更新日2024.03.13

車の購入費用の目安と内訳は?費用を抑える方法も紹介

車の購入費用の目安と内訳は?費用を抑える方法も紹介

車の購入する際には、車両本体価格に加えて法定費用や各種手数料を支払う必要があります。費用は車種や燃費性能などによって変動しますが、車両本体価格とは別に10〜20万程度かかるのが相場です。購入前にどれほどのお金がかかるのか目安を把握しておきましょう。

この記事でわかること

  • ・車の購入費用の目安と内訳
  • ・車の購入費用を抑える3つの方法
  • ・車の購入後にかかる維持費

車の購入費用の目安と内訳

車の購入費用は、車両本体価格に加えて法定費用や各種手数料がかかります。一般的な普通車なら車両本体価格+10〜20万円程度が相場です。ただし、費用は購入する車両や店舗によって異なるので注意しましょう。

たとえば、プリウスの購入費用の目安は以下のとおりです。

▼プリウスを購入する場合にかかる費用の目安

車両本体価格約260万円
法定費用約4万5000円
各種手数料約5万円

ここからは、費用別で詳細を紹介します。

車両本体価格

「車両本体価格」は、カタログなどに掲載されている本体そのものの値段を指します。車両本体価格は車種やグレードによっても大きく異なります。

▼タイプ別の新車価格の相場

車のタイプ車両本体価格の相場
軽自動車100〜200万円
コンパクトカー120〜250万円
SUV250〜500万円
ミニバン200〜450万円
セダン200〜500万円

オプションとなるカーナビやバックモニター、自動ブレーキシステムなどをつけると、さらに価格が上がります。

中古車の車両本体価格は、同じ車種でも状態や年式、走行距離などによって価格に差があります。中古車の軽自動車であれば40〜50万円ほど、普通車であれば100万円ほどで購入できる場合も多いです。

法定費用

法定費用とは、税金や保険料など法律で納めることが定められた費用です。法定費用は、どの販売店で購入しても一律で発生します。内訳は以下のとおりです。

法定費用一覧表
法定費用の内訳詳細
自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)・車の所有者(車検証に所有者として記載されている者)が納付する税金
・車の購入時と以降毎年4月1日時点で課せられる
・納税額は排気量や環境性能、新車登録年度に応じて決まる
・軽自動車は一律10,800円
・普通自動車は3〜11万円前後
環境性能割・車を購入するときに納付する税金
・納税額は燃費性能や環境負荷に応じて決まる
自動車重量税・自動車の区分や重量、経過年数に応じて課せられる税金
・普通自動車では車両重量0.5リットルごとに税額が増加する
・軽自動車は年間3,000円
・普通自動車で年間1〜2万円前後
消費税・車両本体価格やオプション、その他アクセサリーに課せられる税金
(2022年現在で税率10%)
自賠責保険料・事故発生時に被害者への賠償金を確保するための保険
・車の所有者は加入が義務付けられている
・加入していないと懲役または罰金、そして免許停止となる
リサイクル料金・廃車して解体するときに出る廃棄物を処理する費用
・車を購入する際に前払いする
・1万円前後が相場
印紙代・検査費用を支払うための印紙と証紙の代金
・1,500円前後が相場

自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税に関しては、基準を満たしたエコカーであれば減税されます

エコカーとは

国土交通省が定める排ガス・燃費基準を満たした、環境性能が優れている車のこと。エコカーは燃費がよいだけでなく、国の定めによって税金の負担が軽減されるというメリットがある。

自動車税や重量税について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

各種手数料

新車や中古車を購入するにあたって、さまざまな手数料がかかります。

各種手数料一覧表
手数料詳細
検査登録手数料・新車や中古車を検査・登録する場合にかかる手数料
・3,000円前後が相場
車庫証明手数料・車の保管場所を証明する自動車保管場所証明書(車庫証明)にかかる手数料
・都道府県によって値段が異なる
・普通車は2,700円前後、軽自動車は550円
・軽自動車は車庫証明が必要でない場合もある
納車費用・購入した車を自宅などの指定場所まで運んでもらう費用
・車を保管場所から店舗へ運ぶための運送費用が含まれる場合もある
希望ナンバープレート取得の手数料・ナンバープレートの番号やデザインを指定する場合にかかる費用
・4,000円前後が相場
各種代行費用・検査登録や車庫証明の取得を販売店に代行してもらう場合にかかる費用

検査登録や車庫証明の取得、車の受け取りを自分で行えば代行費用はかかりません。各手続きなどを販売店に任せると、手数料に加えて1万円前後の費用が発生します。ただし、新車登録や車庫証明の取得はやや複雑で時間もかかります。手続きの手間も考慮したうえで、購入した販売店に任せるか・自分でやるかを判断しましょう。

吹き出しアイコン_スタッフ
スタッフ

車庫証明の取得については「車庫証明に必要な書類と書き方とは?申請の流れや注意点も解説」で詳しく解説していますよ。

車の購入費用を抑える3つの方法

車の購入費用を抑える方法は、以下の3つです。

エコカーを選ぶ

購入時の費用や維持費を抑えるなら、国土交通省が定める排ガス・燃費基準を満たしたエコカーの購入がおすすめです。国が定めた「エコカー減税」「グリーン化特例」によって、環境基準を満たす車の税金の負担が軽減されると定められています。

エコカー減税

排出ガス性能や燃費性能に優れた車に対して、性能に応じて自動車重量税を免税・軽減する制度

グリーン化特例

排出ガス性能や燃費性能に優れた車に対して、性能に応じて自動車税・軽自動車税を軽減する制度

エコカーにはハイブリッド車や電気自動車、PHVなどがあります。車の購入時だけでなく、車検時に支払う税金も割引されるので、長期的に見てもコストを抑えられます。

コスパのいい中古車を探す

購入時の費用を抑えるなら、中古車の購入を検討してみてください。新車に比べて価格を抑えながらも、性能の高いコスパのいい中古車が見つかる可能性があります。年式が新しい車や走行距離が少ない車であれば、満足感を得られやすいでしょう。

中古車探しで失敗したくない方には、カーセブンの「車お探しコンシェルジュ」がおすすめです。中古車に詳しいスタッフがご希望にあった車をご提案します。ぜひお気軽にご利用ください。

中古車が安くなる可能性があるタイミングを狙う

中古車が安くなりやすい決算・需要が下がっている時期は、車両本体価格を抑えられる可能性があります。特に決算前の3月・9月や車の年式が落ちる1月は、販売台数を増やすために値段に変動が出やすいといわれており狙い目です。また、オープンカーなどの季節で需要が変わる車も、オフシーズンだと安くなる傾向があります。

ただし、中古車が安くなるかどうかは車種や店舗のセール時期、中古車市場の相場などによって異なります。

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スタッフ

時期に左右されない車もあるので、あくまでひとつの目安として捉えましょう。

車の購入後にかかる維持費

車を購入する際には、購入時にかかる費用だけでなく維持費がかかることも考慮する必要があります。目安としては、軽自動車では年間25万円ほど、普通自動車では30万円ほどの維持費がかかるといわれています。

一般的な維持費の内訳は以下のとおりです。

▼車の購入後にかかる維持費

維持費詳細
税金自動車税・軽自動車税と自動車重量税
保険料自賠責保険料と任意保険料
車検費用新車購入3年後、それ以降は2年おきに行う車体検査にかかる費用
メンテナンス費用修理代や消耗品の交換、オプション追加費用など
ガソリン代
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スタッフ

上の費用以外にも、人によっては駐車場代や高速代、洗車代が上乗せされます。

維持費の金額は、車の利用状況や車種、ドライバーの事情などによって変動します。維持費をできるだけ安く抑えるためには、燃費のいい車を選んだり、任意保険を見直したりするなどの工夫が必要です。

車の購入は一括払いとローンのどちらがいい?

車を購入する場合の支払いは、車両本体価格全額を現金で一括払いするか、ディーラーや銀行のローンを利用するかの2択です。それぞれのメリット・デメリットをあらかじめ確認しておきましょう。

▼一括払い

メリット・利息を支払う必要がないのでお得
デメリット・貯金が一気に減ってしまう
・その後の入院や事故などの急な出費に対応できなくなる可能性がある

▼ローン

メリット・まとまった資金が必要ない
デメリット・利息負担があるため支払総額が一括払いより高くなる
・ローンを組むには審査が必要

現金一括払いをしても資金に余裕があるのであれば、一括払いがおすすめです。一括払いであれば利息を払う必要がないのでお得に支払いができます。

一方で、金銭的に余裕のない状況であればローンがおすすめです。ローンであれば、貯金が一気になくなってしまうという金銭面での不安を軽減できます。なお、ローンで頭金を設定すれば、一括払いほどまとまった金額を支払うことなく、月々の返済負担が軽減できるので検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

車の購入では、車両本体価格に加えて法定費用、各種手数料がかかります。一般的な普通自動車なら車両本体価格+10〜20万円程度が相場です。ただし、費用は購入する車両や店舗によって異なるので注意しましょう。

購入後に車を利用し続けるためには年間25〜30万円ほどの維持費もかかります。車を購入する際には購入時にかかる費用だけでなく、維持費も考慮したうえで検討しましょう。

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