クラウンは、1955年から受け継がれてきた伝統あるブランドです。2022年7月に発表されたクラウンの最新モデルは世界中で話題となりました。
この記事でわかること
- ・2022年の最新クラウンのグレード
- ・各グレードの特徴と装備
- ・クラウンのおすすめグレード

最新のクラウンの情報をまとめて紹介します!
※2022年11月現在の情報です。
目次
トヨタ クラウンの新グレードはクロスオーバーの計7種
クラウンの16代目となる最新モデルは、2022年7月にワールドプレミアで世界同時公開されました。
2003年に発売された12代目以降、セダンタイプのみでしたが、今回のワールドプレミアではクラウンの4つのボディタイプが公開されました。
クロスオーバー
セダン
エステート
スポーツ
このうち第1弾として発表されたのがクラウンクロスオーバー(CROSSOVER)の3グレード・7車種です。

グレード順に価格・燃費をまとめ、一覧にして紹介します!
▼新型クラウンのグレードと車種
パワーユニット |
グレード |
燃費(WLTCモード) |
価格 |
2.4Lターボハイブリッド車 |
CROSSOVER RS “Advanced” |
15.7km/L |
6,400,000円 |
CROSSOVER RS |
15.7km/L |
6,050,000円 |
|
2.5Lハイブリッド車 |
CROSSOVER G |
22.4km/L |
5,700,000円 |
CROSSOVER G |
22.4km/L |
5,100,000円 |
|
CROSSOVER G |
22.4km/L |
5,400,000円 |
|
CROSSOVER G |
22.4km/L |
4,750,000円 |
|
CROSSOVER X |
22.4km/L |
4,350,000円 |
新型クラウン クロスオーバーは、大径の18〜21インチタイヤを装着し、SUV風の外観です。後部には、独立したトランクスペースがあるクーペスタイルです。
このうち「Advanced」の名前がつかないCROSSOVER RS、CROSSOVER G “Leather Package”、CROSSOVER G、CROSSOVER Xの合計4車種は、2023年1月以降の生産が予定されています。
異なるボディタイプを組み合わせた車種のことです。SUVとワゴン、セダンとSUV、クーペとオフローダーなど、です。さまざまな組み合わせが存在します。
先行してクロスオーバーのみ発売された
2022年のワールドプレミアで発表されたのは、クロスオーバーの7車種のみで、そのほか3ボディについても、プレミアから1年半後までに順次投入される予定です。
新たに発表された7車種は、パワートレインは2.4Lターボハイブリッドと2.5Lハイブリッドの2タイプで、すべてがハイブリッド4WDです。
あわせて読みたい
クラウンのグレードごとの違いは?
クラウン クロスオーバーには、次の3つのグレードがあります。
クロスオーバーRS
クロスオーバーG
クロスオーバーX
クロスオーバー以外の3つのボディタイプは2023年に順次投入される予定です。
最上位「RS」グレードはスポーティな走りを堪能できる
「クロスオーバーRS」は、「デュアルブーストハイブリッドシステム」を採用しています。ほかのグレードにはない最上位グレードRSだけの特徴です。
・「eAxle」と呼ばれるトヨタ初のハイブリッドシステム
・電池はバイポーラ型ニッケル電池

ダイレクトかつトルクフルで気持ちいいドライビングフィールを体感できるそうです!
パワーユニットは直列4気筒、排気量2.4Lのターボエンジンが搭載されています。
スポーティな走りが魅力で、本革シートや運転席と助手席のパワーシート、ベンチレーション機能など快適な装備も充実しているのも特徴です。
駐車サポート「アドバンスト パーク」や渋滞時のハンドリング支援「アドバンスト ドライブ」も用意され、ドライバーの負担を軽減します。
RSグレードのなかでも上位モデルの「クロスオーバーRS“Advanced”」には後席リクライニングのオプションもついています。後部座席に人を乗せる機会が多いなら、メーカーオプションで「リヤサポートパッケージ」をつけるとよいでしょう。
ボディカラーは、バイトーン(2色)5種、モノトーン5種の計10種から選べます。

「クロスオーバーRS」は2023年1月以降の生産が予定されています。
「G」グレードはバランスの取れた標準モデル
標準モデルのGグレード「クロスオーバーG」には、以下4車種があります。
クロスオーバーG “Advanced・Leather Package”:先進性電動装備と快適性を兼ね備える
クロスオーバーG “Advanced”:先進的な電動装備が特徴
クロスオーバーG “Leather Package”:快適性を高める装備が充実
クロスオーバーG:オーソドックスな装備
すべてリダクション機構つきのシリーズ・パラレルハイブリッドシステムを搭載し、排気量は2.5Lです。
RSのターボエンジンはハイオクに対して、Gの2.5Lエンジンではレギュラーガソリンを使用します。さらに燃費22.4km/Lは、RSの15.7km/Lを大きく上回ります。(いずれもWLTCモード)
快適性を追求する「Leather package」では本革シートや前席シートヒーター&ベンチレーション、助手席パワーシート、ノイズリダクションアルミホイールなどを装備。一方、「Advanced」はパノラミックビューモニターやカラーヘッドアップディスプレイ、そしてデジタルキーなど先進装備、パワートランクリッドやイージークローザーなど電動装備が充実しています。
ふたつの特徴を兼ね備えるのがGグレードのなかで上位にあたる「Advanced・Leather package」です。
・自動防眩インナーミラー
・フロントオートワイパー
・チルト&テレスコピックステアリング(電動化)
・全ドアのスマートエントリー&スタートシステム
・上級ファブリック+合成皮革のシート
・運転席パワーシート
・ディスプレイオーディオ
ボディカラーは、バイトーン(2色)5種、モノトーン6種の計11種から選択できます。
ただし“Leather package”とクロスオーバーGは2023年1月以降の生産予定と発表されていますので注意が必要です。
「X」は最もコストがおさえられる

車体価格をおさえるなら「クロスオーバーX」です。
2022年秋に発表されたクロスオーバー7車種のなかでは車体価格が435万円ともっとも安い、新型クラウンのエントリーモデルが「クロスオーバーX」です。
パワーユニットは、Gグレードと同じく2.5Lのハイブリッドが搭載されています。
コストをおさえた分、装備や内装はほかのグレードに比べてシンプルに仕上がっています。

燃費も22.4km/L(WLTCモード)でよいし、維持費もおさえられるね。
クロスオーバーXには、メーカーオプション(37万円)のセットでディスプレイオーディオを搭載できます。セットには、パーキングサポートブレーキ、パノラミックビューモニター、ブラインドスポットモニター、ITS Connectなどがセットに含まれるので、クロスオーバーGに劣らない装備も実現できます。
ボディカラーはモノトーン3色から選択可能です。
価格をおさえて、「シンプルな内外装・最低限の装備で充分」という方には、Xグレードがおすすめです。ただし生産開始は、2023年1月が予定されています。
ITS Connect=Intelligent Transport Systems、高度道路交通システムのことです。
車両の外部にある、信号や道路、他の車両と直接通信し、安全運転を支援します。
おすすめのグレードは「クロスオーバーRS “Advanced”」
新型クラウンのなかで、最もおすすめなのは、機能が最上位の「クロスオーバーRS “Advanced”」です。
価格も高いモデルですが、走りの質も快適性にこだわっているうえ、下取りする際の価格も高くなると期待できます。そのため、3~5年程度で乗り換えを検討する方には、とくにおすすめです。
ただしRSグレードの燃費は、ほかのグレードに比べると落ちるので燃料費が多くかかる点は注意が必要です。

中古車で、旧型のクラウンを探すのもひとつの手ですね!
クラウンの競合車種もチェック!
クラウンのライバルモデルもチェックしてみましょう。
既存の車種では「SUVクーペタイプ」が、比較すべき対象にあげられます。
メルセデスベンツ GLCクーペ
BMW X4
このほか、形状が似ているのはシトロエン C5Xやフォルクスワーゲン アルテオンを比較対象に挙げる方もいるかもしれません。
こうした輸入車のSUVやGTカーがライバルになりそうですが、クラウンは従来のクラウンとも異なる独特の世界観を作り上げたともいえるでしょう。
クラウンならではの体験を楽しみたい人は、購入を検討してはいかがでしょうか。
よくある質問
クラウン クロスオーバーには3グレード、7車種があり、上位から順に「RS」・「G」・「X」です。大きな違いは「RS」のみ2.4Lターボハイブリッド車で、「G」と「X」グレードは2.5Lハイブリッド車とパワーユニットが異なる点です。
新型クラウンは、ボディが4タイプにわかれるなど、大きくフルモデルチェンジしました。2022年11月現在、クロスオーバータイプのみが発表されていますが、2023年内にはそのほかの車種も順次発表、販売されると見込まれています。
価格重視なら「X」グレード、安全を意識して、かつ最高級の装備を求める「RS」グレードがおすすめです。また標準グレードの「G」グレードも、燃費のよい2.5Lハイブリッド車で、オプションをもとに自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。
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