ハイラックストラック PTの買取相場・売却状況

トヨタ自動車のハイラックストラック PTは、国内外で人気のロングセラー商品です。1968年に販売がスタートし、8代のモデルチェンジを経ながら愛されています。

商用トラックやオフロード車両として利用されており、頑丈なボディと高い積載能力を備えています。外観はこれまで何度か変わっているものの、どのモデルもシンプルで機能的、スタイリッシュなデザインが特徴です。

ハイラックストラック PTは、走行距離が10万kmの場合で20万〜100万円が中古車価格相場です。

初代ハイラックストラック PT（1968年3月～1972年）

初代ハイラックストラック PTは1968年に国内で販売が始まり、翌年には「トヨタ・トラック」としてアメリカでも販売がスタートしました。エンジンは1.5リットルです。50年以上前のモデルのため、現在見かけることはほとんどありません。

2代目ハイラックストラック PT（1972年5月～1978年）

2代目ハイラックストラック PTは、初代よりも耐久性が向上しています。エンジンは1.6リットルエンジンや2.0リットルエンジンに変更されました。2代目も古いモデルのため、中古車市場でも見かける機会はあまりありません。

3代目ハイラックストラック PT（1978年9月～1983年）

3代目ハイラックストラック PTは比較的丸みを帯びたフロントデザインが特徴です。エンジンはディーゼルエンジンが選べるようになりました。3代目もあまり見かけることのないモデルです。

4代目ハイラックストラック PT（1983年11月～1988年）

4代目ハイラックストラック PTはデザインがより洗練され、安全性や快適性も向上しました。エンジンは2.2リットルとディーゼルです。4代目も見かける機会は少ない傾向にあります。

5代目（1988年9月〜1997年）

5代目はオフロード性能が強化され、エンジンは2.4リットルおよび3.0リットルのディーゼルエンジンに変わりました。1992年式の「SR」の場合、走行距離が308,400km、カラーがアカで、査定額は100万円です。走行距離が長くても、状態がよければ比較的価格が高くなることがあります。

6代目（1997年9月〜2004年）

6代目はエアロダイナミクスを意識した外装となり、エンジンは2.7リットルおよび3.0リットルに変更されました。1997年式の「エクストラキャブ スポーツピックアップ」の場合、走行距離が283,500km、カラーがコンで、査定額は20万円です。1999年式の「スポーツピックアップ」の場合、走行距離が165,000km、カラーがコンで、査定額は98万円です。

色や走行距離、状態によって価格が変化するため、正確な価格を調べるには実際に査定を依頼してみましょう。

7代目（2004年〜2015年）

7代目は外観が当時のトレンドに合わせたデザインとなり、燃費性や乗り心地などが改善されました。比較的新しいモデルのため、100万円前後の査定額になる傾向があります。

8代目（2015年5月〜）

8代目からはよりスポーティな外観となり、エンジンや安全装備、走行性などが向上しました。8代目はまだあまり中古車市場に出回っていないため、走行距離が短い場合は100万円以上の査定額になる可能性があります。

ハイラックストラック PTの査定評価を高くするには？

ハイラックストラック PTはアクセサリーやオプションが豊富にあるため、どのようなアクセサリーやオプションがあるかによって価格が高くなる可能性があります。アクセサリーやオプションを付けた記憶があれば、査定依頼時に確認してみましょう。

キズやヘコミなどがある場合は、査定額が下がる傾向にありますが、無理に自分で直して新たなキズをつけてしまうことは、さらに金額を低下させてしまう恐れもあるため注意しましょう。また、純正パーツがあれば高く評価される可能性があるため、一緒に査定に出すことがおすすめです。

中古車は時間が経つにつれて価値が下がる性質があるため、少しでも早く売却したほうが高値で売れる可能性もあります。売却を検討しているなら早めの査定を心がけましょう。