子どもが成長するにつれ、「幼児用チャイルドシートが窮屈そう」「嫌がって乗ってくれない」と悩む保護者も多いのではないでしょうか。そんなときに検討したいのが「ジュニアシート」への切り替えです。
しかし、「ジュニアシートは何歳から使える?」「まだチャイルドシートで大丈夫?」と、タイミングや選び方に迷う方も少なくありません。そこで本記事では、ジュニアシートの使用開始年齢や選び方、安全基準をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ・ジュニアシートへの切り替え時期と年齢・身長の目安
- ・ジュニアシートの種類やそれぞれの特徴
- ・ジュニアシートの選び方
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目次
ジュニアシートとは:シートベルトを子どもの体に密着させるチャイルドシートの一種
一般に「チャイルドシート=幼児用シート」と思われがちですが、JAF(日本自動車連盟)の分類では、チャイルドシートを0歳〜12歳頃まで(身長150cm未満)のすべての子どもが使う補助シートの総称としています。
4歳頃から使う「ジュニアシート」も、チャイルドシートの一種です。ジュニアシートは、大人用シートベルトを子どもの体に安全にフィットさせるための補助装置としての役割を果たしています。
チャイルドシートの種類
チャイルドシートは主に、「乳児用ベビーシート」「幼児用チャイルドシート」「ジュニアシート」の3種類に分類されます。

シートの種類 | 対象 | 特徴 |
乳児用ベビーシート | 年齢: 0〜1歳頃 身長: 〜83cm |
・後ろ向き、または横向き後ろ向き装着 ・首がすわるまで使用する |
幼児用チャイルドシート | 年齢: 1〜4歳頃 身長: 〜105cm |
・ハーネスでしっかりと体を固定する構造 ・前向き装着 |
ジュニアシート | 年齢: 4〜10歳頃 身長: 〜150cm |
・シートベルトを正しく装着させるための補助具 ・背もたれ付き、座面のみの背もたれなしタイプがある |
それぞれのチャイルドシートには、子どもの発達段階にあわせた安全性と機能があります。身長や装着方法に注意しながら、最適なタイミングで切り替えていくことが大切です。
ジュニアシートは何歳から使用できる?目安の年齢は4歳
ジュニアシートの一般的な使用開始年齢は、4歳頃が目安とされています。このタイミングでジュニアシートを使い始めることで、幼児用チャイルドシートでは窮屈になってきた子どもも、より快適かつ安全に乗車できるようになります。
ただし、4歳を過ぎていても体格が小さかったり、座席にしっかり座れない場合には、幼児用チャイルドシートを継続して使うほうが安全です。年齢だけで判断するのではなく、お子さまの成長状況をよく見て選ぶことが重要です。
また、これらの年齢や使用条件はあくまでも「目安」であり、製品ごとに異なる場合があります。使用前には、必ずチャイルドシートの取扱説明書を確認し、対象の身長を満たしているかを確認するようにしましょう。
ジュニアシートへの切り替えで大切なのは年齢よりも「身長」「ベルトの位置」
ジュニアシートを安全に使うために最も重要なのは、「年齢」ではなく「身長」と「ベルトの位置」です。次の2つのポイントを確認することが、正しい切り替えの判断につながります。
- 身長が100cm以上かどうか
- シートベルトが正しい位置に来るかどうか
たとえば、シートの背もたれから頭がはみ出していたり、ハーネスが肩より明らかに低くなってたりする場合は、チャイルドシートがすでに体に合っておらず、ジュニアシートへの切り替えを検討する時期です。また、子どもがチャイルドシートを嫌がるようになった場合も、サイズが合わずに不快に感じている可能性があるため、シートの見直しをおすすめします。
「もう4歳だから」「周りの子が使っているから」といった年齢だけの基準ではなく、実際の身長とベルトの位置が正しいかどうかをしっかり確認しましょう。

お子さま一人ひとりに合ったタイミングで切り替えることが大切です。
ジュニアシートは何歳まで必要?
日本の道路交通法では、6歳未満の幼児に対してチャイルドシート(乳児・幼児・学童用すべてを含む)の使用が義務付けられています。そのため、満6歳の誕生日を迎えると、法的な使用義務はなくなります。
ただし、法律上の義務がなくなったからといって、必ずしも安全に乗車できるとは限りません。たとえ6歳を過ぎていても、シートベルトの適正対応体格の身長150cm以上に達していない子どもには、引き続きジュニアシートの使用が推奨されています。

特に体格が小柄な場合や、座席ベルトが首元にかかってしまう場合は、ジュニアシートなしでの乗車は危険です。
ジュニアシートは「法律だから使う」ものではなく、「子どもの命と安全を守るために使う」ものです。目安となる年齢や身長だけで判断せず、お子さま一人ひとりの体格や座り方を見ながら、最適なタイミングで卒業させることが大切です。
子どもにジュニアシートを使わせないとどうなる?
ジュニアシートの使用は、単なる義務ではなく、子どもの命と安全を守るための重要な対策です。法律上のルールに加え、実際の事故リスクを把握しましょう。
6歳未満の子どもに使用していなければ運転者に罰則がある
日本の道路交通法第71条では、6歳未満の幼児に対し、チャイルドシート(ジュニアシートを含む)の使用が義務付けられています。これに違反した場合、運転者に違反点数1点が加算されます(罰則金や反則金はなし)。

チャイルドシートは子どもの安全にもかかわる重要なアイテムなので、やむをえない事情がない限り着用しなければいけません。
ジュニアシート未使用時には事故のリスクが高まる
JAFは、「命を守るためには法律以上に適切なチャイルドシートの使用が必要」と強く訴えています。JAFと警察庁の実験では、身長150cm未満の子どもが大人用シートベルトを使うと、ベルトが首や腹部にかかり、衝突時に重大な怪我を負う可能性が高いことが実証されました。
そもそもシートベルトは、鎖骨や骨盤といった衝撃に耐えられる骨格に合わせて設計されています。つまり、たとえ6歳を過ぎても体格が未熟な子どもは、引き続きジュニアシートでの保護が必要です。

法的義務の有無ではなく、安全性を重視した判断が求められます。
ジュニアシートの種類
ジュニアシートには、主に「ヘッドレストタイプ(背もたれ付き)」と「ブースターシートタイプ(背もたれなし)」の2種類があります。

どちらのタイプも、「シートベルトを正しく使わせること」が目的である点は共通しています。ただし、それぞれの特徴や向いている場面が異なるため、子どもの成長や使い方に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ヘッドレストタイプ(背もたれ付き)
ヘッドレストタイプは、背もたれ・ヘッドレスト・アームレストが一体化した構造で、身長100cm程度から使用可能です。体全体を包み込むように支えるため、座り心地がよく、眠っても頭が安定するのが特徴です。特に側面衝突への対応力が高く、安全性を重視する家庭に適しています。
一部の製品は、背もたれを取り外してブースタータイプとして長く使える設計になっています。
ただし、本体はやや大型かつ重量があるため、車種によってはスペースを圧迫したり、取り付けや持ち運びが手間に感じられることもある点に注意しましょう。
ブースターシートタイプ(背もたれなし)
ブースターシートタイプは、座面のみのコンパクトな構造で、身長125cm以上が目安です。おもにシートベルトの高さを調整して正しい位置に導く補助具として機能します。
軽量で持ち運びしやすく、複数の車で使いたい場合にも便利です。また、価格も比較的リーズナブルです。
一方で、背もたれがなく側面の保護や頭のサポートがないため、安全性の面では劣ります。そのため、ある程度しっかり座れる年齢・体格になってからの使用が前提となります。
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ジュニアシートの選び方
ジュニアシートを選ぶ際は、以下5つの視点を参考に自分の家庭に最適なシートを選びましょう。
子どもの身長に合っているか
まず大前提として、身長100cm以上がジュニアシートの使用開始の目安です。子どもがこの条件を満たしていない場合は、まだ幼児用チャイルドシートの継続使用が安全でしょう。
ただし、ジュニアシートの製品ごとに対応する身長や体重の基準が異なるため、購入前には必ず取扱説明書や公式サイトを確認しましょう。
安全基準を満たしているか(R129)
製品を選ぶ際には、国際的な安全基準である「ECE R44」または「R129(i-Size)」への適合をチェックすることが大切です。
特に近年は、より厳しい衝突テストをクリアしたR129対応モデルが主流になっており、側面衝突への対応や身長基準での設計がされているのが特徴です。
R129基準では、月齢15か月未満かつ身長76cm未満の子どもには後ろ向き装着が義務付けられており、未発達な首や背骨への負担軽減にも配慮されています。安全性を重視する家庭には、R129適合モデルの選択がおすすめです。
装着方式と車との相性はよいか(ISOFIX対応)
ジュニアシートの固定方法には、主にISOFIX方式とシートベルト方式の2種類があります。
ISOFIX対応モデルは車体に直接金具で固定するタイプです。取り付けが簡単で安定感があり、誤装着のリスクが低いのがメリットです。ただし、ISOFIX非対応の車では使用できないため、自分の車が対応しているかを確認しましょう。
車内スペースと使い勝手はよいか
ジュニアシートを選ぶ際には、「車にしっかり収まるか」「使いやすいか」といった実用面も重要なポイントです。特に後部座席のスペースに余裕がない場合や、兄弟で複数台を並べて使う場合は、シートのサイズ感が重要になります。
たとえば、ヘッドレスト付きタイプは本体が大きく、車内が狭く感じる場合もあるため、コンパクトな設計の製品を選ぶと圧迫感が軽減されます。

使用する車種とシートの相性を確認し、装着後のドアの開閉やシートベルトの操作がスムーズかどうかもチェックしておきましょう。
成長に合わせて長く使えるか
コストパフォーマンスや利便性を考えるなら、成長に応じて調整や変形ができるジュニアシートがおすすめです。
たとえば、背もたれの高さを調整できるモデルや、背もたれを取り外してブースターシートタイプとして使える2WAY・3WAYなら、子どもの成長に合わせて長期間使用できます。買い替えの手間も省けるため、長く使えるモデルは人気があります。
子どもの成長に合わせて、車も見直すのもおすすめ!
子どもが成長するにつれて、車に求める条件も大きく変わっていきます。たとえば、以下のようなライフステージの変化は、車に求める機能や快適性を変える要因になります。
・子どもの妊娠や出産をきっかけに、乗車人数や荷物が増えた
・保育園や習い事の送迎が始まった
・祖父母と一緒に出かける機会が増え、広めの座席や乗り心地が気になってきた
・子どもが小学校に上がり、荷物が増えてきた
「スライドドア付きの車にしておけばよかった」「荷物が充分に積めない」など、日々のストレスを感じているなら、思い切って家族のライフスタイルに合った車に買い替えるのも選択肢のひとつ。快適で安全なカーライフを送るためにも、タイミングを見て車の見直しをしてみましょう。
ジュニアシートの装着に向いている車の特徴
ジュニアシートをより快適かつ安全に使うには、車との相性も重要です。特にファミリー層には、以下のような車が人気です。
■ スライドドア付きミニバン・軽自動車
狭い駐車場でも安全にドアの開閉ができ、子どもの乗せ降ろしがスムーズ
■ コンパクトSUV
車高が適度で、子どもが自力で乗り降りしやすい
■ 開口部が広いドア構造の車
ジュニアシートの装着やベルトの確認がしやすく、毎日の使用でもストレスが少ない
■ ISOFIX対応座席の車
確実な固定ができ、安全性が高まる
■ 広めの後部座席を完備した車
横幅や奥行きに余裕があると、複数のチャイルドシートを並べやすく、兄弟がいる家庭にも向いている
日常的に使うからこそ、「使い勝手のよさ」と「安全性の両立」が大切です。
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よくある質問
幼児用チャイルドシートからジュニアシートに移行する目安は、4歳頃・身長100cm以上です。ただし成長には個人差があるため、ハーネスの位置が肩より下にある、頭が背もたれから出ているといった体格面も考慮して判断しましょう。
幼児用チャイルドシートは5点式ハーネスで体全体を固定し、安全性が高いのが特徴です。ジュニアシートはシートベルトを正しい位置に導く補助具で、使用方法が異なります。
法律上は6歳未満までが義務付けられていますが、安全面を考えると身長150cm未満の子どもには引き続きジュニアシートの使用を推奨。JAFも大人用ベルトだけでは危険としています。
JAFの目安では、ブースターシートタイプの使用は8歳・身長125cm以上が基準です。しっかり座れる体格であることも重要なポイントです。
法律では、6歳未満の子どもにはチャイルドシート(ジュニアシートを含む)の使用が義務付けられています。ジュニアシートは一般的に4歳以上を対象としており、2〜3歳の使用は推奨されていません。
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