最近は周囲を威圧するような押し出しの強い車や、タフなイメージを強調した車が多く発売されています。しかし、このような車は「顔が怖い……」と感じる人もいて、雰囲気が真逆の「レトロなイメージのあるかわいい車」にも人気が集まっています。なかには、漫画や映画に登場して人気に火がついたモデルもあります。
レトロな車には、かわいらしさを強調した新車で買えるモデルと、中古車でしか買えないクラシックなモデルもあります。新車から中古車まで、レトロな人気モデルを紹介します。
この記事でわかること
- ・レトロな車がブームの理由
- ・レトロな車にはどんな選択肢があるか
- ・タイプ別 おすすめのレトロな車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
なぜ、レトロな車がブームなのか

レトロな雰囲気の車は昔から人気があり、1980年代には、軽自動車やコンパクトカーのベース車に丸型ライトなどを採用し、レトロなイメージを打ち出した特別仕様車が設定されることがありました。
1980年代後半、日産は「パイクカー」として、マーチをベースに開発した「Be-1」を発売し大ヒット。以降、日産はさまざまなレトロデザインの車を世に送り出しました。
現在、レトロなデザインの車が人気を集めているのは、各社から販売される新型車と対極にある存在として注目を集めているように感じます。たとえば、ミニバンやSUVは存在感を強調するデザインが強く、車のデザインで“目”のイメージがあるヘッドライトが強い印象のものが多くあります。

一方、ナチュラルなイメージのファッションや古着、アウトドア感のあるファッションを好む人や、自宅をヴィンテージ家具で揃えたりするライフスタイルを好む人の場合、最新のシャープなデザインの車が好みに合わないということもあるようです。このような人たちからレトロなイメージの車が支持されています。
アニメやドラマから人気になった車もある


アニメやドラマの主人公が乗っていたことで、人気に火がついたレトロな車もあります。レトロなデザインは個性的なので、キャラクターのイメージを打ち出しやすいのでしょうね。
有名な例では、「ルパン三世カリオストロの城」でルパンが乗っていた2代目フィアット 500(NUOVA500)は人気を集めました。古くて特殊な車なので多くの人が選ぶということはありませんでしたが、この車のデザイン要素を取り入れた3代目フィアット 500は日本でも大ヒット。ルパン三世とタイアップした限定車も登場しました。
「ゆるキャン△」で各務原桜が乗っている丸目にカスタムされた日産 ラシーン。ラシーン専門店には「ゆるキャン△仕様にしてほしい」というお客さんが大勢やってくると言います。
ドラマ「相棒」シリーズで水谷豊さんが演じる杉下右京が乗っているのはオープンモデルの日産 フィガロ。ドラマに出てくるのは黒いフィガロですが、オリジナルにこの色の設定はなく、ドラマ放映後は専門店に問い合わせが殺到したそうです。
2003年に放映されたドラマ「GOOD LUCK!!」で木村拓哉さん演じる新海元が乗っていたのは、トヨタ ランドクルーザー40。古いモデルで流通台数が極めて少ないため、ドラマが放映された後は中古車相場が急上昇しました。
レトロな車にはいくつかのパターンがある
一口に「レトロ」と言っても、いろいろな種類があります。ここではレトロな車の特徴などを紹介します。
丸目ライトなどでユルいデザインを採用したモデル

車のデザインを人の顔に例えられることがあり、ヘッドライトは「目」のイメージになります。一般的に、四角いヘッドライトは車全体がシャープな印象を与え、つり上がったデザインにして睨みを利かせた表情を演出します。
一方、丸型のヘッドライトは少しファニーで柔らかい印象になり、レトロ感が増す傾向にあります。丸型のヘッドライトでも上部を少しカットしたようなデザインでクールな雰囲気を強調した車もあります。

ライト自体は四角いけれど、内部に丸型ライトを設置して、クールかつレトロな印象が与えられたモデルもあります。
過去の名車をオマージュしたデザインを採用したモデル

メーカーが過去(1900年代中盤など)に発売した歴史的な名車のデザインを、現代に再定義したモデルも発売されたことがあります。これらは、古き時代を感じられるデザインが人気になる傾向にあります。

もちろん、その名車が新車として世に送り出された当時と現代では、車の技術も保安基準も異なるため、「レトロなデザインが好きだけれど、今の快適性を我慢しなければならない」ということはありません。
また、車のサイズはオリジナルモデルよりかなり大きくなっていることが多いです。
デビューしてから何十年もイメージを変えずに進化してきたモデル

車はフルモデルチェンジを機にデザインを大きく変えることが多いもの。キープコンセプトと言って先代のイメージを踏襲したデザインを採用するケースでも、ルックスは現代流に進化したりしています。
しかし、なかにはあえてオリジナル(初代)のイメージを変えずに、中身を進化させているモデルもあります。これらは軍用車の系譜にあるものが多く、ファンはデザインだけでなく、その車が持つストーリーに惚れ込んで購入する傾向にあります。
レトロな車には大きく分けて3つの選択肢がある
では、「自分もレトロな車に乗ろう」と思ったとき、どのような車を選ぶことになるのでしょうか。ここではレトロな車にはどんな種類があるかを紹介します。
新車で買えるレトロな雰囲気の車

丸型ライトや四角いシルエットでレトロな雰囲気を出したものは、新車でも購入することができます。雰囲気はレトロでも中身は最新の車なので、安心して乗ることができます。デザインはもちろん、ボディカラーでも特徴を出しているため、自分好みの1台を探す楽しさもあります。これらは新車で販売されていますが、もちろん中古車を探すこともできます。

レトロな雰囲気を採用した車は軽自動車に多いので、小さな車が欲しい人、セカンドカーで選ぶので遊び心があるものに乗りたい人などにおすすめです。
生産終了で中古車でしか買えないレトロな雰囲気の車

2000年代に輸入車で過去の名車をオマージュしたデザインの車がいくつか登場しました。これらは車名も過去の名車を受け継いでいるのが特徴で、BMWが生産しているミニは、この車名をブランド名として確立しています。
ミニは現在でも新車が販売されていますが、フォルクスワーゲンのビートルや、ルパン三世で有名になったフィアット 500をオマージュしたモデルは新車の生産が終了しています。ただ、そこまで古いモデルではないので、もしトラブルがあった際もパーツの入手にそれほど苦労することはないはず。社外品で対策部品なども販売されています。
本当にレトロなネオクラシックな車

車は新車として販売されてから、時間の経過とともに古くなります。多くの車は途中でトラブルが発生したり、売却時に価値が残っていなくて廃車されることになりますが、前オーナーが大切に乗っていて、製造から数十年経過しても現役で走ることができる状態を維持しているものもあります。
そんな車のなかには、数が少なくなった後に再評価されて人気が高まるものもあります。これらの車は、生産時はレトロを意識したデザインではなかったとしても、時代が経つにつれて結果的にレトロな雰囲気を持つようになります。また、新車時からレトロ感を全面に打ち出したものも、当時とは違う部分が評価されることもあります。

これらは、例えるならヴィンテージ感のある腕時計や古着に近い価値があるもの。最新のものとは異なる”味”が人気の秘密です。
「ネオクラシック」に明確な定義はありませんが、ちょうど昭和から平成に変わる頃の車がネオクラシックカーやヤングタイマーと呼ばれたりします。最近では、2000年前後のものもネオクラシックカーと呼ぶこともあります。
これらの車を選ぶ際に注意したいのは、中古車の状態(程度)の把握と、部品が手に入るかを確認し、納得したうえで購入すること。車は機械ですから、乗っていると不具合が生じるもの。生産から数十年経過した古い車はそのリスクが新しい車よりも高まります。
新車で買えるレトロな車【5選】
ここからは、今手に入るレトロな車を紹介します。まずは新しいのに懐かしい。そんなデザインの車を見ていきましょう。
【軽自動車】ダイハツ ムーヴキャンバス(2代目/2022年7月〜)
新車価格帯 | 1,463,000〜1,919,500円 |
中古車相場価格 | 総額120万〜230万円 |

スライドドアを搭載した軽自動車といえば軽スーパーハイトワゴンや軽1BOXでしたが、それより全高が低い軽ワゴンでもスライドドアが欲しいという声は多くありました。ムーヴキャンバスはそんな要望を受けて生まれたモデルです。
デザインはシンプルでナチュラルな印象のあるレトロなデザインを採用。2022年にフルモデルチェンジした2代目も初代のイメージを踏襲しました。カラーリングはヴィンテージバスのようなイメージのある2トーンの「ストライプス」と、モノトーンでシックな雰囲気に演出された「セオリー」が用意されます。

インテリアは、落ち着きのある自分の部屋のようなイメージ。ストライプスは明るい色、セオリーはブラウンとネイビーでシックな印象に演出されています。助手席前には便利なテーブルが設置されています。シート地は新開発のフルファブリックで、ソファのような座り心地を実現しました。
ダイハツ ムーヴ キャンバス
車両本体価格109.5万円
支払総額118.7万円
諸費用9.2万円
ダイハツ ムーヴ キャンバス
車両本体価格135.0万円
支払総額145.1万円
諸費用10.1万円
ダイハツ ムーヴ キャンバス
車両本体価格118.0万円
支払総額130.8万円
諸費用12.8万円
ダイハツ ムーヴ キャンバス
車両本体価格173.9万円
支払総額179.1万円
諸費用5.2万円
【軽自動車】スズキ アルトラパン(3代目/2015年6月〜)
新車価格帯 | 1,328,800〜1,773,200円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜200万円 |

角を丸くした箱型のボディに丸型ライトを組み合わせて、レトロ感あふれるデザインに仕上げられています。現行型は開発時、企画やデザインなどに女性ならではの視点を盛り込み、手作りのような温かみのあるレトロイメージを打ち出しました。
インテリアのコンセプトは「わたしの部屋」。テーブルをイメージしたインパネ、ソファのようなシート、フォトフレームのようなディスプレイなど、随所にお気に入りのインテリアのような雰囲気を散りばめることで、居心地のよい空間を演出しています。

元々レトロ感のあるラパンですが、2022年6月には専用のメッキフロントグリルガーニッシュ、メッキヘッドライトガーニッシュなどで、懐かしさを感じさせる外観にしたラパンLC(写真)を追加設定。2トーン仕様のルーフにはベージュに加えてアーバンブラウンを設定。大人っぽい落ち着きのある色合いでレトロ感を演出しています。
スズキ アルトラパン
車両本体価格42.8万円
支払総額52.0万円
諸費用9.2万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格24.7万円
支払総額29.2万円
諸費用4.5万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格79.0万円
支払総額92.0万円
諸費用13.0万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格105.9万円
支払総額114.8万円
諸費用8.9万円
【軽自動車】ホンダ N-ONE(2代目/2020年11月〜)
新車価格帯 | 1,734,700〜2,173,600円 |
中古車相場価格 | 総額110万〜260万円 |

ホンダ初の軽乗用車として1967年に登場したN360のイメージを踏襲した、レトロ感がありつつも新しさを感じさせるデザインを採用したN-ONE。初代がデビューしたのは2012年で、2020年11月にフルモデルチェンジした現行型も初代のイメージを踏襲したスタイルが採用されています。
「車と楽しむ暮らしのために、末永く愛せる車を。」という想いで開発されていて、外観は「タイムレス」をコンセプトにしています。丸いヘッドライトは外周に発光リングを設置。デイタイムランニングランプ、ターンランプ、ハザードランプを兼ねています。

グレードによりグリルデザインが変えられていて、シンプルな「オリジナル」、高級感のある「プレミアム」、スポーティな「RS」の世界観を演出。インテリアはシンプルなデザインのなかに高級さを感じさせる、品のいいスタイルが採用されました。
【軽自動車】ダイハツ コペン(2代目/2014年6月〜)
新車価格帯 | 1,983,300〜2,556,400円 |
新車価格帯(北海道地区) | 1,994,300〜2,567,400円 |
中古車相場価格 | 総額80万〜300万円 |

2002年から2012年まで生産された初代コペンは、丸型ヘッドライトの愛らしいデザインと軽自動車でオープンスタイルを味わえるコンセプトが支持されてヒットモデルとなりました。2014年に登場した2代目は複数のデザインを用意して登場。そのうちのひとつである「セロ」が、初代のイメージを踏襲したレトロスタイルになります。
ヘッドライトが丸型になっているだけでなく、テールライトも丸型デザインを採用。前後のイメージを対称にすることで、初代が培った世界観を今の時代に伝えています。ちなみに「ローブ」は吊り目のヘッドライトでシャープなイメージに、「GRスポーツ」は専用のヘッドライトなどで精悍なイメージが与えられています。

セロとローブには標準仕様のほか、スポーツ性を高めてワインディングやサーキット走行も楽しめるようにしたSが設定されています。
ダイハツ コペン OP
車両本体価格99.0万円
支払総額104.9万円
諸費用5.9万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格220.4万円
支払総額229.8万円
諸費用9.4万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格120.0万円
支払総額128.8万円
諸費用8.8万円
ダイハツ コペン OP
車両本体価格39.8万円
支払総額47.6万円
諸費用7.8万円
【コンパクトカー】ミツオカ ビュートストーリー(初代/2023年9月〜)
新車価格帯 | 3,225,200〜4,510,000円 |
中古車相場価格 | 総額410万〜480万円 |

光岡自動車はベースモデルをレトロ感あふれるデザインに作り直して販売している自動車メーカーです。ビュートは1993年に初代が登場。長く日産 マーチをベースにしていましたが、ベース車が生産終了になったことで、ベース車をトヨタ ヤリスに変更。車名もビュートストーリーに変更されました。
デザインのモチーフは50年代のイギリス車、ジャガー Mk II。クラシックなイメージは唯一無二の存在で、人懐っこさを感じさせるデザインには長く乗り続けるファンもいます。

インテリアには室内を彩る手作りのアーティフィシャルフラワーや、レトロモダンなチェック柄のレザーシートもオプションで用意されます。
中古車で買えるレトロな雰囲気の輸入車【4選】
現在は新車の販売は終了していますが、中古車で探すことができるレトロな車もあります。ここでは、そのなかでもレトロな雰囲気の輸入中古車を紹介します。
【コンパクトカー】フィアット 500(3代目/2008年3月~2024年9月)
新車価格帯 | 2,590,000〜3,150,000円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜320万円 |

映画『ルパン三世 カリオストロの城』にルパン三世の愛車として登場した2代目フィアット 500(NUOVA500)をモチーフにした、3代目500(チンクエチェント)。ヨーロッパではAセグメントという最も小さなカテゴリーに分類されるモデルで、全長3,570×全幅1,625×全高1,515mmというサイズは、いわゆる5ナンバーサイズの日本車よりもコンパクト。ドアは3ドアのみになります。
ずんぐりとした丸っこいスタイルはとてもキュート。現代の車ですが、1950年代のデザインエッセンスを巧みに取り入れて、新しくもどこか懐かしい雰囲気にまとめ上げられています。500にはハッチバック以外に、オープンモデルの500Cもラインナップ。また、レトロで愛らしいデザインや走りにスポーツ性をプラスしたアバルト500(アバルト595、アバルト695)も用意されます。

500はたくさんの限定車が発売されたのもポイント。限定カラーと限定のインテリアカラー、ホイールなどが装備されているので、自分好みのモデルを中古車で探すのも楽しみのひとつです。ここで紹介しているイエローの500は2022年に200台限定で販売された「ジアリッシマ」です。
フィアット フィアット 500
車両本体価格99.8万円
支払総額125.0万円
諸費用25.2万円
フィアット フィアット 500
車両本体価格199.7万円
支払総額205.9万円
諸費用6.2万円
フィアット フィアット 500
車両本体価格266.6万円
支払総額278.6万円
諸費用12.0万円
フィアット フィアット 500
車両本体価格205.0万円
支払総額215.0万円
諸費用10.0万円
【コンパクトカー】ミニ ミニ(3代目/2014年4月~2024年2月)
新車価格帯 | 3,150,000〜5,160,000円 |
中古車相場価格 | 総額60万〜540万円 |

ミニ(クラシックミニ)は1959年にイギリスで生まれたモデル。以降、2000年まで大きく変更されることなく生産された、コンパクトカーのベンチマークとなるモデルでした。そんなミニに関する権利をBMWが手に入れ、現代に蘇らせたのが今販売されているミニシリーズです。2024年3月に第4世代にフルモデルチェンジしましたが、中古車はまだ数が少なく価格も高いので、ここでは第3世代を紹介します。
BMWはクラシックミニのデザインを言語化し、ボディサイズを拡大しながらもひと目見てミニだとわかる、レトロかつ新しさを感じるデザインに仕上げています。さらに高級感を与えることで、プレミアムコンパクトの代名詞にもなりました。

先代ミニのハッチバックには3ドアと5ドアが用意されました。また、派生車としてワゴンのクラブマン、SUVのクロスオーバー、オープンモデルのコンバーチブルもラインナップされました。フィアット500同様に多くの限定車が登場したのもトピックです。
MINI BMW ミニ HB
車両本体価格340.0万円
支払総額348.0万円
諸費用8.0万円
MINI BMW ミニ HB
車両本体価格120.2万円
支払総額132.0万円
諸費用11.8万円
MINI BMW ミニ SUV
車両本体価格373.0万円
支払総額389.0万円
諸費用16.0万円
MINI BMW ミニ HB
車両本体価格379.7万円
支払総額386.5万円
諸費用6.8万円
【コンパクトカー】フォルクスワーゲン ザ・ビートル(初代/2012年4月~2021年1月)
新車価格帯 | 2,450,000~4,055,000円 |
中古車相場価格 | 総額40万〜390万円 |

1938年に誕生したフォルクスワーゲンのビートル(タイプ1)をモチーフにデザインされたのが、1999年に日本導入されたニュービートル。ザ・ビートルは、ニュービートルの次世代モデルとして登場しました。
張り出した前後フェンダーや丸いライト、大きく弧を描くルーフなどは、ビートルのイメージを想起させる部分。一方で、ニュービートルと比較するとデザインはかなり洗練され、高級感が増しているのが特徴です。

インテリアにはビートルのアイコンだった上に開くグローブボックスを採用。ナビの上に配置された補助メーターもクラシカルなイメージを演出しています。
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ザ ビートル CP
車両本体価格199.8万円
支払総額213.2万円
諸費用13.4万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ザ ビートル CP
車両本体価格284.9万円
支払総額292.3万円
諸費用7.4万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ザ ビートル CP
車両本体価格76.0万円
支払総額89.0万円
諸費用13.0万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ザ ビートル CP
車両本体価格98.8万円
支払総額114.6万円
諸費用15.8万円
【SUV】ジープ ラングラー(3代目/2007年3月~2018年10月)
新車価格帯 | 4,276,800~4,672,000円 |
中古車相場価格 | 総額160万〜830万円 |

1987年に登場したラングラーは、ジープのCJの後継車。軍用車として開発されたWillys MBを祖に持ち、初代ラングラーからデザインを大きく変えることなく進化してきた、アメリカを象徴するモデルです。そのため、最新モデルでもレトロな雰囲気を醸し出しています。
ただ、最新モデルは中古車相場がかなりの高値で推移しているので、ここでは3代目を紹介します。3代目のトピックは5ドアのアンリミテッドが追加されたこと。これによりファミリーでも選びやすくなったため、日本でも大ヒットしました。


ルーフは3分割でオープンにすることができるフリーダムトップを採用(ただし開閉はかなり大変ですが……)。ジープらしさを味わいたいならあえて3ドアを選ぶのもおすすめです。
かわいいから大人気!ネオクラシックなレトロ中古車【4選】
最後は1990年〜2000年代に販売されていた、レトロなネオクラシックモデルを紹介します。誰にでもおすすめできるわけではありませんが、当時の雰囲気を楽しみたい人はぜひチェックしてみてください。
【SUV】日産 ラシーン(初代/1994年12月~2000年8月)
中古車相場価格 | 総額50万〜290万円 |

1980年代後半から、日産はレトロなデザインの「パイクカー」を立て続けに発売し、いずれも人気モデルとなりました。
そのなかでもラシーンは、四輪独立懸架サスペンションに4WDを備えた、本格的なコンパクトSUVです。岩場の走行には不向きですが、雪道ではしっかりとした走行性能を発揮するモデルです。
四角と丸を組み合わせたヘッドライトがノスタルジックなイメージを演出。上下2分割のバックドアも今の車では見ない、独特な雰囲気を醸し出しています。
アニメ「ゆるキャン△」が放映されてから再び人気が高まり、中古車相場も上昇。現在は一時期に比べると相場も落ち着きを取り戻しています。
【軽自動車】ダイハツ ミラジーノ(初代/1999年3月~2004年10月)
中古車相場価格 | 総額20万〜270万円 |

ボンネットバンタイプの軽自動車「ミラ」の派生モデルとして登場したミラジーノは、ダイハツが1960年代に販売していた「コンパーノ」を彷彿させる丸型ライトを採用し、ヴィンテージ感を演出したモデルです。
2000年には、イギリスのホイールブランド「ミニライト」のホイールを装着した「ミニライトスペシャル」が登場し、大ヒットしました。
インテリアにはウッドが使われて、クラシックなデザインに仕立てられています。エンジンはNAとターボ、トランスミッションは3AT/4AT/5MTが用意されました。
【SUV】ホンダ エレメント(初代/2003年4月~2005年7月)
中古車相場価格 | 総額50万〜220万円 |

北米にあるホンダの研究開発拠点「Honda R&D Americas, Inc.」で開発されたエレメントは、若者が集うライフガードステーションをモチーフにしたデザインが特徴です。樹脂を多用した外観はデビュー時には斬新に感じましたが、時が経ち、程よく枯れたレトロな雰囲気を醸し出しています。
ドアは左右ともリアが観音開きになっていて、しかもここにはピラーがないので、フロントドアと観音ドアを開けると開放感のある開口部が出現します。

バックドアは上下2分割で開く構造を採用。ここに腰掛けて自然の中でのんびりするのも気持ちいいですよ。
【軽自動車】スズキ ジムニー(2代目/1981年5月〜1998年10月)
中古車相場価格 | 総額30万〜230万円 |

第2世代のジムニーは、2サイクルエンジン搭載のSJ30型、4サイクルの550ccエンジン搭載のJA71型、660ccエンジン搭載のJA11型/JA12型/JA22型があります。ボディはどれも旧軽規格になります。
はじめての旧車として選ぶなら、サスペンションがコイルスプリングになったJA12型(1995年〜)がおすすめです。ボディはハードトップタイプのほか、幌タイプもラインナップされていました。
更に古いモデルに比べると乗り心地はよくなりましたが、基本的にはオフロードを走るための構造を採用しているため、高速道路の走行などは苦手。そのあたりを理解したうえで購入を検討してください。
スズキ ジムニー
車両本体価格250.0万円
支払総額255.0万円
諸費用5.0万円
スズキ ジムニー
車両本体価格210.5万円
支払総額216.0万円
諸費用5.5万円
スズキ ジムニー
車両本体価格229.8万円
支払総額239.9万円
諸費用10.1万円
スズキ ジムニー
車両本体価格193.7万円
支払総額198.0万円
諸費用4.3万円
ネオクラシックな中古車を選ぶ際の心構え

数十年前に製造された車は、今の車にはない独特の魅力があります。一方で、古い車だからこそ知っておきたいこともたくさんあります。ここではネオクラシックな車に興味がある人に覚えておいてほしいことを紹介します。
車は機械。壊れることもあると思っておく
車は数万点に及ぶ部品が集まった機械。1つひとつの部品が正しく機能することで安全・快適に走ることができます。部品のなかには使用するうちに消耗するために定期的に交換しなければならないものもありますし、長く使ううちに調子が悪くなるものもあります。
現代の車は部品の耐久性が向上しているため、これまで車のトラブルを経験したことがない人も多いはず。
しかし、古い車ではそうはいきません。乗っていると不具合がでてくることもありますし、年式や走行距離によっては、消耗品の交換が続くこともあります。
また、オイル交換をはじめとするメンテナンスも新しい車以上にシビアに行う必要があります。それらを理解したうえで乗るようにしてください。
壊れたときに修理ができるのか、費用の目安などを確認しておく
前述したように、古い車はトラブルを想定して選ぶ必要があります。ただ、車種や年式によっては、交換部品が製造中止になっていて探すのが大変だったり、部品はあっても数が少ないため値段が高くなっているというケースがあります。
人気車種だと社外品があったりするのでまだいいですが、レアな車だとそれすらないことも。そうなると部品を特注で作ってもらうか、最悪の場合は修理を諦めるしかありません。
購入時には、お店の人に定番のトラブルやそれを修理するための部品はあるか、修理費用はどのくらいするかなどを聞いておくことをおすすめします。中には修理に専門的な知識を要することもあるので、お店がさまざまなトラブルに対応可能かも確認しましょう。難しい場合は購入後にお世話になる修理工場を探しておくと安心です。
先進運転支援機能が搭載されておらず、燃費も劣る
車の技術は日進月歩で進化しています。代表的なのが先進運転支援機能。10年ほど前から多くの車に搭載されるようになり、現在では対応可能な速度域や、検知可能対象などが広がっています。また、燃費をよくするためのさまざまな技術も搭載されるようになりました。
逆に言えば、古い車にはこれらがなかったり、搭載されていても性能は現在の車ほど高くなかったりします。
もし安全性能の高さや燃費のよさにこだわるのであれば、古い車ではなく現代のレトロな車を選んだほうがいいでしょう。
レトロな雰囲気にカスタムした中古車もブーム

キャンプなどのアウトドアがブームになった頃から、レトロな雰囲気にカスタムして販売される中古車に注目が集まるようになりました。ボディカラーをアースカラーにオールペンしてヘッドライトを丸型に変えてメッキパーツやブラックパーツを装着。リフトアップしたうえでブロックパターンのタイヤを履いてワイルドなイメージも打ち出した中古車が主流です。
これらはアウトドアを趣味にする人はもちろん、アウトドアファッションが好きな人や、ライフスタイルにこだわりを持っている人などから選ばれています。

ベース車はトヨタのランドクルーザー80やハイエースバン、プロボックスなどが人気。日産 エクストレイルの初代や2代目、マイナーチェンジ前の三菱 デリカD:5などでもボディをアースカラー、バンパーをブラックに塗った、ちょっとレトロな雰囲気の中古車を見つけることができます。
よくある質問
どこか懐かしさを感じるようなデザインの車が「レトロな車」と呼ばれています。シャープでモダンなデザインの車とは異なり、クラシックな雰囲気や丸みを帯びたフォルムを持つことが特徴で、独特のかわいらしさや味わい深さが魅力とされています。
新車でも買える、レトロなデザインを採用した新しい車、少し前まで新車が販売されていた車、数十年前に新車が販売されていたもので今人気になっている車などがあります。丸型のヘッドライトなどでレトロな雰囲気を出したものの他、過去の名車をオマージュして現代に蘇らせた車もありました。
機械である車は乗り続けていると調子が悪くなることもあります。なかでも旧車は、新しい車に比べて経年劣化や故障のリスクが高いため、慎重に選ぶことが大切です。また、車の部品には定期的な交換が必要になる部品(消耗部品)もあります。旧車では、部品によって製造中止になっているものもあるため、購入時には不具合が起きやすい場所や部品の供給状況などを確認しておきましょう。
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