更新日2025.05.28

ドイツ車の特徴とメーカー別「輸入車デビュー」におすすめモデル。日本車との違いも解説

ドイツ車の特徴とメーカー別「輸入車デビュー」におすすめモデル。日本車との違いも解説

「高級車」のイメージが強いドイツ車は日本でも人気があり、多くの輸入車オーナーから選ばれています。ただ、日本車がメーカーによりさまざまな特徴があるように、ドイツ車にもメーカーごとの違いがあります。

ここではドイツ車、そして人気メーカーの特徴や日本車との違いを解説。そしてドイツ車で輸入車デビューを考えている人にメーカー別のおすすめ中古車を紹介します。

この記事でわかること

  • ・自動車が生産国によって特徴が異なる理由
  • ・ドイツ車の特徴
  • ・各ブランドのメリットとおすすめモデル

監修・執筆

エディター ライター

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次

世界初のガソリン自動車が誕生した国・ドイツ

世界の中でも製造業が盛んなことで知られ、「ものづくり大国」と呼ばれるドイツ。なかでも自動車産業や機械産業が有名です。

自動車が誕生したのは1769年のフランス。最初は蒸気機関を載せたもので、車体は大きくて重く、スピードもごくごくゆっくりだったと言われています。

現在の主流である内燃機関(ガソリンエンジン)を搭載した自動車が誕生したのは1886年。ドイツ人技術者のカール・ベンツが設計した自動車がドイツ帝国特許局から特許を取得しました。これが世界初のガソリンエンジン搭載自動車「ベンツ・パテントモトールヴァーゲン」です。

この自動車には有名なエピソードがあります。カール・ベンツの事業に投資していた妻のベルタ・ベンツは、夫が開発した自動車をPRするために、夫が寝ている時間にベンツ・パテントモトールヴァーゲンを工場から黙って持ち出し、2人の息子とともにベルタの母親が住むプフォルツハイムまで、総走行距離106kmのドライブに出かけたのです。

まだ道路がきちんと舗装されていないこの時代に100km以上のロングドライブは大冒険だったはず。実際、ドライブ中には何度か車にトラブルがあり修理を余儀なくされたという記録も残っています。しかしベルタは無事にプフォルツハイムに到着。この旅によってベンツ・パテントモトールヴァーゲンの注目度は一気に高まり、販売促進につながったと言われています。

自動車が生産国により特徴が異なるのはなぜ?

現在日本では、日本車だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどからさまざまなブランドの車が輸入・販売されています。そしてブランドはもちろん、製造される国によっても乗り味などに特徴があります。

たとえば日本車だと日本の細い裏路地をチョコチョコと走り、狭い駐車場でも駐車しやすいようにコンパクトカーが多く作られていることが特徴。スライドドアの車がたくさんあることも日本車ならでは。また、日本には軽自動車という独自の規格があります。

広い国土を持つアメリカでは、荒れた道でもゆったりと走れるように大柄で乗り味が柔らかい車が多く作られています。ピックアップトラックの需要が高いのもアメリカならではの特徴です。

フランスでは石畳の道や田舎のあぜ道でも快適に走れるように、足回りが柔らかい車が多いのが特徴でした。

貴族の国、イギリスでは上流階級の人たちが乗る贅を尽くしたラグジュアリーカーが発達しました。

ただ、グローバル経済が浸透するなかで世界の自動車メーカーが国境を越えてグループをつくり部品共用などを行うようになったこと、グローバルで販売されるモデルが増えて工場も世界各国に置かれるようになったこと、多くの先進運転支援システム(ADAS)を搭載するようになったことなどが影響して、製造国ならではの乗り味の個性は少なくなってきています。

ドイツ車の特徴

では、ドイツ車にはどのような特徴があるのでしょうか。

まず、日本に輸入されているブランドは、いわゆるプレミアムブランドが中心。内外装の仕立てのよさは目を見張るものがあり、なかでもプレス技術の高さがもたらすシャープなデザインはドイツ車ならではと言えるでしょう。

よく高級車であることを表現する言葉として、「ドアが重い音でバスッと閉まる」と言われます。実際、軽自動車とドイツの高級車では明らかにドアを閉める時の感触が違います。これにはさまざまな要因がありますが、ドアを支えるヒンジ部分の製造方法の違いもそのひとつです。

日本車の多くは鉄を折り曲げた「プレス成形」のドアヒンジが使われているのに対し、ドイツ車は多くの車で「鋳造成形」のドアヒンジが使われています。これによりドアを閉める際のブレが少なくなるとともに、ドアを含めたボディ剛性が高くなると言われています。

また、ドイツには速度無制限区間がある高速道路「アウトバーン」があるため、スポーツカー以外でも高速走行を想定した走行性能が与えられているのです。

ドイツの人気メーカーの特徴とメリット・デメリット

ここからは日本に輸入されるドイツの主要6ブランドの特徴を見ていきましょう。

メルセデス・ベンツ|高級さとともに実用性にこだわる

メルセデス・ベンツは、世界初の内燃機関搭載車を発売した歴史あるブランド。そしてプレミアムモデルを製造するブランドとして知られています。大型セダンのSクラスは運転手がVIPを乗せて移動するショーファードリブンとして使用される機会が多いことでも知られています。

そして高級であると同時に、実用性の高さもメルセデス・ベンツの重要な特徴です。たとえばミドルクラスセダンのEクラスは540Lの荷室容量が確保されていて、後席の背もたれを倒せば長さのある荷物を積むこともできます。

「スリーポインテッドスター」と呼ばれるブランドのエンブレムは前身であるダイムラー社が定めたもので、「陸・海・空」のすべてでダイムラー社のエンジンが活躍するビジョンを象徴したものです。

現在はセダンやステーションワゴンだけでなく、コンパクトカーやSUVも人気。そして本国では商用車も製造しています。日本ではメルセデス・ベンツのほか、スポーツブランドのメルセデスAMG、超高級ブランドのメルセデス・マイバッハを展開しています。

メルセデス・ベンツのメリット・デメリット

◎ メリット ・大型車だけでなくコンパクトカーも高級感に溢れている
・スポーツモデルにも実用的な機能が与えられている
△ デメリット ・プレミアムモデルだけに日本車よりも高価なモデルが多い

BMW|駆けぬける歓びを追求

1917年に創業されたBMWは、もともと航空機用のエンジンメーカーでした。BMWは「Bayerische Motoren Werke(バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ)」の略で、「バイエルン州のエンジン工場」を意味しています。

エンブレムには青と白を用いたバイエルン州の州旗をモチーフにしたという説と、航空機のプロペラ・青空・雲をモチーフにしたという説が存在します。

もともとエンジンメーカーだったこともあり、BMW車といえば走りのよさが真っ先に思い浮かびます。みなさんも「駆けぬける歓び」という言葉を聞いたことがあるはず。これはBMWが半世紀以上にわたりグローバルで使用しているスローガンです。

そんなBMWは「シルキー6」と評された直列6気筒エンジンが有名ですが、現在では主力モデルにもダウンサイジングターボエンジンを搭載。そして電気自動車(EV)にも力を入れています。走行性能を高めたスポーツモデルは「M」、電気自動車は「i」というブランドで展開しています。左右対称に配置された2つのグリルは「キドニーグリル」と呼ばれ、BMWのアイコンとなっています。

BMWのメリット・デメリット

◎ メリット ・ひと目見てBMWとわかるスポーティなデザイン
・コンパクトカーからプレミアムセダン、SUVまで、スポーティな走りを堪能できる
△ デメリット ・日本車よりも高価なモデルが多い

フォルクスワーゲン|実用的な大衆車を生産

1937年にアドルフ・ヒトラーによるドイツ・ナチス政権が「国民車(フォルクスワーゲン)を生産する」ことを目的に設立した国営企業「ドイツ国民車準備会社」がフォルクスワーゲンのルーツ。

この計画で誕生した「タイプ1」はビートルの愛称で親しまれ、1938年に製造がスタートしてから2003年までに大きく形を変えることなく、21,529,464台が製造されました。

その後もタイプ2(ワーゲンバス)、ゴルフ、パサートなど、数々の名車を世に送り出しました。ゴルフは1974年の発売以来、多くの自動車メーカーが「コンパクトハッチバックのベンチマーク」に位置付けています。

ブランドのエンブレムはVolkswagenの「V」と「W」を組み合わせたシンプルなデザインになっています。

フォルクスワーゲンのメリット・デメリット

◎ メリット ・質実剛健な車が多い
・大衆車だけあって価格設定が他のドイツ車より安め
△ デメリット ・よくも悪くも派手さは少なめ

アウディ|モダンさと先進性が共存

1909年に設立されたアウディ。1932年には「アウディ」「DKW」「ホルヒルフ」「ヴァンダラー」という4つの自動車メーカーが連合してAuto Unionを設立。アウディのブランドロゴであるフォーリングスは、この4社の固い結束を意味しています。

現在、アウディはフォルクスワーゲングループの一員で、グループのなかでプレミアムラインに位置付けられています。

ブランドスローガンである「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)が示すように、最新技術をいち早く投入し、デザインからも先進的でモダンなイメージを感じられるようになっています

「クワトロ」と名付けられた4WDシステムは、アウディの技術力の高さを象徴する存在です。

アウディのメリット・デメリット

◎ メリット ・最先端の技術を味わえる
・先進的でモダンなデザイン
△ デメリット ・プレミアムブランドだけに価格は高め

ミニ|イギリスのコンパクトカーを現代に蘇らせる

オースチン社とモーリス社が合併して設立されたブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が1959年に世に送り出したミニ(クラシックミニ)。ミニはその後、BLMS、オースチンローバー、ローバーカーズと製造会社を変えながら、2000年まで製造されました。ローバーは1994年にBMW傘下に入りました。

現在のミニはBMWが展開するプレミアムコンパクトブランドになっていて、BMWはクラシックミニをオマージュしながら、ハッチバックやカブリオレ、クロスオーバーSUVなど、さまざまなタイプをラインナップ。すごいのはどのモデルを見ても一目でミニとわかることです。

ブランド名は「ミニ」ですが、クラシックミニに比べるとボディサイズは大幅に拡大。もっともコンパクトな3ドアのハッチバックも日本の3ナンバーサイズになっています。

また、ミニは電動化も積極的に展開していて、ミニクーパーとミニカントリーマンにEVを展開。さらにEV専用モデルとなるミニエースマンもラインナップしています。

ミニのメリット・デメリット

◎ メリット ・遊び心のある内外装のデザイン
・ゴーカートのようなキビキビした走りを楽しめる
△ デメリット ・車名は「ミニ」だが意外と大きい

ポルシェ|高性能スポーツモデルを生産

高性能なスポーツモデルを製造するスポーツカーメーカーのポルシェ。ポルシェの代名詞といえば911。エンジンを後輪より後ろ側に配置したRRの駆動方式が伝統になっているモデルです。

911にはRRと4WD、カブリオレ、レーシーなモデルなど、多彩なラインナップが用意されています。もちろんサーキット走行にも耐えうるモデルもラインナップされます。

世界的なSUVブームに伴い、ポルシェも21世紀になってSUVを生産しています。ただ、ほかメーカーと違うのはSUVでも生粋のスポーツカーとしての運動性能が与えられていることです。

ほかにも4ドアのセダンやその派生モデルとしてクーペスタイルのワゴンモデルもラインナップ。さらにはEVも登場しました。それらがすべてスポーツカーに仕上げられているのがポルシェのこだわりです。

ポルシェのメリット・デメリット

◎ メリット ・ほかを凌駕する圧倒的なパフォーマンス
・流通台数が少なく人気があるため、高値売却が期待できる
△ デメリット ・高性能なだけに価格も高価

メルセデス・ベンツの輸入車デビューにおすすめなモデル

まずはドイツ車の王道であるメルセデス・ベンツから、輸入車デビューにピッタリのエントリーモデルを紹介します。

メルセデス・ベンツ Aクラス(4代目/2018年10月~)

■A180

ボディサイズ 全長4,430mm
全幅1,800mm
全高1,440mm
駆動方式 FF
乗車定員 5名
排気量 1,331cc
WLTCモード燃費 16.9km/L
4代目Aクラスの新車価格帯 4,940,000~9,400,000円
4代目Aクラスの中古車相場価格 総額170万〜570万円

メルセデス・ベンツのエントリーモデルであるAクラスには、ハッチバックとセダンが用意されています。おすすめはハッチバック。コンパクトなので都市部でも運転しやすく、街乗りから高速道路まで快適に走れるだけのパワーを備えています

エントリーモデルだからといって、装備類に妥協がないのがメルセデス・ベンツの特徴。先進運転支援システムはフラッグシップモデルであるSクラスと同等のものが備わります。もちろんメルセデス・ベンツの人気装備である、インテリアのアンビエントライトも備わります。

パワーユニットはガソリンターボとディーゼルターボがありますが、街乗り中心ならガソリン車がおすすめです。標準仕様と人気のAMGライン仕様では内外装の雰囲気がかなりことなるので、どちらが好みかじっくり比べてみてください。

メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン(4代目/2014年10月~2021年6月)

■C180アヴァンギャルド

ボディサイズ 全長4,705mm
全幅1,810mm
全高1,440mm
駆動方式 FR
乗車定員 5名
排気量 1,496cc
WLTCモード燃費 12.4km/L
4代目Cクラスステーションワゴンの
新車時価格帯
5,140,000〜7,019,000円
4代目Cクラスステーションワゴンの
中古車相場価格
総額100万〜460万円

SUVが世界的に流行しているなかでステーションワゴンは影が薄くなっていますが、メルセデス・ベンツのワゴンは定番の選択肢として人気があります。Cクラスワゴンは扱いやすいサイズ感と広い荷室が魅力。2021年に登場した現行型は価格が高め。でも先代モデルは中古車で総額200万円以下でも状態がいいものが見つかります。

歴史をたどると、1982年に登場した190クラスまで遡ります。ミドルクラス以上をラインナップしていたメルセデス・ベンツがコンパクトモデルを作ったことは大きな話題になるとともに、小さくても妥協がないことに世界中の人々が驚きました。

迫力ある走りを楽しみたい人はメルセデスAMG C63に注目。搭載される4L V8ツインターボは最高出力350kW(476ps)、最大トルク650Nmを発揮。ワゴンでありながら過激な加速を味わえます。

BMWの輸入車デビューにおすすめなモデル

セダンやSUVでもスポーティな走りを楽しみたい。そんな人にぴったりな、BMWのおすすめモデルを紹介します。

BMW 3シリーズセダン(5代目/2019年3月~)

■318i Mスポーツ

ボディサイズ 全長4,720mm
全幅1,825mm
全高1,440mm
駆動方式 FR
乗車定員 5名
排気量 1,998cc
WLTCモード燃費 13.0km/L
5代目3シリーズセダンの新車価格帯 6,620,000〜9,720,000円
5代目3シリーズセダンの中古車相場価格 総額210万〜720万円

フォルクスワーゲン ゴルフがハッチバックのベンチマークであるように、BMWの「駆けぬける歓び」を具現化した3シリーズは、1975年にデビューした初代以来コンパクトスポーツセダンのベンチマークであり続けています。

エクステリアは横長のキドニーグリルがワイド感を演出。インテリアには運転席からインパネセンターまでなだらかな弧を描くBMWカーブドディスプレイが備わります。日本初装備だった渋滞時ハンズオフ機能など、先進運転支援システムも充実しています。

パワーユニットは2Lガソリンターボ、2Lディーゼルターボ、2Lのプラグインハイブリッド、3Lターボと豊富な選択肢が用意されます。現行型でも比較的手に入れやすい価格帯の中古車が多いのも魅力ですよ。

BMW X1(2代目/2015年10月~2023年1月)

■x Drive 18d xライン

ボディサイズ 全長4,455mm
全幅1,820mm
全高1,610mm
駆動方式 4WD
乗車定員 5名
排気量 1,995cc
WLTCモード燃費 15.3km/L
2代目X1の新車時価格帯 4,860,000〜5,550,000円
2代目X1の中古車相場価格 総額110万〜410万円

BMWのSUVラインナップでもっともコンパクトなX1。ただ、コンパクトと言ってもサイズ感は日本のミドルサイズSUVに近くなります。2010年にデビューした初代は駆動方式がFRベースでしたが、2代目からFFベースに変更され、室内空間も広くなりました。

インテリアはシンプルだけれど上質なBMWらしいものに。センターコンソールやディスプレイが運転席側にわずかに向けられているのも、ドライバーオリエンテッドを大切にしているBMWらしいデザインです。

デビューから時間が経っていることもあり、総額200万円以下で買える中古車が豊富。先進運転支援システムの性能などにこだわりたい人は2023年に登場した現行型(3代目)の中古車を探してみましょう。

フォルクスワーゲンの輸入車デビューにおすすめなモデル

手に入れやすい価格帯の車を多くラインナップするフォルクスワーゲンの中から、輸入車デビューにピッタリのハッチバックを2モデル紹介します。

フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目/2013年4月~2021年5月)

■TSIトレンドライン

ボディサイズ 全長4,265mm
全幅1,800mm
全高1,480mm
駆動方式 FF
乗車定員 5名
排気量 1,197cc
WLTCモード燃費 15.3km/L
7代目ゴルフの新車時価格帯 2,619,000〜3,980,000円
7代目ゴルフの中古車相場価格 総額60万〜540万円

「ゴルフ7」と呼ばれる先代ゴルフは、フォルクスワーゲンの新しいアーキテクチャーである「MQB」を採用した初のモデルとして登場しました。エントリーグレードのTSIトレンドラインは国産車と大きく変わらない戦略的な新車価格で販売されたことも話題になりました。

MQBの高い剛性がもたらすしっとりした乗り味は、大衆車のコンパクトモデルであることを忘れるほどスポーツグレードとして人気があるGTIは鋭い加速感を味わえます。2017年のマイナーチェンジで、渋滞時追従支援システムをはじめとする先進運転支援システムが充実しました。

2017年4月まで販売された前期型なら、総額100万円以下で買える中古車も流通しています。気軽に輸入車デビューしたい人におすすめのモデルです。

フォルクスワーゲン ポロ(6代目/2018年3月~)

■TSIアクティブ

ボディサイズ 全長4,085mm
全幅1,750mm
全高1,450mm
駆動方式 FF
乗車定員 5名
排気量 999cc
WLTCモード燃費 17.8km/L
6代目ポロの新車価格帯 2,885,000〜4,595,000円
6代目ポロの中古車相場価格 総額100万〜420万円

ゴルフは新しい世代にモデルチェンジするたびに少しずつボディサイズが拡大され、最新のゴルフ8はコンパクトカーとしてはかなり大きなモデルになりました。「もっとコンパクトな車で輸入車デビューしたい」という人におすすめなのが、フォルクスワーゲンのエントリーモデルであるポロです。

7代目ゴルフと同じアーキテクチャー「MQB」を用いて開発されているため、小さくても乗り味に高級感があります。そしてドアを閉めた時の感触もずっしりしているのはさすがフォルクスワーゲン。

標準モデルはもちろん、スポーツグレードになるGTIも人気。現行型ポロは3ナンバーサイズになりますが、5ナンバーサイズのコンパクトカーを探している人には先代ポロがおすすめです。

アウディの輸入車デビューにおすすめなモデル

モダンで優雅な雰囲気のデザインがアウディの魅力。スポーツモデルを含め、輸入車デビューにぴったりのモデルがたくさんあります。

アウディ TT(3代目/2015年8月~2024年10月)

■40TFSI

ボディサイズ 全長4,190mm
全幅1,830mm
全高1,380mm
駆動方式 FF
乗車定員 4名
排気量 1,984cc
WLTCモード燃費 14.5km/L
3代目TTの新車時価格帯 5,180,000〜7,930,000円
3代目TTの中古車相場価格 総額140万〜790万円

プレミアムコンパクトスポーツに分類されるTTは、クーペモデルとオープンモデルのロードスターをラインナップ。TTと言えばアーチ型のルーフがもたらす美しいスタイリングが特徴。これは1999年にデビューした初代以来踏襲されているアイデンティティです。

2019年に大規模なマイナーチェンジを実施。エントリーグレードであえる40TFSIに搭載されるエンジンがアップデートされ、最高出力、最大トルクともに高められました。

TTの中古車は流通台数がそこまで多くないので、探すのは大変かもしれません。でもオーナーになった後は同じ車と街ですれ違う機会が少なく、いつまでも新鮮な気分で運転を楽しめるはずです。美しいクーペで優雅にドライブを楽しみたい人におすすめです。

アウディ A1スポーツバック(2代目/2019年11月~)

■25 TFSI アドバンスド

ボディサイズ 全長4,040mm
全幅1,740mm
全高1,435mm
駆動方式 FF
乗車定員 5名
排気量 999cc
WLTCモード燃費 18.1km/L
2代目A1スポーツバックの新車価格帯 3,510,000〜3,760,000円
2代目A1スポーツバックの中古車相場価格 総額180万〜380万円

日本車だとコンパクトカーは大衆モデルに位置付けられ、グレードによっては価格を抑えるために装備が簡素化されることもあります。でもさまざま理由で小さな車を選ぼうと思っているけれど、高級感もほしいと思っている人はいます。そんな人におすすめなのがアウディのコンパクトモデルであるA1スポーツバッグです。

小さくてもアウディらしい洗練されたイメージのデザインを採用し、高いプレス技術で複雑な造形を実現しています。初代よりホイールベースが95mm延長されたことでコンパクトモデルとは思えないほど室内空間が広がり、荷室スペースも拡大されました。

25 TFSIに搭載される1Lターボエンジンは最高出力95ps、最大トルク175Nmと必要充分なパワーを発揮します。それでいて毎年の自動車税が安くなるのも大きなメリットです。

ミニの輸入車デビューにおすすめなモデル

現在新車が販売されるミニは第4世代のモデル。ただ、まだデビューして間もないので中古車流通量が少ないのが現状。そこで今回は第3世代からおすすめモデルを紹介します。

ミニ ミニ(3代目/2014年4月~2024年2月)

■クーパー3ドア

ボディサイズ 全長3,865mm
全幅1,725mm
全高1,430mm
駆動方式 FF
乗車定員 4名
排気量 1,498cc
WLTCモード燃費 15.6km/L
3代目ミニの新車時価格帯 2,730,000〜4,820,000円
3代目ミニの中古車相場価格 総額50万〜540万円

3代目ミニの大きなトピックは、3ドアに加えて5ドアがラインナップに加わったこと。日本では利便性を考えてコンパクトカーでも5ドアを選ぶ人が多いので、新しいモデルは日本でのミニの間口を大きく広げました。ただ、ミニらしいスタイルを楽しみたいのであればよりコンパクトな3ドアがおすすめ。どちらが自分のライフスタイルに合っているか、購入時はよく検討してみてください。

そんな3代目ミニには、ガソリンエンジンのほかにディーゼルエンジンもラインナップされました。さらにレーシーなジョン・クーパー・ワークスも用意されます。ベースモデルでもミニらしいゴーカートフィーリングを味わうことができます。

2018年5月のマイナーチェンジでテールランプがユニオンジャック(イギリス国旗)をモチーフにしたデザインに変更されました。ミニらしい遊び心を採用したモデルは多くの人から支持されています

ミニ ミニクロスオーバー(2代目/2017年2月~2024年5月)

■クーパーDオール4

ボディサイズ 全長4,315mm
全幅1,820mm
全高1,595mm
駆動方式 4WD
乗車定員 5名
排気量 1,995cc
WLTCモード燃費 16.1km/L
2代目ミニクロスオーバーの新車時価格帯 4,300,000〜6,090,000円
2代目ミニクロスオーバーの中古車相場価格 総額100万〜530万円

第2世代からラインナップに加わったSUVタイプのミニ。現行型は世界統一名称である「ミニカントリーマン」という名称になりましたが、第3世代(先代/2代目)まではミニクロスオーバーという名称で販売されました。

SUVらしい力強さを感じるデザインながら、ミニらしさがしっかり踏襲されたデザインは秀逸。2020年のマイナーチェンジでテールランプがユニオンジャック柄に変更されています。

パワーユニットは2Lディーゼルターボと1.5Lターボにハイブリッドシステムを組み合わせたPHEV、そしてジョン・クーパー・ワークスにはハイパフォーマンスな2Lガソリンターボが搭載されました。ディーゼルターボはクーパーDとクーパーSDで最高出力と最大トルクが異なります。駆動方式はクーパーDのFFモデル以外は4WDになります。

ポルシェの輸入車デビューにおすすめなモデル

ハイパフォーマンスモデルを多く発売しているポルシェは価格も高価なので、輸入車デビューには敷居が高いかもしれません。でも憧れの車に乗りたいと思い続けているなら、思い切って手に入れてみてください!

ポルシェ カイエン(2代目/2010年3月~2017年11月)

■カイエンS

ボディサイズ 全長4,845mm
全幅1,940mm
全高1,710mm
駆動方式 4WD
乗車定員 5名
排気量 4,806cc
WLTCモード燃費 ――
2代目カイエンの新車時価格帯 8,940,000〜22,730,000円
2代目カイエンの中古車相場価格 総額150万〜700万円

ポルシェ初のSUVとして2002年に初代が登場したカイエン。でもポルシェは長年911に4WDモデルをラインナップしていて、カイエンもスポーツカーの要素をふんだんに取り入れて開発されました。

ベースグレードのカイエンは3.6L V6エンジン、カイエンSには4.8L V8エンジンを搭載。カイエンSは最高出力400psを発揮します。カイエンターボは最高出力500psを発揮する4.8L V8ツインターボが奢られます。オンロードでの走行性能はポルシェの名に恥じないもので、オフロードでもSUVらしい走りを堪能できるのがすごいところ

デビュー後はトップグレードとしてカイエンターボS、カイエンSハイブリッド、PHEVのカイエンS E-ハイブリッド、カイエンGTSなどがラインナップに加わりました。

ポルシェ ボクスター(3代目/2012年6月~2016年2月)

■ボクスターS

ボディサイズ 全長4,380mm
全幅1,800mm
全高1,280mm
駆動方式 MR
乗車定員 2名
排気量 3,436cc
WLTCモード燃費 ――
3代目ボクスターの新車時価格帯 6,340,000〜10,120,000円
3代目ボクスターの中古車相場価格 総額400万〜1,100万円

1989年に日本のマツダが初代ロードスターを発売し大ヒット。これを機に世界でライトウェイト2シーターオープンカーがブームになり、多くのスポーツカーメーカーが追随しました。ボクスターはその流れのなかでポルシェが1996年に発売したモデルです。

現行型は718ボクスターという車名で販売されています。搭載エンジンは水平対向4気筒ターボになります。一方、3代目ボクスターは自然吸気の水平対向6気筒になります。トランスミッションはPDKのほか、6速MTを選ぶこともできます。グレードは標準グレードとハイパフォーマンスモデルのボクスターS、そして2014年にはトップグレードのGTSが追加されました。

ルーフは電動開閉式のソフトトップで、開閉にかかる時間はわずか9秒。そしてオープンモデル以外にクローズドモデルのケイマンもラインナップされました。

よくある質問

Q
高級車のイメージが強いドイツ車を手頃な価格で買う方法はありますか?
A

ドイツ車の中でもフォルクスワーゲンは大衆車を中心に販売しているので、他のブランドに比べると手頃な値段で新車を手に入れられます。また、中古車に目を向ければ高級車でも予算内のものが見つかるかもしれません。
詳しくは「コンパクトカーの魅力」をご覧ください。

Q
日本車とドイツ車ではどんな部分が違いますか?
A

日本車は裏路地や狭い駐車場でも便利に使えるようコンパクトモデルが多いのが特徴。それを象徴するのが軽自動車です。また、スライドドアの人気が高いのも日本車ならではの特徴です。ドイツ車は速度無制限区間が存在するアウトバーンを走ることがあるため、高速性能に優れたモデルが多くあります。また、プレミアムブランドが多いのもドイツ車の特徴と言えるでしょう。

Q
コンパクトカーがほしいのですがドイツ車にもコンパクトカーはありますか?
A

ドイツ車も多くのブランドでコンパクトカーやコンパクトSUVを販売しています。プレミアムブランドのものは小さくても高級感があるので注目してみてください。

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