車を選ぶとき、ほとんどの人は当たり前のように2列シートの5人乗りや3列シートの7人乗りを選んでいます。でも車には「2シーター」と呼ばれる、2人乗りの車も存在します。
「大勢で乗れたほうが便利なのに、なんでわざわざ2人しか乗れない車を選ぶの?」と思いますが、2人乗りの車が無くならないのは、2人乗りだからこそ味わえる楽しさや利便性があるから。
軽自動車からコンパクトカー、そして大排気量車まで、新車と中古車のおすすめ2人乗りモデルを紹介します。
この記事でわかること
- ・2人乗りの車はどんなタイプに多いか
- ・2人乗りの車のメリットとデメリット
- ・筆者が語る「2人乗りの車ならではの魅力」
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
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目次
2人乗り(2シーター)車はどんなタイプ
普通のクルマは、シートが2列、または3列で配置されていて、4〜8人で移動できるように設計されています。ところが車によっては運転席と助手席しか設置されていないものもあります。シートが2脚しかないので、当然2人しか乗れません。そのため、「2人乗り車」と呼ばれたり、シートの数を指して「2シーター車」と呼んだりします。
2人乗り車は3人で出かけることができなかったり、軽トラックなどの貨物車を除けば荷室スペースもかなり狭くなったりします。便利か不便かという視点だけで見れば、不便と言わざるを得ません。
でも2人乗りの車がなくならないのは、不便さに勝る魅力があるからです。
スポーティなクーペやオープンカーに多い

ボディタイプで見ると、2人乗り車はクーペやオープンカーに多い仕様です。俗に「スーパーカー」と呼ばれるものは、多くが2人乗りになっています。ただ、クーペやオープンカーにも4人乗りのタイプも用意されます。
ちょっとした移動に便利なシティコミューターでも2人乗りがある

多くの人が「小さな車」と聞いて思い浮かべるのは軽自動車でしょう。軽自動車はサイズや排気量に制限がある代わりに、税金などが優遇されています。多くの軽自動車は規格ギリギリのサイズで設計されていますが、あえてそれよりも全長を短くして、小回り性能を高めた車も存在します。これらは街中を移動することに特化した車で、シティコミューターと呼ばれることがあります。
軽自動車は基本的に4人乗りですが、全長や全幅が短いぶん2人乗りと割り切って設計されているのが特徴。日本ではまだマイナーな存在ですが、ヨーロッパでは地位を確立しています。
そもそもなぜ2人乗りで設計するのか

スポーツカー、とくにスーパーカーは、MR(ミッドシップ・リアドライブ)の駆動方式を採用するモデルが少なくありません。これはエンジンを運転席の後ろに置き、後輪を駆動する方式。
車の主要構成要素のなかでも特に重量があるエンジンが前輪と後輪の内側にあり、旋回性能や加速性能に優れる、車両の前後バランスがいいなどのメリットがあります。ただ、大きなエンジンが中央にあるためリアシートを設置するのが物理的に難しく、2人乗りの設計になっています。
MRの駆動方式以外でも2人乗りにすることで車体を小さく軽くでき、それが走行性能の高さにつながっているものがあります。
2人乗り車は基本的にコンパクト。でも大柄なモデルにも2人乗りがある

2人乗り車はリアシートがないぶん、キャビン(乗員スペース)を小さく設計できます。そのため車自体をコンパクトにできるのです。なかには、2シーターならではのメリットを大型車に盛り込んだものもあります。
たとえばオフロード性能と積載性を両立したピックアップトラックには、積載スペースを最大限広げるためにキャビンを短くした2人乗り車があります(現在日本では販売されていません)。
スーパーカーも大きなエンジンを搭載するぶん、小排気量車に比べると車体が大きくなります。
一応4人乗りだけれど実質的な2人乗り「2 by 2」と呼ばれるものもある

クーペのなかには、一応リアシートはあるけれどもスペースが非常に狭くて頭上スペースも低く、人が座るのには適さないものがあります。このようなものは「2 by 2」と呼ばれることもあります。
それでもなぜリアシートがあるかというと、シートがあればごく短時間でも4人で移動できるから。大人には狭く感じますが、子どもなら座れる場合もあります。
また、このスペースがあることでバッグなどを置けたり、リアシートを倒して広げた荷室スペースにタイヤを積んだりすることもできます。
2人乗りの車のメリット

一般的な車とは異なる部分が多い2人乗りの車。いったいどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは2シーターモデルのメリットを紹介します。
・車の重量を軽くできる
・全長が短くコンパクトで走りやすい
・スポーティな走りを楽しめるモデルが多い
・かっこいい!
・個性的なモデルが多い
・優雅なプレミアムもある
【メリット1】車の重量を軽くできる
2人乗りの車には大きなリアシートや後席用のドアがありません。また、後席部分を覆うボディもないため、車両重量がかなり軽くなります。
車好きのなかには「軽さは正義」と評する人もいるほど、車両重量は走行性能に大きな影響を与えます。なぜなら重いものを動かすためには膨大なエネルギーが必要になるから。たとえば同じエンジンを搭載していても、車両重量の違いによって加速性能が変わってきます。
車の性能を評価する数字のひとつに「パワーウェイトレシオ」というものがあります。これは加速性能を表す指標で、「車両重量÷最高出力」という式で計算します。単位は「kg/ps」で表される事が多く、数字が小さいほど加速性能が優れていることになります。
たとえば最高出力100psのエンジンがあって、仮に車両重量が1,000kgのA車と1,500kgのB車に搭載されていたとしたら、A車のパワーウェイトレシオは10kg/ps、B車は15kg/psとなります。
【メリット2】全長が短くコンパクトで走りやすい
2人乗りの車はリアシートがないぶん、キャビンがコンパクトになります。そのため全長やホイールベースが短くなり、取り回し性能が高められたものが多くなります。
取り回し性能のよさはスポーツ走行を楽しむときはもちろん、街乗りなど日常使いでも楽に運転できるというメリットに繋がります。
【メリット3】スポーティな走りを楽しめるモデルが多い
2人乗りの車はクーペやオープンカーなど、スポーツ性を高めたモデルに多い仕様。軽さを活かし、軽快な走りを楽しめるようにしたものや、ハイパワーエンジンを積んで強烈な加速を味わえるようにしたモデルがたくさんあります。
積載性や居住性はSUVやミニバンはもちろん、軽自動車にも劣る場合があります。そのぶん走りに特化することで、他のモデルでは絶対に味わうことができない爽快感を堪能できます。
【メリット4】かっこいい!
クーペやオープンカーは、走りだけでなくスタイルも魅力。低く構えたボディ、コンパクトにまとめられたキャビン、長いノーズ……。走ることに特化したスポーツモデルは、俊敏な肉食獣のような美しさがあります。

また、見た目のデザインだけでなく、エンジン音も魅力です!低いアイドリング音やエンジンが高回転まで回ったときの高い音など、心臓に響いてくるサウンドがとても気持ちいい!
この音を2シーターならではのコンパクトなキャビンで聞きながら走ったり、屋根を開けて開放感を味わいながら聞くのは最高のひとときです。
【メリット5】個性的なモデルが多い
パッケージングを重視した軽自動車やミニバンは、どうしてもメーカーが違っても形状が似てしまい、「どれも同じに見える」と感じる人もいるはず。
2人乗りのクーペやオープンカーはそれぞれ設計思想が異なるため、ボディタイプは同じでもさまざまなスタイルがあります。
走りに特化したモデルは後輪駆動車が多く、フロントにエンジンを配置したFR車はボンネットが長い「ロングノーズ・ショートデッキ」と呼ばれるスタイルが多くなります。これはかっこいい車の定番のスタイル。また、エンジンを運転席の後ろに配置するMRもFRにはない魅力があります。もちろんFFの2シーターにもスタイルにこだわったものがあります。
【メリット6】優雅なプレミアムもある
2人乗りの車にはラグジュアリーなプレミアムモデルもあります。資産に余裕のある人は1台の車ですべてを満たすのではなく、家族で出かける車、仕事で使う車、1人で乗る車……と、複数台の車を所有して目的に応じて使い分けています。
1人で乗る車は走りを楽しめるものにしようとクーペやオープンモデルに乗る人も多く、ラグジュアリー感に溢れた2人乗りの車に力を入れるプレミアムブランドがいくつもあるのです。
2人乗りの車のデメリット

一方で2人乗りの車は特殊な存在なので、普通の車と同じように使うことができない部分もあります。これを理解しないで飛びつくと、買ってから後悔する可能性もあります。デメリットを知り、納得したうえで選ぶようにしてください。
・2人しか乗れない
・シートポジションによってはリクライニングができない車もある
・荷室が狭い車が多い
・リアシートに荷物を載せられない
【デメリット1】2人しか乗れない
あたりまえですが、シートが2つしかない2シーター車には、2人しか乗ることができません。購入時はわかっていても、いざ車に乗ったら複数人の友達と出かける機会が出てきたり、購入後に家族が増えたりすることがあるかもしれません。
どうしても複数人で出かけないといけない場合はレンタカーを活用したり、最悪の場合は車を買い替えるということになるかもしれません。それを理解したうえで2人乗りの車を選んでください。
【デメリット2】シートポジションによってはリクライニングができない車もある
リアシートがある車の前席は後ろにスペースがあるため、シートを思い切りリクライニングして車内で休んだりすることができます。でも2人乗りの車のなかには後ろがすぐ壁になっていてシートをリクライニングできないものがあります。
また、後ろにスペースがあるものでもシートが体をしっかり支える構造になっていて、肩や腰を支える部分がボディに干渉して少ししかリクライニングできないというケースもあります。
購入時は必ず、どれくらいリクライニングできるのか試してみることをおすすめします。
【デメリット3】荷室が狭い車が多い
2人乗りの車はミニバンやSUVのようにユーティリティ性を高めることを目的にはしていないので、荷物があまり積めないものが多いです。とくにコンパクトな2シーター車だと、機内持ち込み可能なスーツケースをひとつ積むのがやっとというものもあります。
趣味でたくさんの荷物を積んで出かけることが多い人だと、すべての荷物を積みきれないことも珍しくありません。また、友人などと旅行に行く際に、友人の荷物が積めないという事態になる可能性もあります。そういうリスクがあることも理解したうえで選びましょう。
【デメリット4】リアシートに荷物を載せられない
多くの人は日常の買い物をした際に、荷物の出し入れがしやすいリアシートに載せる機会が多いもの。リアシートに載せればそのままさっと運転席や助手席に乗り込めますからね。
でも2人乗りの車には、リアシートがありません。そのため毎回荷室に荷物を載せることになります。
慣れれば気にならなくなるはずですが、リアシートに荷物を載せるのが当たり前になっていると最初はストレスを感じるかもしれません。
ボディタイプ別!おすすめの2人乗り国産車7選
ここからは、新車/中古車で手に入るおすすめの国産2人乗りモデルを紹介します。2シーター車はどれも個性的。走りを楽しみたい人はもちろん、かっこいい車に乗りたい人も超注目です。
【クーペ】日産 フェアレディZ(7代目/2008年~2022年)

ボディサイズ | 全長:4,260mm 全幅:1,845mm 全高:1,315mm |
室内サイズ | 室内長:990mm 室内幅:1,495mm 室内高:1,090mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | V型6気筒・3,696cc |
JC08モード燃費 | 9.0〜9.2km/L |
新車時価格帯 | 3,979,800〜6,519,700円 |
中古車相場価格 | 総額100万〜700万円 |

1969年にデビューし、日本はもちろん北米でも大ヒットしたフェアレディZ。最新モデルは新車価格がかなり高くなったことと、供給不足から中古車がプレミア相場で推移しているため、手に入れるのが難しい状況です。一方、先代のZ34型は相場もこなれて買いやすくなっています。
3.7Lという大排気量エンジンを積んだ先代フェアレディZは、大幅な軽量化により、走りの質感が高められているのが特徴。グレードはスポーツグレードだけでなくラグジュアリーな仕様も用意されています。
トランスミッションは6速MTと7速ATを用意。スポーティさを満喫するのはもちろん、高速道路を2人でのんびりクルージングするのも似合います。その意味で、AT車でも存分に走りを楽しめますよ。
日産 フェアレディZ CP
車両本体価格150.5万円
支払総額170.8万円
諸費用20.3万円
日産 フェアレディZ CP
車両本体価格158.0万円
支払総額164.3万円
諸費用6.3万円
日産 フェアレディZ CP
車両本体価格682.8万円
支払総額699.3万円
諸費用16.5万円
日産 フェアレディZ CP
車両本体価格987.7万円
支払総額1,010.7万円
諸費用23.0万円
【クーペ】トヨタ スープラ(3代目/2019年〜)

ボディサイズ | 全長:4,380mm 全幅:1,865mm 全高:1,295mm |
室内サイズ | 室内長:970mm 室内幅:1,460mm 室内高:1,060mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | 直列6気筒ターボ・2,997cc(RZ) |
WLTCモード燃費 | 11.0〜14.5km/L |
新車価格帯 | 4,995,000〜7,313,000円 |
中古車相場価格 | 総額430万〜1,120万円 |

2019年、先代の生産終了から17年ぶりに復活したスープラ。昭和の時代からスープラは直列6気筒ターボ+FRが代名詞で、現行型もそれを踏襲。さらに2Lターボモデルも用意されました。スタイリングは先代のイメージを感じさせながらプレミアム性も高められました。

3Lモデルと2Lモデルは性格がかなり異なります。私の印象では3L車は重厚感があり、ゆったりクルージングするのが気持ちいいのに対し、軽量な2L車は俊敏さを活かしてワインディングなどを軽快に走るのにピッタリ。その意味では、3L車はAT、2L車はMTがマッチします。
スープラは2024年11月に生産終了が予告され、A90ファイナルエディションが発売されました。それもあり、中古車相場も上昇傾向にあります。状態のよいものは今のうちに手に入れておくことをおすすめします。
【オープン】マツダ ロードスター(4代目/2015年〜)

ボディサイズ | 全長:3,915mm 全幅:1,735mm 全高:1,235mm |
室内サイズ | 室内長:940mm 室内幅:1,425mm 室内高:1,055mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒・1,496cc |
WLTCモード燃費 | 16.8〜17.2km/L |
新車価格帯 | 2,898,500〜3,679,500円 |
中古車相場価格 | 総額130万〜500万円 |

1989年に登場した初代(NA型)は、世界に軽くてコンパクトなオープンモデルで走る楽しさを思い出させ、ライトウェイトオープンカーブームを巻き起こしました。通算4代目となる現行型は、マツダのデザインテーマである「魂動(こどう)」を取り入れ、陰影を感じさせるスタイルになりました。

日中はもちろん、暗い中に佇む姿がとても艶っぽくていいんです!
コンパクトな2シーターということもあり、室内空間はミニマムサイズ。でもそのタイトさが、車を操っているという感覚を楽しむのに適しています。一方で幌を開ければ開放的な空間が出現。この気持ちよさはサンルーフ付きの車でも絶対に味わうことができません。
幌は軽量化のために手動開閉式となっていますが、軽い力で扱えるのでストレスは感じないはずです。
マツダ ロードスター OP
車両本体価格262.6万円
支払総額274.6万円
諸費用12.0万円
マツダ ロードスター OP
車両本体価格224.8万円
支払総額232.8万円
諸費用8.0万円
マツダ ロードスター OP
車両本体価格99.1万円
支払総額108.0万円
諸費用8.9万円
マツダ ロードスター OP
車両本体価格165.8万円
支払総額176.0万円
諸費用10.2万円
【オープン】マツダ ロードスターRF(初代/2016年〜)

ボディサイズ | 全長:3,915mm 全幅:1,735mm 全高:1,245mm |
室内サイズ | 室内長:940mm 室内幅:1,425mm 室内高:1,040mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒・1,997cc |
WLTCモード燃費 | 15.2〜15.8km/L |
新車価格帯 | 3,796,100〜4,308,700円 |
中古車相場価格 | 総額170万〜480万円 |

ロードスターには、先代モデルでルーフが幌ではなく電動開閉式ハードトップになった「RHT」が設定されました。現行型は独立モデルとしてロードスターRFがラインナップに加わりました。
ボディ形状はクラシカルなファストバックスタイルで、電動開閉式ハードトップを装着。オープン時もCピラーが残る独特なスタイルになります。
搭載エンジンは2Lに排気量アップ。ロードスターが高回転まで回してスポーティな走りを楽しむのが気持ちいいモデルなのに対し、RFはゆったり走らせるのが楽しい大人のスポーツモデルです。
マツダ ロードスター RF
車両本体価格315.0万円
支払総額332.8万円
諸費用17.8万円
マツダ ロードスター RF
車両本体価格220.7万円
支払総額236.3万円
諸費用15.6万円
マツダ ロードスター RF
車両本体価格265.0万円
支払総額279.2万円
諸費用14.2万円
マツダ ロードスター RF
車両本体価格219.7万円
支払総額234.7万円
諸費用15.0万円
【オープン】ホンダ S660(初代/2015年〜2022年)

ボディサイズ | 全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,180mm |
室内サイズ | 室内長:895mm 室内幅:1,215mm 室内高:1,020mm |
駆動方式 | MR |
エンジン種類・排気量 | 直列3気筒ターボ・658cc |
WLTCモード燃費 | 20.0〜20.6km/L |
新車時価格帯 | 2,031,700〜2,321,000円 |
中古車相場価格 | 総額120万〜510万円 |

軽自動車のオープン2シーターであるS660は、エンジンを運転席後ろに配置したMRレイアウトを採用。搭載エンジンはS660のために専用設計されたもので、高回転まで引っ張れる仕様になっています。
トランスミッションは6速MTとCVT。CVT車にはステアリングから手を離さずにシフト操作を楽しめるパドルシフトや、素早いアクセルペダル操作にもレスポンスよく反応するようになるスポーツスイッチが備わります。
軽自動車の2シーターモデルということで室内空間はミニマムサイズ。エンジンが後ろにあるため、荷室もなく、フロントに小さなユーティリティボックスがあるのみ。利便性という意味では最低限のものしか備わりませんが、それと引き換えに得た気持ちよさは無限大と言えるでしょう。
ホンダ S660
車両本体価格207.0万円
支払総額215.6万円
諸費用8.6万円
ホンダ S660
車両本体価格220.9万円
支払総額229.8万円
諸費用8.9万円
ホンダ S660
車両本体価格189.7万円
支払総額199.7万円
諸費用10.0万円
ホンダ S660
車両本体価格166.8万円
支払総額176.8万円
諸費用10.0万円
【オープン】ダイハツ コペン(2代目/2014年〜)

ボディサイズ | 全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,280mm |
室内サイズ | 室内長:910mm 室内幅:1,250mm 室内高:1,040mm |
駆動方式 | FF |
エンジン種類・排気量 | 直列3気筒ターボ・658cc |
WLTCモード燃費 | 18.6〜19.2km/L |
新車価格帯 | 1,983,300〜2,556,400円 1,994,300〜2,567,400円(北海道地区) |
中古車相場価格 | 総額70万〜300万円 |

オープンエアを気軽に楽しめる電動開閉式ルーフを備えた軽2シータースポーツモデル。特徴はスポーティな「ローブ」、クラシカルな丸目の「セロ」、そして走りの性能を高めた「GRスポーツ」という外観が異なる3つのグレードが用意されていることです。また、ローブとセロには標準モデルと走りの質を高めた「S」が用意されます。
トランスミッションは5速MTとCVTの2種類。CVT車はパドルシフトまたはシフトノブの操作でMT車のようなシフト操作を楽しめる7速スーパーアクティブシフトが備わります。
オープン時はルーフが荷室内に収納されるため荷物はほとんど積めなくなりますが、クローズ時は9インチのゴルフバッグが1つ積めるくらいのスペースは確保されています。また、室内にも小物が収納できる収納スペースが用意されています。
ダイハツ コペン OP
車両本体価格39.8万円
支払総額47.6万円
諸費用7.8万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格99.0万円
支払総額104.9万円
諸費用5.9万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格182.8万円
支払総額191.3万円
諸費用8.5万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格220.4万円
支払総額229.8万円
諸費用9.4万円
【ハッチバック】トヨタ iQ(初代/2008年~2016年)

ボディサイズ | 全長:2,895mm 全幅:1,680mm 全高:1,500mm |
室内サイズ | 室内長:995mm 室内幅:1,515mm 室内高:1,145mm |
駆動方式 | FF |
エンジン種類・排気量 | 直列3気筒・996cc |
JC08モード燃費 | 20.8〜21.2km/L |
新車時価格帯 | 1,326,857~1,830,857円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜400万円 |

軽自動車よりも短い全長に設定したシティコミューターとして開発されたiQ(アイキュー)は、基本的には4人乗り。でも途中で2人乗りの「100X 2シーター」が追加されました。
2シーターのエンジンは1L直列3気筒。4人乗りには1.3Lも用意されます。また、上質なインテリアのレザーパッケージ、MT仕様なども用意されました。
基本的には買い物や送迎などで街中をトコトコと走る車ですが、実は走行性能がとても高く、ベース車の性能を高めたスポーツモデルが限定車として販売されていたことも驚きです。
シティコミューターからプレミアムモデルまでの2人乗り輸入車5選
2人乗りの車は輸入車にもたくさんあります。ここからはコンパクトカーからスーパーカーまで、2人乗りの車を紹介します。
【ハッチバック】スマート フォーツークーペ(初代/2015年~2020年)

ボディサイズ | 全長:2,785mm 全幅:1,665mm 全高:1,545mm |
駆動方式 | RR |
エンジン種類・排気量 | 直列3気筒ターボ・897cc |
JC08モード燃費 | 20.6〜23.1km/L |
新車時価格帯 | 2,660,000〜3,480,000円 |
中古車相場価格 | 総額80万〜370万円 |
スマートはドイツのマイクロカーブランド。これまでに2人乗りのハッチバックや2人乗りクーペ&オープンモデル、コンパクトな4人乗りモデルなどを製造してきました。
2015年には2人乗りのフォーツークーペと、4人乗りのフォーフォーを日本に導入。エンジンは後輪より後ろ側に配置され、後輪を駆動させるRRという独特の駆動方式が採用されています。これにより最小回転半径3.3mという驚きの小回り性能を実現しました。
【クーペ】ポルシェ 718ケイマン(初代/2016年~)

ボディサイズ | 全長:4,379mm 全幅:1,801mm 全高:1,295mm |
駆動方式 | MR |
エンジン種類・排気量 | 水平対向4気筒ターボ・1,988cc |
WLTCモード燃費 | ―― |
新車価格帯 | 9,480,000〜12,620,000円 |
中古車相場価格 | 総額500万〜3,450万円 |
ハイパフォーマンススポーツカーブランドの代名詞であるポルシェといえば、911を思い出す人が多いはず。911はエンジンが後輪より後ろに配置されるRRなのに対し、2シータークーペの718ケイマンは、運転席後ろに配置されるMRになります。
搭載エンジンは最高出力220kWを発揮する2Lの水平対向4気筒ターボ。クーペのケイマンのほか、2シーターオープンのボクスターもラインナップされます。
【オープン】BMW Z4(2代目/2009年~2016年)

ボディサイズ | 全長:4,255mm 全幅:1,790mm 全高:1,280mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒ターボ・1,997cc |
JC08モード燃費 | 12.2〜14.1km/L |
新車時価格帯 | 5,960,000〜8,500,000円 |
中古車相場価格 | 総額100万〜350万円 |
Z4は2003年に日本導入された、BMWのオープン2シーター。FRスポーツらしいロングノーズショートデッキスタイルが特徴です。現在新車販売されている3代目Z4はルーフが幌になりますが、2代目Z4は電動開閉式ハードトップが採用されました。
2シーターということもありコックピットはタイトですが、BMWらしいシンプルだけれど上質な素材が使われています。ラグジュアリーな雰囲気で2シーターならではの走りを手頃な価格帯で手に入れたい人におすすめです。
【オープン】シボレー コルベットコンバーチブル(7代目/2014年~2020年)

ボディサイズ | 全長:4,515mm 全幅:1,970mm 全高:1,230mm |
駆動方式 | FR |
エンジン種類・排気量 | V型8気筒・6,153cc |
JC08モード燃費 | ―― |
新車時価格帯 | 12,322,750〜15,741,000円 |
中古車相場価格 | 総額750万〜1,150万円 |
初代がデビューしたのは1954年で、以来アメリカを代表するスポーツモデルとして進化してきたコルベット。最新モデルは駆動方式がMRになり、ヨーロッパのスーパーカーと肩を並べる存在になりましたが、先代までは駆動方式がFRになる王道のアメリカンスタイルでした。
搭載されるエンジンは6.2L V8 OHV。最高出力460psというモンスターマシン。しかし高速道路のクルージングなどでは8気筒のうち4気筒を休止させて燃料消費を抑える機能がついています。2人乗りの車には、こんなモンスターマシンもあるんです!
【クーペ】マクラーレン アルトゥーラ(初代/2021年〜)

ボディサイズ | 全長:4,539mm 全幅:1,913mm 全高:1,193mm |
駆動方式 | MR |
エンジン種類・排気量 | V型6気筒ハイブリッド・2,993cc |
WLTCモード燃費 | ―― |
新車価格 | 33,000,000円 |
中古車相場価格 | 総額2,600万〜3,400万円 |
俗にスーパーカーと言われるモデルは、ほとんどが2シーター。これは最高速度300km/hオーバーという、性能を極限まで高めるために、必然的に2人乗りになるという側面があります。また、特別な存在だからこそ、2人で楽しむための車にしているという部分もあるかもしれません。
アルトゥーラはマクラーレン初のハイパフォーマンスハイブリッドスーパーカーで、モーターのみの力で31km走ることもできます。こんな美しい2シーターモデルに、いつか乗ってみたいですね。
過去に2人乗りオープンカーに乗っていた筆者が語る「2人乗りならではの魅力」とは?
もう随分昔ですが、私は20代前半で、初代ロードスター(当時はユーノスロードスターという名前でした)に4年間乗っていました。ロードスター購入時は、クラシックミニとどちらにするかを悩んでいましたが、最終的に「オープンカーに乗ってみたい」という気持ちが勝ち、ロードスターをチョイスしました。

購入時は「2人しか乗れないから不便そう」「荷物がほとんど積めないけれど大丈夫かな」というようなことはほとんど考えなかったと思います。だから買ってからはいろんなことがありました。
当時の私は冬になると月に何度かスキーに行っていました。でも仲間とスキーに行こうという話になると、私の車を出すことはできません。仕方なくステーションワゴンに乗っている友人の車に乗せてもらうのですが、友人宅までは荷物を積んでロードスターで向かい、友人の駐車場に車を置かせてもらっていました。
ウェアなどを入れたバッグはトランクに押し込み、スキー板とブーツは助手席に載せる。もちろん長いスキー板を車内に収めることはできないから、真冬の夜にオープンで走ります。周囲の人からは相当なアホに見えたはず。でも本人は割と平気でした。2人乗りの車は室内が狭いので、ヒーターを足元から全開にしておくと、屋根を開けていても案外温かいんですね。
夏、キャンプに行くときはキャンプ場のレンタル品を上手に活用して楽しんでいました。もちろんすべての道具が揃うわけではないので不便な部分もありますが、それも含めてキャンプだと割り切っていましたね。
会社の人たちからは「なんでそんな不便な車に乗っているんだ。もっと使える車にしろよ」と言われていましたが、オープンカーでしか味わえない気持ちよさのためには、多少の不便はまったく気になりませんでした。
それに、2人乗りの車には、いい面もあるんですよ。仲間と車数台で出かけると、1台に3〜4人乗りますよね。車内は賑やかで楽しいですが、2人乗りだと、自分が気に入っている子を誘って、ずっと2人きりの時間を楽しめます。帰りも仲間が何人かの家まで送っていかなければならないのに、私は好きな子1人を送っていけばいい。もちろん、それで“いいこと”もありました。
確かに2人乗りの車は使い勝手が悪いです。でも2人しか乗れないからこそ車内で過ごす時間が特別なものになるんですよね。恋人はもちろん、友達同士でも普段なら絶対にしないような話ができたりします。私にとって2人乗りのロードスターに乗っていた4年間はかけがえのない時間だったと今でも思っています。
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よくある質問
2人乗りの車はクーペやオープンカーなど、スポーティ性の高いボディタイプが多くなります。ただ、ハッチバックでも街乗りに特化したシティコミューターで2人乗りが設定されています。
リアシートや後席用のドアがない分ボディを小さくすることができるため、車両重量を軽くできます。これにより軽快な走りを楽しむことができます。また、デザイン性に優れたものが多いので、所有する満足感も大きくなります。
まず大勢で出かけたくても2人しか乗れないのが最大のデメリット。そして室内がタイトなので、シートのリクライニングがほとんどできなません。また、車体が小さくなるので荷室容量も小さく、荷物をたくさん載せられない(車種によっては荷物置き場がほとんどない)のもデメリットです。
「超小型モビリティ」という区分に当てはまらない、普通の車なら、2人乗りの軽自動車でも高速道路を走行できます。
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