カーリースは、月々定額の料金で新車に乗れる便利なサービスです。まとまった資金がなくても利用できる点が魅力ですが、デメリットを懸念する人も少なくありません。
カーリースの利用を検討する際は、仕組みを正しく理解し、自分のニーズに合うかを見極めることが重要です。
人によっては、カーリースよりも中古車購入が向いている場合もあります。カーリースのデメリットが気になる場合は、中古車購入も選択肢のひとつとして検討してみましょう。
この記事でわかること
- ・カーリースの仕組みとデメリット
- ・カーリースの契約前の注意点
- ・カーリースのデメリットの回避方法
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目次
カーリースとは:月額料金を支払って車を借りられるサービス
カーリースは、リース会社が自動車を購入し、契約者に貸し出すサービスです。専門のリース業者だけでなく、自動車ディーラーが自社の車をリースとして提供するケースもあります。
カーリースは月々定額の料金で利用できるため、まとまった資金がなくても新車に乗れる便利な仕組みです。ただし、人によっては契約条件が合わず、「デメリットしかない」「デメリットだらけ」と感じることもあります。
カーリースを検討する際は、契約期間中の走行距離制限や契約満了時の残価精算といった、デメリットとなり得る要素をしっかり理解することが重要です。
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カーリースのデメリット
カーリースのデメリットは次の6つです。

中途解約すると違約金が発生する
カーリースの月額料金は「車両の本体価格+各種費用の総額」を契約期間で割って算出されます。契約満了まで定額を支払い続けることが前提となるため、原則として中途解約はできません。
契約期間中にライフスタイルの変化があったり、経済的な状況で月額料金の支払いが厳しくなったりなど、何らかの事情で中途解約をする場合は、違約金が発生する可能性があります。違約金には、「残りの契約期間分の料金」だけでなく、「原状回復のための修理費用」なども含まれることがあり、想像以上に高額になることも考えられます。
さらに、事故などで車が修理不能になり強制解約となった場合も、違約金が発生するため注意が必要です。
走行距離の制限を超えると追加料金が発生する

契約するプランにもよりますが、多くのカーリースでは、走行距離に制限が設けられています。これは、契約時に車の将来的な価値(残価)をあらかじめ決め、その車の価値の低下を防ぐためです。
たとえば、「毎月1,000~2,000km」「年間10,000km」といった制限が設定されており、この範囲を超えると追加料金が発生する場合があります。
これにより、長距離運転が多い方にとっては、走行距離に気を配る必要があり、自由に運転できない点がデメリットとなるでしょう。
残価精算で高額な支払いが発生することがある
カーリースには、契約満了時の車の価値(残価)を想定して月額料金を決める「残価設定」という仕組みがあります。

残価設定には、「オープンエンド」と「クローズドエンド」の2つの方式があり、契約満了時の残価精算の方法が異なります。
オープンエンド | クローズドエンド | |
特徴 | ・残価を公開する契約方法 ・契約満了時に残価精算を行う |
・残価を公開しない契約方法 ・契約満了時に残価精算がない |
メリット | 毎月のリース料金は抑えられる | 契約満了時の精算を気にせずに済む |
デメリット | 契約時より残価が低い場合、 差額を支払う必要がある |
オープンエンド方式よりも 月々のリース料金が高くなりやすい |
契約満了時に、車の実際の価値と契約時に設定された価値の差額を精算すること
オープンエンドの場合、返却時の車の残価が契約時に設定された残価を下回ると、その差額を負担することになります。毎月のリース料金は抑えられても、残価精算の金額によっては大きな負担になるかもしれません。
自由なカスタマイズができない
購入した車であれば自分好みのカスタマイズやドレスアップは自由ですが、カーリースの場合、納車後のカスタマイズは禁止されていることがほとんどです。
カーリースは基本的に返却の際に車の原状回復が必要となります。純正オプションの装着など、一部のカスタマイズを許可しているケースもありますが、リース会社によって規約は異なるため、事前に確認することが重要です。
原状回復できないカスタマイズや改造を許可なく行った場合、違約金が発生する可能性があります。車を自分好みにカスタマイズしたい人にとっては、このような制限があることが大きなデメリットになるでしょう。
車の状態によっては原状回復費用が発生する
カーリース契約満了時の車の扱いはリース会社や契約内容により異なりますが、車を返却する場合は原状回復が必要です。そのため、契約期間中に車にできたキズやヘコミ、ニオイなどがあると、契約者が費用負担をして修理またはクリーニングを行う必要があります。
なお、経年劣化や通常の使用で自然とつくような小さなキズや摩擦は、必ずしも原状回復の必要はありません。原状回復に関する規定は契約書に記載されている場合があるため、契約時にしっかりと確認しておきましょう。
購入するより支払総額が高くなることがある
カーリースは、まとまったお金を用意しなくても、月々の定額料金で車に乗れる便利な仕組みです。しかし、支払総額で見ると、購入よりも高くなるケースがあるため注意が必要です。
カーリースの月額料金には各種手数料が含まれています。ローンで購入する場合も、金融機関の金利に基づく「利息」が発生しますが、利息の金額によっては、カーリースよりもローンで購入するほうが支払総額を抑えられる場合もあります。
ただし、支払総額を最も抑えたいのであれば、車は現金一括で購入することが理想的です。購入費用を抑えるなら、新車ではなく中古車を選ぶことも検討してみましょう。
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カーリースのメリット
ここまでカーリースのデメリットを紹介しましたが、カーリースにはメリットもあります。
・契約時にまとまった資金がなくても新車に乗れる
・自動車税(種別割)や車検費用が月額料金に含まれる
・月額料金が定額なので家計管理がしやすい
・リースの月額料金は経費にできるため節税になる
・乗り換え時の車の処理(廃車や下取りなど)が不要
定期的に新車に乗り換えることで、最新の機能を車に乗ることができるのは、カーリースの大きなメリットといえるでしょう。
カーリースが向いている人
カーリースは、人によってはメリットが大きい便利なサービスです。特に、以下のような方にはおすすめです。
・まとまった資金はないけど新車に乗りたい
・自動車税や車検費用などの突発的な出費を抑えたい
・長距離の運転をする機会が少ない
・短期間で定期的に車を乗り換えたい
・税金の支払いやメンテナンスなどの手続きが苦手
セカンドカーとして利用する場合や、年間の走行距離が短い場合など、車の利用状況に制限がある人にとっても、カーリースは便利な選択肢といえるでしょう。
カーリースが向いていない人
以下のような方には、カーリースが合わないかもしれません。
・長距離運転する機会が多い
・車を自分好みにカスタムしたい
・自分の車を所有して自由に使いたい
・車を購入・維持するための資金が充分にある
通勤時間が長い方や、頻繁に遠出をする方は、走行距離制限を超える可能性があるため、購入のほうがお得になる可能性があります。
カーリースを契約する前に知っておきたい注意点
カーリースを契約する前に、次の2つの注意点も確認しておきましょう。
- 審査に通過しなければ利用できない
- 事故時の修理費用は自己負担になる
審査に通過しなければ利用できない
カーリースはローンと同様に契約時に審査があり、カーリースを利用するには審査通過が必須です。審査がある理由は、利用者が契約満了まで、月額料金を滞りなく支払えるかどうかを確認するためです。
審査項目はリース会社によって異なりますが、一般的には、年収や勤務先、借入状況などが確認されます。収入が不安定な場合や、過去にローンを滞納したことがある場合、審査に通らない可能性があります。

審査通過に不安がある場合は、中古車購入など、カーリース以外の手段も検討しておきましょう。
事故時の修理費用は自己負担になる
カーリースの車両が事故で破損した場合、修理費用は基本的に契約者が負担となります。ただし、メンテナンスつきのプランなどで、車両保険(任意保険)が付帯されているものを契約している場合、車両保険で修理費用をカバーできる可能性があります。
契約時は万が一の事故を起こした際にどんな扱いになるかをしっかりと確認しておきましょう。

メンテナンスつきプランの場合は、「メンテナンス」に何が含まれているのかなどを確認しておくと安心です。
カーリース契約時のチェックポイント
カーリースを利用する際は、契約内容をしっかり確認することが重要です。確認が不十分なまま契約すると、予期せぬ費用が発生する可能性があります。
特に、以下のポイントを確認しておきましょう。
【チェック1】走行距離の制限
制限を超える可能性はないか
【チェック2】契約期間
ライフスタイルの変化に対応できるか
【チェック3】解約条件
中途解約時に発生する費用など
【チェック4】残価精算の方式
オープンエンドか、クローズドエンドか
【チェック5】任意保険の補償
(付帯される場合)必要な補償が含まれているか
【チェック6】メンテナンス費用
どこまでカバーされるか
【チェック7】車両返却時にかかる費用
どんな条件で、どんな費用がかかるか

契約内容に不明な点がある場合は、そのままにせず、リース会社に詳細を確認することが大切です。
カーリースのデメリットを回避するなら中古車購入がおすすめ
中古車を購入すれば、車を自分の所有物にできるため、カーリースのデメリットである「走行距離の制限」「解約時の違約金」「カスタマイズの制限」といった問題がありません。
カーリースのデメリットが気になる場合は、中古車を購入するのもひとつの選択肢です。ここでは、中古車を購入するメリットやおすすめの人を紹介します。
中古車を購入するメリット
中古車を購入するメリットは以下のとおりです。
・車両本体価格を抑えられる
・購入後すぐに自分の資産になる
・納車までの期間が比較的早い
・現行車種以外も見つかる
・契約内容に縛られず自由に使える
・自分の好きなタイミングで乗り換えられる

中古車購入は、カーリースのデメリットを回避しつつ、新車よりも購入費用を抑えやすい点が魅力です。
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中古車の購入がおすすめな人
次のような人は、中古車の購入が向いています。
・車を制限なく使いたい
・車を自分の好みでカスタマイズしたい
・自由なタイミングで車を乗り換えたい
・車の購入費用を抑えたい
中古車購入は、カーリースのような契約の縛りがないため、車を自由に使いたい方に向いています。低予算でも車種や仕様にこだわりたい方にとって、理想的な選択肢といえるでしょう。
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よくある質問
カーリースのサービスにはメリットもあります。たとえば、初期費用なしで新車に乗れることや月額料金に税金や保険料が含まれているため突発的な出費を抑えられるといったことです。
一方で、中途解約ができなかったり、契約プランや車の使用状況によっては追加費用が発生したりなどのデメリットも存在します。そのため、利用者によっては「デメリットしかない」と感じる場合もあるようです。
「カーリースはやめとけ」「やばい」といわれるのは、以下のようなデメリットがあるためと考えられます。
- 中途解約すると違約金が発生する
- 走行距離の制限を超えると追加料金が発生する
- 残価精算で高額な支払いが発生することがある
- 自由なカスタマイズができない
- 車の状態によっては原状回復費用が発生する
- 購入するより支払総額が高くなることがある
「カーリースのデメリット」で詳しく解説しています。
カーリースは以下のような人におすすめです。
- 貯金はないけど新車に乗りたい
- 自動車税や車検費用などの突発的な出費を抑えたい
- セカンドカーなどで長距離の運転をしない
- 短期間で定期的に車を乗り換えたい
- 税金の支払いやメンテナンスなどの手続きが苦手
カーリースの車で事故を起こした場合、修理費用は基本的に自己負担となります。ただし、リース料金に車両保険(任意保険)が含まれている場合は、保険の補償範囲内で修理費用や賠償金がカバーされることがあります。
一方で、事故によって車が修理不能となり、車の価値(残価)が大幅に下がった場合は、契約終了時に高額な残価精算費用を請求される可能性があります。
個人事業主がカーリースを利用するメリットは、以下の3点です。
- 月額料金を経費として計上することで節税効果が期待できる
- 車両購入時に頭金が不要なため、初期投資を抑えられる
- 車の維持にかかる費用がほぼ定額なので出費を管理しやすい
ただし、カーリースには「中途解約ができない」などのデメリットもあるため、契約の仕組みや注意点をしっかり理解したうえで検討することが重要です。
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