車の買取では「強引に契約・売却を迫られた」「契約後にもかかわらず、買取金額が減額された」などのトラブルが発生する場合があります。買取では大きなお金が動くため、トラブルに巻き込まれないように慎重に決断・契約することが大切です。本記事を通してよくあるトラブル事例や対策を知り、車を安心して査定・売却できるようにしましょう。
この記事でわかること
- ・車の買取に関するよくあるトラブル
- ・車の買取に関するトラブルが起きた場合の相談先
- ・車の買取に関するトラブルを防ぐためにできること
契約後の減額は一切なし! 安心して車を売却するなら【カーセブン】 |
|
できるだけ高く査定してもらうなら、買取を選ぶことがおすすめ。古い車でも買取可能です!査定金額に納得し、買取契約に至る場合は、当日内に一部の契約金が前払いにも対応しています。 \簡単30秒/ |
目次
車の買取でのトラブルが増加している!
国民生活センターによると、近年は車の買取に関するトラブルが増加傾向にあると発表しています。2022年には「車売却消費者相談室」への相談件数が、過去最多を記録しました。

強引な勧誘やキャンセル時のトラブルなどに関する相談が寄せられていますよ。
よくあるトラブル事例とその対策を把握しておくことで、トラブルが起きるのを防ぐことが可能です。
車の買取に関するよくある5つのトラブル
車の買取に関するよくある5つのトラブルを紹介します。
1. しつこい営業電話が届く
一括査定サイトで複数の買取業者に査定を申し込み、電話番号などの情報提供したことで、しつこい営業電話に悩まされたという事例が多々あります。
買取業者側は、いち早く顧客と連絡を取って自社で車を買い取りたいがために、短時間に何度も電話で連絡することがあるようです。「深夜にもかかわらず何度も電話がきた」「電話に出るまで何度もかかってきた」などのトラブルがあります。
対策
ネット上の一括査定サイトを利用する場合、複数の買取業者に個人情報を伝えることになります。一括査定は同時に複数の査定を出せることがメリットですが、申し込みの数が多いと後々の電話対応に困る可能性が高いです。
そのため、一括査定を出す店舗数を絞ることで、営業電話の数を抑えられます。査定を出した数だけ勧誘を受ける可能性があることを認識しておく必要があります。
あわせて読みたい
2. 強引に契約・売却を迫られる
買取業者から強引に契約や売却を迫られるトラブルも発生しています。具体的には、以下のようなケースがあります。
- 「今日すぐに引き渡せば〇〇円プラスで買い取る」など言葉巧みに勧誘される
- 出張買取にて強引な態度で居座られ契約を迫られる
- 電話で査定結果の話を聞いただけで、勝手に買取の契約をしたことにされる

売り手側と買取業者の知識差や立場を利用して、強引な対応をしてくる業者が一定数いるようです。
対策
前提として、「査定のみをお願いし、売却をしない」という選択をするのはまったく問題ありません。「ほかの業者が出す査定額と比較したい」「一度持ち帰って、売却するかどうかを検討したい」などは正当な理由であるため、売却をはっきりと断って問題ありません。
査定の時点で「査定のみでお願いしたい」「売却はまだ迷っている」という趣旨を明確に伝えておくと、買取業者側との認識違いが起きません。
3. 契約後に車の買取金額が減額される
「きちんと契約して車を引き渡したにもかかわらず、後から車の買取金額を減額された」というトラブルもあります。買取業者から「予想以上の修復歴が発見されたので、減額または解約する」などの理由をつけられ、一方的に責められることがあるようです。
売り手から正確な修復歴や事故歴を聞いたうえで査定額を決定したにもかかわらず、車の引渡後になってその修復歴や事故歴を理由に減額することは、買取業者側に問題があります。減額や解約に応じる必要はないでしょう。
ただし、査定前に売り手である自分が事故歴などの申告漏れがある場合、自分に落ち度があると判断される場合があります。この場合、買取金額の減額を引き受けなければなりません。
対策
契約後に買取金額を減額されてしまうトラブルは、事前に買取業者側に車の問題・修復歴を隠さずに報告することで防げます。正しく申告しておけば、売却側に非があると判断されることはまずないでしょう。
また、売却契約を結ぶ前に、買取業者と減額の条件について確認を取ることもポイントです。減額の条件について、契約書だけでなく口頭でも事実確認をすると安心です。
あわせて読みたい
4. 契約後のキャンセルができない、または高額なキャンセル料が請求される
車の買取契約をした後にキャンセルを依頼したところ、キャンセルできない、または高額なキャンセル料を請求されるトラブルもあります。
契約書に記載されたキャンセル可能期間であるにもかかわらず、解約ができないといわれた場合、買取業者側に問題があります。何か無理やり理由をつけられても、応じる必要はありません。
ただし、契約書に契約後のキャンセルについて記載があり、同意している場合には、キャンセルが難しいと判断される場合があります。
対策
まず、契約前に契約書に記載されたキャンセルに関する条件を必ず確認しましょう。契約書は業界全体で決まったフォーマットがあるわけではなく、業者独自のものを用意しています。そのため、キャンセルの規定・条件もさまざまです。

カーセブンでは契約後でも7日間なら無料でキャンセルが可能です。店舗を訪れる必要もなく、電話一本で契約のキャンセルが成立します。
あわせて読みたい
5. 買取金額が支払われない・持ち逃げされた
「買取金額の入金日になっても支払われない」というトラブルもあります。
そもそも買取業者が忘れているケースもあるので、電話で催促をすることですぐに入金されることもあります。ただし「車を引き渡したが、入金される前に売却先が倒産した」「売却した業者がペーパーカンパニーだった」などの理由で、持ち逃げされてしまうケースも発生しています。

この場合、内容証明郵便で請求する方法や、訴訟手続きをすることで解決できるかもしれません。
対策
車の持ち逃げを防ぐためには、まず事前に業者の口コミなどをよく確認し、信頼できる買取業者かどうかを判断することが重要です。なかには、正規の買取業者を装って、個人売買をしている悪徳業者もいるので、きちんと口コミや公式サイトを確認することが重要です。
また、契約書に記載された入金日をよく確認し、業者側と口頭で確認しておくことも重要です。契約日と入金日が離れている場合は、疑うほうがいいかもしれません。
買取業者だけではない!車の個人間売買でのトラブルも多い
買取業者とのトラブルも多いですが、実は個人間売買でのトラブルも多発しています。個人間売買では、プロの業者が仲介に入らずに手続き・契約を進めるので、どうしてもトラブルが起きやすいのです。
実際に起きた車の個人間売買のトラブル事例を紹介します。
・車両を渡したが代金の支払いがされない
・車両を渡した後に故障し、買主から修理代金を請求された
・個人売買で車を売却したが、移転登録(名義変更)がされておらず、自動車税(種別割)の納税通知書が届いた
個人間売買は消費税がかからず、個人間売買を仲介するサイトなどで簡単に取引を行うことが可能です。利便性は向上しているものの、トラブルは非常に多いため、慎重に判断することが大切です。

個人売買より、正規の買取業者に依頼するほうがトラブルは少ないでしょう。
あわせて読みたい
車の買取に関するトラブルの相談先
車の買取に関するトラブルの相談先を紹介します。
- 消費者生活センター・国民生活センター
- JPUC車売却消費者相談室
- 弁護士
消費者生活センター・国民生活センター
消費者生活センター・国民生活センターは、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっている機関です。
相談窓口は無料で利用が可能であり、土日祝日も相談を受け付けています。窓口では、トラブルの対処法について相談員からアドバイスをもらえます。
ただ、消費者生活センター・国民生活センターでの対応はアドバイスのみで、実際に業者と直接交渉をしてくれることはありません。トラブル解決に直結するわけではないので、注意しましょう。
・消費者ホットライン(全国統一番号)
電話番号 118(局番なし)
・平日バックアップ相談
受付時間 10時~12時、13時~16時(土日祝日、年末年始を除く)
電話番号 03-3446-0999
参考:全国の消費生活センター等
JPUC車売却消費者相談室
JPUC(一般社団法人 日本自動車購入協会)は、中古車の健全な取引を目指して設立された組織です。
JPUCが運営する相談室では、車の買取に関するトラブルや苦情について、中立・公平な立場から対応してくれます。車買取業界に精通したベテラン相談員が困りごとや意見、質問に電話で迅速に対応してくれるので、安心感があります。
受付時間 平日9時〜17時
電話番号 0120-93-4595
弁護士
トラブルが深刻で法的なアドバイスが必要な場合、弁護士への相談も検討しましょう。契約書の解釈や法的権利について専門的なアドバイスを受けることができます。
消費者センターの場合はあくまで「相談」だけですが、弁護士の場合は実際に仲介に入って対処をお願いすることも可能です。ただ、依頼料がかかる点だけ注意が必要です。
車の買取に関するトラブルを防ぐためにできること
車の買取に関するトラブルを防ぐためにできることは、以下の6点です。
JPUC適正買取店のなかから売却先を選ぶ
JPUC適正買取店は、JPUC(一般社団法人 日本自動車購入協会)が定めた基準を満たしている買取店です。JPUCが実施する適正買取店研修の修了者が、店舗に1名以上在籍しています。
JPUC適正買取店では、電話をかける時間帯や電話による発信数の制限を設けているため、夜間から朝にかけての電話や、しつこい営業電話がかかってくることはありません。

消費者が安心・信頼のある買取業者を選ぶうえでの基準となるでしょう。
当社カーセブンもJPUC適正買取店です。お客様が安心して車を査定・売却できるよう、さまざまな取り組みをしております。
気になっている買取業者がJPUC適正買取店かどうかを確かめたい場合は、「適正買取店一覧」をご覧ください。
個人売買をしない
近年、オークションサイトやフリマサイトなどを通して個人売買を行う方が増えています。個人売買は発生する仲介手数料を減らせるなどのメリットがありますが、個人売買はトラブルが多いのでおすすめできません。

個人売買では「契約がスムーズに進まない」「買取金額が入金されない」などのトラブルが発生しています。
実際に個人売買を装うような悪徳業者も存在するので、できるだけ正規の買取店で買い取ってもらうようにしましょう。
あわせて読みたい
査定の場では契約しない
「査定額にやや心配がある」「まだ売却に不安要素がある」という場合は、そのまま契約せず、一度持ち帰るようにしましょう。
車の売却は、特定商取引法におけるクーリング・オフの対象外です。つまり、契約後に無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできません。
査定の場で「今契約すれば高く買い取る」などと契約を急かされても、気になる点があるならキッパリと断るようにしてください。逆にあいまいな回答をすると、高圧的な態度で契約を押し付けられることもあるので、はっきり断ることが大切です。
キャンセル条件や入金日などが記載された契約書をよく確認する
契約書は、取引条件や詳細を明示する重要な文書であり、売り手と買取業者との間で合意事項を保護するものです。キャンセル条件や入金日など、契約書の内容をよく確認し、あいまいな点がないかを確認しましょう。

実際に、契約書をきちんと確認しなかったことが原因で、後々にトラブルが起きるケースはよくありますよ。
契約内容の確認ポイント
契約書を確認する際は、以下の点に注目しましょう。
項目 | 詳細 |
買取金額と支払い条件 | ・買取価格が正しく記載されているか・支払い方法や期限が合意した通りかどうか |
キャンセル条件と返金に関する記述 | ・キャンセルに際してどのような手続きや料金がかかるか |
車の状態と問題点の記載 | ・車の故障や問題点が契約書に反映されているか |
名義変更 | ・車両登録や名義変更の手続きについての記載があるか |
入金日 | ・契約日から明らかに離れた入金日ではないか |
手数料や追加料金に関する記述 | ・手数料や追加料金に関する記載があるか・どのような場合に手数料が発生するのか |
修復歴や事故歴を事前に申告する
車の修復歴や事故歴は、査定前・売却前に必ず担当者に伝えましょう。特に修復歴は、買取金額に大きな影響を与えるため、確実に申告するようにしてください。
修復歴:車両が過去に事故や大きな損傷を受けて、フレームなど車の骨格部分を修理した履歴。修復歴のある車は、価値や性能が低下する。
修理歴:過去に軽微な故障やメンテナンスを受けた履歴。必ずしも買取金額に大きな影響を及ぼすものではない。
売り手から修復歴や事故歴を聞いたうえで査定額を決定したにもかかわらず、車の引渡後になって、その修復歴や事故歴を理由に減額することは、買取業者側に問題があります。しかし、自分が契約前に正しく申告しなかった場合は「売り手側に原因がある」と判断され、減額などに応じないといけない可能性もあるのです。
買取相場を把握しておく
買取価格に関するトラブルを防ぐためには、まず車の価値を知っておく必要があります。
買取相場を把握する方法としては、大手買取店サイトの取引実績を確認するのがおすすめです。全国に店舗を持つような大手買取店であれば、ウェブサイトなどに過去の買取価格が車種別で掲載されています。
年式や走行距離などの条件が自分の車と似ているものの実績を探すことで、だいたいどれほどの値段で売却できるか予想を立てられるでしょう。

カーセブンも過去の査定実績を掲載しています。同じ車種、グレード、年式、走行距離、カラーの車を探して、おおよその相場を掴んでください。
トラブルなく車の買取を依頼するならカーセブンがおすすめ!
トラブルなく車の買取を依頼するなら、ぜひカーセブンにご相談ください!
カーセブンは一般社団法人 日本自動車購入協会(JPUC)の「適正買取店認定制度」の要件を満たしている買取店です。適正買取店認定制度は、不適切な買取をしていないなど10個の項目があり、すべて満たしている店舗だけが得られる制度です。
また、カーセブンではお客様が安心して車を売却できるよう、5つの安心宣言を設定しています。

買取金額の半額を当日に前払い
カーセブンでは、最大50万円を限度に、車の買取金額の半額を当日に前払いします。残りの金額も3営業日以内に全額振り込みいたします。そのため「売却して車を引き渡したのに、なかなか買取金額が入金されない…」といったトラブルは起きません。

すぐにお金を受け取ることができるので、「買い替えの際に頭金に利用したい!」といった場合に、入金を待たずに使用できますよ。
契約後の減額は一切なし
カーセブンでは、どのような理由であれ契約後の減額は一切ありません。「契約したあとに減額されるのでは…」と心配することなく、安心してご契約いただけます。
契約後7日以内なら無料でキャンセル可能
カーセブンは、車の引き渡しから7日以内であればキャンセル料が発生しません!契約した後でキャンセルしたくなった場合でも、電話一本でキャンセルできます。

キャンセルのために、店舗に訪問いただく必要はありませんよ。
車の査定・買取を検討されている方は、お客様の安心を第一に考えたカーセブンを利用してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
車の買取に関するよくあるトラブルは、以下の通りです。
- しつこい営業電話が届く
- 強引に契約・売却を迫られる
- 契約後に車の買取金額が減額される
- 契約後のキャンセルができない、または高額なキャンセル料が請求される
- 買取金額が支払われない・持ち逃げされた
詳しくは「車の買取に関するよくある5つのトラブル」をチェック
車の買取に関するトラブルを防ぐためにできることは、以下の6点です。
車の買取に関するトラブルを防ぐためにできることは、以下の6点です。
- JPUC適正買取店のなかから売却先を選ぶ
- 個人売買をしない
- 査定の場で契約しない
- キャンセル条件や入金日などが記載された契約書をよく確認する
- 修復歴や事故歴を事前に申告する
- 買取相場を把握しておく
詳しくは「車の買取に関するトラブルを防ぐためにできること」をチェック
車の買取はクーリングオフの対象外なので、無断での契約後の取り消し・解約などはできません。そのため、買取業者から契約を急がされても、一呼吸おいて慎重に考えることが大切です。
もう乗らない…価値が下がる前が売り時
その車高く買い取ります!
ご相談・ご質問だけでもお気軽に!
WEBからのお申し込み
審査だけでもOK!
お電話からのお申し込み
営業時間8:30~20:00