日産 ノートは、全グレードでe−POWERを搭載したコンパクトカーです。高い燃費性能や充実した機能、小回りの効くサイズ感などが人気の理由です。グレードによっては、安全機能だけではなく高級感のある仕様や走りに特化した仕様など、幅広いラインナップが用意されています。
本記事では、ノートのグレードごとの特徴や違い、おすすめのグレードを解説します。
この記事でわかること
- ノートのグレード一覧
- ノートのグレードの種類と特徴
- ノートでおすすめのグレード

先代ノートや高級モデルもあわせて紹介します!
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
日産 ノートのグレードは4つ|全て「e-POWER」搭載

画像引用元:【公式】日産 ノート|外観・デザイン
2020年12月から、第3世代へとモデルチェンジした日産 ノート。全グレード共通でe-POWERのみの設定となった点が大きな変更点です。現段階では、大きく分けて4グレードが販売されています。
・「S」コスパが優れたグレード
・「X」標準装備が充実!オプションでプロパイロットも搭載可
・「AUTECH」上質さとスポーティをあわせ持つ最上位グレード
・「AUTECH CROSSOVER」AUTECHのクロスオーバーモデル
なお、全てのグレードにおいて4輪駆動の仕様が用意されています。
ノートの4輪駆動は一味違う!

画像引用元:【公式】日産:ノート|e-POWER 4WD
ノートの4輪駆動は「e−POWER 4WD」という電動式の仕様です。前輪だけでなく後輪にも大型のモーターが搭載されているため、雪道などに強いだけでなく都市部や高速道路、ワインディングでも安定して走れます。それを実現できるのは、日産が独自で開発したモーター制御技術があるからです。前輪と後輪を電動で制御することによって、加速・減速を意のままに操作でき、安定感のある走行が可能になります。
また「e−POWER 4WD」は、高速走行でも威力を発揮します。前後のモーターの出力を瞬時に調整できるため、カーブを曲がるときや合流をするときなどに、走行時の力強さや快適さ、乗り心地のよさを感じられるでしょう。
「NISSAN e-POWER」の魅力とは?
・モーターで心地よい走行感
・静かな室内空間
・ワンペダル走行で疲労感を軽減
「NISSAN e−POWER」は、日産が独自に開発したハイブリッドシステムです。まるで電気自動車のようなモーターでの走行感で心地よいドライブを楽しめます。モーター走行であるため、アクセルを踏み込んだ瞬間に反応するほど、動き出すまでのレスポンスが短く感じられます。そのため、スムーズな加速・減速によって、思い通りの走行を楽しめるでしょう。
走行中にエンジンが作動していないときは、驚くほど静かな室内空間を実現できます。街なかはもちろんのこと、高速道路を走行中でも、路面状況にあわせてエンジン始動のタイミングを調整するため、エンジン音を感じる機会が少ない仕様になっています。
また、ワンペダル走行という、アクセルペダルで加速も減速も調整可能なシステムが搭載されています。アクセルペダルとブレーキペダルを踏み変える回数が少なくなるため、運転時の疲労感軽減に役立ちます。

急な減速の際にアクセルペダルを離しても、自然な減速ができるような配慮もされているため、不快感を感じることはないでしょう。
日産 ノートのグレードごとの違い
グレード | 燃費(WLTCモード) (2WD・4WD) | 新車価格 (2WD・4WD) | 中古価格 (2WD・4WD) |
S | 28.4km/L・23.8km/L | 2,033,900円・ 2,292,400円 | 175〜255万円・ 208〜250万円 |
X | 28.4km/L・23.8km/L | 2,211,000円・ 2,469,500円 | 179〜303万円・ 206〜305万円 |
AUTECH | 28.4km/L・23.8km/L | 2,543,200円・ 2,801,700円 | 209〜307万円・ 266〜330万円 |
AUTECH CROSSOVER | 28.4km/L・23.8km/L | 2,576,200円・ 2,834,700円 | 271〜326万円・ 227〜327万円 |
※2022年11月現在
※中古車販売店の相場価格(相場はドアの仕様が異なるグレードや年式の車を含む)
「S」はコスパが優れたグレード

画像引用元:【公式】日産 ノート|価格・グレード
・低燃費のハイブリッド車を低価格で購入できる
・エントリーグレードから「e−POWER」を体感できる
価格重視のエントリーグレードである「S」は、上位グレードと同様の水冷直列3気筒のエンジンとモーターを組み合わせた「e−POWER」を搭載しています。そのため、WLTCモードで28.4km/Lという高い燃費を持っています。
価格重視のグレードであるため、装備は簡素化されていますが、車両本体価格が200万円台前半で燃費性能の高いハイブリッド車が購入できるのはメリットといえます。
ただし、後席シートのリクライニング機能やドアロックと連動したドアミラーの開閉機能は、オプションでも設定ができないため、必要な人はグレードを変更する必要があります。
・インテリジェントキー:キーを身につけている状態なら、ドアについているスイッチを押すだけで、ドアロックの開閉ができる機能
・インテリジェントルームミラー:車体の後ろに取りつけたカメラで後方の様子を写し、その画像を提供する液晶モニターをルームミラーに搭載し、シーンに応じて液晶モニターとミラーとを任意に切り替えられるルームミラー
後側方衝突防止支援システム、後側方車両検知警報、後退時車両検知警報などの安全装備はすべてのグレードでオプションとなります。

「S」はコスパを重視する人におすすめです!
「X」は標準装備が充実!オプションでプロパイロットも搭載可

画像引用元:【公式】日産 ノート|価格・グレード
・運転支援技術のプロパイロットをオプションで搭載できる
・ドアロック連動格納機能つきのドアミラーなどの快適性がアップ
「S」ではオプションでも設定ができなかった「プロパイロット」という、運転支援技術が「X」では搭載できます。プロパイロットには、先行車との車間距離を保持する機能や車線の中央付近を走行するハンドルアシストなどの、運転をアシストする機能が充実しています。
プロパイロットでは、道路情報から道路の標識や特性の情報を収集し、走行路にあわせて加減速をアシストする機能である「ナビリンク機能」の有無を選択可能です。より安全にプロパイロットでドライブを楽しみたい人はナビリンク機能つきをおすすめします。

後席シートのリクライニング機能やドアロック連動格納機能つきのドアミラーなどの快適性や、プロパイロット機能が欲しい人におすすめのグレードです!
「AUTECH」は上質さとスポーティさをあわせ持つ最上位グレード

画像引用元:【公式】日産 ノート|価格・グレード
・LEDヘッドライトが標準装備
・フロントグリルやバンパーなどにメッキの装飾
・AUTECH専用の16インチアルミホイールが装備
上質さとスポーティーさをあわせ持つ、高級感のあるグレードです。室内空間もアップグレードされており、AUTECH専用のブルーステッチが施されたシートや本革巻ステアリングなど、インテリアにも高級感が与えられています。

上質な空間や洗練されたエクステリアの車をお求めの人におすすめです!
「AUTECH CROSSOVER」はクロスオーバーモデル

画像引用元:【公式】日産 ノート|価格・グレード
・上質な仕上がりのクロスオーバーSUV
・最低地上高が25mmアップ
・専用チューニングサスペンションで高い走行性能
「AUTECH CROSSOVER」は、専用の前後ホイールアーチやサイドシルプロテクター、ルーフモール、16インチアルミホイールなどの足元に力強さを感じるデザインで、SUVのような印象が引き立つ仕様です。AUTECHとの新車価格の差は3.3万円であるため、好みによって選択しやすい価格設定になっています。

SUVテイストなモデルをお求めの人におすすめです!
日産 オーラはノートの上位モデル

画像引用元:【公式】日産 オーラ|外観・デザイン
・先進的な曲線美を持つエクステリア
・こだわり尽くした上質な内装
ノートのグレード違いではありませんが、ノートのXグレードよりも、さらに上質な装備を整えたモデルが「オーラ」です。先進的な曲線のシルエットと、こだわり尽くした上質な内装、独自のテクノロジーで奏でるサウンドシステムなど。安心・安全のナビリンク機能つきプロパイロットも搭載可能です。

AUTECHよりも高級感を追求する人におすすめです!
オーラにはスポーツグレードの「NISMO」

画像引用元:【公式】日産 オーラ NISMO|価格・グレード
・ダイナミックな走行が楽しめる洗練されたデザイン
・見た目だけではなく、機能面もスポーツグレードにふさわしい仕様
オーラNISMOには、専用チューニングが施された第2世代のe-POWERと、新設定された「NISMO」モードで、ノーマルのオーラよりもスポーティな走りが味わえます。先進テクノロジーを感じさせる洗練されたデザインやロー&ワイドなフォルムでダイナミックな走行を楽しめるモデルです。オプションでスポーツシートを選択できるなど、見た目だけではなく機能面までスポーツグレードにふさわしいといえます。

スポーツグレードの疾走感を味わいたい人におすすめです!
ノートでおすすめのグレードは「X」

グレードの選び方で迷った人は、グレード別の売上割合1位の「X」がおすすめです。ノートを購入した人のうち、2021年時点で8割以上の人が「X」を選択しています。「S」よりも上位モデルなため、価格は比較的高めですが、ナビリンク機能つきのプロパイロットを選択できます。購入者の40%を超える人がナビリンク機能つきのプロパイロットを選択(※)するほど、評価されています。

ボディカラーはピュアホワイトパールが1番人気です!
旧モデルでおすすめのグレードもチェック
第2世代のノートはモーターが搭載されていないガソリン車のみの仕様も用意されていました。第2世代でおすすめのグレードを2つ紹介します。
高級グレードの先代「e-POWER メダリスト」は狙い目

・S、Xよりも上位の高級グレード
・LEDヘッドライトフォグランプが標準装備
・中古車であれば、予算内に収まる可能性もある
上位グレードにふさわしいフロントメッキバンパーや本革巻きステアリングなど、高級感のある仕上がりになっています。AUTECHのようなスポーティさというよりは、上質さや力強さが高められた印象が強いです。

予算を抑えて高級グレードに乗りたい人におすすめです!
「NISMO」は走りに徹したスポーツグレード

・走りに特化したスタイル
・ガソリンとe-POWERを選択できる
・マニュアルトランスミッションを搭載の「NISMO S」
マニュアルトランスミッションを搭載した「NISMO S」は、2022年11月時点では、現行のモデルには存在しないので、中古車を探すしかありません。マニュアルならではの走行性能で、走りを楽しみたい人におすすめです。
「グレードやオプション内容を確認しながら中古車を探すのは大変」という人には、カーセブンの「車お探しコンシェルジュ」がおすすめです。

お探しから購入まで、カーセブンがサポート!ご希望に沿った車をお探しします!
よくある質問
4つのグレードがあります。
- 「S」コスパが優れたグレード
- 「X」標準装備が充実!オプションでプロパイロットも搭載可
- 「AUTECH」上質さとスポーティをあわせ持つ最上位グレード
- 「AUTECH CROSSOVER」AUTECHのSUVモデル
「AUTECH」は上質さとスポーティさをあわせ持つ最上位グレードです。LEDヘッドライトが標準装備されている点やフロントグリルやバンパーなどにメッキの装飾、AUTECH専用の16インチアルミホイールが装備されている点が下位グレードと異なります。
グレード別の売上割合1位の「X」がおすすめです。ノートを購入した人のうち、2021年時点で8割以上の人が「X」を選択しています。「S」よりも上位モデルなため、価格は比較的高めですが、ナビリンク機能つきのプロパイロットを選択できます。購入者の40%を超える人がナビリンク機能つきのプロパイロットを選択するほど、評価されています。
ノートのXグレードよりも、さらに上質な装備を整えたモデルが「オーラ」です。ノートのグレード違いではありません。先進的な曲線のシルエットと、こだわり尽くした上質な内装、独自のテクノロジーで奏でるサウンドシステムなど。安心・安全のナビリンク機能つきプロパイロットも搭載可能です。
2022年11月時点ではありません。先代のモデルを購入するには中古車を検討するしかありません。中古車であれば、高級グレードでも予算内に収まる可能性もあるためおすすめです。
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ご相談・ご質問だけでもお気軽に!