更新日2025.05.01

車検時の車内の荷物はどうする?降ろすべき荷物、降ろせない場合の対処法

車検_荷物_アイキャッチ

車検を受ける際、車内の荷物をそのままにしておくかどうかで悩む方は少なくありません。業者によって対応は異なりますが、基本的には荷物を載せたままでも車検を受けることは可能です。​ただし、荷物が破損や紛失したり、車検に不合格となったりする可能性もあります

この記事では、車検時に荷物を載せたままにすることで生じるリスクや、降ろすべき荷物、降ろさなくていい荷物について詳しく解説します。荷物の片付け以外にも事前に準備しておきたいことを解説しているので、​スムーズに車検を受けるための参考にしてください。

この記事でわかること

  • 車検時に荷物を載せたままにするリスク
  • 車検時に降ろしたほうがいい荷物
  • 車検時に降ろさなくてもいい荷物
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車検時に車内の荷物は載せたままでいい?

荷物を載せたままでも車検を受けることは可能ですが、リスクを理解したうえで判断することが大切です。

道路運送車両の保安基準では、車検時の車両は「空車状態の車に運転者1名が乗車した状態」と定められており、荷物がない状態が望ましいとされています。実際には、軽くて小さい荷物であれば問題ないこともありますが、重い荷物や後方の視界をさえぎる物は検査に影響する可能性があるため、あらかじめ降ろしておくほうがよいでしょう。

また、業者の判断で荷物が移動される場合もあるため、破損や紛失のリスクも考慮する必要があります。こうしたトラブルを防ぐためにも、荷物はすべて載せっぱなしにするのではなく、ある程度整理しておくことをおすすめします。

車検時の荷物に関する対応は業者によって異なりますが、事前に荷物を降ろすことを求める業者も多く見受けられます。「この荷物は降ろすべきか」など不明な点があれば、事前に業者に確認することが確実です。

ユーザー車検の場合

ユーザー車検とは、業者を通さずに運輸支局(陸運局)や軽自動車検査協会に自分で車を持ち込み、車検を受ける方法です。

これらの検査機関では、荷物を積んだ状態での検査は原則として認められていません。小さな荷物であれば問題とならない可能性もありますが、事前に降ろしておくほうが確実です。

荷物を載せていると自動車重量税が高くなる?

自動車重量税は、新規登録や車検(継続検査)の際に、車両の重量に応じて課される国税です。車検時には有効期間分の自動車重量税を支払う必要があります。

軽自動車の税額は一律ですが、普通車は車両重量に応じて税額が異なります。そのため、「車検時に荷物を積んでいると車両が重くなり、その分税金が高くなるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、その心配は不要です。

自動車重量税は、検査時の重さではなく、車検証に記載されている「車両重量」または「車両総重量」を基準に計算されるため、荷物の重さは影響しません

車検時に荷物を入れっぱなしにするリスク

乗用車の場合、荷物を載せたままでも車検を受けられることはあります。しかし、荷物を入れっぱなしにしておくことで、思わぬトラブルや不都合が生じる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

車検時に荷物を入れっぱなしにするリスク

荷物の破損や紛失の恐れがある

荷物を載せたまま車検を受けると、整備士が点検や整備を行う際に荷物を一時的に動かすことがあります。その過程で、破損したり紛失したりするリスクが生じます。

特に、壊れやすい物や高価な物を積んでいる場合は、トラブルを防ぐためにも、あらかじめ降ろしておくほうが安心です。

また、万が一破損や紛失が起きたとしても、補償されないケースがほとんどです。荷物を載せたままにする場合は、こうしたリスクを理解しておきましょう。

車検に通らない可能性がある

荷物が原因で車検に通らないケースもあります。たとえば、重たい荷物を積んでいると車体が沈み込み、ヘッドライトの光軸がズレてしまい、「カットオフライン」の検査基準を満たせない可能性があります。

また、ダッシュボードの上など、前方の視界を妨げる位置に荷物があることも車検不合格の原因となるため、不要な荷物は事前に降ろしておくのが賢明です。

清掃サービスなどの特典を受けられない可能性がある

一部の車検業者では、車検後に車内清掃やクリーニングのサービスを提供しています。しかし、荷物を載せたままにしている車内の清掃やクリーニングは、荷物の破損や紛失のリスクを伴うため、サービスを受けられない場合があります。

車内清掃やクリーニングのサービスを受けたい場合は、あらかじめ片付けておきましょう。

通常より車検の所要時間が長くなる可能性がある

車検時に荷物が多く残っていると、整備士が点検や作業を行う際に荷物を移動・整理する必要があり、その分作業時間が長くなります。特に、大きな荷物がある場合や、荷物の量が多い場合は、作業効率が落ちて長引く可能性があります。

また、荷物が原因で車検不合格となった場合には、あらためて再検査の日程を調整しなければなりません。スムーズに車検を終えるためにも、不要な荷物は事前に降ろしておくことをおすすめします。

車検時に降ろしたほうがいい荷物

車検を受ける業者によって対応は異なる場合がありますが、以下のような荷物は車検前に降ろしておくことをおすすめします。

車検時に降ろしたほうがいい荷物

視界を妨げる装飾品(ぬいぐるみなど)

車検では、視界を妨げる装飾品があると保安基準に適合しないと判断される可能性があります。たとえば、ダッシュボードの上に置いたぬいぐるみや、フロントガラスに貼られたステッカーやお守り、吸盤式のルームミラーなどが該当します。

車検時だけでなく、普段の運転時の安全を確保するためにも取り外しておくとよいでしょう。

紛失・破損しては困るもの

車検時には整備士が車内の荷物を一時的に移動させることがあるため、貴重品や壊れやすいものはあらかじめ降ろしておくことをおすすめします。たとえば、貴重品や重要書類、精密機器、ガラス製品などが該当します。

万が一のトラブルを避けるためにも、大切なものは事前に自宅などに移動させておきましょう。

重量があるものや大きいもの

ゴルフバッグやキャンプ用品など、後部座席やトランクに積んだ重量物や大型の荷物は、検査に影響を与える恐れがあります。

特に、重い荷物はヘッドライトの光軸がズレる原因となり、車検不合格となる可能性があるため、降ろしておきましょう。

業務で使う工具や機器

トランクや後部座席に業務用の工具や機器を積んでいる場合は、原則としてすべて降ろしてから車検を受ける必要があります。

特に、トラックなどの貨物車両では、最大積載量が法律で定められており、荷物を載せたままだと重量オーバーとなり、車検に通らないこともあります。業務用の荷物がある場合は、事前に降ろしておきましょう。

車検時に降ろさなくてもいい荷物

以下のような荷物は、車検時に降ろさなくても問題ないことが多いです。

スタッフ吹き出し:ただし、載せたままにしておいた結果、破損や紛失した場合は自己責任となるので、その点は認識しておきましょう。

ティッシュケースやドリンクホルダーなどの小物類

後席に積んであるティッシュケースやゴミ箱、ドリンクホルダーなどに収納している灰皿や芳香剤などの小物類は、基本的に降ろす必要はありません。視界を遮らず、整備や検査の妨げにならないものであれば、そのまま載せていても車検に支障はないとされています。

ただし、ダッシュボードの上など、視界を遮る位置に置かれている場合は、降ろしておくことが望ましいでしょう。

チャイルドシート(代車に取り付けない場合)

チャイルドシートは、車両にしっかりと固定されているものであれば、車検時に取り外す必要はありません。

ただし、車検期間中に代車を使用する予定があり、チャイルドシートを代車に付け替える必要がある場合は、事前に取り外しておきましょう

車検までに車の荷物を降ろせない場合の対処法

荷物を一時的に保管できるスペースがないなどの理由で、車検までに荷物を降ろせない場合は、事前に車検業者へ相談してみましょう。荷物の内容や状態によっては、載せたままでも問題ないと判断されるケースもあります。

業者に確認することで、不要なトラブルを避け、スムーズに車検を受けられる可能性が高まります。

車検に向けて車内の掃除はしたほうがいい?

車検を受けるうえで、車内の掃除は必須ではありません。ただし、車内が汚い状態や散らかったままの状態よりも、あらかじめ掃除や整理整頓をしておくほうが、整備士が検査しやすくなります。結果として、車検にかかる時間が短縮される可能性があります。

また、業者によっては、車検時に車内清掃サービスを有料または無料で提供している場合もあるため、自分で掃除をする必要はないと考える方もいるでしょう。ただし、車内に荷物が多いと清掃が行えず、サービス対象外となることがあります。特典やサービスをスムーズに受けるためにも、事前に片付けておくことがおすすめです。

車検までに行うべき事前準備(荷物以外)

車検前には、荷物の整理以外にも準備しておきたいことがあります。ここでは、スムーズに車検を受けるための事前準備を紹介します。

車検を受ける業者を決める

車検は、ディーラー、車検専門店、整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなど、さまざまな場所で受けられます。車検の有効期間を過ぎないように、早めに業者選びと予約を進めましょう

費用や所要時間、サービス内容などは業者によって異なるため、それぞれの特徴を調べたうえで見積もりを取り、比較検討してから依頼先を決めることが大切です。

スタッフ

業者ごとの特徴や違いはこちらの記事で詳しく解説しています。

必要なものを準備しておく

車検を受ける際には、次の書類や備品をあらかじめ用意しておきましょう。

車検に必要なもの

・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車税(種別割)納税証明書、軽自動車税(種別割)納税証明書
・印鑑(業者によっては必要)
・メンテナンスノート

これらに加え、盗難防止用のロックナットを使用している場合は、タイヤの取り外しに必要なアダプターも忘れずに準備しておきましょう

車検証や自賠責保険証明書を紛失している場合は、事前に再発行の手続きが必要です。再発行には数日かかることがあるため、早めに対応することが大切です。

自動車税(種別割)納税証明書に関しては、2015年4月から納税証明書の電子化が始まり、2025年1月時点では原則不要となりました。ただし、納税直後や引っ越し直後など、一部のケースでは必要となる場合があります。納税のデータが反映されるまでに最大1か月程度がかかる場合があるため、納税後すぐに車検を受ける場合も納税証明書を持参したほうが安心です。

車検費用を準備する

車検にかかる費用は、「法定費用」「車検基本料」「部品交換・整備費用」の3つに分けられます。

「法定費用」は車種や車両重量により金額が異なりますが、どの業者に依頼しても同じです。「車検基本料」は業者ごとに異なるため、あらかじめ確認しておきましょう

「部品交換・整備費用」は、車検に合格するために必要な整備や、劣化・摩耗による不具合を未然に防ぐための部品交換を行う際にかかる費用です。1〜2年以内に交換が必要な部品については、車検のタイミングで交換することもあります。

スタッフ

車検費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

違反金がある場合は車検までに納付する

駐車違反などによる反則金や違反金を滞納している場合、車検の手続きができないことがあります。未納がある場合は、必ず車検前までに納付しておきましょう。

車の買い替えを検討している場合は車検前がおすすめ

今の車を長年使用していて古くなっている場合や、近い将来買い替えを考えている場合は、車検前に一度査定を受けてみることがおすすめです。

車検前に売却すれば、車検費用をかけずに売却代金を受け取ることができ、その分を新しい車の購入資金に充てられます。これにより、お得に車を買い替えることが可能です。

カーセブンでは、車の買取と販売の両方を行っており、契約金の半額を当日中に前払いするサービスにも対応しています。

スタッフ

査定を受けるだけも可能ですので、「売却は迷っているけど、愛車の価値を確認してみたい」といった方も、お気軽にお問い合わせください!

よくある質問

Q
車検を受けるとき、トランクの荷物はそのままでいいですか?
A

車検では、車両全体の安全性や整備状態を確認するため、トランクや荷室の点検が行われることがあります。業者によっては、あらかじめ荷物をすべて降ろすよう求められることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

車検では、車両全体の安全性や整備状態を確認するため、トランクや荷特に、ゴルフバッグやアウトドア用品などの重たい荷物は、点検や検査に支障をきたす可能性もあるため、車検前に降ろしておくとよいでしょう。

Q
車検を受けるとき、荷物は何kgまで積んだままにできますか?
A

車検時に積載してよい荷物の重量について、法令で具体的な上限が定められているわけではありません。ただし、道路運送車両の保安基準では、車検時の車両の状態を「空車状態(荷物を積んでいない状態)」と定めています。そのため、できる限り余計な荷物は降ろし、検査に支障のない状態で車検を受けることが望ましいでしょう。

Q
車検のときチャイルドシートははずしたほうがいいですか?
A

チャイルドシートは、基本的には車に載せたままでも車検を受けられます。ただし、車検期間中に代車を利用する場合や、チャイルドシートをほかの車で使用する予定がある場合は、あらかじめ取り外しておきましょう。

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