スズキのハスラーは、トールワゴンとSUVの要素を兼ね合わせた「軽クロスオーバー」タイプの先駆けともいえる存在で、遠出にも街乗りにも適したパワフルかつ軽快な走りが魅力の軽自動車です。
ハスラー独特の丸みのあるフォルムと、特徴的な円形のヘッドライトとは対照的に、側面から見ると直線的なデザインが人気で、2019年末にフルモデルチェンジされました。
この記事では、ハスラーのおすすめなグレードとその理由を解説します。
この記事でわかること
- ハスラーのグレード別の特徴
- エンジンや2WD・4WDの選び方
- 「HYBRID G」をおすすめする理由
遊びにも、普段使いにも適したハスラーをグレード別に解説します!
ハスラーのグレード構成と特徴の違い
ハスラーのグレードは、標準的なGグレードと上位のあたるXグレード、さらに特別仕様車として「J STYLE II」が加わります。それぞれターボエンジンと、N/A(ノーマルエンジン)の車種があり、すべて2WDと4WDにわかれています。
グレード別の価格と燃費を次の表にまとめました。
グレード |
駆動方式 |
価格 |
燃費 |
HYBRID G |
2WD |
1,387,100円 |
25.0km/L |
4WD |
1,521,300円 |
23.4km/L |
|
HYBRID Gターボ |
2WD |
1,520,200円 |
22.6km/L |
4WD |
1,654,400円 |
20.8km/L |
|
HYBRID X |
2WD |
1,538,900円 |
25.0km/L |
4WD |
1,673,100円 |
23.4km/L |
|
HYBRID Xターボ |
2WD |
1,639,000円 |
22.6km/L |
4WD |
1,773,200円 |
20.8km/L |
|
J STYLE II |
2WD |
1,621,400円 |
25.0km/L |
4WD |
1,755,600円 |
23.4km/L |
|
J STYLE II ターボ |
2WD |
1,699,500円 |
22.6km/L |
4WD |
1,833,700円 |
20.8km/L |
ターボ車よりN/Aタイプ、4WDより2WDのほうが燃費がよくなります。
XグレードとGグレード、J STYLE IIともにエンジンは同じため燃費は変わりません。
「HYBRID G・HYBRID G ターボ」は安全装備も充実したベースグレード
ハスラーはGとXの双方のグレードで、事故を未然に防ぐための安全機能「SUZUKI Safety Support(スズキセーフティサポート)」を標準装備しています。そのため、グレードによる安全装備の差はありません。
Gグレードの場合、ACCと車線逸脱抑制機能を外して2万円ほどさらに価格を抑える方法もあります(2WDの場合)。Gグレードにもキーレスプッシュスタートシステムやシートヒーターなど、便利で快適な装備も備わっているので、機能性は充分といえるでしょう。
なお「HYBRID G」のヘッドランプはハロゲンランプですが、「HYBRID G ターボ」ではLEDヘッドランプが標準装備という違いがあります。
コスパ重視の人 など
「HYBRID X・HYBRID X ターボ」は便利な装備が豊富!
画像引用元:ハスラー|スズキ公式サイト
ハイグレードのXシリーズではエクステリアの高級感がGグレードと比べてアップします。具体的には、LEDヘッドランプやフロントフォグランプが標準装備されるほか、ホイールもスチール製からアルミ製に変わります。
インテリアはさらに細かな変更点が多いです。
・ステアリングホイールやシフトノブが本革巻きに変更
・ドアトリムカラーガニッシュなどの装飾
・パーソナルテーブル
・シートバックポケット
・USB電源ソケット
このほかにもさまざまな装備が追加されています。
さらに、HYBRID X ターボではルーフレールが標準装備されます。
インテリアにこだわりたい人、利便性を重視する人 など
「J STYLE II・J STYLE II ターボ」はおしゃれを追求したグレード
「J STYLE II」はHYBRID Xをベースにしたハスラーの特別仕様車です。
ドアノブがメッキデザインになったり、ルーフレールが設置されたり、「J STYLE II」は細かな点にこだわりが感じられます。エクステリアだけでなくインテリアも専用の装飾が施され、よりおしゃれな仕上がりです。
機能面では「ナノイー」が搭載されたフルオートエアコンを採用。車内にイオンが放出され、乗る人に優しい環境だといえます。
Xグレードに比べて車両の価格は6~8万円程度アップしますが、背面に「J STYLE」の専用マークが装着されるなど独特の外観を楽しめます。
車のおしゃれさを追求したい人
おすすめのグレードは人気の「HYBRID G」!
ハスラーのなかでは安価な「HYBRID G」が人気です。基本的な装備はしっかり揃っていて、コスパがよいためです。質感ではXグレードには及ばないものの、安全性能などは差がありません。
ヘッドライトをLEDに変更できるかな?
Gグレードで標準装備されているハロゲンランプが気になる場合は、メーカーオプションでLEDに変更できます。
ハスラーはインパネガーニッシュなどディーラーオプションのアクセサリーが豊富です。Gグレードで車両価格を抑えつつ、自分好みにカスタマイズしてお気に入りの1台を作り上げるのもおすすめです。
ハスラーを選ぶポイント
ハスラーは、グレードによって装備やインテリアの質感などが異なります。グレードを選ぶ際は「必要な装備があるか」「エンジンはターボとN/Aのどちらがよいか」を検討しましょう。
グレードを選ぶときは必要な装備がついているかチェック
グレードを選ぶ際は、まず装備の違いをチェックしてみてください。
GグレードとXグレードを比較した場合、エクステリアの変化は少ないものの、インテリアの装飾や利便性に差があります。
Gグレードには装備されない設備のうち、必要なものはどれかを確認しましょう。ディーラーオプションで追加や変更が可能かも、あわせてチェックすることをおすすめします。
ターボ?N/A?エンジンは用途や燃費で選ぶ
ハスラーでは、すべてのグレードに、ターボエンジンとN/A(自然吸気)エンジンの2タイプが用意されており、いずれかを選択できます。
・ターボエンジンはパワーがあるが、燃費は悪い
⇒高速をよく利用する、坂道を走る機会が多い、運転を楽しみたい人におすすめ
・N/Aは燃費はよいものの高速道路の追い越しや合流などではパワー不足を感じる可能性あり
⇒重視で街乗りメイン、人や物を乗せる機会が少ない人におすすめ
ターボ車のみマニュアルモードが使え、ハンドルのパドルシフトで変速できます。スポーティな走りを楽しみたい人は、乗り味の違いを試乗して確認するとよいでしょう。
未舗装路や雪道を走る機会が多いなら4WDがおすすめ
ハスラーはすべてのグレードで2WDと4WDのどちらかを選べます。
未舗装路や雪道を走る機会が多い場合は、走破性に優れる4WDがおすすめ。
次の機能がスイッチひとつで起動できます
・スノーモード:出力の抑制やブレーキ制御で、雪道での発進・加速をしやすくする
・グリップコントロール:スリップを防止し、ぬかるみなどでの発信をサポート
・ヒルディセントコントロール:急な下り坂でも自動的に車速を約7km/hにコントロールする
こうした特殊な場面で力を発揮する4WDですが、2WDのほうが燃費性能は上です。そのため、街乗りがメインの場合は2WDを検討するのがよいかもしれません。
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費用を抑えるならハスラーの中古車もチェック!
いずれのグレードも130~180万円台で購入できるものの、「なるべく予算を抑えたい」という人もいるでしょう。
うーん、ちょっと予算的に手が届かないかも……。
できるだけ安くハスラーを購入したい人には中古車がおすすめです。
初代モデルを狙うなら安全装備を確認!おすすめは「HYBRID X」
フルモデルチェンジされた2019年末以降に発売された現行モデルは、中古車でも相場はやや高めです。購入費用を抑えるなら、2019年まで販売されていた初代モデルの中古車を狙ってみましょう。
「HYBRID X」「HYBRID Xターボ」には、デュアルカメラブレーキサポートを実装しています。
デュアルカメラブレーキサポートとは
ルームミラー前方に2つのカメラを備えて、衝突の可能性を検知すると、警告音のブザーと表示で異常を知らせます。
まず弱いブレーキを自動的にかけて、ドライバーに注意を促しますがそれでも衝突が避けられないと判断したら、さらに強いブレーキをかけ、衝突を回避したり、被害を減らそうと試みたりします。
ただし、搭載は2015年12月のマイナーチェンジ以降の車両に限られるため、安全性を重視するなら後期型の「HYBRID X」「HYBRID Xターボ」がおすすめです。
効率よく中古車を探すなら「クルマのお探し代行」に相談
中古車を探すなら、カーセブンの「クルマのお探し代行」を活用してみてください。
「クルマのお探し代行」は、欲しい車の条件を事前連絡すると、プロが代わりに車を探してくれるサービスです。
ハスラーのグレードを指定する方法も可能ですが「燃費のいい車が欲しい」「予算は◯円でおすすめのコンパクトカーがいい」などのご要望でも対応できます。
よくある質問
標準的なGグレードと上位にあたるXグレード、さらに特別仕様車のJ STYLEがあります。Xグレードはインテリアの装備がより充実し、J STYLEはさらにおしゃれさが追求されています。
「HYBRID G」をおすすめします。車両価格が安いですが、装備が充実しているコスパモデルです。
欲しい装備をオプションで追加すれば、自分流にカスタマイズも可能です。
価格を優先するなら「HYBRID G」を選び、より装備を充実させたければ「HYBRID X」、さらにおしゃれさを追求するなら特別仕様の「J STYLE II」がふさわしいでしょう。
未舗装路や雪道を走るなら4WDを、街乗りよりアウトドアを優先するならターボモデルをおすすめします。
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