低燃費の車と聞いて多くの人が思い浮かべるのがハイブリッドカー。エンジンに加えモーターの力も使うハイブリッドカーはトヨタ プリウスをはじめ、普通車(登録車)に設定されるものというイメージがありますが、実は軽自働車にもハイブリッドカーがあるのです。
ただ、軽自動車のハイブリッドは普通車とは少し違うシステムになります。それがどんなシステムで、どんな車にハイブリッドが設定されているのかを見ていきましょう。
この記事でわかること
- ・軽自動車のハイブリッドの仕組み
- ・軽自動車のハイブリッドのメリットとデメリット
- ・ハイブリッドが設定されている軽自動車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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軽自動車のハイブリッドはどんな仕組み?
多くの方が『ハイブリッドカー』と聞いて頭に思い浮かぶのは、トヨタやホンダが発売している普通車(登録車)のハイブリッドカーでしょう。これらは『ストロングハイブリッド』『フルハイブリッド』と呼ばれることもあり、エンジンとモーターを併用して走行するシステムです。
ハイブリッドにはどんな種類がある?

ハイブリッドには主に以下のシステムがあります。
シリーズ式 | エンジンは発電機を動かすために使われ、 その電気を使ってモーターを駆動させて走行する。 |
パラレル式 | 走行は基本的にエンジンの力を使い、 大きな力が必要な時などにモーターが駆動してエンジンをサポートする。 |
スプリット式 | 走行環境や速度などによってモーターとエンジンを使い分け、 必要に応じて両方の力を使って走行する。 |
いずれのハイブリッドシステムもエンジンとモーターという複数のパワーユニットを搭載し、さらに電気を蓄える大容量のバッテリーが必要になるため、ガソリン車に比べると製造コストが高くなります。ガソリン車とハイブリッド車をラインナップしているトヨタ ヤリスのGグレードを見ると、1.5Lのガソリン車とハイブリッド車には34万6,000円の価格差があります。
軽自動車のハイブリッドはマイクロハイブリッド
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ガソリン車とハイブリッド車でこれだけの価格差がある機能は、軽自動車には簡単に搭載できません。軽自動車ユーザーは価格にとてもシビア。「性能がいいのはわかるけれど、別メーカーのほうが1万円安いから」と競合モデルに流れてしまったという話は、販売現場でよく聞きます。
一方で、ユーザーの低燃費志向が高まるなかで、軽自動車メーカーも手を打たなければユーザーが離れてしまいます。そこで注目されたのがマイクロハイブリッドという仕組みです。
非常に大雑把に説明すると、マイクロハイブリッドは簡易型のハイブリッドシステム。基本はエンジンを使って走行し、発電機能を備えた小型のモーターが減速時のエネルギーで発電。その電気を小さなリチウムイオンバッテリーに蓄電して、もっとも燃料を消費する発進時などにモーターがエンジンをアシストする仕組みです。
先ほど例に出したヤリスのモーターは最高出力が59kW(80ps)、最大トルクが141N・m(14.4kgf-m)なのに対し、スズキ スペーシアのモーター(ISG)は最高出力が1.9kW(2.6ps)、最大トルクが40N・m(4.1kgf-m)。この数字を見ると「本当に意味があるの?」と感じるかもしれませんが、マイクロハイブリッドにはさまざまなメリットがあります。
ちなみにマイクロハイブリッドシステムはスズキではマイルドハイブリッド、日産ではスマートシンプルハイブリッドと(S-HYBRID)呼んでいます。
軽自動車のハイブリッドのメリット

ストロングハイブリッドに比べるとパワーはかなり小さいですが、軽自動車のハイブリッドにはさまざまなメリットがあります。
少ない価格差で燃費が良くなる
スズキ アルトのガソリン車はWLTC燃費が25.2km/Lなのに対し、マイルドハイブリッド搭載車は27.7km/L。価格差は9万9,000円です。装備差もあるので単純比較はできませんが、ストロングハイブリッドに比べると簡易的なシステムなので、価格上昇はかなり抑えられています。
発進がスムーズ
車は停止状態から動き出す時に大きな力が必要になります。排気量が小さい軽自動車のエンジンは大きな力を出せないため、普通車に比べると発進がもたもたすることもあります。そこをモーターがアシストすることで、スムーズに発進できます。
また、車は停止状態から動き出す時に大きな力を必要とするので燃料消費が多くなります。マイクロハイブリッドは大きな力が必要になるシーンでモーターのアシストが入るので、燃料消費を抑えることができるのです。
エンジン再始動が静か
燃費性能を高める技術のひとつにアイドリングストップがあります。信号待ちなどで車が停止する直前にエンジンを停止することでアイドリングに消費する燃料をカット。そしてブレーキを緩めると自動でエンジンが再始動するシステムです。

多くの車はエンジン始動にセルモーターを使いますが、セルモーターが動く時は「キュルキュルキュル……」と大きな音がするため、「うるさくて嫌だ」とアイドリングストップをオフにしている人もいます。
マイクロハイブリッドはエンジン始動にセルモーターではなくISGやECOモーターを使用します。これらは「キュルキュルキュル……」という音がしないので、アイドリングストップからの復帰時に騒音が気になりません。
軽自動車のハイブリッドカーのデメリット
軽自動車に搭載されるマイクロハイブリッドは大きなデメリットがあるものではありません。強いて挙げるとすれば
・ハイブリッドという名称になるが飛躍的に燃費性能が向上するわけではない
・モーターのみで走行することはできない
・ストロングハイブリッドほどではないが、ガソリン車より価格が高い
ということでしょう。
軽自動車のハイブリッドカーの歴史
軽自動車のハイブリッドカーは比較的最近登場したものと思われがちですが、実はハイブリッドカーの黎明期にすでに市販化されていました。ここでは軽自動車のハイブリッドカーの歴史を振り返ります。
軽自動車初のハイブリッドカーはストロングハイブリッドだった

軽自動車のハイブリッドカーの歴史は1999年まで遡ります。この年に開催された東京モーターショーでスズキが2人乗りのシティコミューターのコンセプトカー『Pu-3コミューター』を出展しました。ちなみに世界初の量産ハイブリッドカーである初代プリウスが登場したのは1997年です。
Pu-3コミューターはガソリンエンジン、ハイブリッド、電気自動車という3つのパワーユニットを搭載するとアナウンス。そして2003年1月、スズキはPu-3コミューターの市販モデルであるツインを発売。パワーユニットは660ccのガソリンエンジンと、ハイブリッドが用意されました。
ハイブリッドは現在のスズキが採用しているマイルドハイブリッドではなく、エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを配置したパラレル式のシステムを搭載。軽自動車初のハイブリッドはストロングハイブリッドだったのです。
ツインのガソリン車はAとBという2つのグレードを用意。Aは価格を徹底的に抑えたグレードで、49万円という衝撃の価格で登場。標準的な快適装備がついたBは84万円でした。ハイブリッドもAとBを用意。ハイブリッドAは129万円という価格設定でした。
当時のカタログ燃費は10・15モードという計測法だったので現在のWLTCモードとは単純比較できません。それでもハイブリッドの34km/Lという数値は驚くべきものでした。

パラレル式のハイブリッドシステムを搭載したもうひとつの軽自動車が、ダイハツが2005年9月に発売した商用車、ハイゼットカーゴハイブリッドです。
ツインが2人乗りのマイクロカーだったのに対し、こちらは4人乗りで荷物がたくさん積める軽ワンボックスになります。
問題は価格。同時期に発売されていたハイゼットカーゴが88万2,000円〜138万6,000円だったのに対し、ハイゼットカーゴハイブリッドは221万5,500円もしたのです。
軽自動車のマイクロハイブリッドの前身システムは2012年に登場

スズキとダイハツ、どちらもフルハイブリッドを搭載した軽自動車は1世代で販売終了となりました。そして登場したのがマイクロハイブリッドです。
スズキは2012年9月に発売された5代目ワゴンRに、エネチャージ、エコクール、新アイドリングストップ、そして軽量化技術などを総称した『スズキグリーンテクノロジー』を初搭載。この中にあるエネチャージが、スズキのマイルドハイブリッドへとつながっていく技術です。
エネチャージはアクセルから足を離すと減速エネルギーでオルタネーター(車用の発電機)を動かして発電。その電気を小型のリチウムイオンバッテリーに蓄電して、その電気を車の電装品に使います。

2014年8月のマイナーチェンジで、エネチャージがS-エネチャージに進化。オルタネーターの代わりにISG(モーター機能付き発電機)を搭載。減速エネルギーを使って発電し、その電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電するまではエネチャージと同じですが、ISGは発進時などにエンジンをアシストすることもできます。
S-エネチャージは2017年2月に発売された6代目ワゴンRからマイルドハイブリッドに名称変更されました。

日産はマイクロハイブリッドシステムであるスマートシンプルハイブリド(S-HYBRID)を4代目セレナの一部改良(2012年8月)で初搭載。軽自動車では2019年3月にフルモデルチェンジした2代目デイズからスマートシンプルハイブリッドを展開しています。
新車で買える人気ハイブリッド軽自動車
ここからはスズキ、日産、そして三菱が採用しているマイクロハイブリッドシステム(マイルドハイブリッド、スマートシンプルハイブリッド)を搭載したモデルを紹介します。
メーカー名 | 車名 | 新車価格帯 |
スズキ | スペーシア | 1,530,100〜1,824,900円 |
スペーシアカスタム | 1,801,800〜2,115,300円 | |
ワゴンR | 1,294,700〜1,586,200円 | |
ワゴンRカスタムZ | 1,551,000〜1,833,700円 | |
ワゴンRスティングレー | 1,765,500〜1,888,700円 | |
ワゴンRスマイル | 1,351,900〜1,771,000円 | |
ハスラー | 1,365,100〜1,817,200円 | |
アルト | 1,064,800〜1,500,400円 | |
日産 | デイズ | 1,437,700〜2,157,100円 |
ルークス | 1,637,900〜2,399,100円 | |
三菱 | デリカミニ | 1,804,000〜2,238,500円 |
eKクロス | 1,664,520〜2,027,520円 | |
eKスペース | 1,547,700〜1,793,000円 |
スズキ スペーシア/スペーシアカスタム(3代目/2023年〜)


■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,785mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 880kg |
エンジン種類 |
直列3気筒 |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
WLTC燃費 | 23.9km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
3代目スペーシアの中古車相場価格 | 総額140万〜280万円 |
2代目スペーシアの中古車相場価格 | 総額60万〜280万円 |
初代スペーシア(S-エネチャージ搭載車)の 中古車相場価格 |
総額50万〜150万円 |

軽スーパーハイトワゴンのスペーシアは、初代が2015年8月の改良でS-エネチャージをターボ車に搭載。2017年12月に登場した2代目スペーシアはマイルドハイブリッドシステムを全グレードに搭載しました。そして2023年11月に登場した現行型も全グレードにマイルドハイブリッドを搭載しています。
ただ、2代目と3代目ではマイルドハイブリッドの制御が少し代わっていて、2代目はアイドリングストップした後の発進時に最長10秒間モーターでクリープ走行する機能がありましたが、3代目はこの機能がなくなっています。そして3代目のカスタムのターボ車にはボタンを押すことで加速時にモーターアシストのトルクアップで力強い加速力を発揮するパワーモードが搭載されます。

WLTC燃費性能はスペーシア ハイブリッドG全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機が非搭載のモデルで25.1 km/Lを達成。その他のグレードも低燃費を実現しています。
スズキ スペーシア
車両本体価格123.0万円
支払総額131.4万円
諸費用8.4万円
スズキ スペーシア
車両本体価格62.0万円
支払総額65.0万円
諸費用3.0万円
スズキ スペーシア
車両本体価格29.8万円
支払総額47.5万円
諸費用17.7万円
スズキ スペーシア
車両本体価格49.8万円
支払総額64.6万円
諸費用14.8万円
スズキ ワゴンR/ワゴンR カスタムZ/ワゴンRスティングレー(6代目/2017年〜)



■スペック(ハイブリッドFX-S/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,650mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 770kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
WLTC燃費 | 25.2km/L |
ハイブリッド搭載グレード | FXを除く全グレード |
6代目ワゴンRの中古車相場価格 | 総額140万〜280万円 |
5代目ワゴンR(S−エネチャージ搭載車)の 中古車相場価格 |
総額40万〜90万円 |

ワゴンRは先代の5代目モデルのマイナーチェンジ(2014年8月)で、ワゴンRの上級グレードであるFZと、スティングレーのNA車であるXにS-エネチャージを搭載しました。ただ、両グレードの中古車流通量はかなり少なく、ほとんどは前身のエネチャージ搭載車になります。
現行型はデビュー時には標準車、FZ、スティングレーという3系統で展開。2022年8月にFZが廃止されてカスタムZがラインナップに加わりました。標準車のエントリーグレードはマイルドハイブリッドが非搭載ですが、それ以外のグレードはマイルドハイブリッドが搭載されています。


現在、軽自動車はスライドドア搭載のスーパーハイトワゴンが選択の主流になっていますが、室内空間の広さならワゴンRのようなトールワゴンタイプも充分納得できるはず。デザインなどが気に入ったら、こちらにも注目してみてください。
スズキ ワゴンR
車両本体価格50.5万円
支払総額59.7万円
諸費用9.2万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格50.8万円
支払総額59.8万円
諸費用9.0万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格35.7万円
支払総額44.3万円
諸費用8.6万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格73.0万円
支払総額79.0万円
諸費用6.0万円
スズキ ワゴンRスマイル(初代/2021年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,695mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 870kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
WLTC燃費 | 25.1km/L |
ハイブリッド搭載グレード | Gを除く全グレード |
初代ワゴンRスマイルの 中古車相場価格 |
総額100万〜210万円 |

2021年にワゴンRシリーズに加わったワゴンRスマイルは、軽トールワゴンの利便性にスライドドアを追加したモデル。マイルドハイブリッドはエントリーグレードとなるGを除くグレードに搭載されます。
軽スーパーハイトワゴンは全高が高く室内高もかなり高いので子育てファミリーにとって便利な車。しかし独身者や子育てが終わった人だと「ちょっと広すぎる」と感じることもあるようです。でもワゴンRはスライドドアがないので選びづらい。ワゴンRスマイルはそんな人におすすめのモデルとなります。

電動スライドドアが閉まる動作中にドアロックを予約できる機構やスマホの充電ができるUSBソケットなど、日常使いに便利な機能がたくさん搭載されています。
スズキ ワゴンR スマイル
車両本体価格145.8万円
支払総額153.8万円
諸費用8.0万円
スズキ ワゴンR スマイル
車両本体価格119.7万円
支払総額125.2万円
諸費用5.5万円
スズキ ワゴンR スマイル
車両本体価格131.0万円
支払総額139.8万円
諸費用8.8万円
スズキ ハスラー(2代目/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,680mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 840kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
WLTC燃費 | 25.0km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
2代目ハスラーの中古車相場価格 | 総額110万〜270万円 |
初代ハスラー(S-エネチャージ搭載車)の 中古車相場価格 |
総額40万〜180万円 |

初代ハスラーは2013年12月にデビューした時点ではエネチャージを搭載していましたが、2015年5月の改良でNAエンジンのCVT車にS-エネチャージが搭載されました。2代目となる現行型はターボ車を含めて、全グレードマイルドハイブリッドが搭載されています。
現行型はエンジン、CVT、そしてプラットフォームも先代から刷新されたことで、走りの質感が大きく向上。中低速域でのトルクが高められているため、街なかを心地よく走れるようになっています。

高速道路や坂道が多い場所を走る機会が多い人にはターボ車がおすすめ。ターボの過給とマイルドハイブリッドのモーターによるサポートで力強く走ることができます。
スズキ ハスラー
車両本体価格91.7万円
支払総額99.7万円
諸費用8.0万円
スズキ ハスラー
車両本体価格128.0万円
支払総額135.1万円
諸費用7.1万円
スズキ ハスラー
車両本体価格154.0万円
支払総額164.7万円
諸費用10.7万円
スズキ ハスラー
車両本体価格146.0万円
支払総額152.0万円
諸費用6.0万円
スズキ アルト(9代目/2021年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,525mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 710kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
WLTC燃費 | 27.7km/L |
ハイブリッド搭載グレード | ハイブリッドS、ハイブリッドX |
9代目アルトの中古車相場価格 | 総額80万〜170万円 |

1979年、「アルト47万円」というキャッチコピーで登場した初代アルト。価格を抑えるのはもちろん、税制や燃費などの維持費面でも庶民の味方になりました。このコンセプトは代々継承され、先代までアルトにはS-エネチャージは搭載されず、軽量化などで圧倒的な低燃費を実現してきました。
現行型ではそんなアルトにもついにマイルドハイブリッドが搭載されたことが話題になりました。搭載されるのは上級グレードの2機種になります。マイルドハイブリッド搭載車のWLTC燃費は27.7km/L。これはマイルドハイブリッド以外に軽量化などもかなり効いていると言えるでしょう。マイルドハイブリッド非搭載車にはエネチャージが備わります。

ワゴンRやスペーシアなどに比べると装備は簡素になりますが、マイルドハイブリッド車には安全装備やLEDヘッドライトなどが備わります。背の高い車よりもコンパクトカー感覚で乗れるものが欲しいという人におすすめです。
スズキ アルト HB
車両本体価格9.8万円
支払総額27.5万円
諸費用17.7万円
スズキ アルト HB
車両本体価格46.8万円
支払総額55.8万円
諸費用9.0万円
スズキ アルト HB
車両本体価格64.7万円
支払総額74.7万円
諸費用10.0万円
スズキ アルト HB
車両本体価格68.3万円
支払総額78.3万円
諸費用10.0万円
日産 デイズ(2代目/2019年〜)

■スペック(ハイウェイスターX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,650mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 850kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 S-HYBRID |
総排気量 | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
WLTC燃費 | 23.3km/L |
ハイブリッド搭載グレード | SとXを除く全グレード |
2代目デイズの 中古車相場価格 |
総額60万〜210万円 |

2代目となる現行型からS-HYBRIDを搭載したデイズ。標準モデルには搭載されず、ハイウェイスター系、アーバンクロムに搭載されています。ターボ車にも搭載されるので、高速道路を使った移動が多い人も安心です。
日産は早くから軽自働車にも先進安全装備を標準装備したメーカー。最新のデイズにも全方位の安全装備が備わります。なかでも2台前の車の動きを検知して危険に備えるインテリジェントFCWは他メーカーにはない機能。グレード名に「プロパイロットエディション」と付くものは、高速道路での運転支援技術であるプロパイロットを搭載しています。

室内も軽自動車の枠を超えた高級感のあるデザイン・素材を採用。軽だからといって質感に妥協したくない人におすすめです。
日産 デイズ
車両本体価格52.0万円
支払総額58.0万円
諸費用6.0万円
日産 デイズ
車両本体価格119.1万円
支払総額129.9万円
諸費用10.8万円
日産 デイズ
車両本体価格49.0万円
支払総額55.0万円
諸費用6.0万円
日産 デイズ
車両本体価格59.0万円
支払総額67.6万円
諸費用8.6万円
日産 ルークス(2代目/2020年〜)

■スペック(ハイウェイスターX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,800mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 1,020kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 S-HYBRID |
総排気量 | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
WLTC燃費 | 19.0km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
2代目ルークスの 中古車相場価格 |
総額90万〜250万円 |

デイズにはS-HYBRIDが搭載されないグレードがあるのに対し、ルークスは全グレードにS-HYBRIDを搭載。車両重量が重いこともありWLTC燃費が20km/Lを切っていますが、実用燃費は期待できます。
2023年4月のマイナーチェンジでエクステリアデザインを大きく変更。日産の新しい顔となるVモーショングリルが採用され、先進性がアピールされました。

デイズ同様に装備類も充実。居心地のいい室内空間でゆったりと移動を楽しみたい人におすすめです。
日産 ルークス
車両本体価格160.0万円
支払総額165.3万円
諸費用5.3万円
日産 ルークス
車両本体価格151.0万円
支払総額159.8万円
諸費用8.8万円
日産 ルークス
車両本体価格84.0万円
支払総額89.4万円
諸費用5.4万円
日産 ルークス
車両本体価格105.7万円
支払総額114.2万円
諸費用8.5万円
三菱 デリカミニ(初代/2023年〜)

■スペック(Gプレミアム/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,800mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 990kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 HYBRID |
総排気量 | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
WLTC燃費 | 20.9km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
初代デリカミニの 中古車相場価格 |
総額180万〜340万円 |
日産と三菱は軽自動車を共同で開発していて、デリカミニはルークスの兄弟車にあたります。もともとはeKクロススペースというモデルが販売されていましたが、マイナーチェンジのタイミングでeKクロススペースが廃止になり、新しくデリカミニが登場しました。
ルークスに比べると車両重量が少し軽くなっているため、2WDのNA車はWLTC燃費で20km/Lを超える数値を達成しました。
デザインは異なるもののパワートレインその他はルークスと共通。ただ、4WD車は足回りを専用開発していて、最低地上高が2WDより高めに設定されています。これにより未舗装路での走行性能がアップ。三菱のアイコンである“デリカ”の名に恥じない走りを味わえます。
三菱 デリカ ミニ
車両本体価格228.8万円
支払総額238.6万円
諸費用9.8万円
三菱 デリカ ミニ
車両本体価格227.0万円
支払総額230.0万円
諸費用3.0万円
三菱 デリカ ミニ
車両本体価格218.8万円
支払総額228.6万円
諸費用9.8万円
三菱 デリカ ミニ
車両本体価格197.3万円
支払総額209.7万円
諸費用12.4万円
三菱 eKクロス(初代/2019年〜)

■スペック(Gプレミアム/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,650mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 870kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 HYBRID |
総排気量 | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
WLTC燃費 | 23.3km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
初代eKクロスの 中古車相場価格 |
総額70万〜200万円 |
デイズの兄弟車となるeKクロス。デイズはS-HYBRID非搭載グレードの設定もありますが、eKクロスは全グレードで採用されています。エンジンはNAモデルとターボモデルを設定。ターボ車は2,400~4,000rpmという常用域で最大トルクを発揮してくれるので、力強い加速感などを味わいたい人におすすめです。
三菱のベーシックな軽自動車であるeKワゴンにはHYBRIDの設定がないため、軽ワゴンでHYBRIDが欲しい人も、eKクロスが選択肢になります。
三菱のデザインアイデンティティであるダイナミックシールドを採用した外観は、スマートかつ力強い雰囲気を醸し出します。ダイナミックシールドはSUVやミニバンにも採用されていますが、eKクロスがもっとも様になっているように感じます。
三菱 eKクロス スペース
車両本体価格158.3万円
支払総額168.3万円
諸費用10.0万円
三菱 eKクロス スペース
車両本体価格145.0万円
支払総額154.6万円
諸費用9.6万円
三菱 eKクロス スペース
車両本体価格145.7万円
支払総額154.7万円
諸費用9.0万円
三菱 eKクロス スペース
車両本体価格129.7万円
支払総額135.4万円
諸費用5.7万円
三菱 eKスペース(2代目/2020年〜)

■スペック(G/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,780mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 960kg |
エンジン種類 | 直列3気筒 HYBRID |
総排気量 | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
WLTC燃費 | 20.9km/L |
ハイブリッド搭載グレード | 全グレード |
2代目eKスペースの 中古車相場価格 |
総額90万〜200万円 |

デリカミニが登場した時点でSUVテイストを高めたeKクロススペースは廃止になりましたが、そのベースモデルであるeKスペースはマイナーチェンジを受けて継続販売されています。
HYBRIDは全グレードに搭載されていて、WLTC燃費は20km/Lを超える数値を達成。eKスペースにはターボ車の設定がないため、街乗り中心で使いたい人におすすめです。

内外装も兄弟車のルークスが高級感を打ち出しているのに対し、eKスペースは親しみやすい雰囲気を演出しています。価格設定もルークスより抑えられています。
三菱 eKスペース
車両本体価格84.3万円
支払総額94.5万円
諸費用10.2万円
三菱 eKスペース
車両本体価格84.3万円
支払総額94.5万円
諸費用10.2万円
三菱 eKスペース
車両本体価格44.8万円
支払総額59.6万円
諸費用14.8万円
三菱 eKスペース
車両本体価格74.3万円
支払総額84.5万円
諸費用10.2万円
エコな軽自動車には、電気自動車(EV)という選択肢もある

ストロングハイブリッドほど劇的に燃費性能が高まるわけではないもののマイクロハイブリッド搭載の軽自動車もエコに貢献するモデルです。ヨーロッパでは環境に関する規制の関係でマイルドハイブリッド車が主流になっています。
エコと言って他に思い浮かぶ車は電気自動車。現在は軽自動車規格になる電気自動車も販売されています(日産 サクラ、三菱 eKクロスEV)。

車両価格はマイクロハイブリッド搭載の軽自動車に比べるとかなり高くなるものの、国や自治体から補助金が出るのは嬉しいところ。乗る際は自宅に充電設備を設置すると便利です。
よくある質問
普通車で採用されるストロングハイブリッドは現在発売されていませんが、簡易的なシステムで価格を抑えたタイプのハイブリッドを搭載するモデルがあります。
一般的なエンジンに搭載されるセルモーターの代わりに、発電機能を備えた小型のモーターを搭載。減速時のエネルギーを使って発電した電気を小型のリチウムイオンバッテリーに蓄電して、発進時にモーターがエンジンをアシストします。
ストロングハイブリッドだとガソリンモデルに比べてかなり燃費がよくなりますが、軽自動車の簡易的なハイブリッドシステムだと燃費性能はそこまで良くなるわけではありません。でも発進がスムーズだったり、アイドリングストップからの復帰が静かというメリットがあります。
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