2025年5月21日、トヨタは新型RAV4を世界初公開。2025年度内に日本で発売することを発表しました。つまり現在新車が販売されている4代目RAV4はモデル末期に入ったことになりますが、今なお絶大な人気を誇ります。
新しく発売になるRAV4はどんなモデルなのか、そして新型が登場することで現行型となる4代目RAV4の中古車相場価格はどのように推移するのかを紐解いていきましょう。
この記事でわかること
- ・新型RAV4はどんな車か
- ・4代目RAV4はどんな車か
- ・新型の登場でRAV4の中古車相場価格がどうなるか
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500C。
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目次
RAV4とはどんな車か
RAV4はミドルサイズのSUVで、2025年8月現在新車が販売されている4代目は全長4,600×全幅1,855×全高1,685mmと、大人が4人で余裕を持って乗れる広さと充分な積載性が与えられています。
2025年7月の新車販売台数は2,641台で25位。後述しますが、すでに4代目はモデル末期なのにこれだけ売れているのはかなりの人気がある証です。
初代はバブル景気が終焉し、人々のレジャー嗜好が「安近短」と呼ばれた車で近所に出かけるというスタイルが主流になった1994年5月に登場しました。
RAV4はモデルチェンジを重ねるごとにアメリカ市場を意識して大型化していきます。そのため日本ではやや選びづらいモデルになり、販売台数が減少。その影響で、グローバルでは2013年に4代目へとフルモデルチェンジしたのに、日本では3代目が継続販売される形がとられました。
そして2016年に3代目の販売が終了すると、日本ではRAV4が姿を消すことになります。グローバルでは2018年に5代目RAV4へとフルモデルチェンジ。このモデルが日本にも導入されることになり、2019年4月、2年8ヵ月ぶりにRAV4が復活しました。このモデルはグローバルだと5代目になりますが、日本での販売は4代目となるので、本企画では4代目として紹介します。
新しく発表された新型RAV4はどんな車?
2025年5月21日、トヨタは次世代のRAV4をワールドプレミア(世界初公開)しました。グローバルで6代目、日本では5代目となるモデルは(本企画では5代目として紹介します)、2025年度中に日本でも発売することが発表されました。
グレード展開
新型RAV4は、大きく3つのグレードが用意される予定です。

■CORE(コア)
街中で目を引く洗練されたデザインを採用したモデル。バンパー一体型のグリルが印象的で、その横にはフォグランプが収まります。

■ADVENTURE(アドベンチャー)
4代目RAV4にも設定されている、アウトドアテイストを高めたグレード。フェンダーアーチにモールを付けることでワイドトレッド化。厚みのあるグリルなどでラギッド感(無骨さ)が演出されています。

■GR SPORT(GRスポーツ)
ランドクルーザー300などにも設定されるスポーツグレード。モータースポーツの知見を活かした足回りやEPSの専用チューニングやボディ剛性の強化が特徴です。
エクステリアデザイン

プリウスやクラウンシリーズなどで取り入れられたヘッドライトのハンマーヘッドデザインが特徴。これにより洗練された都会的なイメージに生まれ変わりました。デザインテーマとして
●Big Foot(大径タイヤを強調)
●Lift-up(高い走破性を想起)
●Utility(使いやすい荷室空間)
という3つのポイントを設定。これらの要素で都会的でありつつも「どこへでも行けそう」というRAV4が大切にするイメージを表現しています。

前述したように3つのグレードはそれぞれデザインのイメージが異なります。ベースは同じでありながら異なる個性を打ち出しているのに、どれも「とってつけたよう」な雰囲気ではなく、それぞれが違和感なくデザインされているのはさすがです。
シンプルななかに力強さがあるCORE、オフロード感を強く打ち出したADVENTURE、GR共通のグリルデザインであるファンクショナルマトリックスグリルを進化させ、スポーティ性を強く意識させるGR SPORT。ホイール内に覗く赤いキャリパーもその気にさせてくれます。

これは発売されたら、どのタイプを選ぶかかなり迷いそうですね。
インテリアデザイン

インテリアは水平基調のシンプルな雰囲気。これは不整地などを走る機会もあるSUVとして、運転中の平衡感覚を掴みやすくするための措置です。
そして運転に必要な各種機能を島のように一体的に配置する「アイランドアーキテクチャー」という考え方を取り入れ、目線の移動が少ないメーター類やナビゲーションディスプレイ、手が届きやすい位置にスイッチ類を集約したシフトパネルにより、ドライバーが運転に集中しやすい環境を作り出しています。
パワートレイン

4代目RAV4は、ガソリンエンジン、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHEV)という3つのパワートレインが用意されましたが、5代目RAV4は「電動車を世界中の多くの人に届けること」を使命に掲げ、ハイブリッド車とPHEVという2種類のパワートレインになります。
なかでも注目なのはPHEV。第6世代のハイブリッドシステムをベースに大容量の駆動用バッテリーや高出力充電器への対応を組み合わせた、新開発のPHEVシステムが搭載されます。
EV航続距離は従来の95kmから150kmになったことで、通勤やちょっとしたレジャーなど日常の大半のシーンは電気の力だけで走ることができます。そしてモーター出力が12%高められたことで走破性も向上しているとのこと。
ハイブリッド車もトランスアクスル、パワーコントロールユニット、電池などを改良して、モーター出力が高められています。
3タイプへのパワートレインの搭載は以下になります。
ハイブリッド | PHEV | |
CORE | ● | ● |
ADVENTURE | ● | ― |
GR SPORT | ― | ● |
知能化技術

新型RAV4は新世代のマルチメディアをトヨタ車で初搭載します。これはエンターテインメントや利便性だけにとどまらず、安全・安心、交通事故ゼロの未来を届けることが価値だと言います。
ホーム画面はユーザーの好みに合わせてカスタマイズが可能。一人ひとりに合わせた操作性を向上しています。現在、高級車では車と会話するように音声でさまざまな操作を行える機能が搭載されています。新型RAV4は音声認識の応答速度や理解精度を向上させ、快適な対話が可能になりました。
先進運転支援技術

新型RAV4には、トヨタの運転支援技術パッケージであるToyota Safety Sense(トヨタ セーフティ センス)の最新バージョンが搭載されます。
新機能として障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏みすぎ・踏み間違いを検知すると車の加速を抑制する「急加速抑制」機能を標準装備。走行中の運転者が急病などにより運転の継続が困難になった場合、自動的に車を減速・停車させる「ドライバー異常時対応システム」は、路肩に退避スペースが確認できた場合に路肩へ寄せて停車できるように改良されました。
RAV4の歴史
これまで、RAV4は次代のニーズに合わせてコンセプトを巧みに変えながら進化してきました。そこにあったのは「メインストリームとは異なるアプローチ」。あえて時代の王道のスタイルではない形で登場し、気づけばRAV4のスタイルが王道になっているのです。いうなれば、いつの時代も時代を先取りし、時代を作ってきたモデルと言えるでしょう。
初代(1994年〜2000年)

1980〜90年代のSUVといえば、トヨタのランドクルーザーシリーズやハイラックスサーフ、三菱 パジェロや日産 テラノなど、本格的なクロスカントリーモデルが主流でした。スズキは「ライトクロカン」と呼ばれたエスクードというコンパクトなモデルを販売していましたが、クロカン車のようにラダーフレームを採用したモデルでした。
初代RAV4はそれらとは一線を画し、乗用車をベースにしたモノコック構造と4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用した5ナンバーサイズのRV車として登場。本格的なクロカンモデルほどではありませんが、充分なオフロード性能を備えつつ、オンロードでの快適性を高めた「ライトクロカン」と呼ばれたモデルで、後にSUVがブームになっていくなかで求められる性能を備えた先駆け的なモデルになりました。

ちなみに正式な車名はRAV4 JとRAV4 Lという2種類がありましたが、これは販売チャネルの違いによるもので、仕様に差はありません。
デビュー時は3ドアのみの設定で、1995年4月にホイールベースを延長して5ドア化したRAV4 V(ファイブ)がラインナップに加わりました。
都会的なライトクロカンのイメージが強いモデルでしたが実は4WD性能が秀逸で、RAV4の3ドア・MT仕様はオフロード競技でも活躍していました。
2代目(2000年〜2005年)

2000年に2代目へとフルモデルチェンジしたRAV4。初代にも一部グレードで3ナンバーサイズがありましたが、2代目はボディサイズを拡大して全グレード3ナンバーになりました。この目的は室内空間の拡大にあります。
ちなみに3ドアを例に取ると、先代よりも全長は+45mm長くなったのに対し、室内長は+90mmも拡大されています。

デザインは初代のイメージを踏襲しながら、これまで以上に無骨な雰囲気をまとってSUVテイストを全面に打ち出しています。先代同様に3ドアと5ドアをラインナップ。プラットフォームは一新され、新設計のサスペンションと4WDシステムを搭載して、オン・オフ両方の走行性能が高められています。
搭載エンジンは1.8Lと2Lの2種類をラインナップ。2LエンジンにはATとMT、2つのトランスミッションが用意されました。
3代目(2005年〜2016年)

3代目RAV4は、北米市場を主軸とした海外のマーケットを強く意識したモデル。北米では乗る人たちが日本人より大柄だったり、週末になるとたくさんの荷物を積んで出かける文化が根づいています。そのためボディサイズを大幅に拡大。5ドアを例に取ると、2代目は全長4,145×全幅1,735×全高1,690mmだったのに対し、3代目は全長4,335×全幅1,815×全高1,685mmと、かなり大きくなったのがわかります。
搭載エンジンも2代目までは2L以下でしたが、この世代では2.4Lに拡大。これも北米市場からの強い要望であることは想像に難くありません。トランスミッションは全グレードでCVTに変更されています。

プラットフォームも新開発され、剛性感がアップ。新設計のサスペンション、大径ブレーキ、車速や路面の状態に応じて前後のトルク配分を最適に行うアクティブトルクコントロール4WDなどが登載されています。
エクステリアは都会的なイメージを強調。モダンなデザインの都市型SUVへと進化しました。インテリアは荷室の床下収納をはじめ、利便性を高めるさまざまな工夫が盛り込まれました。
ただ、3代目RAV4は海外を主軸に置いたボディサイズやエンジンの排気量になったことで、日本での販売が成功したとは言いづらいモデルでした。海外では2013年にフルモデルチェンジされましたが、日本では3代目を継続販売。そして2016年に日本での販売が終了になりました。
4代目RAV4はどんな車?
ここまで初代から3代目のRAV4がどんな車だったかを振り返りましたが、2025年8月現在、新車が販売されている4代目RAV4はどのような車なのかも見ていきましょう。
【概要】2年8か月ぶりに日本市場に復活

2019年4月に登場した4代目(グローバルでは5代目)RAV4は、3代目とは大きくイメージが変わっていました。
初代の章で「RAV4はクロカン全盛期にあえて都会的なスタイルで登場した」ことを紹介しました。4代目はこれとは逆に、都会的でスタイリッシュな都市型クロスオーバーSUVが全盛の時代に、あえてオフロード色を強く打ち出したクロスオーバーSUVとして登場しました。
それを象徴するのがアドベンチャーというグレード。フロントグリル、フロントバンパー、バンパー下のフロントスキッドプレート、そしてフォグランプベゼルにアドベンチャー専用デザインのものが与えられて、オフロードでの走りのよさをイメージさせるデザインを採用。ボディカラーもアドベンチャー専用のアーバンカーキを用意するとともに、4種類のツートンカラーが設定されました。
アドベンチャーを含み、デビュー時に用意されたグレードは以下のとおりです。
●X:エントリーグレード
●G:量販グレード
●G Zパッケージ:上級グレード
●アドベンチャー:RAV4のイメージリーダーであるアウトドア仕様グレード
また、2020年と2022年には、アドベンチャー以上にオフロードイメージを追求した特別仕様車「オフロードパッケージ」「オフロードパッケージII」が登場しました。
【デザイン】タフなアウトドアモデルを強く意識したスタイル

立体的で抑揚のあるボディデザインを採用した4代目RAV4。幾何学形状の八角形2つを、90度ずらしてはめ合わせた「クロスオクタゴン」を造形テーマに掲げたといい、フェンダーアーチやグリルなど随所に多角形デザインを組み合わせて力強さと安定感を打ち出しています。視線の鋭さを感じさせるヘッドライトも印象的です。
アドベンチャーはオフロード色を強く打ち出していますが、それ以外のグレードでは都会的な雰囲気も併せ持っているのが特徴です。
【パワートレイン】ガソリンとハイブリッドを用意し、PHEVを追加

デビュー時のパワートレインは2Lガソリン車と2.5Lのハイブリッド車がラインナップされました。XとGはガソリンとハイブリッドをラインナップし、G Zパッケージとアドベンチャーはガソリンエンジンのみのラインナップでした。ただ、2021年12月には人気のアドベンチャーにハイブリッド車が追加されています。
2020年6月にはプラグインハイブリッドであるRAV4 PHVが追加されました。
【4WDシステム】グレードにより3つのシステムを用意

4代目RAV4の注目点は、グレードにより異なる4WDシステムが搭載されたこと。
■ダイナミックトルクコントロール4WD(XとGのガソリン車)
前輪駆動状態と4輪駆動状態を自動制御。通常は燃費に効くFFで走行し、発進や滑りやすい路面になると最適なトルクを後輪に配分します。
■ダイナミックトルクベクタリングAWD(アドベンチャーのガソリン車とG Zパッケージ)
世界初採用の4WDシステムで、走行状況に応じて前後トルク配分に加えて後輪トルクを左右独立で制御しコーナリング性能を高めるシステム。
■E-Four(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車)
前輪をエンジンとモーターで駆動させ、後輪を独立したモーターで駆動させる電気式4WDシステム。
【走り】ガソリン車とハイブリッド車で質感が大きく異なる

4代目RAV4は、パワートレインによって走りの質感が大きく異なります。まずどちらも剛性が高く安定感がある走りを楽しめます。そのうえで、2Lガソリン車は軽やかでスポーティな走りを楽しめ、ハイブリッド車はしっとりと落ち着いた走りを堪能できます。
これは70kgの車両重量の差だけでなく、2Lエンジンの特性や4WDシステムがもたらす走りの質の差が影響しています。

この違いはどちらがいいというものではありません。可能なら購入時は両方試乗してみて、自分好みのものを選ぶことをおすすめします。
【ユーティリティ】使いやすい荷室と室内空間

Mサイズならではのゆとりを活かし、4代目RAV4には便利な機能や快適装備が多数搭載されました。
荷室空間は後席に人が座る状態でもクラストップレベルである580Lの容量を確保。荷室の床面は高さを2段階で調整できるデッキボードが備わります。デッキボードの裏面は汚れや濡れに強い樹脂製なので、アウトドアで思い切り遊んで汚れた荷物も気兼ねなく積むことができます。
アウトドアで遊ぶと両手に荷物を抱えた状態で車に近づくこともあります。そんなときもスマートキーを所持していればリアバンパー下に足をかざしてバックドアを開閉できるハンズフリーパワーバックドアも設定されました。
前席にはシートヒーター機能だけでなく、送風機能も搭載。夏の暑い日でも背中やおしりなどに風が当たることで発汗やムレを抑えてくれます。
インパネ回りやセンターコンソール、後席には使いやすい収納を設置。移動中にスマホやペットボトル、ちょっとした小物を置くのに便利です。
ハイブリッド車には非常時に車から給電できるアクセサリーコンセントを設置。プラグインハイブリッド車はキャンプなどで電気を使える機能が搭載されています。
ひとつ注意したいのは、RAV4のPHEV車は急速充電に対応していないこと。これは外出先の急速充電器は電気自動車(EV)に譲り、ガソリンでも走れるPHEVは燃料を使って走ろうというトヨタの考えによるものです。
フルモデルチェンジでRAV4の中古車はどうなる?
RAV4が新型にフルモデルチェンジすると、中古車市場の状況も大きく変わるはず。どのように動くか、予想してみました。
4代目RAV4の人気グレード

オフロードのイメージを強く打ち出している4代目RAV4。そのため、人気はスキッドプレートや専用グリルなどで力強さを表現したアドベンチャーになります。アドベンチャーはデビュー時にはガソリンモデルのみの設定でした。途中でハイブリッド車も追加されましたが、中古車はガソリンモデルのほうが圧倒的に多くなっています。
ハイブリッド車で人気が高いのは、装備と価格のバランスがいいGの4WD(E-Four)になります。ガソリン車のみに設定される上級グレードのG Zパッケージですが、ダイナミックトルクベクタリングAWDやハンズフリーパワーバックドアなどの魅力的な装備が備わるものの、アドベンチャーの人気に押されて中古車の流通量は少なめです。
4代目RAV4の人気ボディカラー
新車では一部の有償カラーを除き、基本的にはどの色を選んでも価格に差はありません。しかし中古車になるとボディカラーによって価格に大きな差が出てきます。これはボディカラーによって車の印象が大きく変わるため、人気/不人気の差が出てくるからです。
一般的にボディカラーはブラック系やパールホワイト系の人気が高くなります。これらの色は冠婚葬祭を含めてどんなシーンでも違和感がなく、また、見た目の高級感が高くなるからです。また、シルバーやグレー系も人気。特にシルバーは汚れが目立ちにくいという特徴があるため、多くの人から選ばれる傾向にあります。
反対に赤や青といった原色系は好みが分かれるため、中古車市場ではブラック系やパールホワイト系に比べると価格が安くなる傾向にあります。
このような傾向は4代目RAV4にも当てはまります。RAV4を象徴するグレードであるアドベンチャーは専用色であるアーバンカーキやグレイッシュブルーがイメージカラーとして取り上げられましたが、中古車市場ではアティチュードブラックマイカの注目度が高くなっています。
年式によりライトの形状が異なるが新しいイメージにすることもできる!

4代目RAV4は2021年12月の一部改良で、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車のヘッドライトのデザインが変更されました。ヘッドライトが収まる枠の形状は変わっていないのですが、ライト類の配置が変わるため、変更後のものは精悍なイメージが漂います。
普通は改良でライトデザインが変わったとしても、改良前の車に移植することはできません。というのもLED自体が半導体のためさまざまな制御が必要になるから。
トヨタでは、トヨタ・レクサス・GRの純正オプションなどを正規販売店で「後付け」できるアップグレードサービス「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」を展開していて、4代目RAV4のヘッドライトはこのサービスで改良後のものに変更することができます。

すごいのは、ハイブリッド車だけでなくガソリン車のヘッドライトも、改良後のものに交換できること。中古車はちょっとした違いで手に入れた車に古さを感じてしまうことがありますが、こういうサービスがあれば自分好みにカスタマイズできて楽しいですね。
5代目が登場すると、直後は4代目の中古車相場価格が上がる可能性あり

中古車は年式が古くなるほど、走行距離が増えるほど徐々に価格が安くなるのが一般的です。そして、フルモデルチェンジが行われると旧型になるモデルの中古車相場価格がガクンと下がる傾向にあります。
中古車相場価格は需要(その車を欲しいと思う人)と供給(市場の中古車流通量)のバランスで決まります。フルモデルチェンジ後はこれまで現行型だったモデルから新型に乗り換える人が増えることで旧型になった車の流通量が急増し、供給過多になって中古車相場価格が下がるという仕組みです。
しかし車種によってはこの法則に当てはまらない動きをすることがあります。これは一部のコアな人気を誇るモデルなどで見られる傾向で、たとえば新型のボディサイズが急に大きくなったことで「コンパクトなほうがいい」と旧型の中古車に注目が集まったり、エンジンやトランスミッションに変更があり「前のモデルのもののほうがいい」と旧型の中古車の相場が下げ渋ったりすることがあるのです。
新型RAV4はパワートレインがハイブリッドとPHEVになることが発表されています。

4代目RAV4はガソリンエンジンの軽快な走りが好評で、人気のアドベンチャーではガソリン車のほうが多く選ばれています。新型でガソリン車の選択肢がなくなることで、ガソリンエンジンのほうがいいという人が中古車に注目する流れが生まれるかもしれません。
さらに新型RAV4はトヨタのハンマーヘッドを取り入れたデザインになります。未来感、高級感があるデザインなので人気が集まりそうですが、オフロード色が好きな人は4代目のデザインのほうが感性に合うのではという気もします。
特にオフロードテイストを際立たせた特別仕様車のオフロードパッケージ、オフロードパッケージIIは、アドベンチャーより流通台数が少ないこともあり、フルモデルチェンジ後に人気が高まることが予想されます。
トヨタ RAV4
車両本体価格257.0万円
支払総額270.6万円
諸費用13.6万円
トヨタ RAV4
車両本体価格299.7万円
支払総額305.3万円
諸費用5.6万円
トヨタ RAV4
車両本体価格369.0万円
支払総額380.5万円
諸費用11.5万円
トヨタ RAV4
車両本体価格297.7万円
支払総額306.9万円
諸費用9.2万円
5代目にフルモデルチェンジすると4代目より前の中古車はどう動く?

新型RAV4の登場により4代目RAV4の中古車相場は変化がありそうですが、初代・2代目・3代目RAV4の中古車相場価格はほぼ変化は起きないと予想します。
というのもこれらの中古車はあまりにも流通量が少なく、モデル全体の流れというよりも個別の中古車の状態による値付けの影響が大きく出てしまうから。
初代〜3代目の中古車の状況を見ると、3代目は中古車相場価格がほぼ底値に達していて、初代と2代目はネオクラシックなモデルになってきたことから総額100万円以上の価格で取引されているものもあります。
RAV4とハリアーはどっちがいい?違いや選ぶポイント

4代目RAV4とよく比較されるモデルに、同じトヨタのハリアーがあります。どちらもGA-Kプラットフォームを使って開発されたミドルサイズSUVなので似たような車と感じる人もいると思いますが、イメージも性格も大きく変えられています。
最大の違いはRAV4がオフロードのイメージも盛り込まれたSUVなのに対し、ハリアーは都市部を疾走するアーバンSUVをコンセプトに開発されています。この企画ではメーカーがPRのために提供する「広報写真」を使用しています。RAV4の広報写真は街中で撮影されたものと未舗装路を走る写真が用意されているのに対し、ハリアーの広報写真にはオフロードを走る姿が用意されていないことからもこの戦略は明らかです。
ハリアーは1997年に初代がデビューした時から「高級サルーンに匹敵する乗り心地と快適性を備えたSUV」というコンセプトをぶらさずに開発されています。初代のキャッチコピーは「WILD but FORMAL」。スーツやタキシードに身を包んだヤンエグエリートビジネスマン風のライオンが女性をエスコートするCMを覚えている人も多いはず。

インテリアもハリアーは上質でエレガントな空間に仕上げられています。ソフトパッドを多用し見た目だけでなく触感でも高級感を演出。ガラスルーフには調光機能がトヨタで初採用されました。
パワートレインはどちらも2Lガソリンエンジン、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッドを用意。ボディサイズは以下になります。
RAV4 | ハリアー | |
全長 | 4,600〜4,610mm | 4,740mm |
全幅 | 1,855〜1,865mm | 1,855mm |
全高 | 1,685〜1,690mm | 1,660mm |
ホイールベース | 2,690mm |
都市型クロスオーバーSUVであるハリアーは流線型のデザインによりRAV4より全長が長くなるのが特徴です。選ぶ際はまずどちらのイメージが自分の感性に合うかを考えてみるといいでしょう。
トヨタ RAV4
車両本体価格330.0万円
支払総額347.5万円
諸費用17.5万円
トヨタ RAV4
車両本体価格299.7万円
支払総額305.3万円
諸費用5.6万円
トヨタ RAV4
車両本体価格297.7万円
支払総額306.9万円
諸費用9.2万円
トヨタ RAV4
車両本体価格269.0万円
支払総額279.7万円
諸費用10.7万円
トヨタ ハリアー
車両本体価格149.8万円
支払総額159.6万円
諸費用9.8万円
トヨタ ハリアー
車両本体価格192.7万円
支払総額209.8万円
諸費用17.1万円
トヨタ ハリアー
車両本体価格212.7万円
支払総額229.8万円
諸費用17.1万円
トヨタ ハリアー
車両本体価格184.0万円
支払総額199.4万円
諸費用15.4万円
よくある質問
新型RAV4は2025年5月21日にワールドプレミアされ、その場で日本では2025年度内に発売されることが発表されました。
4代目RAV4はオフロード色を強く打ち出したクロスオーバーモデル。力強さを感じるSUVが欲しい人には魅力的に映るはずです。荷室がクラストップレベルで広いのも便利な部分。パワートレインはガソリンエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドと3種類用意されているので、自分の使い方に合ったものを選ぶことができます。
詳しくは「RAV4とはどんな車か」をご覧ください。
一般的には新型が登場すると旧型の中古車流通量が増加するため中古車相場価格は下落傾向になります。しかし新型RAV4はハイブリッド車とプラグインハイブリッド車という電動車のみのラインナップになるため、ガソリン車を求める人は中古車に注目する可能性が高くなります。そのため、新型が登場しても4代目の中古車相場価格が思ったより下がらない可能性もあります。
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