更新日2023.09.05

中古車選びの注意点とは?購入前に知っておきたいポイントを解説

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中古車選びでは、好みの車種や費用だけではなく、実際に車を見てコンディションを確認しておけば失敗することは少なくなります。

前オーナーの乗り方により中古車の状態が異なるため、年式や走行距離だけでは判断が難しいでしょう。中古車を購入・契約する際の注意点を把握しておけば「思っていた車と違った」とがっかりすることは減るはずです。

そこで今回は、中古車選びと購入・契約時の注意点を紹介します。

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この記事を読むことで、車を選ぶときのポイントが理解したうえで、中古車選びをスタートできるでしょう。

中古車の購入には注意が必要!

中古車は、乗り方や扱い方により1台ずつ状態が異なります。たとえ年式・走行距離に大差がない車が複数あったとしても、事故歴やオプションの有無、部品の劣化具合が違うのです。

なかには衝突事故などによる影響で、車のフレームのゆがみ・亀裂が発生しているケースがあります。フレームは車の中でも特に重要な部分です。ゆがみが大きいと、スピードを出すと真っ直ぐ走れない、タイヤの摩耗が偏るといった影響があり走行中には危険が伴います。

新車とは違い、車ごとにコンディションが異なる中古車は、メンテナンスの履歴など細心の注意を払い、入念にチェックしたうえで購入しましょう。

中古車選びの注意点

中古車選びの注意点

中古車を選ぶとき、どのような車を避けたらよいのか、何に注意すべきかを把握しておくだけでも、リスクの高い車を回避できるでしょう。

修復歴車・冠水車は避ける

中古車購入時に避けたい車

・修復歴のある車
・水没車(冠水車)

修復歴のある車とは、車のフレームに欠陥・損傷があり、修理や交換の履歴がある車を指します。

状態によりますが、修復歴のある車は比較的安く購入できるメリットがあります。ただし、フレームに関する不具合が出た際は、費用を払って修理しなければならず、トータルで見たときに大きなコストがかかる可能性もあるでしょう。

また、耐久性への不安がある点もデメリットのひとつです。

なお、一般的に「事故車」と呼ばれる車であっても、フレームに損傷がなければ「修復歴あり」と表示する義務がありません。ボディへの傷、ヘコミだけでフレームに損傷がなく修理されているのであれば、中古車としての価値にはあまり影響がないのです。

水没車とは、洪水や台風などの水害で車全体が水没した車を指します。車のエンジンまで水をかぶっている場合があるため、エンジントラブルのような故障リスクが高く、安く購入できるとしてもおすすめできません。

水害で水没した車は、河川や下水道の水に浸かっており、衛生面での不安が大きい点もデメリットです。

中古車を快適に、できるだけ長く乗りたいのであれば、修復歴あり、水没車の購入は控えたほうがよいでしょう。ほかにも、塩害や雪害にあった車も、水没車同様注意が必要です。

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修復歴のある車について詳しく知りたい方は「修復歴ありの中古車選びは慎重に!購入するメリットや注意点を解説」をチェックしてみてください。

走行距離と年式をチェックする

車の走行距離と年式を合わせてチェックすると、車の状態がある程度把握できます。

走行距離の目安として、1年10,000kmといわれるケースが多いため、年式と走行距離をあわせて、どれくらいの差があるか確認してみてください。

たとえば、年式が新しくても走行距離が極端に多い車であれば、部品の劣化や故障の懸念があります。反対に、年式は古く走行距離が少ない車は乗る頻度が低く、消耗品の交換をしておらずコンディション不良の可能性があるでしょう。

走行距離・年式のどちらか一方を見て判断するのではなく、年式に対して走行距離が何kmかを確認しましょう。

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車の年式の調べ方、年式の注意点は「車の年式の調べ方は?税金や保険の関係も解説」でチェックしてみましょう。

整備記録簿を見せてもらう

修復歴やメンテナンスの記録は、整備記録簿(メンテナンスノート)で確認できるため、中古車を選択する際に確認をしておきましょう。

年式が古く走行距離が少ない場合、メンテナンスができておらずコンディション不良の可能性があると上述しました。しかし、整備記録簿を見ることにより、疑問点は解消できます。

オイル、バッテリーなどの消耗品類が、どれくらいの頻度で交換されているのか、どのような修理を受けたのかにより、コンディションが判断できるでしょう。

整備記録簿を見ただけではわからない人も、スタッフに相談をして一緒に確認をすることで、現状を把握できます。

車検が残っているか確認する

車検は残っている年月が長いほど、次回の車検までに時間があり買い時です。

購入する時点で車検が残っていない場合、車体の価格に加えて、車検費用も支払わなければなりません。必須の項目ではありませんが、少しでもお得に購入したいのであれば、車検の残り日数も確認してみてください。

実車確認・試乗を行う

中古車を買う前には、実際の車の外観・内装をチェックしてみましょう。

外観のチェックポイント

・ボディにキズやへこみなどの不具合がないか
・ボディの下部に、サビがないか
・ガラスにキズがないか
・タイヤの劣化具合はどれくらいか
・エンジンルームがきれいであるか
・ボンネットやトランク、ドアの隙間や開閉に問題がないか

これらは、実車を見た際にそれほど時間をかけなくても、目視で確認できます。気になる点があれば、スタッフに質問をしてみてください。

内装のチェックポイント

・シートの汚れ、傷み、臭いの有無
・ドアやエアコン、ウインカー、ハザード、ナビ・オーディオのスイッチの動作確認
・トランクルームの汚れ、臭い、カビの有無
・ハンドル(ステアリングホイール)の状態、握りやすさ、操作性

車についた臭いは、簡単にとれません。タバコなどの強い臭いは、販売店でクリーニングや臭い対策をしてもとれないケースが多いでしょう。

気になる中古車は、可能であれば試乗をして、エンジンやブレーキなど走行に問題がないかチェックしてみてください。

信頼できる販売店で買う

「どこで買うか」も中古車選びで重要なポイントです。コミュニケーションを通じて信頼できる店舗で購入しましょう。検討している中古車に関する質問をしたとき、納得できるまで丁寧に対応してくれるスタッフであれば信頼できます。

しかし、質問に対する回答を濁す、主観のみで話す、購入・契約を無理にすすめるスタッフは、真摯な対応とはいえません。

信頼できない店舗では、契約や購入後のサポートにトラブルとなる可能性があります。消耗品の交換や車検といったメンテナンスで再来店する機会があるため、購入後まで安心できるかも確認しておきたいポイントです。

また、ネットオークションや個人間での中古車購入はおすすめできません。支払いに関するトラブルや、申告されていなかった不具合があるなど、問題が発生しても泣き寝入りをするケースが少なくありません。

購入契約時の注意点

購入契約時の注意点

契約の際は細かな点まで確認をする、疑問点があれば納得できるまで聞くことが重要です。

具体的には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

見積書の内訳をよく確認する

見積書には、各種税金、保険、整備費用、オプションといったたくさんの項目がありますが、それぞれの内訳には一通り目を通しましょう。

特に気をつけたいポイントは「諸費用」です。諸費用には、見積書の項目にはないものの、手数料のような細かな手数料がまとめて記載されており、販売店側で調整がしやすい項目です。

そのため、悪質な中古車販売店では、車両の本体価格が激安であるものの、高額で不明朗な諸費用が上乗せされるケースがあります。諸費用が不自然に高額な場合は、何にどれだけの費用がかかっているのか、直接確認をすると安心です。

必要書類を準備する必要がある

中古車を購入する際には、契約時に必要な書類がいくつかあるため、購入を検討している段階から書類を準備しておくとスムーズです。

中古車購入時に必要なもの

・実印
・印鑑登録証明書
・自動車保管場所証明書(車庫証明書)
・委任状
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・住民票の写し

住民票の写しは、発行から3カ月以内が有効となっていることが多く注意が必要です。取得のために時間がかかる書類もああるため、中古車購入の検討段階から書類の有無を確認してみてください。

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各書類の取得方法、詳細は「中古車の購入に必要なものは? 取得方法や準備の手順も詳しく解説」で確認してみてください。

保証を確認する

販売店により内容は異なりますが、中古車を購入する際に保証をつけられます。保証があれば、万が一のトラブルの際に無料で修理をしてもらえるなど、中古車でも安心できるでしょう。保証期間・距離、保証対象はしっかりと確認しておいてくださいね。

たとえば、株式会社トーサイグループのカーセブンでは「トーサイ保証」が設けられています。有償プランの保証ではありますが、走行距離無制限での保証、対象となる部品の不具合を無償で保証するといった内容です。

有償保証の加入時に費用はかかりますが、修理費用が高いトラブルの発生や、消耗品の交換ができる点はメリットでしょう。

そのほかのカーセブンにおいても、各店舗ごとのアフターサービスを受けられます。中古車であっても、必ずトラブルが発生するとはいえず必須ではないものの、加入を検討してもいいかもしれませんね。

中古車購入後のトラブルの対処方法は?

中古車の購入後、トラブルが発生したときは、専門の窓口に相談をしましょう。

下記は、中古車購入・契約時のトラブルで相談できる窓口です。

相談先特徴
国民生活センター相談がメイン。
担当者が、販売店と自分の間に入って対応をしてくれることはない。
どこに相談すればよいかわからないときに、相談する窓口。
日本中古自動車販売協会連合会中古車に関するトラブルの相談が可能。
販売店に対して対応をしてもらえる可能性あり。
ただし、同会に加盟する店舗のみが対象。
自動車公正取引協議会新車、中古車問わず車の契約・購入後のトラブルが相談可能。
ただし、同会に加盟する店舗のみが対象。
自動車製造物責任相談センター車の機能や部品の不具合で、相談可能。
公益財団法人であるため、中立的な立場で相談できる。

加盟する店舗のみ対応する相談先もあるため、中古車の購入時に、販売店がどのようなサービスに加盟しているか把握しておくと安心です。

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中古車に発生しがちなトラブルは「中古車購入時のトラブルと対処方法!相談窓口も紹介」でチェックしてみましょう。

まとめ

中古車の購入・契約時の注意点

・整備記録簿(メンテナンスノート)を見て、車の履歴を確認する
・実際の車を見て、乗って確かめるとよい
・スタッフとコミュニケーションをとり、信頼できる店舗を見つける
・中古車の購入で発生したトラブルは、専門の窓口に相談する

初めて中古車を購入する人、車に詳しくない人は、車種や車両価格ばかりを見てしまうことも多いでしょう。中古車は、前オーナーの扱い方でコンディションが異なるため、納得できる車であるか見極める必要があります。

見るべきポイントがわからないときは、販売店のスタッフに直接相談することをおすすめします。

見極めるポイントと注意点が把握できれば、中古車選びの幅も広がり、失敗しない最高の1台が見つかるでしょう。

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