エスティマの買取・売却状況

エスティマは、トヨタが製造・販売するミニバンです。1990年5月に誕生し、卵のような丸みのあるフォルムが特徴で、当時は「天才タマゴ」のキャッチフレーズで人気を集めました。

ミニバンでは珍しい、シンプルかつ洗練されたデザインのエスティマは、いかついデザインが苦手な女性からも支持されています。

そんなエスティマは、1990年〜2019年まで29年間販売された後、2019年10月で生産終了となりました。購入したい場合は中古車のみの選択肢となるため、中古車市場でも需要が安定しています。

カーセブンのこれまでの査定実績を総じて見ると、査定額は4万〜268万円（2024年4月時点）です。新車販売価格はおよそ266万〜528万円となるため、比較的高額で評価されていることがわかります。

特に、マイナーチェンジが行われた2016年9月以降のモデルは高額査定が期待できます。

ここでは、初代から最終モデルまでのエスティマの査定額の傾向を見ていきましょう。

初代エスティマ（1990年5月〜2001年6月）

1997年式の「エスティマ V」の場合、走行距離124,400km、カラーがパールホワイトの査定額は約25万円です。

2代目エスティマ（2001年6月〜2006年6月）

2004年式の「エスティマ アエラス」の場合、走行距離65,700km、カラーがグレーの査定額は約15万円です。

2004年式の「エスティマ アエラス Ｓ」の場合、走行距離116,600km、カラーがパールホワイトの査定額は約16万円です。

2代目モデルの査定額は年式や走行距離にかかわらず、約15万円前後が相場となっています。

3代目エスティマ（2006年6月〜2019年10月）

2019年式の「エスティマ アエラス プレミアム」の場合、走行距離39,000km、カラーがパールホワイトの査定額は約268万円です。

2011年式の「エスティマ アエラス」の場合、走行距離30,300km、カラーがシルバーの査定額は約50万円です。

3代目エスティマのなかでも、最終モデルである2016年9月以降の年式の査定額は135万〜268万円などの高い水準で評価されています。グレードは「エスティマ アエラス プレミアム」、カラーは「パールホワイト」の査定額が高めの傾向です。

エスティマの査定評価を高くするには？

エスティマの査定額は、年式やグレードにより異なりますが、車の状態によっても大きく左右されます。

キズやヘコミなどがある場合は、査定額が下がる傾向にありますが、無理に自分で直して新たなキズをつけてしまうことは、さらに金額を低下させてしまう恐れもあるため注意しましょう。

また、純正パーツがあれば高く評価される可能性があります。社外パーツにつけ替えている場合は、純正パーツを要したうえで一緒に査定に出すことをおすすめします。

中古車は時間が経つにつれて価値が下がる性質があるため、少しでも早く売却したほうが高値で売れる可能性もあります。売却を検討しているなら早めの査定を心がけましょう。