車の色は、その車の印象を大きく左右する要素のひとつです。好みの色を選ぶことで、車への愛着も大きくなることでしょう。車の色は見た目の違いだけでなく、売却をする際の買取価格や、キズ・汚れの目立ちにくさなどに影響することもあります。
人気色や色ごとのメリットを参考にしながら、後悔しない車選びをしてみませんか?
この記事でわかること
- 車の色の人気ランキング
- 【色別】車の色の特徴
- 調査結果から見る事故率が低い車の色
目次
車の色の人気ランキング!1位はホワイト

アメリカの老舗塗料メーカー「アクサルタ」が2021年に発表したデータによると、日本における車の色で最も人気だったのは「ホワイト」でした。ランキングの結果は以下のとおりです。
■日本における車の色の人気ランキング(2021年版)
順位 | 色・割合 | |
1位 | ■ | ホワイト【37%】 内訳 ソリッドホワイト(単色)【10%】 パールホワイト【27%】 |
2位 | ■ | ブラック【19%】 内訳 ソリッドブラック(単色) 【3%】 エフェクトブラック(光輝材含有)【16%】 |
3位 | ■ | シルバー【11%】 |
4位 | ■ | ブルー【9%】 |
5位 | ■ | グレー【6%】 |
5位 | ■ | レッド【6%】 |
7位 | ■ | ブラウン・ベージュ【4%】 |
8位 | ■ | グリーン【3%】 |
9位 | ■ | イエロー・ゴールド【2%】 |
10位 | – | その他【3%】 |
参考:Global Automotive 2021 Color Popularity Report|AXALTA COATING SYSTEMS
ホワイト、ブラック、シルバーといったベーシックな色が上位を占めており、レッド、グリーン、イエローといっためずらしいカラーの人気は落ち着いています。
車の色の選び方!おすすめは何色?
車の色を選ぶ際の基本は、自分の好きな色を選択することです。人気やリセールバリュー、周囲から見た印象などを考慮した選び方もありますが、自分が好きな色であれば、車を見るたび気分があがり、満足度が高くなるはずです。
「欲しい車のカラーバリエーションのなかに好みの色がない」「色の見た目にこだわりがない」という方は、色ごとのメリットを考えてみましょう。
グレー・シルバー:キズや汚れが目立ちにくい

画像引用元:LEXUS ‐ IS
グレーやシルバーはキズや汚れ、雨粒の跡が目立ちにくいことから、洗車をする機会が少ない方におすすめです。どちらの色も落ち着いた印象の色であり、さまざまな車種でラインナップされています。

日本ではあまり多くないグレーの車ですが、「アクサルタ」が2021年に発表したデータでは、ヨーロッパにおいてグレーが最も人気な色となっているんです!
ホワイト・ブラック:人気があって高く売れやすい

「アクサルタ」が発表した車の色の人気ランキングで1位のホワイト、2位のブラックは定番の色であり、リセールバリューが高いことが特徴です。
購入した車を売却する際の買取価格または下取り価格のこと。リセールバリューが高い車は高値で買取をしてもらえるため、売却の際にお得に感じられる。
多くの人にニーズがある色は、人気ランキング下位の色より売れやすい傾向があることから、比較的高値で買取をしてもらえる可能性があります。
ホワイトやブラックの注意点は、グレーやシルバーよりも汚れが目立ちやすい点です。パールなど光沢感のある素材が含まれていない「ソリッドカラー」は特に目立ちやすいです。キズや汚れを少しでも目立たせたくないときは、パールホワイトやエフェクトブラックを選択するとよいでしょう。
車種のイメージカラー:人とかぶりにくい

画像引用元:N-ONE|Honda公式サイト
CMやカタログで使用されている車のイメージカラーは、個性的な色が多いです。
・ホンダ N-ONE:フレームレッド
・スズキ ジムニー:キネティックイエロー
・スズキ アルト:ダスクブルーメタリック
・スバル BRZ:ブルー・パール
・トヨタ ライズ:ターコイズブルーマイカメタリック
ホワイトやブラックと比較すると人気は控えめで生産数も少ないため、人とかぶりにくいという特徴があります。色が目立つ車は、商業施設や職場などの広い駐車場で見つけやすい点もメリットです。
【番外編】シルバーや膨張色は事故率が低い?

画像引用元:トヨタ アクア | トヨタ自動車WEBサイト
ニュージーランドのオークランド地域で1998年~1999年に行われた調査では、車の色と事故率の関係が結果としてまとめられています。以下の調査結果は、事故の症例数が最も多い「ホワイト」を1として、ほかの車の色との事故率を比較した表です。
■オークランドにおける車の色と自動車事故の関連
車の色 | 事故率(%) |
ブラウン | 2.1 |
ブラック | 2.0 |
グリーン | 1.8 |
ブルー | 0.9 |
イエロー | 0.8 |
レッド | 0.7 |
グレー | 0.6 |
シルバー | 0.4 |
参考:Car colour and risk of car crash injury: population based case control study – PMC
この調査において最も事故率が低い色はシルバーですが、その要因として、シルバーは光が反射しやすい色であり、ほかのドライバーが認識しやすいからと考えられます。
また、実際のものよりも大きく見える「膨張色」の場合、車が大きく見えることや夜間でも視認性が高いことから、事故率が低くなるといえます。膨張色とは、ホワイト、ベージュ、イエローなどの明るい色や淡い色のことです。
ただし、事故率は車の色だけで決まるものではありません。ドライバー自身が安全運転に配慮するようにしましょう。

より安全に運転をしたいときは、安全をサポートする「先進安全装備」と呼ばれる機能が搭載された車がおすすめです!
まとめ
・日本で人気の車の色は「ホワイト」
・グレー・シルバーは「キズや汚れが目立ちにくい」
・ホワイト・ブラックは「リセールバリューが高い」
車の色で迷ったときは、人気ランキング上位のホワイト、ブラック、シルバーのいずれかを選ぶと後々メリットを感じられます。上記の3色は多くの車種でラインナップされているカラーであるため、どの車種でもいずれかの色を選択できるはずです。
車の色にこだわりがなくても、洗車をする機会が少ない方はグレーやシルバーがおすすめです。手放したときのことも考えたいのであれば、ホワイトやブラックの選択をするとよいでしょう。
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