向上させるためのポイント

燃費を向上させるポイント

・余計な荷物は載せない
・タイヤの空気圧を適正に保つ
・エンジンの回転数を増やさない運転を心がける

ルーミーは広い室内空間が魅力であるため、荷物をたくさん載せたままにしやすいでしょう。しかし、使わない荷物が載っていると、余計な燃料を消費してしまいます。なるべく多くの荷物を積まないよう普段から心がけましょう。また、車体の状態によっても燃費は変わります。タイヤの空気圧が低いと消費するエネルギーが大きくなるため、その分の燃料費が増加します。

燃費性能を向上させるのであれば、エンジンの回転数を増やしすぎないほうがよいでしょう。加速や減速の際に、アクセルやブレーキを緩やかに踏むなど、エコな運転を普段から心がけましょう。

スタッフ

普段からエコな運転に取り組めば燃費性能はよくなるので、紹介したポイントを参考にしてみてください!

ルーミーの維持費をシミュレーション

燃費

ルーミーの燃料費や自動車税なども含めた実際の維持費について、下の表にシミュレーション結果をまとめましたので、車種検討の際に参考にしてください。

▼ルーミーの維持費シミュレーション表

グレードルーミー Gソリオ G
仕様FF、ガソリンFF、ガソリン
排気量0.996L1.242L
実燃費13.2km/L19.1km/L ※1
ガソリン代約121,000円約84,000円
自動車税25,000円30,500円
任意保険約45,000円約45,000円
車検法定費用
(自賠責保険・
自動車重量税・印紙税)
約40,000円約50,000円
車検点検料金約30,000円約40,000円
メンテナンス・
消耗品費用目安
約40,000円約40,000円
年間維持費合計約301,000円約289,500円
月間維持費合計約25,000円約24,000円

※WLTCモードで比較
※燃費は実燃費の下限値をもとに計算しています。
※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン160円/L、軽油140円/Lで計算しています。
※自動車税は2022年11月1日以降に購入したとして計算しています。
※任意保険は補償内容によって変動します。
※1 参考:e燃費

年間の維持費は、ルーミーで約30.1万円、ソリオで約28.9万円がかかります。実燃費差が5.9km/Lほどあるため、ガソリン代だけで比較すると、その差は年間で約3.7万円でした。排気量が異なるため自動車税などはソリオのほうが高いですが、燃費性能が高いため、年間の維持費の差は約1.2万円に縮まります。

スタッフ

上の表のほかにも、駐車場代や高速道路代などの費用も必要となる場合があるので、自分のライフスタイルや状況にあわせて計算してみましょう!

ルーミーの魅力と注意点

ルーミー

ルーミーの魅力は、室内空間の広さと走行性能の高さです。最低地上高が低いため、重たい荷物を載せる際も楽にこなせます。また、天井高が高いため、子どもをチャイルドシートに座らせるときも無理な姿勢になりにくいでしょう。ターボエンジンのグレードを選択すれば、1.0Lのエンジンでありながら1.5L級のパワーを感じられるほど、高速道路や坂道でも走りやすいです。

また、安全性を高める機能も充実しています。衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能、ブレーキ制御つき誤発進抑制機能、ふらつき警報、路線逸脱警報などの安全機能が標準で設定されています。カスタムGやカスタムG−Tのグレードでは全車速追従機能つきアダプティブクルーズコントロールも追加されます。

ルーミーのグレードの違い

「X」:コスパ重視のモデル
「G」:機能性とデザイン性のバランスが整ったモデル
「G-T」:Gにターボエンジンを搭載したモデル
「カスタムG」:快適性と高いデザイン性をもつモデル
「カスタムG−T」:カスタムGにターボエンジンを搭載したモデル

コンパクトさと室内空間の広さのバランスが魅力

ルーミーの魅力

・コンパクトさと広さのバランスがちょうどよい
・整理整頓がしやすい収納の豊富さ
・小回りが利く最小回転半径

ルーミーは、コンパクトでありながら室内空間が広く、シートアレンジも多彩なため、日常使いからレジャーまで幅広く利用できます。乗り降りしやすい低床のスライドドアで、子育てにも活躍するでしょう。さらに室内空間が広いだけでなく、収納スペースも豊富です。散らかりやすい車内もすっきり整理整頓できます。

最小回転半径は4.6〜4.7mと軽自動車に匹敵する小回りさがあるため、狭い駐車場での車庫入れや幅が狭い道路での取り回しなどを快適にこなせます。

購入前に知っておきたいルーミーの注意点

ルーミーの注意点

・パワー不足を感じることもある
・ターボエンジンだと燃費性能が落ちる

コンパクトな車体と軽自動車のように小回りが利く仕様なので、ガソリン車としての燃費性能は高いです。しかし、1.0Lのエンジンであるため、1.5Lクラスのエンジンを積んだ車と比較するとパワー不足を感じやすいでしょう。エンジンにパワーが欲しい人は、燃費性能は落ちますがターボエンジンを搭載したグレードを検討してください。

ルーミーはこんな人におすすめ

ルーミーをおすすめしたい人

・日常使いがメインで、たまに遠出をする人
・子育て中でスライドドアがよい人
・軽自動車のような小回りが利く車に乗りたい人

室内空間が広いためレジャーにも活躍しますが、長距離の運転に向いたスタイルとはいえないため、日常使いをメインとするほうがルーミーにはあっているでしょう。手がふさがった状態でも開閉できるスライドドアや、大開口で低い荷室フロア高は、子育て中の人にやさしいスタイルといえます。

ルーミーの競合車種をチェック!

さきほど比較した、ルーミーの競合車種をひとつずつチェックしましょう。

スズキ:ソリオ

スズキ ソリオ

画像引用元:【公式】スズキ ソリオ

ルーミーと同様に、コンパクトなサイズ感でありながら室内が広いため、子育て世代を中心に人気を集めているコンパクトカーです。ゆったりと乗れる室内空間であるため、長い時間のドライブでも快適にこなせます。

コンパクトなのにたっぷり積める荷室やセンターウォークスルーで子育て中でも快適性を損ないません。また、スリムサーキュレーターによって、室内のどこでも快適に過ごせるのも魅力のひとつです。

ハイブリッドはもちろんのこと、ガソリン仕様でもルーミーよりも燃費性能が高いため、維持費を抑えたい人にもおすすめです。

ダイハツ:トール

ダイハツ トール

画像引用元:【公式】ダイハツ トール

ダイハツが販売しているトールは、ルーミーのOEMなので、燃費性能やエクステリア、価格までもが同じです。ただし電動パーキングブレーキは、トールとルーミーのカスタムでは標準仕様ですが、ルーミーのXやGではオプションであっても追加ができません。一方、トールはXやGのグレードでもオプションで追加が可能です。また、販売している会社が違うため、車と通信機器をつなぐコネクトサービスの内容は異なります。

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スタッフ

カラーバリエーションも異なるため、好みの色から車種を選択するのもよいでしょう!

ルーミーは新車と中古車どちらがいい?

ルーミーを新車と中古車で悩んでいる人は、納車時期や性能などの観点から選択してください。

スタッフ

新車と中古車を選ぶ際のポイントを解説します!

こだわりの1台が欲しい場合は新車がおすすめ

新車の場合は車体カラーやオプションなどを自由に選択できます。車の使用目的などがはっきりしており、こだわりがある人は新車がおすすめです。2022年11月時点では、半導体不足などの影響を受けて納車が1年以上先となっているケースがあります。「早くルーミーに乗りたい」という人は、納車が早い中古車も検討してください。

すぐに欲しい場合は中古車がおすすめ

新車のようにボディカラーやオプションなどを選択できませんが、新車よりも早く入手できるメリットが中古車にはあります。ルーミーは幅広い用途に使いやすく、日常使いはコンパクトカーのなかでもトップクラスといえるほど人気の車種なので、中古車も多く出回っています。

中古車は在庫に限りがあるため、欲しいと思ったタイミングで希望にピッタリの車を見つけるためには、普段から中古車情報をチェックしておくのがよいでしょう。出費を抑えて人気のルーミーに乗りたいと考えている人は、中古のモデルもおすすめです。

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スタッフ

チャンスを見逃さないためにも、今すぐ中古車情報をチェックしましょう!

よくある質問

Q
ルーミーのハイブリッドはあるの?
A

販売当初からハイブリッドの設定はありません。今後、フルモデルチェンジでハイブリッドが用意される可能性はあります。

Q
ルーミーのカタログ燃費はどのくらい?
A

以下の表に、ルーミーの燃費性能を簡単にまとめましたのでご覧ください。

▼ルーミーの駆動方式別の燃費性能(WLTCモード)

駆動方式カタログ燃費(km/L)
FF(ノーマルエンジン)18.4
FF(ターボエンジン)16.8
4WD16.8
Q
ルーミーの実燃費はカタログ燃費とどのくらいの差があるの?
A

ルーミーの実燃費とカタログ燃費の差は、1.8〜5.2km/Lであり、駆動方式やターボエンジンを搭載しているかにより異なります。グレードによる違いはありません。以下の表に実燃費とカタログ燃費を仕様ごとにまとめましたので参考にしてください。

▼ルーミーの実燃費の比較表(WLTCモード)

グレード駆動方式実燃費
(km/L)
カタログ燃費
(km/L)
X、G、G-T、
カスタムG、カスタムG-T
FF13.2〜14.416.8〜18.4
X、G、カスタムG4WD14.4〜15.016.8
Q
タンク、ルーミー、トール、ジャスティスの違いは?
A

トヨタ タンク、トヨタ ルーミー、ダイハツ トール、三菱 ジャスティスの違いは、基本的に外観デザインだけです。これらの4車種はOEM(※)なので、ベースは同じです。2020年9月には、ルーミーの兄弟車種として発売されたタンクは生産終了しています。

※OEM(Original Equipment Manufacturer):製造元は同じで、別のブランドで販売する方法

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