S660の買取相場・査定実績一覧

参考買取相場・下取り相場

買取相場価格
77.0 万円 ~ 280.0 万円
年式
2015(平成27)年
走行距離
3.4万km

※更新日 2025年10月更新
※買取相場はカーセブンで過去3年間で査定した実際の価格を算出しています。一部価格が付かなかったものや査定に至らなかったものは対象外とし、最大額と最低額を表示しています。
※本サイトに掲載している買取相場はあくまでも参考であり、その正確性について保証するものではありません。
※実際の査定額は車の装備や状態によって異なります。

S660の買取価格相場推移

※本サイトに掲載している買取相場はあくまでも参考であり、その正確性について保証するものではありません。
※買取相場は、カーセブンで実際に買取した車両の価格を基に、中央値を算出しています。
※実際の査定額は、車両の装備やコンディションにより異なる場合があります。

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S660 年式別買取相場表

年式 平均買取価格
2022年式(3年落ち) 215.0 万円 ~ 266.0 万円
2021年式(4年落ち) 131.0 万円 ~ 275.0 万円
2020年式(5年落ち) 120.0 万円 ~ 235.0 万円
2019年式(6年落ち) 155.0 万円 ~ 245.0 万円
2018年式(7年落ち) 100.0 万円 ~ 240.0 万円
2017年式(8年落ち) 126.5 万円 ~ 280.0 万円
2016年式(9年落ち) 105.0 万円 ~ 238.0 万円
2015年式(10年落ち) 77.0 万円 ~ 203.5 万円

S660 グレード別買取相場表

グレード 平均買取価格 走行距離 年式
アルファ 77.0 万円 ~ 275.0 万円 158km~159,719km 2015年~2022年
ベータ 100.0 万円 ~ 185.0 万円 9,618km~88,775km 2015年~2021年
モデューロX 230.0 万円 ~ 247.0 万円 5,446km~78,569km 2018年~2021年
MUGEN RA 238.0 万円 ~ 280.0 万円 2,617km~14,120km 2016年~2017年
ベータ コモレビ エディション 140.0 万円 ~ 140.0 万円 31,551km~31,551km 2018年~2018年
トラッドレザーエディション 175.0 万円 ~ 175.0 万円 36,558km~36,558km 2019年~2019年
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S660の走行距離別買取相場表

走行距離 平均買取価格
1万km未満 125.0万円 ~ 280.0万円
1万km〜2万km未満 150.0万円 ~ 247.0万円
2万km〜3万km未満 130.0万円 ~ 215.0万円
3万km〜4万km未満 100.0万円 ~ 240.0万円
4万km〜5万km未満 120.0万円 ~ 201.0万円
5万km〜6万km未満 130.0万円 ~ 165.0万円
6万km〜7万km未満 125.0万円 ~ 155.0万円
7万km〜8万km未満 110.0万円 ~ 230.0万円
8万km〜9万km未満 85.0万円 ~ 131.0万円
9万km〜10万km未満 105.0万円 ~ 105.0万円
10万km以上 77.0万円 ~ 120.0万円
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S660の買取査定実績一覧

73

表示順
車種・グレード カラー 年式 走行距離 査定時期 都道府県 査定額
グリーン
令和4年式
(2022年式)
5,400km
2024年07月
愛知県
266.0万円
アオ
令和4年式
(2022年式)
5,100km
2024年09月
255.0万円
グリーン
令和4年式
(2022年式)
1,100km
2022年11月
北海道
260.0万円
Pホワイト
令和4年式
(2022年式)
24,600km
2023年12月
大分県
215.0万円
Pホワイト
令和3年式
(2021年式)
200km
2022年10月
神奈川県
275.0万円
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S660の買取・査定ポイント

ホンダ S660の買取相場まとめ

ホンダS660は、2015年4月に発売された軽自動車規格でありながら本格的なミッドシップレイアウトを採用した2シーターオープンスポーツカーです。1996年に生産終了したビート以来、19年ぶりにホンダが手がけた軽スポーツカーとして、発売当初から多くのスポーツカーファンの注目を集めました。

2シーターオープンでありながら軽自動車のため維持費が安く、本格的なスポーツドライビングを気軽に楽しめる車種として高い人気を誇りました。660cc・直列3気筒 DOHCエンジンを搭載し、軽自動車の自主規制枠内である64psの出力を発揮します。また、軽自動車として初めて6速マニュアルトランスミッションを採用したことでも話題となりました。

発売から7年間の間に、特別仕様車やコンプリートモデルを複数回発表。2017年には「Bruno Leather Edition(ブルーノ レザー エディション)」や「#komorebi edition(コモレビ エディション)」、2018年には本格的なコンプリートモデル「S660 Modulo X」、そして最終モデルとなる2021年の「S660 Modulo X Version Z」まで、常に進化を続けました。2022年3月に生産終了となりましたが、中古車市場では現在でも高い人気を保っています。

年式ごとの買取価格傾向

S660の買取相場は77万〜366万円と幅広く、年式による価格差が明確に表れています。特徴的なのは、2年落ちのモデルが200万円以上の査定額が多く見られる一方で、6年落ちなど年式が古くなるほど200万円を下回る評価が増えてきます。

2021年式では200万~300万円程度での取引が中心となり、特に最終モデルの「モデューロX バージョンZ」は300万円を超える査定額で評価されることもあります。2018年~2020年式では150万円~250万円程度、初期の2015年~2017年式でも100万~200万円程度を維持しており、既に生産は終了しているものの、今もなお高い買取価格を維持しているといえるでしょう。

走行距離による価格変動

走行距離別では、1万km未満で125万~366万円、1万~2万km未満で150万~255万円となっています。注目すべきは、7万kmを超えると一気に140万円台まで下落する傾向があることです。しかし、10万km以上の高走行でも77万~120万円の価値を保っていることからも、S660の根強い人気がうかがえます。

特に低走行距離車両は高い評価を受けており、3万km未満であれば200万円を超える査定額も期待できるでしょう。スポーツカーとしての性格上、走行距離が査定に与える影響は大きいため、売却を検討する際は走行距離も重要な判断材料となります。

ボディカラー別の価格傾向

カラーではイエロー系の「カーニバルイエローII」、ブルー系の「フレンチブルー・パール」、後期モデルに設定されたグリーン系の「アクティブグリーン・パール」が人気色となり、買取相場は高くなる傾向にあります。

定番色のホワイト系に比べてもグリーン系といったポップなカラーは、S660のキャラクターにマッチしており、プラス査定の要因となると考えられます。限定色や特別仕様車専用カラーについては、さらに高額査定が期待できるでしょう。

下取りと買取の価格差について

ディーラーでの下取りと比較すると、中古車専門店や一括査定サービスでの買取のほうが高くなるケースが一般的です。下取りは新車購入を前提としたサービスのため価格が控えめになりがちですが、買取では車の状態や装備、オプションパーツなども加味され、より正当な評価が得られる可能性があります。

複数業者に査定依頼を出すことで、適正価格を見極めることが重要です。

ホンダS660を高く売るためのポイント

グレードによる価格差

S660の査定額はグレードにより大きく異なり、上級グレードの「α(アルファ)」とベースグレードの「β(ベータ)」では明確な価格差があります。

カーセブンの査定実績では、アルファグレードが高い評価を受けており、特別仕様車についてはさらに高額査定が期待できます。

2018年5月に登場したコンプリートモデル「S660 Modulo X」では、専用エアロパーツや5段階減衰力調整機構付サスペンションなどの装備により、標準車より高い査定額で評価されています。2021年3月発表の最終特別仕様車「S660 Modulo X Version Z」は希少性が高く、新車価格を上回る査定額も珍しくありません。

年式と売却タイミング

S660は2015年から2022年の生産期間中、継続的な改良が施されており、年式による査定額の差が顕著に現れます。2020年1月には新デザインのアルミホイールなどを採用したマイナーチェンジが行われ、この前後で査定額に差が生じています。

2022年3月の生産終了以降、中古車市場での希少性が高まっており、新車販売価格が203万〜232万円ということもあり、新車価格を上回るケースもあるようです。車検が近い場合は、車検を通さずに売却する選択肢も検討の余地があります。時間の経過とともに価値が下がる性質があるため、早めの査定が有効です。

走行距離と査定額の関係

S660の査定では走行距離が重要な査定要素となり、1万km未満で125万~366万円、1万~2万km未満で150万~255万円という実績があります。

7万~8万km未満では110万円程度に下落するものの、10万km以上でも77万~120万円の価値を保持しています。スポーツカーとしての性格上、低走行距離車両は特に高く評価され、3万km未満であれば200万円超の査定も期待できます。走行距離10万kmを超えても100万円以上の査定額が出ていることからも、S660の人気ぶりがわかります。他車種と比較しても比較的高い残価率を維持している点も特徴です。

人気ボディカラー

S660の査定では、ボディカラーも評価ポイントとなります。特に特別仕様車の専用カラーは希少性が高く、プラス査定につながる傾向があります。たとえば、「ベルベットマルーン・メタリック」や「ヒダマリアイボリー・パール」などの限定カラーは、その特別性から高く評価されやすいでしょう。

また、「アラバスターシルバー・メタリック(Modulo X専用)」や「ソニックグレー・パール(Version Z専用)」といったコンプリートモデルの専用色も、評価されると考えられます。これらのカラーは、単なる色の違いにとどまらず、車のグレードや価値を示す重要なポイントとされるため、売却時には専用カラーであることをしっかり伝えることが大切です。

内外装の状態チェック

S660はオープンカーという特性上、内外装の状態が査定に大きく影響します。幌の状態や内装の状態は次の購入者は気にするでしょう。運転席が擦れてしまっている車両は査定額が下がりやすくなるため普段からの乗り降りは注意が必要です。

特にタルガトップの脱着部分や防水性能の劣化は大幅な減額要因となるため、定期的なメンテナンスが重要です。スポーツシートの擦れや色褪せ、ステアリングホイールの摩耗なども査定でチェックされるポイントです。また、アルカンターラ表皮のステアリングとシフトノブなど、上級グレードや特別仕様車の専用装備の状態も評価に影響します。査定前の清掃はもちろん、日頃からの丁寧な使用が高査定につながります。

特徴的な機能や性能面のポイント

S660の査定では、スポーツカーとしての基本性能と特徴的な装備が重要視されます。軽自動車初の6速MTは高く評価され、軽自動車で初めて採用した「アジャイルハンドリングアシストシステム」などの先進装備も査定のプラス要因となります。

エンジンは新設計のターボチャージャーを採用し、アクセルのパーシャル状態からのレスポンスを向上させており、この性能面での技術的特徴も評価対象です。純正オプションのセンターディスプレイはプラス査定になり、もちろんバックカメラ付きが望ましいとされています。また、無限のフルエアロは相場より数十万高く取引される傾向にあり、Moduloのフロントバンパーを装着しているだけでもノーマルとの違いをアピールできるのでプラス査定となります。メンテナンス記録や点検記録簿の充実も、スポーツカーならではの重要な査定ポイントです。

ホンダ S660の世代別モデル特徴と買取相場

S660(2015年4月〜2018年4月)

ホンダS660は2015年4月に発売され、2022年3月の生産終了まで7年間にわたって愛され続けた軽スポーツカーです。1996年に生産を終了したビート以来、19年ぶりにホンダが手がけた軽自動車規格のスポーツカーとして大きな注目を集めました。

S660の特徴は、軽自動車でありながら本格的なミッドシップレイアウトを採用したことです。ドライバーの背後に搭載され、リアタイヤを駆動するのは、Nシリーズと基本設計を同じくしながらも、優れたアクセルレスポンスを実現する新設計のターボチャージャー等を採用した660cc・直列3気筒 DOHCエンジンを搭載しており、軽自動車の自主規制枠内である最大出力47kW(64PS)を発揮します。

トランスミッションには軽自動車初となる6速マニュアルトランスミッションが採用され、CVTとの組み合わせも選択可能でした。軽自動車で初めて採用した「アジャイルハンドリングアシストシステム」により、少ないステアリング操作でのスムーズな車両挙動をサポートする先進技術も搭載されています。

ボディ設計においては、直線+なめらかな曲線という、シンプルな形状とすることで補強の必要性を最小限に抑え、軽さと高剛性を高次元に両立させるコンセプト、「一線入魂ボディ」を採用しました。この結果、同クラスのオープンスポーツを大幅にしのぐ曲げ剛性、ねじり剛性を実現し、静ねじり剛性においてはS2000をもしのぐ数値を達成しています。

S660の歴史を語る上で欠かせないのが、数多くの特別仕様車の存在です。2017年5月には最初の特別仕様車として「Bruno Leather Edition」が発表されました。ブラウンとブラックをメインカラーにあしらった特別仕様車で、ボディカラー、ドアミラー、アルミホイール、インテリアに特別色を設定した、落ち着いた大人の雰囲気を湛える一台として人気を集めました。

同年10月には「#komorebi edition」が登場し、淡い色あいのボディ専用色、「ヒダマリアイボリー・パール」や専用のブラウンルーフトップ、ライトタンインテリアなどを装備した親しみやすく、シックな色合いのモデルとして注目されました。

S660(2018年5月〜2019年12月)

2018年5月には、S660の進化の集大成ともいえるコンプリートモデル「S660 Modulo X」が発表されました。Honda車を知り尽くした熟練のエンジニアが、ベース車両の走行性能、質感、デザインに「匠の技」を注いでより高品位なピュアスポーツへと昇華させるもので、5段階減衰力調整機構付の専用サスペンションを採用し、市街地など乗用域でのしなやかな乗り心地と、限界域でのコントロール性の両立を実現しています。

同年12月には「Trad Leather Edition(トラッドレザーエディション)」が追加され、ライトタン×ブラックのトラッドレザーインテリアやブラウンロールトップ、ブラッククリア塗装の専用アルミホイールなど装備し、上質で洗練された存在感を深めたモデルとして展開されました。

S660(2020年1月〜2022年3月)

2020年1月には大きな改良が施され、デザインの深化をテーマに、ボディカラー同色のフロントピラー、新デザインのアルミホイールなどを採用し、よりスポーティなデザインへと進化しました。

そして2021年3月、S660の集大成として「S660 Modulo X Version Z」が発表されました。2022年3月の生産終了に先駆け、これまでS660のご愛顧への感謝を込めた特別なモデルとして位置づけられ、新たに特別色としてソニックグレー・パールを設定し、各種エンブレムをブラッククローム調へ変更、専用アルミホイールの塗装をステルスブラックへ変更するなど、よりスポーティかつ機能美を突き詰めたエクステリアを実現しています。

買取相場においては、査定額は100万〜300万円(2024年4月時点)であり、ほかの車種と比較しても査定額は高めです。特に注目すべきは、新車販売価格が203万〜232万円ということもあり、新車以上の価格で取引されることもありますという点で、生産終了による希少性の高まりが価格に反映されています。

特別仕様車が査定に与える影響とは?

S660の特別仕様車は査定額に大きなプラス影響を与える重要な要素です。カーセブンの査定実績を見ると、特別仕様車は標準グレードと比較して明確に高い評価を受けています。

なかでも高い評価を受けているのが「S660 Modulo X Version Z」で、最終特別仕様車としての希少性と、機能美を突き詰めた最後の特別仕様車としての完成度の高さから、300万円を超える査定となる可能性もあります。

「S660 Modulo X」シリーズも高く評価される傾向にあり、2021年式で走行距離16,300km、カラーがパールホワイトの車両の場合、247万円という査定実績があります。また、2018年式の「#komorebi edition」の場合、走行距離31,600km、カラーがイエローの査定額は140万円となっております。

各特別仕様車の査定への影響は、その独自性と装備内容によって決まります。「Bruno Leather Edition」や「Trad Leather Edition」などのレザー系特別仕様車は、専用インテリアの質感の高さが評価されます。「#komorebi edition」の専用色「ヒダマリアイボリー・パール」も希少性が高く、査定でプラス評価となる可能性があるでしょう。

特別仕様車の査定額が高い理由は、限定生産による希少性、専用装備の付加価値、そして購入時の価格プレミアムが中古車市場でも維持されることにあります。これらの要素により、特別仕様車は標準車よりも数十万円から時には100万円以上高い査定額となることも珍しくありません。

ホンダ S660を高値で売るために知っておきたいこと

複数業者への査定依頼の重要性

S660のような特殊なスポーツカーの査定額を見極めるためには、複数の買取業者に査定を依頼することが有効です。同じ車でも、業者によって専門性や販売ルートが異なり、提示される金額に大きな差が出ることがあります。特にS660は軽スポーツカーという珍しいジャンルのため、スポーツカー専門店と一般的な買取店では評価基準が大きく異なる傾向があります。

一括査定は便利な反面、多数の業者から一度に連絡が入るため、電話対応に追われてストレスになるケースもあります。S660の場合は、無限やModuloなどのカスタムパーツの価値を正しく評価できるかどうかが重要なポイントとなるため、むやみに多くの業者へ依頼するのではなく、スポーツカーの取扱実績や専門知識を持つ業者かを事前に確認することが大切です。公式サイトや口コミで信頼性を確認し、実際の対応を見て安心して愛車を任せられる業者かを見極めましょう。

売却時期(需要期・季節)を考慮する

S660を高く売るには、売却タイミングも重要な要素となります。オープンカーという特性上、春から夏にかけての暖かい季節に需要が高まる傾向があります。特に3月〜5月の春のドライブシーズンや、7月〜8月の夏のレジャーシーズンは、オープンドライブを楽しみたい購入検討者が増えるため、良好な査定額が期待できる時期です。

また、ボーナス期である6月〜7月、12月も中古車需要が活発化するため、高額査定のチャンスとなります。S660は趣味性の高いスポーツカーのため、購入者の多くが余裕資金での購入を検討する傾向があり、ボーナス期の影響を受けやすい車種といえます。

S660は2022年3月に生産終了となったため、時間の経過とともに希少性が高まる一方で、年式の古さによる価値の下落も考慮する必要があります。現在は生産終了直後で注目度が高い時期でもあるため、売却を検討している場合は市場動向を見極めながら適切なタイミングでの行動が重要です。

アピールポイントを整理するコツ

S660の買取査定では、スポーツカーならではの装備や付属品を正確に伝える準備が査定額向上の鍵となります。純正オプションの有無が査定に大きな影響を与えるため、装備内容を事前に整理しておくことが重要です。特にセンターディスプレイやバックカメラなどの純正ナビ関連オプション、無限やModuloのエアロパーツ類は高く評価される傾向があります。

グレードによる装備差も査定ポイントとなるため、α(アルファ)タイプの専用装備であるアクセサリーライトやシートヒーター、アルカンターラ表皮のステアリングとシフトノブなどの詳細を把握しておきましょう。特別仕様車の場合は、専用インテリアパネルや限定カラー、専用アルミホイールなどの特別装備を明確にアピールできるよう準備が必要です。

定期点検記録簿や整備履歴、メンテナンスの記録も重要なアピール材料です。スポーツカーは適切な管理が特に重要視されるため、正規ディーラーでのメンテナンス記録があれば高く評価されます。車検証、取扱説明書、スペアキーなどの必要書類を完備し、幌の状態や内装の劣化具合なども正直に申告することで、査定士からの信頼を得られます。

修復歴・事故歴車の売却注意点

事故や修復歴があるS660でも売却は可能ですが、スポーツカーという特性上、査定価格への影響を正しく理解し、適切な対応を取ることが重要です。S660のようなミッドシップスポーツカーは車体剛性が走行性能に直結するため、フレームやモノコック部分に損傷が及ぶような修復の場合、査定額に大きな減額が生じる可能性があります。一方で、バンパー交換やドア板金など軽微な修理であれば、査定への影響は比較的軽微に抑えられることもあります。

修復歴や事故歴を正直に申告することが特に大切なポイントといえるでしょう。査定時に隠していても、プロの査定士は経験豊富で隠された修復歴を見抜くことが多く、後から発覚すれば信頼を損ない、減額や契約解除となる危険性もあります。また、修理に使用した部品が純正品か社外品かによっても評価が変わるため、修理時の詳細な記録があれば準備しておきましょう。

スポーツカーの修復歴車は一般的な買取店では適正な評価が難しい場合があるため、複数の業者、特にスポーツカー専門店にも相談し、適切な評価をしてくれる業者を見つけることが重要です。事故歴があっても諦めず、正しい情報開示と適切な業者選定により、納得できる価格での売却を目指しましょう。

※本記事は2025年7月時点の情報をもとに作成しています。中古車の相場は市場動向により変動するため、最新の価格と異なる場合があります。

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