CX-3やCX-5など、複数の車種がラインナップするCXシリーズですが、種類が多く「違いがわからない」「どの車種がおすすめなのかわからない」という人もいるでしょう。
CXシリーズは、車種により搭載されているエンジンやボディサイズ、乗車定員などが異なります。自分の求める条件にあう車を選ぶために、まずは各車種の違いを知るところからはじめてみましょう。
この記事でわかること
- ・CXシリーズの「数字」による違い
- ・日本国内・海外で発売されているCXシリーズの特徴
- ・2023年現在未発売のCXシリーズの情報
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
マツダ「CXシリーズ」とは
CXシリーズとは、マツダが販売するクロスオーバーSUVシリーズの名称です。クロスオーバーSUVとは、舗装された路面での走行を前提とした「都市型SUV」を意味します。
「CX-3」「CX-5」など、CXシリーズの数字は車格(サイズや排気量の格付)を表しています。数字が大きいほど車格が高く、2023年4月現在発売されているシリーズでは、CX-8が車格が高いモデルです。
マツダCXシリーズ一覧
生産終了モデル、販売予定モデルを含めると、日本で発売されたCXシリーズは7車種存在します。
各車種で搭載されているエンジンが異なるため、排気量や燃費性能、走行性能にも違いがあります。各車種の詳細を知りたい人は、表内の車種名を選択してチェックしてみてください。
■CXシリーズ一覧表
車種名 | サイズ | 排気量 | 定員人数 | 新車価格 (参考) |
![]() |
スモール商品群 | 【ディーゼル】 1,756cc 【ガソリン】 1,496cc |
5人 | 1,925,000~ 3,289,000円 |
![]() |
スモール商品群 | 【ディーゼル】 2,188cc 【ガソリン】 1,997cc 2,488cc |
5人 | 2,766,500~ 4,170,100円 |
![]() (生産終了モデル) |
ラージ商品群 | 【ガソリン】 2,260cc |
5人 | 2,950,000~ 3,580,000円 |
![]() |
ラージ商品群 | 【ディーゼル】 2,188cc 【ガソリン】 2,488cc |
6人 7人 |
2,994,200~ 5,058,900円 |
![]() |
スモール商品群 | 【ハイブリッド】 1,997cc 【ディーゼル】 1,756cc |
5人 | 2,458,500~ 3,915,980円 |
![]() |
ラージ商品群 | 【PHEV】 2,488cc 【ハイブリッド(ディーゼル)】 3,283cc 【ディーゼル】 3,283cc 【ガソリン】 2,488cc |
5人 | 2,992,000~ 6,264,500円 |
【写真なし】 CX-80 |
ラージ商品群 | 未定 | 未定 (3列シート) |
未定 |
スモール
【CX-3】コンパクトなクロスオーバーSUV

▲スタイリッシュでコンパクトなSUV。マツダらしい上品でスマートなデザインが光る
CX-3は、2015年2月から発売している車種です。
CXシリーズのなかではボディサイズが最も小さく、「コンパクトSUV」に区分されます。横幅は小さめの1.76~1.78mであり、ボディが大きな車と比較して運転しやすい点がメリットです。
CX-3のなかでも「15S(2WDモデル)」は、車両本体価格が192万円代からとシリーズ内ではリーズナブルな価格設定です。できるだけリーズナブルな車から選びたい人は、中古車を含めCX-3から探すとよいでしょう。
CX-3は2021年11月にマイナーチェンジを実施しています。マップや音楽などのシステムを利用できる「マツダコネクト」のディスプレイが、7インチから8インチへと拡大しました。ほかにも、ボディカラーと特別仕様車の追加、スマホを置くだけで充電できる「Qi(チー)」がオプション設定で選べるといった改良が行われています。
最新の機能を搭載したCX-3に乗りたい人は、マイナーチェンジ後のモデルから選択するとよいでしょう。
■CX-3の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ディーゼル】 1,756cc 【ガソリン】 1,496cc |
寸法 | 全長:4,275mm 全幅:1,765~1,780mm 全高:1,550mm |
室内寸法 | 長さ:1,810mm 幅 :1,435mm 高さ:1,210mm |
最低地上高 | 160mm |
燃費(WLTCモード) | 【ディーゼル】 19.0~23.2km/L 【ガソリン】 15.7~17.0km/L |
中古車相場価格 | 120万〜190万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
CX-3はこんな人におすすめ
・コンパクトなSUVが欲しい
・1~2人で乗る機会が多い
立体駐車場やコインパーキングなどの利用機会が多い人は、コンパクトSUVのほうが便利に感じるでしょう。利用する駐車場の横幅や高さ制限を確認しておくと安心です。
CX-3の乗車定員は5人ですが、後部座席のスペースはほかの車種と比較してコンパクトであることから、2人以内で乗る機会が多い方におすすめです。
スモール
【CX-5】シリーズ内で最も人気が高いモデル

▲ミドルサイズが「ちょうどいい」CX-5。1~2人はもちろん家族で乗る車としても向いている
CX-5は、2012年2月から発売している車種です。
CX-5はシリーズ内でも、人気が高い車種であることが特徴です。一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表する「乗用車ブランド通称名別順位」では、2022年の新車販売台数でCXシリーズ内トップとなりました。
CX-5は、1,997cc(20S)と2,488cc(25S)の2つのガソリンエンジンと、2,188cc(XD)のディーゼルエンジン、合計3種類のエンジンがラインナップします。そのなかでも数種類のグレードがあり、機能や装備が異なるため、CX-5を選ぶときはエンジンの性能や排気量、装備などから比較してグレードを選ぶとよいでしょう。
2021年12月にマイナーチェンジを実施したCX-5は、「Mi-Drive(ミードライブ)」を採用しました。これにより、「ノーマルモード」「スポーツモード」「オフロードモード」の切り替えが可能となり、路面などの状況にあわせて運転できます。
CX-5は人気が高いぶん、中古車市場にある台数は比較的多いことが特徴です。そのため、ほかのCXシリーズと比較すると、価格や車の状態など条件にあう1台を見つけやすいでしょう。
■CX-5の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ディーゼル】 2,188cc 【ガソリン】 1,997cc 2,488cc |
寸法 | 全長:4,575mm 全幅:1,845mm 全高:1,690mm |
室内寸法 | 長さ:1,890mm 幅 :1,540mm 高さ:1,265mm |
最低地上高 | 210mm |
燃費(WLTCモード) | 【ディーゼル】 16.6~19.5km/L 【ガソリン】 13.0~14.6km/L |
中古車相場価格 | 170万〜290万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
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CX-5はこんな人におすすめ
・市街地だけではなくオフロードの走行もしたい
・キャンプやアウトドアなどのアクティビティが好き
・コンパクトSUVよりもボディの迫力も重視したい
・4~5人で乗る機会もある
ソロはもちろん、家族・友人などとのキャンプも充分に楽しめる1台。CXシリーズのなかでは最低地上高が210mmと高めで、オフロードを走りたい人にも向いています。
ラージ
【CX-7】2011年に生産終了したスポーティなSUV

CX-7は、2006年~2011年に発売されていた車種です。
スポーツカーとSUVの特徴をあわせもつ「スポーツクロスオーバーSUV」をコンセプトに発売していました。
過去のモデルであることから、現在発売中のCXシリーズとは大きく異なるデザインが特徴です。横幅1.87mと北米仕様でCX-8よりも大きく、ボディの迫力を感じられます。
すでに生産終了しているため、購入するのであれば中古車から探すことになります。さらに、生産終了から10年以上経過しており中古車市場の台数も少なく、ほかのCXシリーズから探すのがおすすめです。
■CX-7の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 2,260cc |
寸法 | 全長:4,695mm 全幅:1,870mm 全高:1,645mm |
室内寸法 | 長さ:2,010mm 幅 :1,535mm 高さ:1,225mm |
最低地上高 | ー |
燃費(JC08モード) | 8.8~9.0km/L |
中古車相場価格 | 50万〜100万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
CX-7はこんな人におすすめ
現在発売されているCXシリーズと比較すると、中古車価格は安めに設定されているため、安く車を購入したい人に向いています。
しかし新規登録から13年以上経過している車は、自動車税種別割や自動車重量税が重課されるため、各種税金が通常より高額になる点を把握しておきましょう。
税金やメンテナンス費用、燃費を考慮する場合は、年式が新しいほかのCXシリーズの検討をおすすめします。
ラージ
【CX-8】ファミリー向けの3列シートが特徴

▲見た目の高級感、サイズで存在感を出すCX-8。高級志向なSUVが欲しい人におすすめ
CX-8は、2017年12月から発売している車種です。
2023年現在発売するCXシリーズのなかでは、唯一の3列シートで6人または7人仕様から選択できます。ボディサイズは長さ4.9m超と大きいながらも、美しいデザインが魅力です。
排気量は、ガソリンエンジンの2,488cc(25S)、ディーゼルエンジンの2,188cc(XD)と大きく、力強い走りを楽しめます。
CX-5同様、路面や走行状況にあわせてモードを変更できる「Mi-Drive」が搭載されています。未舗装路や悪路、高速道路など、さまざまな道路状況で運転する機会がある人にとって、CX-8の機能性やエンジンのパワーは魅力的に感じられるでしょう。
■CX-8の概要
乗車人数 | 6人 7人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ディーゼル】 2,188cc 【ガソリン】 2,488cc |
寸法 | 全長:4,925mm 全幅:1,845mm 全高:1,730mm |
室内寸法 | 長さ:2,690mm 幅 :1,540mm 高さ:1,250mm |
最低地上高 | 200mm |
燃費(WLTCモード) | 【ディーゼル】 15.4~15.8km/L 【ガソリン】 11.6~12.4km/L |
中古車相場価格 | 200万〜400万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
CX-8はこんな人におすすめ
・家族で乗るためのSUVが欲しい
・5人以上でドライブする機会がある
・高級感のあるSUVが欲しい
日本国内で発売するCXシリーズのなかで6人、7人乗りが選べるのはCX-8のみです。家族や乗車する人数によって車種を選ぶのもよいでしょう。
スモール
【CX-30】ハイブリッドエンジンを搭載したモデル

▲燃費性能、環境性能を向上させたエンジンを搭載したCX-30。ハイブリッドならではの走りを楽しめる
CX-30は、2019年10月から発売している車種です。
CX-30はCX-3と似たサイズですが、新世代モデルとしての位置づけであり、エンジンの性能などに違いがあります。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに加えて、マイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」を採用しており、従来のエンジンよりも爽快な加速感を楽しめます。M Hybridは、発進時にモーターがエンジンをアシストするため乗り心地が快適で、運転操作の質を高めてくれることが特徴です。
ボディサイズはCX-3と似たコンパクトなタイプですが、全長が4.4m近くと若干長い点が異なります。また、リヤのデザインは大きく異なるため、見た目を比較して選ぶのもよいでしょう。
■リヤデザインの違い
![]() CX-30 | ![]() CX-3 |
画像引用元:MAZDA CX-30|グレード・価格 – ディーゼル/ガソリンラインナップ|マツダ/MAZDA CX-3|グレード・価格 – ラインナップ|マツダ
■CX-30の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ハイブリッド】 1,997cc 【ディーゼル】 1,756cc |
寸法 | 全長:4,395mm 全幅:1,795mm 全高:1,540mm |
室内寸法 | 長さ:1,830mm 幅 :1,490mm 高さ:1,210mm |
最低地上高 | 175mm |
燃費(WLTCモード) | 【ハイブリッド】 15.5~18.5km/L 【ディーゼル】 18.7~19.5km/L |
中古車相場価格 | 210万〜280万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
CX-30はこんな人におすすめ
・コンパクトなSUVが欲しい
・最大4人で乗車する機会が多い
ガソリンのマイルドハイブリッドシステムを搭載しているのは、CX-30のみです。ハイブリッドエンジンならではの加速感や運転の快適性を楽しみたい人は、CX-30に試乗して乗り心地を体験してみるとよいでしょう。
ラージ
【CX-60】プラグインハイブリッドもラインナップ

▲オフロードの走行性能を高めたCX-60。未舗装路、雪道の悪路を走る機会がある人におすすめ
CX-60は、2022年9月から発売しているシリーズ内では比較的新しい車種です。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、ディーゼルを燃料とするハイブリッドエンジンに加え、PHEV(プラグインハイブリッド)エンジンを搭載したグレードもあることが特徴です。マツダ車で初めてPHEVモデルを採用したのは、CX-60となりました。
ハイブリッドカーに、外部からバッテリーに充電できるシステムを搭載した車のこと。燃料を使用しなくても、外部から充電した電気のみで走行もできる。
CX-60は、4WD車に後輪駆動ベースの「i-ACTIV AWD」を搭載しています。これにより駆動力が路面に伝わりやすく、雪道などの滑りやすい道路での安定性、高速道路での直進安定性を確保しています。
ディーゼルエンジンを搭載するモデルは、排気量が3,283ccと大きくパワフルな走りを実感できるでしょう。マイルドハイブリッドシステムでは「M Hybrid Boost」を搭載し、燃費性能も向上しています。
■CX-60の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FR) 4WD |
排気量 | 【PHEV】 2,488cc 【ハイブリッド(ディーゼル)】 3,283cc 【ディーゼル】 3,283cc 【ガソリン】 2,488cc |
寸法 | 全長:4,740mm 全幅:1,890mm 全高:1,685mm |
室内寸法 | 長さ:1,910mm 幅 :1,550mm 高さ:1,215~1,230mm |
最低地上高 | 175~180mm |
燃費(WLTCモード) | 【PHEV】 14.6km/L 【ハイブリッド(ディーゼル)】 21.0~21.1km/L 【ディーゼル】 18.3~19.8km/L 【ガソリン】 13.0~14.2km/L |
中古車相場価格 | 380万〜530万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
CX-60はこんな人におすすめ
・高級感や迫力のあるSUVに乗りたい
・パワーのある走りを実感したい
CX-60は、CX-8より少し小さいサイズ感ですが、フロント部分が長く伸びたロングノーズのデザインで迫力を感じられます。街中で映えるスタイリッシュなSUVが欲しい人におすすめです。
【CX-80】日本でも発売予定のモデル
CX-80は、日本と欧州をメインに導入が予定されている車種です。
2021年10月に「2022年以降導入予定のクロスオーバーSUV商品群」としてマツダが発表しましたが、詳細なデザインや発売予定日などは明かされていません。
現時点では、サイズが大きい「ラージ商品群」で3列シート仕様といった概要のみの発表となっており、今後の発表が待たれます。
海外向けモデルのCXシリーズ
マツダは日本の自動車メーカーではありますが、中国や北米などの海外でも「CX」の名称がついた車種が発売されています。
日本国内で発売されているCXシリーズとは異なるデザインやコンセプト、名称となっています。海外向けモデルは日本国内では購入できませんが、ここでは画像と特徴を見ていきましょう。
【CX-4】中国でカーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデル

CX-4は、2016年6月から中国で発売されている車種です。
2016年11月に「2017年中国カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞、2020年8月に商品改良が行われ現在も発売されています。
【CX-9】北米で2007年から発売中のモデル

CX-9は、2007年から北米で発売されている車種です。3列シート、ミッドサイズクロスオーバーSUVの位置づけとなっています。
アメリカ、カナダの北米戦略モデルとしてリリース、2016年フルモデルチェンジを行い2代目が発売されました。
【CX-50】北米で発売中の無骨なデザインが特徴のモデル

CX-50は、2021年11月に初公開されて、2022年1月から生産がスタートしている車種です。
従来のCXシリーズとは異なる、角張った無骨なデザインが特徴的です。スタイリッシュなクロスオーバーSUVよりも、オフロード感があり個性的なモデルといえるでしょう。
【CX-70】北米向け2列シートのモデル
CX-70は、2021年10月に「2022年以降導入予定のクロスオーバーSUV商品群」として発表された、北米を中心に展開される新しいクロスオーバーSUVです。
ボディサイズはラージ商品群で、ワイドボディの2列シート仕様が発表されていますが、2023年4月現在、デザインや発売予定日などの詳細は未定となっています。
【CX-90】2023年1月に北米で情報公開された新型モデル

CX-90は、2023年1月にアメリカで情報が公開された車種です。
おもな市場は北米となり、同年春からアメリカで導入がスタートされる予定です。
CX-90はCXシリーズのフラッグシップモデルであり、ワイドなボディで3列シート、PHEVモデルもラインナップします。
CXシリーズ以外のマツダSUV
2023年4月現在、マツダではCXシリーズ以外にも2種類のSUVを発売しています。
【MX-30】センターオープン式のドアを採用

▲CXシリーズとは違った特徴のクロスオーバーSUVのMX-30。ミドルサイズのSUVを買うならMX-30も比較対象として入れたい
MX-30は、2020年10月から発売された車種です。
親しみやすさのある外観が特徴的で、フロントのデザインはCXシリーズと大きく異なります。
MX-30もクロスオーバーSUVであり、似た名称であるCX-3やCX-30と比較されますが、違いはMX-30はハイブリッドとEVのラインナップであること、通常とは異なるドアを採用していることです。
MX-30には「フリースタイルドア」と呼ばれる、センターオープン式のドアが運転席側と助手席側に搭載されています。

後部座席側のドアが通常のドアと逆側に開くことで、観音開きのドアになります。
MX-30の派生モデルとして、EV(電気自動車)の「MX-30 EV MODEL」も発売されています。EVであるため、自宅や電気スタンドなどで充電をし、モーターにためた電気のみで走行するのが特徴です。
■MX-30の概要
乗車人数 | 5人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ハイブリッド】 1,997cc |
寸法 | 全長:4,395mm 全幅:1,795mm 全高:1,550mm |
室内寸法 | 長さ:1,835mm 幅 :1,500mm 高さ:1,205mm |
最低地上高 | 180mm |
燃費(WLTCモード) | 【ハイブリッド】 15.1~15.6km/L |
中古車相場価格 | 220~270万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
【フレア クロスオーバー】ポップなデザインの軽自動車SUV

▲個性と機能性をあわせもつ軽SUVのフレア クロスオーバー。2WD車は軽自動車のなかでは高い燃費性能をもつ
フレア クロスオーバーは、個性的なデザインが魅力の軽SUVです。角張ったデザインと丸目のライトがかわいらしく、カラーバリエーションはレッドやグリーン、ブルー、または2トーンカラーから選べます。
フレア クロスオーバーは、スズキ「ハスラー」のOEM車で、メーカーを表すエンブレムを除きデザインはほとんど共通です。
他社で開発したモデルを自社で製造すること。ハスラーを開発・製造するスズキが、「フレア クロスオーバー」としてマツダに供給し販売している
フレア クロスオーバーのエンジンはマイルドハイブリッドシステムを搭載。燃費はWLTCモードで22.6~25.0km/Lであり、燃料代の節約にもつなげられるでしょう。
アウトドアを楽しめる機能も搭載されたフレア クロスオーバーは、キャンプや1~2人の車中泊も楽しめます。
■フレア クロスオーバーの概要
乗車人数 | 4人 |
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
排気量 | 【ハイブリッド】 660cc |
寸法 | 全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,680mm |
室内寸法 | 長さ:2,215mm 幅 :1,330mm 高さ:1,270mm |
最低地上高 | 180mm |
燃費(WLTCモード) | 20.8~25.0km/L |
中古車相場価格 | 120~190万円 |
※中古車販売店の相場価格(相場は異なるグレードや年式の車を含む)
あわせて読みたい
乗るシーンを想定してマツダCXシリーズを選ぼう
CXシリーズは、車種により特徴が異なることから、自分のなかで譲れない条件を決めたうえで車種選びをするとよいでしょう。車に乗るシーンや人数、ボディサイズ、排気量といった条件を決めることで、候補の車種を絞れます。
実際に車を見て試乗することで、どの車種が乗りやすいか、好みであるかわかるでしょう。CXシリーズの違いが知りたい、自分にあう車種が知りたい人は、まず中古車販売店やディーラーなどで実際に車を見て、乗って見ることをおすすめします。

試乗すると、エンジンの違いや室内空間、運転のしやすさなどがわかります。どのモデルがいいのか悩んでいる人は、まずは一度カーセブンへお気軽にご相談ください!
よくある質問
CXシリーズは各車、ボディサイズ、エンジンの性能、価格、乗車定員などさまざまな違いがあります。
「CX-◯」の数字は、車格を表しています。数字が大きいほど車格が高く、2023年4月現在国内で発売されているCXシリーズのなかでは、CX-8はグレードが高いモデルです。
各モデルの一覧は「マツダCXシリーズ一覧」で紹介しています。
2023年4月現在、以下の5モデルが発売されています。
・CX-3
・CX-5
・CX-8
・CX-30
・CX-60
CX-7は2011年に生産が終了しており、現在は中古車でのみ入手できます。
日本未発売の海外で製造・販売しているCXシリーズは、以下の車種です。
・CX-4(中国)
・CX-9(北米)
・CX-50(北米)
・CX-70(北米で販売予定)
・CX-90(北米で販売予定)
各車の詳細は「海外向けモデルのCXシリーズ」で紹介しています。
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表している、「2022年 乗用車ブランド通称名別順位(※)」では、CX-5が21位にランクインし、CXシリーズでは最も新車が売れた車種でした。
次いで、34位「CX-30」、39位「CX-8」、48位「CX-3」という結果になっています。
※この順位には軽自動車は含まれません
CXシリーズは各車種の特徴が異なるため、乗車人数や予算など条件を決めて比較するとよいでしょう。
6人以上で乗る機会があるのなら3列シートの「CX-8」、ミドルサイズSUVのなかでもコンパクトな車種がよいなら「CX-3」「CX-30」がおすすめなど、条件によって車種を決めてみてください。
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