認定中古車とは、第三者機関が車両を念入りに検査し、品質を保証した中古車です。一般的な中古車と比べて品質が高く、保証が充実しているのが特徴です。しかし、一般中古車と比べて車両の値段が高くなるなど、注意すべき点もいくつか存在します。認定中古車と一般中古車の違いを知りつつ、自分の場合はどちらを購入すべきか検討するようにしましょう。
この記事でわかること
- 認定中古車のメリット・デメリット
- 認定中古車と一般中古車の違い
- 認定中古車を選ぶときの注意点
目次
認定中古車とは

認定中古車とは、査定を専門とする第三者機関を通じて点検を行い、品質を保証した中古車のことを指します。なかでもディーラーで販売している車のうち品質が保証された中古車のことを指すのが一般的です。
ディーラーの認定中古車は、厳しい検査を通過した車だけが与えられる称号なので、中古車でありながらも高品質であるのが特徴です。また、認定中古車独自の長期保証も充実しており、万が一の故障や不備があった場合でも点検・修理してくれます。
ディーラーの認定中古車は、メーカーやディーラーの公式サイトで検索できます。
認定中古車のメリット・デメリット
認定中古車のメリットとデメリットを確認しましょう。
・中古車でありながらも品質が高い
・保証が充実している
・車両価格が高い
・車両の選択肢が少ない
メリットは品質の高さと充実した保証
認定中古車は、第三者機関による客観的な目線でのチェックが行われ、その厳しい審査に通った車だけが認定されます。販売前には整備や修理が行われるため、中古車であっても状態のよい車を購入できます。
また、認定中古車は保証が充実しているのも魅力です。ディーラー独自で購入後数年間の保証を設けており、期限内に保証対象の不備・トラブルがあったときには無償で修理してくれます。ディーラーで新車を購入する場合と同等のサービスや保証を受けられるケースも多いです。

認定中古車は、中古車としての品質が高く、さらに購入後の保証もあるという信頼性の高さが魅力です。
デメリットは車両価格の高さと選択肢の少なさ
認定中古車は、普通の中古車と比べると車両価格が高めです。仕入れ段階から状態のよい車を厳選しており、販売前には消耗品の交換や入念な整備を行っているため、そのぶん販売価格が上がってしまいます。場合によっては、同じ年式・グレードの一般中古車の価格と比べて、数十万円高く販売されているケースもあります。

認定中古車は、コスパを重視する方には予算オーバーしてしまうことも少なくありません。
認定中古車は高い水準の審査を通過できた車のみ認定されるため、一般中古車と比べて母数が少ないです。そのため、認定中古車のなかから車を選ぼうとすると、好みの1台を見つけにくいことがあります。

カラーやグレードなどにこだわりのなかで、絶対に譲れないポイントを絞っておくとよいでしょう。
認定中古車と一般中古車は何が違う?

認定中古車と一般中古車の特徴を比較すると、以下のようになります。
認定中古車 | 一般中古車 | |
品質 | 一律に高い | 車によってさまざま |
保証 | 充実している | あり※販売店独自で保証を設けているケースが多い |
車両価格 | 高い | 安い |
車両数 | 少ない | 多い |
品質や保証の面では、ディーラーの認定中古車のほうが優れています。ただし、一般中古車が一律に品質や保証が劣っているわけではありません。一般中古車を扱う販売店の場合、独自で点検や保証を用意しているところが多いです。一般中古車の購入を検討する場合は、保証内容や品質について注力している中古車販売店を選ぶといいでしょう。
車両価格と車両数だけで見ると、一般中古車のほうが優れています。数多くの選択肢のなかから選べるので、お気に入りの1台が見つかりやすくなります。
認定中古車と一般中古車どちらがおすすめ?
認定中古車と一般中古車には、それぞれにメリット・デメリットがあります。各特徴を踏まえ、認定中古車と一般中古車がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
・安心して中古車に乗りたい
・車のトラブルをなるべく避けたい
・なるべく安く車を購入したい
・同じ車にあまり長く乗らない
・数多くの選択肢のなかから選びたい
認定中古車の注意点

認定中古車を購入する場合、以下のポイントを考慮したうえで購入を決断しましょう。
売却時の査定では評価されない
認定中古車であるからといって、車を売却するときに高く売れるわけではありません。購入時に認定中古車だったとしても、査定の評価に影響することはなく、査定当時の状態が悪ければ査定額は下がってしまいます。

「買取価格や下取り価格を高額にしたいから認定中古車を購入したい」とリセールバリューに期待している方は注意が必要です。
長く乗れるとは限らない
認定中古車は品質が保証されていますが、あくまでも中古車です。必ずしも故障せずに長期間乗り続けられるとは限りません。万が一認定中古車の保証期間が切れた後に不具合・故障が出てしまえば、多くの修理費用がかかってしまいます。

比較的安心感はあるが、過信は禁物です。購入前には車の状態を念入りに確認するようにしましょう。
状態がよい一般中古車を探す方法

一般中古車であっても、ディーラーの認定中古車と同じくらい状態のよい車は存在します。ここでは、品質のよい一般中古車を探す方法を紹介します。
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第三者機関の点検を受けた車を探す
大手中古車販売店などでは、ディーラーと同じように第三者機関の点検を実施している場合があります。点検を念入りに行っている販売店であれば、車の状態を正確に把握しやすく、状態のよい車を見つけやすいです。
たとえば、中古車販売店のカーセブンでは「カーセブン販売安心宣言」を掲げ、第三者機関の検査を導入して車の状態を検査しています。厳しいチェックを受けた車にしか出ない鑑定書を用意し、納車時にお客様へ渡しています。
プロに中古車を探してもらう
何を基準に選べばよいかわからない場合には、販売担当者などのプロに欲しい中古車の条件を伝えて探してもらうのがおすすめです。中古車に精通した担当者に車を探してもらえば、車選びにおける失敗を避けられるでしょう。
カーセブンでは「車お探しコンシェルジュ」を提供しています。自分の希望や条件を伝えるだけで、経験豊富なスタッフが高品質かつ要望に合った車を探してくれます。中古車選びに迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、認定中古車のメリット・デメリットや購入時の注意点を紹介しました。認定中古車は一般中古車と比べて品質がよく、保証が充実しているのが魅力です。
認定中古車と一般中古車がおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
・安心して中古車に乗りたい
・車のトラブルをなるべく避けたい
・なるべく安く車を購入したい
・あまり長く同じ車に乗らない
・数多くの選択肢のなかから選びたい
「一般中古車をどう選べばよいかわからない」と感じている方は、クルマお探し代行サービスの利用がおすすめです。経験豊富なスタッフが独自の目利き力で高品質な車を見分け、希望に合った車を紹介してくれます。ぜひご活用ください。
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