ホンダ N-BOXは、車内空間が広く燃費や走行性能がよいハイワゴンタイプの軽自動車で、子育て世代を中心に人気の車種です。グレードによっては、パワースライドドアやスーパースライドシート仕様など、快適に使える装備が充実しています。
今回は、N-BOXのグレードごとの特徴や違い、おすすめのグレードをご紹介します。
この記事でわかること
- N-BOXのグレード一覧
- N-BOXのグレードの種類と特徴
- N-BOXのおすすめグレード
目次
ホンダ N-BOXのグレード一覧

画像引用元:【公式】Hondaサイト
グレード |
駆動方式 |
燃費 |
価格 |
G |
FF |
21.2km/L |
1,448,700円 |
4WD |
19.8km/L |
1,581,800円 |
|
L |
FF |
21.2km/L |
1,579,600円 |
4WD |
19.8km/L |
1,712,700円 |
|
L・ターボ |
FF |
20.2km/L |
1,778,700円 |
4WD |
19.0km/L |
1,811,800円 |
|
EX |
FF |
21.2km/L |
1,678,600円 |
4WD |
19.8km/L |
1,811,700円 |
|
EX・ターボ |
FF |
20.2km/L |
1,829,300円 |
4WD |
19.0km/L |
1,962,400円 |
グレードの大きな違いはシートタイプで、「G」「L」はベンチシート仕様、「EX」はスーパースライドシート仕様となっています。さらに「L」「EX」は、デザインが異なる「カスタム」と、走行性能が高い「ターボエンジン」を選べます。
ノーマルとカスタムの違い
ノーマル | カスタム |
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画像引用元:【公式】Hondaサイト
同じグレードでも、ノーマル(標準車)とカスタムではフェイスデザインが大きく異なります。上の写真でわかるようにノーマルは全体的に丸みがあり、カスタムはシャープでかっこいい印象です。
ホイールや車内インテリアも異なり、カスタムのほうが高級感のあることが特徴です。
またカスタムの「L」と「EX」は両側パワースライドドアが標準装備など、より快適に使える装備が揃っています。
ノーマルとカスタムで走行性能に違いはないので、デザインや装備を比べて選ぶとよいでしょう。
ターボエンジンとN/Aエンジンの違い
エンジンタイプ | 特徴 | こんな人におすすめ |
ターボエンジン | ・N/Aエンジンよりもパワーがある ・加速や高速道路の走行がスムーズ ・N/Aエンジンに比べて燃費が悪い ・車体価格が高い | ・走行性能を重視したい人 ・遠出する機会が多い人 |
N/Aエンジン | ・ターボエンジンに比べて燃費がいい ・車体価格が安い | ・燃費と価格を重視したい人 ・街乗りがメインの人 |
「L」「EX」は、「ターボエンジン」と「N/A(自然吸気)エンジン」の2タイプを選べます。ターボとは排気ガスの流れを使ってエンジンに空気を押し込む機構で、小さな排気量で大きな排気量並のパワーが出るというものです。
ターボエンジンはN/Aエンジンよりもパワーがあるため、追い越しの加速や高速道路の走行などがスムーズです。ただしその分、N/Aエンジンに比べて燃費が悪く、車体価格が高くなります。
燃費と価格を重視したい人、普段使いとして街で走行することがほとんどな人は、N/Aエンジンがおすすめです。走行性能や快適性を重視したい人、遠出をしたい人はターボエンジンを検討してみましょう。
N-BOXのグレードごとの違いは?装備を比較!
N-BOXのグレード「G」「L」「EX」の大きな違いはシートタイプです。「G」「L」はベンチシート仕様、「EX」はスーパースライドシート仕様となっています。そのほか、エアバックやパワースライドドアなどの装備の有無や快適性が異なります。
グレードごとの装備の違いは以下のとおりです。
Honda SENSING (ホンダセンシング) | シートタイプ | パワースライドドア | シートヒーター (運転席・助手席) | アレルクリーンプラスシート | 本革巻ステアリングホイール&パドルシフト | コンビニフック付シートバックテーブル (運転席・助手席) | フルオートエアコンディショナー | ナビ装着用スペシャルパッケージ | 前席用i-サイドエアバッグシステム + サイドカーテンエアバッグシステム (前席/後席対応) | 360° スーパーUV・IRカット パッケージ | |
G | ◯ | ベンチ | × | ◯ ※3 | × | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
L | ◯ | ベンチ | ◯ ※2 | ◯ | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯※1 | ◯ |
Lターボ | ◯ | ベンチ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
EX | ◯ | スパースライド | ◯ ※2 | ◯ | ◯ | × | ◯※4 | ◯※5 | ◯ | ◯ | ◯ |
EXターボ | ◯ | スーパースライド | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯※4 | ◯※5 | ◯ | ◯ | ◯ |
※1 メーカーオプション
※2 右側はメーカーオプション
※3 4WD車のみ
※4 運転席のみ
※5プラス枕スター機能搭載
そのほか、それぞれのグレードごとの特徴とおすすめな人を紹介します。
「G」は価格がリーズナブル
「G」はN-BOXのなかで最も価格が安いエントリーグレードで、カスタムやターボは選べません。先進安全装備「Honda SENSING(ホンダセンシング)」はほかのグレードと同様に標準装備となっています。
サイドエアバッグ、パワースライドドアは装備されておらず、オプションによる追加もできないため注意が必要です。これらの装備が必要なく、価格を抑えてN-BOXに乗りたい人は「G」を検討してみましょう。

車両価格を抑えたい人におすすめです!
「L」は装備とデザインが充実
「L」はベンチシート仕様で、「G」よりも装備が充実しています。左側パワースライドドアが標準装備なので、子育て世代でも乗り降りしやすく、買い物やたくさんの荷物を出し入れする際もスムーズです。オプションで両側にパワースライドドアをつけることも可能です。運転席のアームレスト、ロールサンシェードなどの快適装備も標準装備されています。
また、Lではルーフやドアミラーの色などが異なる「コーディネートスタイル」を選択できます。ノーマル・カスタム共に通常とは異なるカラーを選択できるので、デザインの選択肢は最も広いグレードと言えるでしょう。

価格と快適性のバランスを重視する人、自分好みのデザインを選びたい人におすすめです!
「L・ターボ」は快適性と安全性がアップ
「L・ターボ」は「L」のターボエンジン仕様のグレードです。Lではサイドエアバッグと
右側パワースライドドアがオプションでしたが「L・ターボ」では標準装備になります。
また「L・ターボ」から上のグレードは、抗ウイルス・抗アレルゲン機能を持つ「アレルクリーンプラスシート」が標準装備です。
「L・ターボ」「EX・ターボ」はステアリングホイールとパドルシフトが上質な本革になり、高級感がアップします。「L」と同様「コーディネートスタイル」も選べます。

走行性能や快適性を重視する人におすすめです!
「EX」は子育て世帯にうれしいスーパースライドシートを装備
「G」「L」は前席がベンチシートであるのに対して、「EX」は、助手席にスライド量57cmの大きく前後に動かせる「スーパースライドシート」を装備していることが特徴です。前席との距離や荷質の長さを左右席それぞれで調整できる「スライドリアシート」と組み合わせれば、車内の過ごし方や乗り降りの自由度が広がります。
たとえば、助手席を後方へスライドさせて、後席のリアシートを前にスライドさせれば子どもの世話をしやすくなります。助手席を一番前までスライドさせておくことで、スライドドアから運転席へのアプローチも可能です。
「L」の装備に加えて「アレルクリーンプラスシート」や「プラズマクラスター技術搭載エアコン」が標準装備となり、快適性の高いグレードです。

走行性能や快適性を重視する人におすすめです!
「EXターボ」はさらに使いやすい最上級モデル
「EXターボ」は「EX」のターボエンジン仕様のグレードです。EXとの違いは以下の4つがあります。
- ターボエンジン
- 両側パワースライドドア
- 本革巻すテアリングホイール&パドルシフト
- クロームメッキセレクトボタンレバー&ボタン
後部席の両側がパワースライドドアになるため、さらに使いやすくなりました。ターボ車共通の「本革巻ステアリングホイール&パドルシフト」「クロームメッキボタン」などの装備により、高級感を感じられるグレードです。

スーパースライドシートが欲しい人、子育て世帯におすすめです!
おすすめのグレードは人気の「L」!

画像引用元:【公式】Hondaサイト
N-BOXのなかで特におすすめなのは人気グレードの「L」です。比較的価格を抑えながらも、パワースライドドア標準装備など、充分な快適性を得られます。
また「L」のみコーディネートスタイルを選べるので、デザインの幅が広いところもポイントです。「L」「Lカスタム」は人気があり、中古車流通量も比較的多いグレードです。中古車で探したときでも、好みの条件を探しやすいでしょう。
N-BOXのグレードを選ぶポイント
N-BOXはグレードによって装備やデザインが異なるので、グレードを選ぶ際は「必要な装備はついているか」「好みのデザインを選べるか」を重視してみましょう。
必要な装備はついているか
価格を重視して選んだ結果、必要な装備がついていなかった場合、後からではオプションでつけられず、後悔してしまうケースがあります。たとえば、パワースライドドアなどのメーカーオプションは後付けができないため、必要性をしっかり考えることが大切です。
両側にパワースライドドアが欲しいなら、選択肢としては「L」「EX」にオプションをつけるか「ターボエンジン」になります。必要な装備を踏まえたうえで、じっくり検討してみましょう。
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好みのデザインを選べるか
長く乗る車だからこそ、デザインが自分好みであるかも重視するポイントです。N-BOXの場合は、グレードや、ノーマルかカスタムかによってデザインが異なります。
グレード | デザイン |
G | ・ノーマル |
L、L・ターボ | ・ノーマル ・カスタム ・ノーマル コーディネートスタイル ・カスタム コーディネートスタイル |
EX、EX・ターボ | ・ノーマル ・カスタム |
上表を見ると「L」が最も選べるデザインの幅が広いことがわかります。デザインにもこだわりたい人は、カスタムやコーディネートスタイルを選ぶとよいでしょう。
ターボは必要か
ターボエンジンとN/Aエンジンどちらを選ぶかもポイントです。N-BOXはエントリーグレードのGではターボエンジンを選べません。高速をよく利用する人や、パワフルで快適な走行を重視する人は、LかEXを選びましょう。
N-BOXの競合車種もチェック!
N-BOX同様に車内空間の広いハイトワゴンタイプの軽自動車に乗りたい人が比較している車種を紹介します。
・タント
・スペーシア
・ワゴンR
・ムーヴ
4車種とも子育て世代に人気の車種で、安全性や車体サイズ、デザインなどが似ていることから、N-BOXと比較する方が多いです。
「タント」は、前後ドアの間に柱がなく大きな荷物を出し入れしやすい「ミラクルオープンドア」で、シニア世代にも人気があります。
「スペーシア」、「ワゴンR」のマイルドハイブリッドを搭載したグレードは、軽自動車のなかでも特に燃費がいいことが魅力です。
「ムーヴ」は、燃費・走行性能・室内空間のバランスが取れた、普段使いしやすい車です。
それぞれのデザイン・燃費・車体価格・室内空間など、詳しく比較したい方は以下の記事もご覧ください。
よくある質問
N-BOXのグレードには「G」「L」「L・ターボ」「EX」「EX・ターボ」があります。さらに「L」「EX」は、デザインが異なる「カスタム」と、走行性能が高い「ターボエンジン」を選べます
大きな違いはシートタイプです。「G」「L」はベンチシート仕様、「EX」はスーパースライドシート仕様となっています。そのほか、快適装備の有無やデザインなどが異なります。
人気のある「L」が特におすすめです。「L」は比較的価格を抑えながらも、右側パワースライドドアが標準装備など、快適性が充実しています。コーディネートスタイルも選べるので、デザインにこだわりたい人にもおすすめです。
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