2010年に初代日産 リーフが登場してから約15年。現在では多くの自動車メーカーが電気自動車(EV)をラインナップしています。
そして新たな移動手段として、近年注目を集めているのが、私たちが知っている軽自動車よりも小さい、小型電気自動車(超小型EV)。このジャンルには既存の自動車メーカー以外も参入し、モビリティのさまざまな可能性を探っています。
超小型EVのメリット、どのくらいの距離を走れるのか、運転に必要な免許の種類や価格などを紹介します。
この記事でわかること
- ・小型電気自動車(超小型EV)とはどんな車か
- ・小型電気自動車(超小型EV)が普及するメリット
- ・今乗れる、小型電気自動車(超小型EV)
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
小型電気自動車(超小型EV)とは?

小さな車と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは4人乗りの軽自動車でしょう。しかし今、軽自動車よりも小さな車への注目が高まりつつあります。それらはガソリンや軽油といった燃料を爆発させて動くエンジンを搭載せず、モーターの力で動く電気自動車であることが特徴です。
超小型EVの特徴(区分や乗車人数)
小型電気自動車(超小型EV)は、正確には「超小型モビリティ」と呼ばれています。今、自動車を取り巻く環境はさまざまな問題が取り立たされていて、それを解決するひとつの方法として超小型モビリティの普及が期待されています。

その多くがバッテリーに蓄えた電気でモーターを動かして走行するため、本企画の本文では「超小型EV」と紹介します。
まずは超小型EVがどのように区分されているかを見ていきましょう。
第一種原動機付自転車 (ミニカー) |
軽自動車 | 普通自動車 (小型自動車) |
|||
超小型モビリティ (型式指定車) |
超小型モビリティ (認定車) |
軽自動車 | |||
最高速度 | 60km/h (道路交通法) |
構造上60km/h | 個別の制限付与 | 構造上の制限なし | 構造上の制限なし |
定格出力 | 0.6kW以下 | 0.6kW超 | 0.6kW〜8.0kW | 0.6kW超 | 0.6kW超 |
長さ | 2.5m以下 | 2.5m以下 | 3.4m以下 | 3.4m以下 | 12m以下 (4.7m以下) |
幅 | 1.3m以下 | 1.3m以下 | 1.48m以下 | 1.48m以下 | 2.5m以下 (1.7m以下) |
高さ | 2.0m以下 | 2.0m以下 | 2.0m以下 | 2.0m以下 | 3.8m以下 (2.0m以下) |
参照:国土交通省資料より
超小型EVは上の表にある第一種原動機付自転車と超小型モビリティに分類されるもので、基本的に最高速度が60km/hになり、高速道路を走ることはできません。
第一種原動機付自転車(ミニカー)は多くの人が知っている原付スクーターと同じように1人乗りです。ただ、運転には普通自動車免許が必要になります。
超小型モビリティ(型式指定車)は、原動機付自転車の大きさ以下の軽自動車。公道を走る際は車両後方の見やすい場所に「最高時速60km/h以下」であることを表示する必要があります。
超小型モビリティ(認定車)は、いわゆる軽自動車以下の大きさになっていて、大きさや性能に対する条件を満たすことで認定を受けることができるものになります。

超小型モビリティの乗車人数は1〜2名が主流ですが、4人乗りのものも開発されています。
小型電気自動車(超小型EV)の導入・普及が求められる背景
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を削減することは、世界的な課題です。日本はCO2削減目標として
2030年度に2013年度比▲26.0%(2005年度比▲25.4%)の水準(約10億4,200万t-CO2)にする
2030年度に2013年度比▲25.0%(2005年度比▲24.0%)の水準(約9億2,700万t-CO2)にする
を掲げています。これらを達成するための策として注目されているのが超小型EVなのです。
国土交通省が公開しているデータ「超小型モビリティの成果と今後」を見ると、自動車の移動距離は10km以内が約7割、乗車人数は2人以下が大半です。また、5割以上のドライバーは高速道路をほとんど利用していないことがわかります。
このような利用実態にあわせた車として、一般道を使った近距離移動に適したモビリティへの潜在的な需要があるのではないかと考えられています。
そして、超小型モビリティはEVとの親和性が高いのも特徴。数百kmの移動を想定すると巨大なバッテリーを搭載しなければならず、車両重量も重くなります。しかし数十〜100km程度の走行なら小型のバッテリーでも充分に対応でき、バッテリーを小型化できれば車両重量が軽くなるので航続距離に有利に働きます。
超小型モビリティの歴史

古くは2000年にトヨタ系の部品メーカーだったアラコが開発した1人乗り小型EV「エブリデーコムス」が挙げられます。そしてアラコの車両生産部門とトヨタ車体が合併した後、2012年にトヨタ車体が1人乗り超小型EV「コムス」を発売。コムスにはビジネスユースを想定した「B・COM」だけでなく、パーソナルユースを想定した「P・COM」も用意されました。

国は2010年から超小型モビリティの活用を目的とした全国13地域での実証実験をスタート。実証実験は観光地でも行われたので、「利用したことがある!」という人もいるかもしれませんね。
この実証実験で得られた知見を取りまとめ、国は2012年6月に「超小型モビリティの導入に向けたガイドライン」を公表。そして2013年1月に超小型モビリティの認証制度を創設するとともに、2013年度から地方自治体や関係事業者などによる先行導入・試行導入を積極的に後押しする「超小型モビリティ導入促進事業」を開始しました。

2013年10月には日産と横浜市が、日産の超小型モビリティ「日産ニューモビリティコンセプト」を活用したワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」を実施。約100台の超小型モビリティが横浜を走ったので、利用したことがあるという人もいるはずです。
トヨタも豊田市で都市交通システム「Ha:mo」の実証運用をしていて、2013年10月には規模を拡充しました。
小型電気自動車(超小型EV)のメリットと期待されること

画像引用:n-link.nissan.co.jp
新しいモビリティとして、さまざまな場面での活用が期待されている超小型EV。具体的にどのような場所への導入が考えられ、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
近距離エリアの移動での活用
前述したように車の使われ方として最も多いのが、10km圏内で一般道を走るパターン。このような使い方でももし大排気量車に乗っていたら、多くのCO2を排出します。
超小型EVのエネルギー消費効率はガソリン車の約1/6程度であることが大きなメリット。近距離移動が中心なら、超小型EVを積極活用することで、CO2削減に貢献できると期待されます。これらは自治体や法人での利用だけでなく、買い物など日常利用も想定されます。
近距離移動が中心の人なら、自分の車を持たずに必要なときだけカーシェアリングを利用するという考えもあります。東京では(賛否はさておき)電動キックスクーターのシェアリングが普及していますが、超小型モビリティも同じように近距離移動目的のシェアリングでの活用も考えられています。
高齢者の移動手段として活用
1998年10月に改正された道路交通法で、高齢者の事故対策の一環として運転免許の自主返納制度が始まりました。一方で地方に住んでいるとどうしても移動手段として車が必要なので、高齢者でも免許返納をためらうケースが見られます。
普通の車から超小型EVに乗り換えれば事故が減るというわけではありませんが、絶対速度が遅くなることで重大事故が減少する可能性があります。さらに先進運転支援システムを搭載し、複雑な運転操作が必要ない超小型EVが増えれば、高齢者の新たな移動手段として活用できるかもしれません。
SS(サービスステーション/ガソリンスタンド)過疎地など、地方での活用
みなさんは「SS過疎地」という言葉をご存じでしょうか。地方ではSS(サービスステーション/ガソリンスタンド)が減少し、最寄りのSSまでかなりの距離を走らないとたどり着かない地域があります。このような地域が「SS過疎地」と呼ばれています。
EVに乗れば自宅に普通充電器を設置することでSSに行かなくて済みますが、EVは購入時の補助金を受けたとしても高額なのがデメリット。一方、超小型EVはバッテリーが小さいので車両価格を抑えることができるのがメリット。SS過疎地での移動手段として期待されています。
配送やデリバリーでの活用
多くの人が利用する通販やデリバリーサービス。配送のために多くの車やバイクが走るとそれだけCO2が排出されます。超小型EVはトラックや軽ワンボックスのような積載性はありませんが、ちょっとした荷物なら積むことができます。そのため、コンビニエンスストアや郵便局などで配送用に活用されています。
また、訪問介護など地域に密着したサービスでも超小型EVが活用されている例もあります。
観光での活用
地方の観光地では、車がないと名所を回れないような場所もあります。レンタサイクルを利用するという方法もありますが、アップダウンが多いと自転車の移動が大変だったり、そもそも高齢の方だと自転車移動が難しかったりすることも……。そんな地域で車がない観光客のために超小型EVを活用する例が増えています。
また、地域によっては環境保護の観点から観光シーズンにマイカー規制を行うケースもあります。走行中に排出ガスを出さないEVなら環境への負荷を最小限に抑えられるので、超小型EVを周遊するために利用しているケースもあります。
小型電気自動車(超小型EV)のQ&A

ここでは一般の人にはまだ馴染みがない超小型EVを運転する際の疑問をQ&A形式で解決していきましょう。
運転するのに免許は必要?
「超小型モビリティ(型式指定車)」と「超小型モビリティ(認定車)」は軽自動車に区分されるため、普通自動車免許がないと運転できません。1人乗りのミニカーは「第一種原動機付自転車」に区分されますが、原付免許ではなくこちらも普通自動車免許が必要になります。
公道を走る際の自動車保険の加入方法は?
超小型モビリティも軽自動車や原付と同じように自賠責保険への加入が必要です。また、公道を走るので普通の車と同じように任意保険への加入を強くおすすめします。超小型モビリティは軽自動車なので、自賠責保険は軽自動車と同じ17,650円、1人乗りのミニカーは原付と同じ8,560円(24か月)になり、自動車保険を扱う損害保険会社で加入できます。
車検や税金はどうなる?
車検 | 税金 | |
超小型モビリティ | 必要 | 軽自動車と同様 |
ミニカー | 不要 | 年3,700円 |
中古車を購入してもいい?
普通の車と比べると台数は圧倒的に少ないですが、超小型EVも中古車が流通しています。価格や車両の状態を確認して納得できたら、購入して大丈夫。購入時は車検や整備を販売店でお願いできるかを確認しましょう。
すぐに乗れる、もうすぐ乗れる小型電気自動車(超小型EV)
ここからは超小型EVに興味がある人のために、すぐに乗れる超小型EVと、今後発売予定の超小型EVを紹介します。なかには中古車が流通しているものもありますよ。
トヨタ:C+pod(2人乗り)

区分 | 超小型モビリティ(型式指定車) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,490mm 全幅:1,290mm 全高:1,550mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 (WLTCモード) |
150km |
C+pod(シーポッド)は2020年12月に発売された2人乗りの超小型EVで、最初は法人や自治体向けに限定販売され、2021年12月から一般ユーザー向けにも販売されるようになりました。ただ、車両本体価格は設定されましたが、すべて個人リースでの扱いに。これは車を手放す際に確実に車両を回収して搭載電池のリデュース、リユース、リサイクルを推進するためだと言います。

乗車は横2列の2人乗り。充電は普通充電のみ対応しています。室内空間はミニマムサイズですが、バッテリーを足元の床下に配置して、リアにモーターを配置することで乗り降りをしやすくしています。
災害時はC+podのバッテリーにためた電気を取り出して最大1,500wの家電などを使うことができます。C+podは2024年7月に生産が終了しましたが、中古車が流通しているので今でも手に入れることができます。
トヨタ車体:COMS(1人乗り)

区分 | 第一種原動機付自転車(ミニカー) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,475mm 全幅:1,095mm 全高:1,500mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 (JC08モード) |
57km |
2000年に前身モデルのエブリデーコムスが登場してから20年以上。1人乗りの超小型EVとして確固たる地位を確立しているCOMS(コムス)は、ビジネス用途のB・COMSとパーソナルユースを目的としたP・COMSが用意されています。
一充電走行距離は57kmと決して長くはありませんが、往復数十km程度の街乗り中心なら充分に対応できます。車両が走れなくなるまで電気を使ってから充電完了まで充電しても、電気代は約159円(メーカーWEBサイト公表値)と経済的。

第一種原動機付自転車(ミニカー)なので、購入時の車庫証明や取得税、車検や車検時の重量税が必要ないのも魅力です。わずかですがCOMSも中古車が流通しているので、それを探してみるのもありですよ。
KG MOTORS:mibot(1人乗り)

画像引用:instagram.com
区分 | 第一種原動機付自転車(ミニカー) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,490mm 全幅:1,130mm 全高:1,465mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 (30km/h定値走行テスト値) |
100km |
「小型モビリティロボット」をコンセプトに開発された、ちょっとクラシカルなかわいいデザインが魅力のmibot。1人乗りの第一種原動機付自転車という扱いですが、ドアがあるので雨の日も濡れずに済むのが嬉しいところ。
車内にはエアコンがついているので夏や冬でも快適に移動できます。シートポジションは車内のセンターに座る形で、ハンドルの左側に8インチのタッチパネル式ディスプレイが備わります。
2025年はまず広島と東京で300台を販売(予約終了)。2026年は3000台を国内全エリアで販売予定です。車両価格は110万円(税込み)で、購入は予約制。気になる人はKG MOTORSのWEBサイトにアクセスしてみてください。
タケオカ自動車工芸:Lala(1人乗り)

画像引用:da2d2y78v2iva.cloudfront.net
区分 | 第一種原動機付自転車(ミニカー) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,245mm 全幅:1,290mm 全高:1,570mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 (40km/h走行時) |
120km・冬季100km (リチウムイオン電池仕様) |
全9色のボディカラーが用意されるLala(ララ)は、中国の嘉远汽车(JIAYUAN)が生産している「灵族」を日本向けに改良販売したモデルです。リチウムイオン電池仕様と鉛電池仕様があり、鉛電池仕様でも約80kmの走行ができます。
改良点はドライビングポジション。サイドブレーキやドラムブレーキを備えています。また、シートはリクライニングが可能で、車内で休憩する際にも便利です。
オプションでエアコンが選べるほか、なんと電子レンジを搭載することもできます。また、災害時に役立つよう非常用電源システムやソーラー発電&給電システムを搭載したLalaパッケージ5も用意されています。
リブサル:e-mo 5(1人乗り)

画像引用:rebsul.co.jp
区分 | 第一種原動機付自転車(ミニカー) |
最高速度 | 50km/h |
サイズ | 全長:2,300mm 全幅:1,090mm 全高:1,645mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 | 約40km |
買い物などで外出するけれど、徒歩や自転車だとちょっと不便。そんなときに役立つ「手足のような存在」をコンセプトにした超小型EVです。
エクステリアはシャープな顔つきと、車内のスペースを広げるために背を高くした独特のスタイルになっています。メーターはシンプルなデザインで、バックギアに入れるとメーターを映している液晶パネルにバックカメラの映像が映し出されます。
e-moは鉛バッテリー仕様ですが、リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電走行距離が約90kmになるe-mo5も用意されます。
エイム:EV MICRO 01(2人乗り)

画像引用:lh4.googleusercontent.com
区分 | 超小型モビリティ(認定車) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,490mm 全幅:1,290mm 全高:1,550mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
最小回転半径 | ―― |
一充電走行距離 | 120km |
沖縄県の島嶼部やリゾート地域の意見を反映し、沖縄の人々が豊かに暮らせ、笑顔になる車として開発された超小型モビリティがEV MICRO 01。2025年に沖縄県での販売が予定されています。エリアに特化した車があるのも超小型EVのおもしろいところです。
写真を見て、デザイン性の高さに驚いた人も多いはず。実はこの車のデザインは、いすゞや日産のデザイナーとして活躍し、多くの名車を世に送り出した中村史郎氏が手掛けたもの。デザインモチーフはシーサーだそうです。
透明感と開放感のあるインテリアデザインも秀逸。これは沖縄以外の地域でも人気が出そう。また、高齢者以外に若者からも注目を集めそうです。全国展開してくれたら嬉しいですね。
出光タジマEV:ideta(4人乗り)

画像引用:tajima-motor.com
区分 | 超小型モビリティ(認定車) |
最高速度 | 60km/h |
サイズ | 全長:2,495mm 全幅:1,295mm 全高:1,760mm |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離 | 約100km |
出光興産とさまざまな事業を行うタジマモーターコーポレーションがタッグを組んで開発しているのがideta。最大の特徴は多くの超小型EVが1〜2人乗りなのに対し、idetaは4人乗りであること。しかも大人がきちんと乗れるスペースを確保しているのがすごいところ。
4人で乗れるということは、1人で移動する際は荷物を置くスペースが充分に確保されているとも言えます。そのため、ビジネスや日常生活に加え、レジャーシーンでの活用も期待されます。

車にはコネクテッド技術が取り入れられる予定。利用は最短1ヵ月からのサブスクプランと15分から利用できるカーシェアプランが用意されるそうです。早く登場してほしいですね。
日本にも導入してほしい!海外で販売される小型電気自動車(超小型EV)
シティコミューターである超小型EVは、日本だけでなく海外でも活躍しています。ここではヨーロッパを走る超小型EVを紹介します。どれもかわいいので、日本でも乗れるようになってほしいですね。
欧州日産:ナノS04(2人乗り)

欧州日産とスペインに本拠を置くアクシオナの自動車ブランドであるサイレンスが提携し、開発した超小型EVがナノS04です。L6eとL7eの2グレードが用意され、航続距離はL6eが175km、L7eは149kmになります。
バッテリーは2基搭載され、車に直接充電するほか、バッテリーを外して充電済みバッテリーと交換することも可能。この機能は便利です!
ナノS04は2024年6月にフランスとイタリア、9月にドイツ、10月にイギリスで発売になりました。
シトロエン:AMI(アミ)(2人乗り)

アミは1960〜70年代に生産された小型大衆車。それが現代に超小型EVとして蘇りました。最高速度は約45kmで、一充電で約70km走行できます。おもしろいのはドアの開き方。右側は普通の車と同じように前にヒンジがついていますが、左側は後ろ側にヒンジがついています。
外観はもちろんインテリアもポップで、見ているだけで楽しくなります。車内に荷室は用意されておらず、助手席の足元に小さな荷物置き場を用意。荷物を積むことが主体なら、助手席スペースを荷室にした1人乗り仕様も選べます。
フィアット:トッポリーノ(2人乗り)

「子ねずみ」という意味があるトッポリーノは、1936年にデビューした初代フィアット500のニックネーム。そんな名前が2023年に超小型EVとして現代に蘇りました。航続可能距離は75kmで、最高速度は45km/h。街中をチョロチョロと走るのにぴったりです。
面白いのは左右にドアがあるトッポリーノとともに、ドアがないトッポリーノ ドルチェビータ(写真)が用意されていること。開放的な気分で走れる、遊び心に溢れた超小型EVです。
よくある質問
軽自動車よりも小さい、街中を走るのに特化したEVです。そのため、高速道路の走行はできません。乗車人数は1〜4人乗りで、第一種原動機付自転車に区分されるものと、超小型モビリティに区分されるものがあります。
多くの人は車を近距離移動の足に使っています。その役割を超小型EVが担うことで、環境負荷を低減できることが期待されます。また、ガソリンスタンドが近くにないエリアでの交通手段、高齢者の日常の移動手段、観光地での活用など、さまざまなシーンで活用することができます。
第一種原動機付自転車、超小型モビリティともに、普通自動車免許が必要になります。
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