2021年9月に登場したカローラクロスは、トヨタの歴史あるブランドである「カローラ」シリーズ初のSUVになります。5ナンバーサイズのコンパクトSUVから超大型SUVまでラインナップするトヨタのSUVのなかで、コンパクトとミドルサイズの中間に位置する絶妙なサイズで登場。そんなカローラクロスが2025年5月に一部改良を実施。デザインが大きく変わりました。
この記事でわかること
- ・トヨタ カローラクロスはどんな車か
- ・新型トヨタ カローラクロスはどこが変わったか
- ・中古車の今後の動き
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500C。
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目次
カローラクロスはどんな車か

日本市場で通算12代目となる現行型カローラシリーズのSUVであるカローラクロス。2020年7月にタイで開催されたバンコクモーターショーでワールド・プレミアされ、2021年9月に日本での販売がスタートしました。1966年に初代カローラが発売されて以来、シリーズ初のSUVとなります。
トヨタは2020年前後からSUVのラインナップを拡充。それ以前もトヨタではランドクルーザーシリーズやハリアー、RAV4、C-HRなど、コンパクトサイズからラージサイズまで、さまざまなSUVをラインナップしていました。そして世界的なSUV市場の拡大により、従来から販売されていたモデルの隙間を埋めるように、SUVのラインナップを拡充する戦略に出たのです。
2019年にはダイハツが製造するトールのOEMモデルとして5ナンバーサイズのライズを発売。2020年にはライズより一回り大きなコンパクトSUVのヤリスクロスを発売しました。そして2021年にカローラクロスが登場。カローラクロスはコンパクトSUVとミドルSUVの中間に位置するモデルになります。その後もランドクルーザー70、250、300とシリーズを拡大し、クラウンにもクロスオーバー、スポーツ、エステートという3種類のSUVを投入。さらにショーファーモデルであるセンチュリーにもSUVを用意しました。
カローラクロスは発売と同時に大ヒット。ちょうどコロナ禍でさまざまな部品の供給が滞っていた時期というのもあり、あっという間に受注停止になるほどでした。
デビュー時のカローラクロスはこんな車

まずはトヨタの人気3モデルのボディサイズを見てみましょう(いずれもデビュー時)。
ヤリスクロス (mm) |
全長:4,180 全幅:1,765 全高:1,590 ホイールベース:2,560 |
カローラクロス |
全長:4,490 全幅:1,825 全高:1,620 ホイールベース:2,640 |
RAV4 (mm) |
全長:4,600 全幅:1,855 全高:1,685 ホイールベース:2,690 |
カローラクロスはヤリスクロスよりもかなり大きく、どちらかというとMサイズSUVであるRAV4に近いことがわかります。
「アーバンアクティブ」をコンセプトに掲げたエクステリアは都会的でありながら力強さを感じさせるデザインを採用。目を引くのはフロントのバンパー部分で、ボディとカラーを変えることでワイド感がありタフな印象が与えられました。上級グレードはこの部分が金属調塗装になります。
ヘッドライトはBi-Beam LEDで、最上級グレードは内部が3連のLEDになっていました。そのためグレードにより表情が異なるのがポイントです。


インテリアは上質なイメージにまとめられていますが、高級路線ではなくあえてカジュアルな雰囲気にすることで、アクティブなイメージを打ち出しています。
パワーユニットはガソリン車とハイブリッドの2種類で、エンジンは両方とも1.8L。ガソリン車はFFのみの設定で、WLTCモード燃費は14.4km/L。ハイブリッドにはFFとリアをモーターで駆動するタイプの4WD(E-Four)が用意されました。WLTC燃費はFFが26.2km/L、4WDが24.2km/Lになります。
カローラクロスは一部改良でどこが変わった?
2025年5月に行われたカローラクロスの一部改良。フルモデルチェンジが行わる前の改良は「一部改良」「マイナーチェンジ」「ビッグマイナーチェンジ」など、さまざまな言い方があります。これらに明確な定義はありません。トヨタは今回のカローラクロスの改良を「一部改良」と表記していますが、マイナーチェンジと言ってもいいほど大きく変わっています。
新グレード「GRスポーツ」が登場

「GRスポーツ」はトヨタが展開するブランドで、TOYOTA GAZOO Racingが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」という考え方で鍛え上げたスポーツカーシリーズです。

頂点にレースやラリーへの参戦も視野に入れて開発された「GR」シリーズがあり、GRスポーツはGRシリーズの開発ドライバーが開発に関わりながら走行性能を高め、積載性や居住性といった利便性を犠牲にせず気軽にスポーティな走りや雰囲気を味わえるようにしたシリーズです。
カローラクロス GRスポーツには主に以下の専用装備やチューニングが施されています。

⚫︎ ハイブリッドシステムのエンジンを2Lに変更
⚫︎ 前後のサスペンションに専用チューニングを実施
⚫︎ ボディ剛性を高めるためにロアバックにリアバンパーリインフォースを設定
⚫︎ ドライブモードセレクトにGRスポーツ専用のスポーツモードを搭載
⚫︎ 6速シーケンシャルシフトマチックをGRスポーツ専用に設定

⚫︎ GRを象徴するFunctional MATRIXグリルを採用
⚫︎ アッパーグリルとヘッドライト造形を一文字につなげたデザインを採用
⚫︎ 専用19インチアルミホイール
⚫︎ 専用ブラックパーツ
⚫︎ 専用エンブレム
⚫︎ ブレーキキャリパー(オプション)
⚫︎ 専用ツートーンカラー(オプション)

⚫︎ 専用スポーツシート
⚫︎ 専用本革巻き3本スポークステアリングホイール
⚫︎ 専用パドルシフト
⚫︎ 専用アルミペダル
⚫︎ 専用スモークシルバーメタリック加飾
⚫︎ 専用スマートキー
これらの内容からもわかるように、GRスポーツはベース車両に後からカスタムパーツを付けて雰囲気を高めただけのものではなく、トヨタが本気で走りの質を磨いて気持ちよく運転できるようにしたモデルです。
そのため、中古車市場でも高い人気を誇り、標準グレードよりも高値で取引される傾向にあります。スポーツモデルに興味があるけれど、家族のことや趣味でたくさんの荷物を積んで出かけることを考えると本格的なスポーツカーを選ぶのは難しい。そんな人におすすめです。
外観デザイン

ここからは標準グレードがどのように変更されたかを紹介します。まずは外観デザインから。
新型カローラクロスでもっとも目を引くのがフロントフェイスです。ハニカム形状があしらわれたフロントグリルはボディと一体構造になり、グリル上部とサイドはハニカムがグリルに溶け込むようにデザインされました。
ヘッドライトは最上級グレードに搭載されるライトの内部形状が変更され、前期型と後期型での雰囲気を大きく変えるのに一役買っています。ヘッドライト内にはターンランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニング機能を備えたLEDライン発光を設置。精悍なイメージを演出しています。
そしてフロントグリル上のアッパーモール部分に左右のヘッドライトをつなぐような形でLEDライン発光のクリアランスランプを配置。ワイドな発光部と上下の光のグラデーションがフロントの存在感を際立たせ、被視認性にも貢献します。
上級グレードはリアコンビネーションランプもフルLEDタイプを採用し、先進的なイメージと高い視認性を両立しています。
インテリア(内装)

フロントシートは従来Zにシートヒーターが標準装備されていましたが、改良によりZには送付機能でムレなどを抑えるベンチレーション機能も備わりました。
パワートレイン
今回の一部改良では、ガソリン車の設定がなくなり、ハイブリッド車のみがラインナップされる形になりました。ハイブリッドモジュールは2023年10月の改良で刷新され、モーターの出力が高められました。
SNOW EXTRAモード

カローラクロスは複数の走行モードから状況に合わせて最適な走りを選択できるドライブモードセレクトを搭載。FF車は「ECO」「NORMAL」「POWER」の3段階があります。そして4WD車には3つのモードに加え、新たに「SNOW EXTRA」モードが加わりました。

SNOW EXTRAを選択しているときに外気温や路面状態から車が走行環境を寒冷地と判断すると、走行シーンに応じた駆動力を後輪へ自動配分。雪道でも安定した走行ができるようになるとともに、アクセル開度に応じた減速トルクを後輪にも配分してアクセルだけでも車両コントロール性を高めてくれます。
先進運転支援機能(ADAS)

先進運転支援機能パッケージであるToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)は全グレード標準装備。衝突被害軽減ブレーキは昼夜の歩行者や自転車運転者、昼間の自動二輪車に対応しています。
今回の改良で新たに加わった国内初搭載の機能が「シグナルロードプロジェクション」。ウインカーやハザードランプの点灯に連動して、進行方向を示す矢羽根形状を路面に照射して見通しの悪い交差点などで歩行者や周辺の車両に自車の存在と進む方向を知らせる機能です(GRスポーツ、Zに標準装備)。
カローラクロス グレードごとの特徴
今回の改良でガソリン車がラインナップから外れたことで、カローラクロスはハイブリッドのみになりました。グレードは4種類用意されています。
GRスポーツ | Z | S | G | |
立ち位置 | 走りと機能美にこだわったスポーティモデル | 上質さと快適さを極めた最上級モデル | こだわりの個性と機能をまとった上級モデル | 快適性に磨きをかけたスタンダードモデル |
エンジン | 2L | 1.8L | 1.8L | 1.8L |
駆動方式 | 4WD | FF / 4WD | FF / 4WD | FF / 4WD |
新車価格 | 3,895,000円 | 3,430,000円(FF)3,689,000円(4WD) | 2,980,000円(FF)3,239,000円(4WD) | 2,760,000円(FF)3,019,000円(4WD) |

LEDライン発光や左右のライトをつなぐLEDクリアランスランプは、SとGには装備されません。10.5インチディスプレイオーディオもGRスポーツとZにのみ装備され、SとGは8インチディスプレイになります。
エントリーグレードのGは装備を簡素化して価格を下げたグレード。
外観だとアルミホイールではなくスチールホイール+ホイールキャップになり、ルーフレールが装備されなくなります。オートエアコンはS以上のグレードだと左右独立で温度調整ができるタイプなのに対し、Gは左右一体タイプになります。

カローラクロスで人気が高いのはGRスポーツとZで、価格にこだわるならSをチョイスすることをおすすめします。
カローラクロスはなぜ多くの人から支持されるのか
トヨタのウェブサイトを見ると、2025年9月現在の納期は工場出荷時期が「詳しくは販売店にお問い合わせください」となっています(出荷時期未定)。報道によると人気が高くて注文が殺到し受注停止になっているという話もあります。なぜここまで多くの人から支持されるのかを考えてみました。
かっこいい!

SUVらしさと洗練された都会的なイメージが共存したスタイルが秀逸!前期型のイメージカラーだったダークブルーマイカメタリックの鮮やか雰囲気は映え感が高かったですし、ブラックやアッシュなどダークなカラーも似合います。
ボディとカラーを変えることでタフな印象にまとめられた前期型のフロントのバンパー部分。実はこれは日本向けのデザインで、海外仕様はバンパーの上に大きなフロントグリルがあるデザインでした。
改良後のデザインは海外仕様と基本的に共通したデザインになりました。ボディ一体型のグリルが独特の高級感を与えています。
絶妙なサイズ感

ワイド感が強調されたSUVは、コンパクトサイズでもハッチバックに比べるとボディはかなり大きくなります。一方で室内は後席や荷室が狭めになってしまうので、日常使いはまだしも遊びに出かける際は物足りないということもあるかもしれません。

じゃあ広さを優先して大きなSUVを選ぶと、今度は街中や駐車時に取り回しが難しいと感じたり、持っていきたい荷物を全部積めないというケースも出てきます。
コンパクトなSUVよりも大きく、一般的なミドルサイズSUVよりもコンパクトなカローラクロスは、扱いやすくて利便性も高い、ジャストサイズのSUVと感じる人が多くいるのです。
熟成されたハイブリッドシステム

トヨタは1997年に量産車世界初のハイブリッド車となる初代プリウスを発売。以来、ハイブリッドシステムを熟成させてきました。TNGAプラットフォームの剛性の高さも相まって、しっとりした高級感のある乗り味を楽しめます。
デビュー時のFFモデルで26.2km/L、改良された最新モデルは26.4km/L(いずれもWLTCモード)と、他社のハイブリッドに比べて高い燃費性能を誇るのも魅力です。
カローラクロス、進化の歴史


2021年9月にデビューしたカローラクロスは2025年5月で2度目の改良になります。これまでにどんな改良を受けたかを見ていきましょう。

2023年10月の改良
- 全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用し、低燃費・高出力を実現
- ガソリン車のエンジンを1.8Lから低燃費・高出力を実現する2Lダイナミックフォースエンジンに変更
- ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」や、プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)に交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向からの横断歩行者検知機能を追加するなど、Toyota Safety Senseの機能を拡大
- コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを設定したほか、10.5インチの大画面ディスプレイ、車内Wi-Fiを設定
- メーターパネルをフル液晶化し、視認性が向上した12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイをZに標準装備

2025年5月の改良
- エクステリアデザインを変更
- ボディサイズの変更(全長を35mm短縮)
- フロントシートにシートベンチレーション機能を追加(Zに標準装備)
- シグナルロードプロジェクションを国内初搭載(GRスポーツ、Zに標準装備)
- ドライブモードセレクトに「SNOW EXTRA」を設定(4WD車に標準装備)
「カローラ」は多彩なボディタイプでいつの時代もユーザーの心を掴んできたブランド
1966年に誕生以来、約60年にわたり続くカローラブランド。1974年に車名別世界生産台数1位になり、1997年に累計販売台数でギネスブックに認定されました。150以上の国と地域で販売される、文字通り世界一のブランドであるカローラシリーズがどのようなものなのか、簡単に振り返ってみましょう。
1966年11月、カローラ誕生

1964年に東京オリンピックが開催され、高速道路や首都高速道路が開通。日本に本格的なモータリゼーションが到来します。そんななかで登場した初代カローラはライバルよりも排気量が大きな1.1Lエンジンを搭載し、セパレートシートや4速フロアシフトなどを採用。庶民の「もっと豊かな暮らしがしたい」という思いに合致し、大ヒットモデルとなりました。
1970年に登場した2代目は初代よりもボディが大きくなり、エンジンも1.2L、1.4L、1.6L、1.6L DOHCとバリエーションを増やし、多様なニーズに応えました。
多彩なボディタイプを用意

カローラはいつの時代も多彩なボディタイプを用意しているのが特徴です。初代には4ドアと2ドアのセダンに2ドアクーペ、3ドアのバンとステーションワゴンが用意され、以降もセダンだけでなくワゴンやハッチバックなどがカローラシリーズとして登場。歴史的な名車と言われる「ハチロク」ことカローラレビンと派生車のスプリンタートレノもありました。
現行型は4ドアセダンのカローラ、ステーションワゴンのカローラツーリング、ハッチバックのカローラスポーツ、スポーツモデルのGRカローラ、SUVのカローラクロスを用意。さらに生産終了がアナウンスされていますが、5ナンバーサイズである先代モデルのカローラアクシオとカローラフィールダーを併売。全部で7モデルが販売されました。
5ナンバーサイズへのこだわり


カローラシリーズは「高級志向も満たすコンパクトモデル」。初代からフルモデルチェンジを重ねながらも、この立ち位置はぶらさずに進化してきました。
1989年に車を購入する際にかかる物品税が廃止されて消費税が導入されると、税金は排気量によって金額が変わるようになり(自動車税)、ボディサイズは税金に影響しなくなりました。そのため、これまで5ナンバーサイズだったものも3ナンバーサイズに拡大されるものが増えていきました。しかしカローラは取り回しのしやすい5ナンバーサイズにこだわります。
実はカローラも海外からの要望などがあり、グローバルモデルの10代目は全幅が1,760mmになりました。日本だとこのサイズは3ナンバーになりますが、日本の10代目カローラは全幅を1,700mm以下に抑えた5ナンバーサイズを堅持。カローラアクシオという日本独自のモデルとなったのです。
11代目も5ナンバーサイズを踏襲しましたが、2018年に登場したカローラスポーツから3ナンバーサイズになりました。
カローラクロスの最新中古車事情

新車登録から3年の初回継続車検タイミングを過ぎたことで、カローラクロスの中古車は順調に増加しています。中古車相場価格がどうなっているか。買い得感のあるグレードは何か、そして今後は中古車相場価格がどう動いていきそうかなどを見ていきましょう。
中古車相場価格は高値安定
新車が受注停止になるほどの人気モデルであるカローラクロスですが、中古車の流通量は順調に増えています。これは新車を“購入”するぶんの受注は停止していましたが、トヨタのサブスクリプションサービス(フルサービスのカーリース)であるKINTO利用者への納車は行われていたからだと思われます。
KINTOには「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」という2種類のプランがあり、初期費用フリープランは契約期間を3年/5年/7年から選択。解約金フリープランは3年のみの契約になります。
そのため、3年の契約期間を過ぎた車が中古車市場に出てきているのでしょう。

中古車はまだ総額200万円以下で探すことはできず、総額250万円前後の中古車も探すのはかなり大変な状況です。
流通している中古車の8割以上がハイブリッドになり、ガソリンモデルはかなり少なめ。いろいろな中古車から条件にあうものを比べて選びたい人は、ハイブリッドに的を絞ったほうがいいかもしれません。
流通している中古車のグレードはハイブリッドZのFF車が圧倒的に多くなります。Zは最上級グレードなので、総額300万円以内だと走行距離が5万km以上のものが中心になります。走行距離が5万kmを超えたからといって大きなトラブルが頻発することは考えづらいですが、なるべく低走行の中古車を探したい人は300万円以上の予算を用意したほうがいいでしょう。
デザインが大きく変わったことで、今後初期型の中古車相場価格がこなれてくるかも?
2025年5月の一部改良では標準車の外観が大きく変えられ、新しくGRスポーツがラインナップに加わりました。より洗練されたデザインになり、スポーティグレードも用意されたことで後期型は人気が高く、再び新車が受注停止状態になっているようです(KINTOでは納期が4〜6か月程度)。
中古車ではしばらく後期型が市場にたくさん出てくることはないでしょう。その意味では前期型の中古車の高値安定状態はしばらく続くと思われます。ただ、来年夏にはKINTOで5年契約した人の車が中古車で出てくるとともに、後期型もディーラーの試乗車や展示車だったものが中古車として市場に出てくることから、前期型の中古車相場価格が多少でも下がってくることも期待できます。
よくある質問
標準車は外観デザインが大きく変わりました。そしてパワートレインがハイブリッド車のみになったこともトピックです。そして新たにスポーティグレードのGRスポーツがラインナップに加わりました。
詳しくは「カローラクロスは一部改良でどこが変わった?」をご覧ください。
TOYOTA GAZOO Racingが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」という考え方で鍛え上げたスポーツカーシリーズです。足回りやボディ剛性に専用チューニングを施し、ハイブリッドのエンジンを2Lに変更。数々の専用装備が奢られています。
現在は新車価格からあまり変わらない状態が続いています。一部改良後のカローラクロスも人気が高いため、当面は今の状態が続くと思われます。ただ、2度目の継続車検を迎えて市場に出てきた中古車が増えると、今より中古車相場価格が落ち着く可能性が高くなります。
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