カローラツーリングの燃費は、ハイブリッド車が24.9~29.5km/L、ガソリン車が17.8~19.1km/Lです(WLTCモード)。ハイブリッド車は、ステーションワゴンのなかでは燃費がよく、機能性と燃費性能を兼ね備えた車といえるでしょう。
そこで今回は、カローラツーリングの燃費と特徴、競合車となる3車種の燃費を紹介します。
この記事でわかること
- カローラツーリングの燃費
- カローラツーリングの競合車「MAZDA6 WAGON」「シャトル」「レヴォーグ」」の燃費
- 新車と中古車で迷ったときの選び方
目次
カローラツーリングの燃費

カローラツーリングとは「カローラシリーズ」の一種で、ステーションワゴンです。ステーションワゴンは荷室空間が広く、たくさんの荷物を載せられる点がメリットです。
カローラツーリングのカタログ燃費
カローラツーリングは2019年10月に発売された車です。ここでは、2022年10月から販売されているモデルのカタログ燃費を紹介します。
■カローラツーリングのカタログ燃費
車種 |
グレード名 | 燃費 (WLTCモード) |
カローラツーリング (ハイブリッド) |
W×B | 【2WD】27.3km/L 【4WD】24.9km/L |
G | 【2WD】29.3km/L 【4WD】27.5km/L |
|
X | 【2WD】29.5km/L 【4WD】27.8km/L |
|
カローラツーリング (ガソリン) |
W×B | 【2WD】17.8km/L |
G | 【2WD】19.0km/L | |
X | 【2WD】19.1km/L |
ハイブリッドは24.9~29.5km/L、ガソリン車は17.8~19.1km/Lの数値です。カローラツーリングは、ステーションワゴンのなかでは燃費のよい車種であり、ガソリン代を節約したい方に魅力的な性能といえるでしょう。
競合車種・関連車種との燃費比較
カローラツーリングは、国内メーカーのステーションワゴンと比較されることが多いです。代表的なステーションワゴンの「MAZDA6 WAGON」「シャトル」「レヴォーグ」と比較してみましょう。
■カローラツーリングと競合車の燃費比較
車種 | 燃費 (WLTCモード) | 燃費 (各走行モード) |
トヨタ カローラツーリング X (ハイブリッド) | 29.5km/L | 市街地モード:28.1km/L 郊外モード:33.1km/L 高速道路モード:28.2km/L |
トヨタ カローラツーリング X (ガソリン) | 19.1km/L | 市街地モード:13.6km/L 郊外モード:19.9km/L 高速道路モード:22.4km/L |
マツダ MAZDA6 WAGON XD (ディーゼル) | 17.8km/L | 市街地モード:14.0km/L 郊外モード:17.4km/L 高速道路モード:20.5km/L |
マツダ MAZDA6 WAGON 20S (ガソリン) | 15.0km/L | 市街地モード:11.7km/L 郊外モード:15.4km/L 高速道路モード:17.2km/L |
ホンダ シャトル HYBRID・Honda SENSING (ハイブリッド) | 25.2km/L | 市街地モード:20.6km/L 郊外モード:27.1km/L 高速道路モード:26.8km/L |
ホンダ シャトル G Honda SENSING (ガソリン) | 19.4km/L | 市街地モード:14.4km/L 郊外モード:20.3km/L 高速道路モード:22.1km/L |
スバル レヴォーグ GT (ガソリン) | 13.7km/L | 市街地モード:10.2km/L 郊外モード:14.4km/L 高速道路モード:15.6km/L |
※いずれもベースグレード(エントリーモデル)、2WDで比較
競合車と比較しても、ハイブリッド車のカローラツーリングは燃費性能の高いことがわかります。燃費のみで見るとカローラツーリングは魅力的ですが、競合車にも独自の性能や魅力的なポイントがあります。デザインや性能を知りたい方は「カローラツーリングの競合車種」をチェックしてみてください。
「カローラシリーズ」には、合計6種類のタイプがあります。それぞれの燃費はこちらのとおりです。
■カローラシリーズの燃費比較
車種名 | 燃費 (WLTCモード) |
カローラスポーツ (コンパクト) | 【ハイブリッド】 27.2~30.0km/L 【ガソリン】 17.2~18.3km/L |
カローラアクシオ (セダン) | 【ハイブリッド】 27.8km/L 【ガソリン】 15.6~19.8km/L |
カローラ (セダン) | 【ハイブリッド】 25.3~30.2km/L 【ガソリン】 18.1~19.4km/L |
カローラフィールダー (ワゴン) | 【ハイブリッド】 27.8km/L 【ガソリン】 15.6~19.8km/L |
カローラクロス (SUV) | 【ハイブリッド】 26.2km/L 【ガソリン】 14.4km/L |
※2022年12月現在のモデルを参考
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カローラツーリングの燃費を向上させるポイント
車の燃費を向上させるポイントは、こちらの2つです。
- 定期的なメンテナンスを行う
- アクセル・ブレーキはゆるやかに踏む
燃費の向上に役立つメンテナンスには、エンジンオイルの交換やタイヤの空気圧の調整があります。これらのメンテナンスを長期間行わないまま走行すると、燃費は悪化します。いずれもディーラーやカー用品店などで依頼できるため、定期的にメンテナンスをしましょう。

タイヤの空気圧は、最低でも1か月に一度のチェックが望ましいです。ガソリンスタンドに設置された充填機は、無料で利用できるものもありますよ!
急発進や急ブレーキといった「急」のつく運転は、燃料を多く使用します。アクセルやブレーキをゆるやかに踏むよう心がけましょう。
荷物がたくさん積み込める点はカローラツーリングの魅力ですが、重量のある状態で走行すると燃費が悪化する可能性があります。不要な荷物は降ろすなど対策をしてみてください。

燃費を重視するなら、ハイブリッドのカローラツーリングがおすすめです!
カローラツーリングの維持費をシミュレーション
ここでは、カローラツーリングの年間・月間維持費の一例を紹介します。
■カローラツーリングの維持費の一例
車種名 | カローラツーリング (ハイブリッド) | カローラツーリング (ガソリン) |
グレード・仕様 | X 2WD | X 2WD |
ガソリン代 | 64,407円 (燃費29.5km/L) | 83,770円 (燃費19.1km/L) |
自動車税 | 39,500円 (1,797cc) | 34,500円 (1,490cc) |
任意保険 | 約26,000円~ | 約26,000円~ |
車検法定費用 | 自賠責保険:12,700円 自動車重量税:24,600円 (エコカー減税の考慮なし) 印紙税:1,200円 | 自賠責保険:12,700円 自動車重量税:24,600円 印紙税:1,200円 |
車検点検料金 | 約62,000円~ | 約62,000円~ |
メンテナンス 消耗品費用 | 約10,000円 | 約10,000円 |
年間維持費合計 | 約240,407円 | 約254,700円 |
月間維持費合計 | 約20,034円 | 約21,231円 |
※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン160円/Lで計算
※任意保険は現在11等級、車両保険ありで計算。任意保険は補償内容によって変動します。
※2019年10月1日以降の購入として計算
ハイブリッド、ガソリンともに毎月約20,000円の維持費がかかります。
シミュレーションはあくまでも一例です。高速道路や駐車場を利用する方は、利用料金を上乗せして考えてみましょう。車検の際に消耗品を交換する場合は、そのぶんの料金がプラスされます。
車の状態、ライフスタイルにあわせてシミュレーションすることをおすすめします。
カローラツーリングの魅力
燃費のよいカローラツーリングですが、ほかにもさまざまな魅力があります。
広いラゲッジスペース

ステーションワゴンであるカローラツーリングは、荷室にたくさんの荷物を積み込めることが特徴です。
2列シートで392L、シートを倒せば802Lの空間を確保できるため、旅行やアウトドアなど荷物が多いドライブも安心です。
競合車と比較するとスペースの小さい車種とはなりますが、セダンやコンパクトカーと比較して荷室が広いことはステーションワゴンならではのメリットといえます。
快適で安定した乗り心地
カローラツーリングは、「TNGAプラットフォーム(低重心パッケージ)」を採用していることから、横揺れが少なく安定した走行ができます。さらに、高剛性ボディの採用で静粛性も高まっており、快適にドライブを楽しめます。
ハイブリッドの4WDモデルでは、滑りやすい路面の走行にも対応しており、雪道の運転も安心感が得られるでしょう。
カローラツーリングの競合車種
ここでは、カローラツーリングの競合車「MAZDA6 WAGON」「シャトル」「レヴォーグ」の特徴を紹介します。
マツダ:MAZDA6 WAGON

マツダ MAZDA6 WAGONは、ガソリン車、ディーゼル車の2タイプがあるステーションワゴンです。ガソリン車は14.2~15.0km/L、ディーゼル車は17.0~17.8km/Lと大きな差はありません。MAZDA6 WAGONの場合、ディーゼル車のほうが燃費はよく、1リットルあたりの燃料代は軽油のほうが安く、節約につながる可能性があります。
外観は、全長4.8mの流れるような美しいボディが特徴的です。全高は1.48mと低めで、1.5mの制限がある機械式の駐車場を利用することもできます。
2019年8月から「MAZDA6 WAGON」の名称になりましたが、以前は「アテンザワゴン」として発売されていました。車両本体価格を少しでも抑えて購入したい方は、MAZDA6 WAGONに加えて、アテンザワゴンの中古車から探してみるのもよいでしょう。
■MAZDA6ワゴンの情報
排気量 | 【ディーゼル】 2,188cc 【ガソリン】 1,997cc 2,488cc |
乗車人数 | 5人 |
寸法 | 全長4,805mm 全幅1,840mm 全高1,480mm |
室内寸法 | 長さ1,930mm 幅 1,550mm 高さ1,170mm |
荷室空間(VDA法) | 【シートを倒さない状態】 506L |
※中古車販売店の相場価格(グレードや年式が異なる車を含む)
ホンダ:シャトル

ホンダ シャトルは、ハイブリッド車、ガソリン車の2タイプがあるステーションワゴンです。ハイブリッド車には「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ばれるシステムが搭載されており、燃費性能を高めながらも力強い走行ができます。
e:HEV搭載のシャトルは、20.4~25.2km(WLTCモード)と本記事で紹介する競合車のなかでは特に燃費がよいことが特徴です。アクセルを踏めばダイレクトな加速感が楽しめるため、スポーティーな走行ができます。
ステーションワゴンのなかでは比較的コンパクトなサイズであり、最小回転半径は4.9mと小回りが利き運転しやすいこともひとつの魅力です。
※最小回転半径とは:ハンドルを左右どちらかいっぱいに切って旋回したとき、最も外側にあるタイヤの中心を描く半径のこと
■シャトルの情報
排気量 | 1,496cc |
乗車人数 | 5人 |
寸法 | 全長4,440mm 全幅1,695mm 全高1,545mm |
室内寸法 | 長さ1,925mm 幅 1,450mm 高さ1,290mm |
荷室空間(VDA法) | 【シートを倒さない状態】 570L |
中古車価格相場 | 100~200万円 |
※中古車販売店の相場価格(グレードや年式が異なる車を含む)
スバル:レヴォーグ

スバル レヴォーグは、パワーと快適性を兼ね備えたステーションワゴンです。
ガソリン車のみのラインナップであり、燃費はカローラツーリングのほうがよいですが、搭載されたエンジン「SUBARU BOXER」により走る楽しみを感じられる点は魅力です。
「STI Sport」の名称がつくグレードでは、「ドライブセレクトモード」が搭載されています。スイッチを押すと好みの走行モードに切り替えられて、スポーツカーのような走りから乗り心地を重視した走りまで、好みにあわせて運転できる機能です。
ステーションワゴンとしての機能を使用しながらも、スポーティーな運転を楽しみたい方にレヴォーグがおすすめです。
■レヴォーグの情報
排気量 | 【ガソリン】 1,795cc 2,387cc |
乗車人数 | 5人 |
寸法 | 全長4,755mm 全幅1,795mm 全高1,500mm |
室内寸法 | 長さ1,900mm 幅 1,515mm 高さ1,205mm |
荷室空間(VDA法) | 【シートを倒さない状態】 561L |
中古車価格相場 | 300~500万円 |
※中古車販売店の相場価格(グレードや年式が異なる車を含む)
カローラツーリングは新車と中古車どちらがいい?
新車と中古車で迷ったときは、予算や納期から考えてみましょう。
好みのオプションをつけて乗りたいなら新車
車のオプションのなかでも「メーカーオプション」は、新車注文時にのみつけられる装備であるため、装備にこだわりたい方は新車がおすすめです。
たとえば、先進安全装備はメーカーオプションであり、購入後に後付けできないものもあります。さらに、新しい車のオーナーになれる満足感は、新車だけが味わえるメリットといえます。
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早く手に入れたいなら中古車
2022年12月時点では、新型コロナウイルス感染症や半導体部品の不足により、さまざまな車で納期が遅れています。新車の工場出荷目安は、ガソリン車が2~3か月、ハイブリッド車が4か月程度で、納車まで時間を要することが想定されます。
少しでも早く買い替えたい方、車検の満了日に向けて買い替えたいといった方は中古車がおすすめです。
新車よりも早く入手できる可能性があります。予算など条件をいくつか決めたうえで、中古車販売店に足を運んだりwebサイトで検索したりして、条件にあうカローラツーリングを探してみましょう。

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