メンテナンス方法、乗り方、保管状況次第で、車は20年以上乗ることもできます。愛車を長く所有し続けたい方は、コツを把握しておきましょう。
ただし、新規登録から一定期間経過すると自動車税が増税されること、修理などで高額な費用がかかる可能性を把握しておくことも大切です。
この記事でわかること
- ・20年以上車に乗るコツ、メンテナンス方法
- ・20年以上車に乗る前に知っておきたい注意点
- ・20年以上乗り続けた車の査定額の例
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目次
メンテナンスと乗り方次第で車は20年以上乗れる!
昨今の車であれば、メンテナンスや乗り方次第で20年以上乗れるといわれています。
20年以上同じ車に乗るコツとして、消耗品の交換を適切なタイミングで行うこと、定期的にメンテナンスを行うことなどがあります。
ただし、走行距離や車に乗る環境によっては、20年以上乗ることが難しいケースもあります。
一般的な車の寿命・買い替え時期とは?
一般社団法人 自動車検査登録情報協会(自検協)が調査した「自動車の平均使用年数に関するデータ」では、このような結果が公表されています。
令和5年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.42年となり、前年に比べ0.42年短期化し2年連続で減少したが、10年前の平成25年に比べて0.84年延びている。
引用元:車種別の平均使用年数推移表(令和5年)
ここでいう平均使用年数とは、新規登録されてから抹消登録をするまでの期間を指します。新車から13~14年間乗ったあと、廃車にする方が多いとわかります。
車は新規登録から13年経過すると、自動車税や自動車重量税が重課されるため、このタイミングで買い替えをすると考えられるでしょう。
税金や修理費用など、さまざまな要素から考えると、13年前後で車を買い替えることが節約につながる可能性があります。
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20年以上同じ車に乗るためのメンテナンスやコツ
同じ車に長く乗るために知っておきたいことは、こちらのとおりです。
車検のときだけ、調子が悪いときだけ見てもらうのではなく、適切なタイミングでメンテナンスや部品交換するのが大切です!
消耗品を定期的に交換する
自動車にはさまざまな消耗品があり、定期的に交換すると車の寿命を延ばせる可能性があります。
パーツ、オイルなどにより交換頻度は異なるため、オイル交換などをしたときに車内に貼られる「次回交換予定」のステッカーを見るか、スタッフに直接聞くのがおすすめです。
ほかにも、車検の際に消耗品を交換することもあります。
定期的にオイル交換をしてエンジンの寿命を延ばす
消耗品の種類はさまざまですが、エンジンオイル、ブレーキフルード、オイルフィルターなど、オイルに関連する消耗品は定期的に交換することをおすすめします。
毎日車に乗らない方の場合、距離の目安ではなく、「半年に1回」など適切な頻度でオイル交換をしましょう。消耗品により交換頻度は異なりますが、ディーラーなどに行った際は、メンテナンスノートなどの記録を確認しながら、スタッフが対応します。
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2~3年に一度バッテリーの交換をする
商品により異なりますが、バッテリーは2~3年に1度の頻度で交換するのが望ましいとされています。また、バッテリーの保証期間が過ぎたときも交換の目安です。
バッテリーが寿命を迎えると、電気を蓄えられず、エンジンがかかりにくくなる、ヘッドライトが暗くなるといった影響が出ます。
寿命を迎えた状態で使用し続けると、ほとんど電気を蓄えられず、エンジンがかからなくなります。バッテリーが上がったときは、ロードサービスを呼ぶなどして対処しなければなりません。
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タイヤや車に応じたタイミングでタイヤ交換をする
タイヤは、異物を踏む、こする、経年劣化などさまざまな要因で摩耗します。タイヤには、劣化具合や交換時期を示す溝やマーク(スリップサイン)があるため、定期的に目視で確認しましょう。
メンテナンス方法は、空気圧の点検・補充と、タイヤ交換です。空気圧チェックと補充は、ガソリンスタンドのスタッフにも依頼できます。
タイヤの交換時期がきた状態で走行し続けると、パンクします。走行中にタイヤがパンクすると、最悪の場合、事故を起こしてしまうでしょう。
車の寿命に関係なく、安全のためにタイヤの溝・サインの確認、空気圧のチェックと補充を行うことが大切です。
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10万kmを迎えたらタイミングベルトを交換する
タイミングベルトとは、エンジンの回転運動を行うための部品です。タイミングベルトの寿命は、一般的に10万kmといわれているため、1年で1万km程度走行する方は、10年に一度くらいの頻度で交換しましょう。
20年以上車に乗りたい方であれば、最低でも1回はタイミングベルトの交換が必要ですね!
タイミングベルト自体は高価ではないパーツですが、交換するためにエンジン周辺の部品を取り外すなど手間がかかる作業になるため、工賃が高額になる傾向があります。
タイミングベルトを交換しないと、徐々に異音が発生します。その後も乗り続けると、タイミングベルトが切れてエンジンが停止、最悪の場合エンジンが故障する可能性もあるでしょう。
エンジンに影響が出ると、タイミングベルトを交換するよりも高い費用がかかる可能性があります。工賃が高いメンテナンスですが、20年以上愛車に乗り続けたい方は、適切なタイミングで交換しましょう。
屋内または屋根がある場所で保管する
車は保管状況により、ボディの塗装の劣化具合に差が出ます。紫外線や雨など、塗装が劣化する原因を防げるガレージまたはカーポートなど、屋根がある場所で保管するのがおすすめです。
オイルやタイヤの交換は、エンジンなど車の性能に影響を与えることですが、長く乗り続けるためには外観も美しく保つのも大切です。
色あせ防止、ツヤのキープをしたい方は、ボディコーティングもおすすめです!
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違和感や故障の可能性があるときは早めに点検してもらう
異音の発生、乗り心地の違和感、エンジンがかかりにくい、加速しづらいなど、いつもとは違う点があったときは、できるだけ早めにディーラーなどに相談し点検してもらいましょう。
消耗品を交換する程度の軽い症状のこともあれば、故障など修理が必要な状況になっていることも考えられます。
エンジンが止まるなど最悪の状況を避ける、修理費用が高額になることを避けるためにも、車検以外のタイミングでも定期的に点検してもらいましょう。
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定期的に運転する
セカンドカーや趣味性の高い車の場合、乗る頻度が少ないこともあります。月1~2回程度しか車に乗らない場合、バッテリーの劣化などが発生しやすくなります。また、エンジンオイルがエンジン内を循環しないまま走行(ドライスタート)し、エンジンを傷めることもあるでしょう。
乗る頻度が少ない車は、アイドリングするだけではなく、週1回30分以上運転するなど定期的な走行をしましょう。
前回の走行から期間が空いているときは、空気圧チェックなどをしたうえで運転してくださいね!
急ブレーキ・急発進をしない
急ブレーキや急発進といった動作は、エンジンなどに負担をかけます。
信号での急な停車や発進、車止めのブロックにぶつけるように停車する、といったことは負担になるため、癖がついている方は注意しましょう。
走行に不具合が生じたら専門業者に相談をしましょう。
20年以上同じ車に乗りたいときの注意点
愛車に長く乗るのはよいことですが、いくつか注意点があります。
自動車税・自動車重量税が高くなる
自動車税種別割(軽自動車税種別割)と自動車重量税は、新規登録から13年を超えると重課されます。自動車税の場合、標準税率より約20%の増税です。
自動車税は毎年、自動車重量税は車検のとき(2年に1回)支払うものであるため、人によっては負担を感じやすいでしょう。
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車検費用が高くなる傾向がある
古い車は部品の交換や修理する箇所が増えるため、新しい車と比較して車検費用が高額になる傾向があります。
同じ種類の車両でも、年式が古い車両のほうが車検費用が高額になる可能性が高いです。長く乗り続けている車を車検に出す際は、充分な費用を用意しておきましょう。
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最新の車と比較して燃費が悪い
昨今のハイブリッドカーなどは、燃費がよい車種が豊富です。燃費や環境性能を重視した車が多く、それらの車と比較すると、年式が古い車は燃費があまりよくありません。
燃費は、車の乗り方や環境により数値が上下しますが、燃費がよい車種と長く乗る予定の車で、どれくらいの差があるか、把握しておきましょう。
■2車種の燃費(ガソリン代)
乗車期間 | 燃費30km/Lの車 | 燃費18km/Lの車 |
10年間 | 約550,000円 | 約920,000円 |
20年間 | 約1,100,000円 | 約1,830,000円 |
※1年で1万km(10年で10万km)を走行すると想定
※レギュラーガソリン165円/Lで計算
この2車種が同じ燃費のままであると想定し、車に乗り続けたときのガソリン代の差額はこちらです。
■1年・10年・20年のガソリン代の差額
1年間 | 約3,054円 |
10年間 | 約370,000円 |
20年間 | 約730,000円 |
燃費がよい車と比較すると、ガソリン代だけで70万円以上の差があるとわかりました。車の選び方は燃費だけではありませんが、将来的なコストも考えておくことをおすすめします。
部品の製造廃止により修理ができなくなることがある
車の発売から年月が経過すると、パーツなどの消耗品が製造廃止し、修理できなくなるケースがあります。
古い車を修理する際、パーツが製造廃止になっていた場合は、部品取りをする、部品をオークションで購入することも可能です。
ただ、古い車の場合はすぐに入手できるとは限らないため、部品が見つかるまで修理を待つこと、一般的な車より修理代・部品代がかかることを知っておきましょう。
車の価値が下がる可能性が高い
一部の人気車種などを除き、車は年式が古くなるほど価値が下がります。
20年以上乗り続けた愛車を買い取ってもらえても、高い査定額は期待できない可能性があります。
ただし、リセールバリュー(購入した車を売却するときの価値)を気にしない方であれば、それほど大きな問題点には感じないでしょう。
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20年以上乗った車の価値はどれくらいになる?
車の査定額は、車種の人気や走行距離などさまざまな要素で大きく変わります。ここでは、カーセブンの査定実績をもとに、2種類の車の価値を比較してみましょう。
車種・年式 | 査定額 |
トヨタ アルファード (2003年式) |
10万~19.3万円 |
スズキ ワゴンR (2003年式) |
1.5万円 |
2003年式のアルファードの場合、新車は約300万~400万円で発売されていましたが、年式が古いと20万円以下となってしまいます。人気が高い車種でも、年式が古いと価値が落ちてしまうのが一般的です。
古い車であまり価値がない車でも、車の買取業者は買取を行っています!
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売却時の金額だけではなく維持費にも注目する
年式が古い車は、売却時の金額が下がるだけではなく、税金が重課されたり、消耗品の交換・修理頻度が増えたりと、維持費が高くなる傾向があります。
「車を買い替えるためのお金を節約したいから」と、古い車を乗り続けると、想像以上に維持費がかかることもあるでしょう。
長い目で見たときのトータル費用を考えると、13年前後で買い替えるほうが、節約につながる可能性があります。
長く乗れる愛車に買い替えるならカーセブンへ
中古車でも、状態がよい車を選ぶことで長期間乗り続けられます。中古車を購入する際は、価格だけではなく、走行距離や年式、エンジンの状態を確認するなどして決めましょう。可能であれば、実車を確認・試乗してみるのがおすすめです。
また、店頭スタッフとコミュニケーションをとり、信頼できる中古車販売店であるかも確認しましょう。
長く乗れる車に買い替えたい、長く乗った愛車を売りたい・価値が知りたい方は、カーセブンにご相談ください。カーセブンでは、車の買取・購入に対応しているのはもちろん、20年以上乗った車の査定にも対応しています。
購入した中古車を長く乗るためのコツは、こちらの記事で紹介しています!
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よくある質問
すべての車で20年以上乗れるとは限りませんが、メンテナンスと車の乗り方次第で、20年以上乗り続けることは可能です。
20年以上同じ車に乗るためのメンテナンス方法は、コツはこちらのとおりです。
・消耗品を定期的に交換する
・屋内または屋根がある場所で保管する
・違和感や故障の可能性があるときは早めに点検してもらう
・定期的に運転する
・急ブレーキ・急発進をしない
メンテナンスだけではなく、乗り方や保管状況も大切な要素です。詳しくは「20年以上同じ車に乗るためのメンテナンスやコツ」で紹介しています。
1年間でかかる費用などは、どのような車に乗るかにより大きく異なります。
具体的なことが知りたい方は、中古車販売店やディーラーのスタッフに相談してみましょう。
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