ミニバンは大勢の人とたくさんの荷物が積める便利なボディタイプ。一方でボディサイズが大きめなので、人によっては運転しづらさを感じたり、駐車しづらいなどの不満を持っていたりもします。
ミニバンならではのメリットを活かしつつ、コンパクトで扱いやすくしたのがコンパクトミニバンです。ここではおすすめの7人乗りコンパクトミニバンと、ミニバンのように使える5人乗りトールワゴンを紹介します。
この記事でわかること
- ・コンパクトミニバンとはどんな車か
- ・コンパクトミニバンのメリットとデメリット
- ・コンパクトミニバンの中古車を探す際の注意点
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500C。
http://bridge-man.net/
…続きを読む

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?
目次
コンパクトミニバンとはどんな車?
ミニバンは子育て世代やレジャーで車を使う人たちから人気のミニバン。そのなかで「コンパクトミニバン」と呼ばれるモデルはどのような特徴があるかを見ていきましょう。
現行型で手に入るコンパクトミニバンは2モデルのみ

「コンパクトミニバン」という言葉は自動車メーカーや車媒体がよく使いますが、実は明確な定義はありません。3列シートを備えている車の中で、各社のもっとも小さなモデルを指すのが一般的です。ただ、メーカの中で一番小さなミニバンでも、大きいサイズしか製造していない場合はコンパクトミニバンとは呼びません。
現在のモデルだと以下の条件に当てはまる3列シート車がコンパクトミニバンと呼ばれることが多くなります。
●全幅:1,700mm以下(5ナンバーサイズ)
●全長:4,400mm以下
●エンジンの排気量:1,500cc以下(ハイブリッド車も含む)
現在新車が販売されているモデルで上の条件に当てはまる車は、トヨタ シエンタとホンダ フリードの2種類。シエンタは3列シート車以外に2列シート仕様で荷室を広くしたグレードも設定。フリードは前後フェンダーにモールをつけてSUVテイストを盛り込んだ仕様(全幅1,720mm=3ナンバーサイズ)も用意しています。
3列目をほとんど使わないなら2列シートのトールワゴンにも注目!

3列シートを備えて7人で移動することもできるのがコンパクトミニバンの魅力です。一方で、現実的な使い方を考えると、多くの人は3列目シートをほとんど使っていないのが現状だったりもします。
もしあなたも3列目シートはほとんど使用しなさそうだとしたら、スライドドアを備えた2列シートのトールワゴンを選ぶという方法もあります。
背が高くてスライドドアがあるので小さな子どもでも乗り降りがしやすく、チャイルドシートに赤ちゃんを乗せたい時も便利に使えます。全長はコンパクトミニバンより短いものが多いので、車庫入れや狭い道での取り回しも楽。一般的なコンパクトカー(ハッチバック)より荷室が広いのも嬉しいポイントです。
年式は古くなるが中古車にも目を向けるとバリエーションは豊富

現在新車が手に入るコンパクトミニバンは2モデルのみ。でも過去には多くのコンパクトミニバンが各社からラインナップされていました。これはミニバンがブームになった2000年代頃にさまざまなアプローチで車を開発し、ユーザーのニーズを反映した結果、現在新車が販売されている形のものが残ったと言えるでしょう。
ただ、市場から姿を消した形とはいえ、小さくて便利に使えるモデルであることは言うまでもありません。人によっては現在残っているものより使い勝手がいいということもあるはず。
そして何より中古車でしか手に入らないモデルは価格が安いことが魅力。支払総額100万円以下で手に入るのはもちろん、総額50万円以下で見つかるものもありますよ。
コンパクトミニバンのメリット
自動車メーカー各社がさまざまなタイプのミニバンを販売しています。そのなかでコンパクトミニバンにはどのようなメリットがあるかを見ていきましょう。
便利なスライドドアを搭載

ミニバンの購入を考えている人の多くが求めている機能のひとつがスライドドア。もちろん、コンパクトミニバンや、2列シートのトールワゴンにもスライドドアが搭載されています。
スライドドアはヒンジ式のドアに比べると開閉時のドアの振り出し量(ボディからはみ出す幅)が小さいので、小さな子どもが勢いよくドアを開けて隣の車にドアをぶつけてしまう心配が少なくなります。
また、ドアを開けっ放しで保持しやすいので子どもをチャイルドシートに乗せる際も楽。リモコンでドアの開閉ができる車が多いので、荷物を両手に抱えている際も便利です。
取り回しのしやすさ

真っ先に挙げられるのが、ボディが小さいからこそ享受できる、扱いやすさ。サイズが大きなミニバンは3列目シートまでゆったり乗れたり、シートを格納した時に大きな荷物が積めたりするように、全長を長くしています。そのためどうしても最小回転半径が大きくなってしまいます。
コンパクトなハッチバック並みの最小回転半径に抑えられているコンパクトミニバンは、中央線がない住宅街の道で対向車とすれ違ったり、大通りから細い道に曲がったりする時も楽。また、ショッピングモールなどの駐車場にも楽に駐車することができます。
大型のミニバンよりテールゲートが小さい

全高を高くして車内空間を広く確保し、居住性を高めるとともに荷室スペースも大きくしている点がミニバンの特徴。また、背が高くなったぶん、荷室の開口部も大きく、荷物の積み下ろしが楽にできます。
ただし、開口部が広いということは、それだけテールゲート(バックドア)が大きくなるため、開閉時には車の後ろに広いスペースが必要になります。また、テールゲート自体が重くなるため、閉める際には力が必要になることもあります。
これを課題を解決するために、大型のミニバンではテールゲートのガラス部分だけ開閉できる仕様や開閉位置を途中で止めることができる機能をつけていたりします。さらに、電動でテールゲートを開閉できる機能も人気です。
一方、コンパクトミニバンはMサイズやLサイズのミニバンに比べるとテールゲートが小型なため、手動でも比較的楽に開閉できます。
視界が広い

コンパクトカーやスポーツモデルに比べると着座位置が高く設定されているのがミニバンの特徴。これはコンパクトミニバンでも変わりません。そのぶん、運転中の見通しがよく、遠くの状況がわかりやすくなります。
フロントガラスが大きく視界が良好で、ボディが箱型なので車両感覚が掴みやすいのもミニバンの特徴。そして取り回しがしやすいので、運転が不慣れな人でも楽に運転できます。
コンパクトミニバンのデメリット
便利に使えるコンパクトミニバンには、大きなミニバンに比べると不利な部分もあります。
3列目席の居住性はやや劣る
ミニバンの最大のメリットは3列目シートを備えて大人数で移動できること。ただ、コンパクトミニバンはMサイズやLサイズのミニバンに比べると全長が短く、そのぶん3列目席のスペースは広くありません。
また、限られたスペースにシートを設置するため、車種によってはシートの座面や背もたれが小さく設計されているものもあり、大人が長時間座るのが大変なこともあります。
全高が低いためスライドドアの開口部が小さくなり、3列目への乗り降りが大型のミニバンに比べると大変なこともあります。コンパクトミニバンを選ぶ際は基本的には2列シート車と同様の使い方を想定し、いざという時には3列目シートにも人が乗れる、という風に考えておくのがいいでしょう。逆に常時3列目シートを使うようであれば、MサイズやLサイズのミニバンを選ぶことをおすすめします。
エンジンの排気量が小さい
コンパクトミニバンやスライドドアを備えたトールワゴンは、基本的に1.5Lエンジン以下のエンジンを搭載しています。そのため、MサイズやLサイズのミニバンに比べるとエンジンのパワーは小さくなります。
大勢で乗車したり、荷物をたくさん積んで出かける際はパワー不足を感じることもあります。もしこのような機会が多いけれどコンパクトミニバンを選ぶ必要があるのであれば、モーターアシストも使えるハイブリッド車を選んだほうがいいでしょう。
自分にピッタリなミニバンの選び方
「人がたくさん乗るから大きなミニバンを買おう!」と思っていても、実はあなたにぴったりなのはコンパクトミニバンかもしれません。反対にコンパクトミニバンを検討していても、実はもっと大きなモデルのほうが便利に使えるということもあります。ここでは自分にぴったりなサイズのミニバンを見つけるコツをお伝えします。
日常的に乗車する人数

ミニバンを選ぶ際は、まず日常で使う際の乗車人数を考えてみましょう。たとえば4人家族で使うのであれば2列目席までで完結するのでコンパクトミニバンでも大丈夫。
これが5人家族になると常時2列目席に3人で座るのは意外と窮屈なので、3列目席を使う頻度が高まります。そうなるとコンパクトミニバンよりも、3列目席へのアクセスが用意な大型のミニバンのほうが便利に使えるはずです。
難しいのは、家族は4人だけれど頻繁に実家に行って親を乗せる機会が多いというパターン。この場合は3列目席に人が座った状態でどのくらいの時間ドライブするかを考えてみることをおすすめします。
たとえば実家の近所にあるレストランまで行ったりする程度なら短時間なので、コンパクトミニバンでも苦にならないはず。でも比較的長時間ドライブする機会が多いようであれば、Mクラス以上のミニバンのほうが楽かもしれません。
チャイルドシートを設置する数

チャイルドシートは6歳未満の幼児に対して使用義務があり、6歳を超えた後も車に設置されるシートベルトなどを正しく使用できるまで(身長150cm未満まで)、体格に合わせたチャイルドシートやジュニアシートを使用することが推奨されています。
チャイルドシートは大きいので、たとえば3人がけの2列目シートに2つ設置すると中央席に大人が座るのは難しくなります。この状態では、チャイルドシートに座る子どもの世話がしづらくなります。
Mサイズ以上で2-3列目のウォークスルー機能があるミニバンなら、チャイルドシートの乗せ下ろしや車内で子どもの世話をするのが楽にできます。
3列目席の使用頻度
どのミニバンも3列目席には2列目席を前にスライドさせたうえで背もたれを前に倒してアクセスします。そのため、背の高いMクラス以上のミニバンのほうが3列目へのアクセスが楽。友人と出かけたり、子どもの習い事などで子どもの友だちを乗せたりする機会が多いなら、3列目席が広くてアクセスも楽な物を選んだほうが便利です。
逆に3列目席を頻繁に使用しないのであれば、コンパクトミニバンの取り回しのよさなどを享受したほうが便利。
また3列目席へのアクセスは2-3列目席のウォークスルー機構を利用する方法もあります。ウォークスルー機構は大型のミニバンに多いですが、コンパクトミニバンでも備えているモデルもあります。
荷室の広さ

スポーツやアウトドアを楽しむためにたくさんの荷物を車に積んで出かける機会が多いなら、荷室の広さはとても重要です。3列目席を格納すればコンパクトミニバンも広い荷室が出現します。
注目したいのは荷室の高さ。MサイズミニバンやLサイズミニバンに比べると全高が低いコンパクトミニバンは荷室の高さも低めになるため、高さのある荷物を積みたいと思っている人は自分が積みたい荷物が入るかを事前に確認してください。ちなみにトヨタのミニバンだと、コンパクトミニバンであるシエンタの荷室高は1,055mm、Mサイズミニバンであるヴォクシーの荷室高は1,220mmになります。
もうひとつの注目点は3列目席の格納方法。モデルにより左右に跳ね上げるタイプと床下に収納するタイプがあり、左右跳ね上げ式はその分荷室の幅が狭くなります。
どのタイプでも、「この荷物だけは絶対に積めないと困る」というものがあるなら、購入時にお店に話して実際に積んでみることをおすすめします。
ラグジュアリーさ

ラグジュアリーなミニバンが欲しいと思っている場合、選択肢は必然的にLサイズミニバンになります。一方、コンパクトミニバンは価格帯的にゴージャスな仕様に仕上げるのが難しく、ファミリーで使うのに便利な機能や仕様が求められる傾向にあります。
ただ、コンパクトミニバンでも上級グレードなら本革巻きステアリングや本革巻きシフトノブが装備されたり、2列目席がゆったり座れるキャプテンシート仕様を選ぶこともできます。
駐車場のサイズ

車選びで無視できないのが、駐車場(保管場所)のサイズ。たとえば自宅が戸建てで駐車場の奥行きがあまりない場合、大型の車は選ぶのが難しくなります。マンションの機械式駐車場だと全長だけでなく、全幅や全高に制限があるケースもあります。
また駐車場のスペースだけでなく、駐車場までアプローチする道路の幅や、駐車しやすさなども車選びに影響します。
コンパクトミニバンはMサイズやLサイズのミニバンに比べると駐車しやすいのがメリット。それでも駐車に自信がない人は駐車支援機能の装着なども検討して、快適なカーライフを楽しめるようにしてください。
新しい車が欲しい人に新車も手に入る7人乗りコンパクトミニバン2選
現在新車で手に入る7人乗りのコンパクトミニバンは、トヨタとホンダが販売している2モデルのみ。どちらもコンパクトながら広い室内を売りにしたモデルです。でも設計思想には違いがあるので、自分の使い方にピッタリ合うものを選んでください。
トヨタ シエンタ(3代目/2022年〜)

ボディサイズ | 全長:4,260mm 全幅:1,695mm 全高:1,695mm(2WD)、1,715mm(4WD) |
室内サイズ | 室内長:2,545mm(7人乗り)、2,030mm(5人乗り) 室内幅:1,530mm 室内高:1,300mm |
ホイールベース | 2,750mm |
最小回転半径 | 5.0m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒+ハイブリッド・1,490cc 直列4気筒・1,490cc |
WLTCモード燃費 | 18.3〜28.4km/L |
新車価格帯 | 2,077,900〜3,322,000円 |
中古車相場価格 | 総額180万〜390万円 |

全幅が1,700mm以下という5ナンバーサイズに収めたシエンタ。全長も4,260mmと短いので、街中での取り回しのよさに優れています。2代目はアヴァンギャルドな雰囲気が特徴でしたが、3代目は温かみのあるデザインになりました。
乗車人数は3列シートを備えた7人乗りと2列シートの5人乗りをラインナップ。シエンタは2列目席の居住性を高める設計がされているのが特徴で、そのぶん3列目席の空間はやや狭くなっています。そのため、あえて2列シート仕様を選ぶ人も多くいます。
スライドドア部のフロアを低くしてフラットにすることで小さな子どもや年輩の方も乗り降りしやすくしたり、スライドドアにハンズフリー機能を用意するなど利便性にも配慮。パワートレインはガソリン車とハイブリッドがラインナップされます。
トヨタ シエンタ
車両本体価格125.6万円
支払総額139.7万円
諸費用14.1万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格155.8万円
支払総額169.7万円
諸費用13.9万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格98.0万円
支払総額118.9万円
諸費用20.9万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格138.8万円
支払総額149.7万円
諸費用10.9万円
ホンダ フリード(3代目/2024年〜)

ボディサイズ | 全長:4,310mm 全幅:1,695mm(エアー)、1,720mm(クロスター) 全高:1,755mm(2WD)、1,780mm(4WD) |
室内サイズ | 室内長:2,645mm(6人乗り、7人乗り)、1,935mm(5人乗り) 室内幅:1,470mm 室内高:1,270mm(6人乗り、5人乗り)、1,260mm(7人乗り) |
ホイールベース | 2,740mm |
最小回転半径 | 5.2m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒+ハイブリッド・1,496cc 直列4気筒・1,496cc |
WLTCモード燃費 | 14.4〜25.6km/L |
新車価格帯 | 2,623,500〜3,602,500円 |
中古車相場価格 | 総額230万〜410万円 |

2024年に『第45回 2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー』を受賞した3代目フリード。標準モデルのエアーとクロスオーバースタイルのクロスターを明確に切り分けたことで、両車の魅力が引き立っています。基本的に全幅は1,700mm以下の5ナンバーサイズですが、クロスターは前後フェンダーにアーチをつけてクロスオーバー感を表現したことで、全幅が僅かに1,700mmを超えて3ナンバーサイズになります。
フリードは3列目まで大人がきちんと座れるように設計されていることが特徴で、3列目席には厚みのあるシートが取り付けられています。乗車人数は2+2+2の6人乗りが基本で、2列目席がキャプテンシートになり3列目へウォークスルーできるようになっています。そして後席用のクーラーを設置するなど快適性にもこだわっています。
パワートレインはガソリン車とホンダ独自のハイブリッドシステムであるe:HEVの2種類。e:HEVは日常のほとんどをモーターの力で走行し、バッテリーに蓄えた電気が少なくなるとエンジンを始動させて発電用のモーターを動かします。そして高速走行時は効率のよいエンジンの力を利用します。
ホンダ フリード
車両本体価格187.7万円
支払総額195.5万円
諸費用7.8万円
ホンダ フリード
車両本体価格209.0万円
支払総額219.8万円
諸費用10.8万円
ホンダ フリード
車両本体価格57.7万円
支払総額64.1万円
諸費用6.4万円
ホンダ フリード
車両本体価格55.6万円
支払総額68.5万円
諸費用12.9万円
総額100万円以下での購入も可能!中古車で探したい7人乗りコンパクトミニバン6選
新車も手に入る現行型のコンパクトミニバンは2モデルのみですが、中古車に目を向ければ先代モデルや絶版モデルを選ぶこともできます。これらは中古車相場価格がこなれているので、低予算で手に入れることも可能です。
トヨタ シエンタ(2代目/2015年〜2022年)

ボディサイズ | 全長:4,260mm 全幅:1,695mm 全高:1,675mm(2WD)、1,695mm(4WD) |
室内サイズ | 室内長:2,535mm(6人乗り、7人乗り)、1,935mm(5人乗り) 室内幅:1,470mm 室内高:1,270mm(7人乗り、6人乗り)、1,900mm(5人乗り) |
ホイールベース | 2,750mm |
最小回転半径 | 5.2m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒+ハイブリッド・1,496cc 直列4気筒・1,496cc |
WLTCモード燃費 | 14.0〜22.8km/L |
新車時価格帯 | 1,818,500〜2,580,000円 |
中古車相場価格 | 総額50万〜290万円 |

2003年に登場した初代シエンタは全長4.1mのコンパクトなボディに3列シートを搭載し、ユニバーサルデザインを採用したモデルとして登場しました。ただ、3列目席の空間は非常に狭く、子どもが座るのがやっとでした。2代目シエンタはその点を改良し、大人も座れる空間が与えられました。
低床フロアで乗り降りをしやすくし、2列目シートは膝回りのスペースを拡大。3列目シートは幅を初代より70mmも広くして大人でもきちんと座れるようにしています。3列目席への乗り込み時は2列目シートをワンタッチで折り畳めるようにして乗降性を高めています。
乗車人数は2列目がベンチシートになる7人乗りと、中央にドリンクホルダーなどを設置して利便性を高めた6人乗り、そして2列シート仕様の5人乗りが用意されました。
トヨタ シエンタ
車両本体価格120.6万円
支払総額134.8万円
諸費用14.2万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格154.0万円
支払総額165.3万円
諸費用11.3万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格125.6万円
支払総額139.7万円
諸費用14.1万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格118.3万円
支払総額132.3万円
諸費用14.0万円
ホンダ フリード(2代目/2016年〜2024年)

ボディサイズ | 全長:4,265mm 全幅:1,695mm 全高:1,710mm(2WD)、1,735mm(4WD) |
室内サイズ | 室内長:3,045mm(6人乗り、7人乗り) 室内幅:1,455mm 室内高:1,275mm(7人乗り、6人乗り) |
ホイールベース | 2,740mm |
最小回転半径 | 5.2m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒+ハイブリッド・1,496cc 直列4気筒・1,496cc |
WLTCモード燃費 | 15.6〜20.9km/L |
新車時価格帯 | 2,330,900〜3,215,300円 |
中古車相場価格 | 総額80万〜310万円 |

ホンダはフリードの前身モデルとなるモビリオの頃から、3列目席の居住性を高める設計をしていました。そして3列シート仕様だけでなく2列シート仕様も用意していました。ホイールベースが長い2列シート仕様車は車中泊を楽しむ人からも支持されたモデルです。2代目フリードでは2列シート仕様はフリード+(プラス)という名前で販売されました。
2列目席はベンチシート仕様の7人乗りとキャプテンシート仕様の6人乗りをラインナップ。メインとなるのはキャプテンシート仕様の6人乗りになります。6人乗りは1-3列目のウォークスルーが可能。キャプテンシートは360mmの前後スライドが可能で、4人乗車時は後ろに下げると足を組んでゆったり座ることができます。
2019年10月のマイナーチェンジでクロスオーバースタイルの「クロスター」(写真上)を追加。販売途中で加わったモデルということもあり3代目ほど個性をはっきり主張したわけではありませんが、人とは違ったモデルに乗りたい人は要注目です。
ホンダ フリード
車両本体価格223.9万円
支払総額234.7万円
諸費用10.8万円
ホンダ フリード
車両本体価格55.6万円
支払総額68.5万円
諸費用12.9万円
ホンダ フリード
車両本体価格128.8万円
支払総額139.7万円
諸費用10.9万円
ホンダ フリード
車両本体価格187.7万円
支払総額195.5万円
諸費用7.8万円
マツダ プレマシー(3代目/2010年〜2017年)

ボディサイズ | 全長:4,585mm 全幅:1,750mm 全高:1,615mm |
室内サイズ | 室内長:2,565mm 室内幅:1,490mm 室内高:1,240mm |
ホイールベース | 2,750mm |
最小回転半径 | 5.3m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,997cc 直列4気筒・1,998cc |
JC08モード燃費 | 10.6〜16.2km/L |
新車時価格帯 | 2,008,800〜2,419,200円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜160万円 |

現在、マツダ車のラインナップにはミニバンはなく、3列シート車はラージサイズSUVのCX-80が用意されています。でも2017年までは複数のミニバンが用意されていました。プレマシーはマツダの最も小さなミニバンでした。
コンパクトと言ってもボディサイズは他のミニバンより少し大きめで、全幅も1,750mmと幅広になっています。最大の特徴はKARAKURI(カラクリ)シートと名付けられた2列目シート。普段はキャプテンシートとして使用し、7人で乗りたい時はバスの補助席のように畳んだ中央席を起こして使用します。キャプテンシートとして使う際は3列目へのウォークスルーが可能です。
マツダは2010年から車の基本性能を高めることで燃費性能と走行性能を高めるスカイアクティブテクノロジーを採用。3代目プレマシーには2013年からガソリンエンジンと6速ATにスカイアクティブテクノロジーが採用されました。
マツダ プレマシー
車両本体価格88.3万円
支払総額102.9万円
諸費用14.6万円
マツダ プレマシー
車両本体価格30.5万円
支払総額54.1万円
諸費用23.6万円
マツダ プレマシー
車両本体価格49.8万円
支払総額64.3万円
諸費用14.5万円
トヨタ ウィッシュ(2代目/2009年〜2017年)

ボディサイズ | 全長:4,590〜4,600mm 全幅:1,695〜1,720mm 全高:1,590〜1,600mm |
室内サイズ | 室内長:2,660mm 室内幅:1,470mm 室内高:1,315mm |
ホイールベース | 2,750mm |
最小回転半径 | 5.3m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,797cc 直列4気筒・1,986cc |
JC08モード燃費 | 14.4〜16.0km/L |
新車時価格帯 | 1,905,709〜2,592,982円 |
中古車相場価格 | 総額50万〜190万円 |

2000年代までは3列シートを備えたミニバンでもスライドドアではなくヒンジ式ドアを採用するのは珍しくありませんでした。これらは全高を低めに設定して重心を下げることで、スポーティな走りを楽しめるのが特徴。3列シートのミニバンですが、スポーツワゴンのような感覚で乗れるモデルとも言えます。
2代目ウィッシュも当時のトヨタのデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に基づいたスポーティさと広さや落ち着き感を調和させたデザインを採用した、走りのよさを予見させるスタイルになっています。
パワートレインは1.8Lエンジンとスポーティな2Lエンジンの2タイプを用意。トランスミッションは燃費性能に優れたCVTを採用しています。1.8L車は7人乗りで、2L車は2列目にゆったり座れる6人乗りになっています。
トヨタ ウィッシュ
車両本体価格55.6万円
支払総額68.5万円
諸費用12.9万円
トヨタ ウィッシュ
車両本体価格45.6万円
支払総額60.8万円
諸費用15.2万円
トヨタ ウィッシュ
車両本体価格49.8万円
支払総額60.0万円
諸費用10.2万円
トヨタ ウィッシュ
車両本体価格56.8万円
支払総額68.8万円
諸費用12.0万円
日産 ラフェスタ(初代/2004年〜2012年)

ボディサイズ | 全長:4,530mm 全幅:1,695mm 全高:1,595〜1,630mm |
室内サイズ | 室内長:2,690mm 室内幅:1,420mm 室内高:1,255mm |
ホイールベース | 2,700mm |
最小回転半径 | 5.5m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,997cc |
JC08モード燃費 | 13.2〜15.0km/L |
新車時価格帯 | 1,793,400〜2,543,100円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜110万円 |

日産はまだミニバンと言う言葉が一般的ではなかった1980年代から、コンパクトな3列シートモデルを生産していました。ラフェスタもその流れにあるモデルです。日産オリジナルモデルのラフェスタは2012年まで生産されていて、その後はマツダ プレマシーのOEMモデルとして「ラフェスタハイウェイスター」を2017年まで販売していました。
他社の全高が低いコンパクトミニバンはヒンジ式ドアを採用していたのに対し、ラフェスタはスライドドアを採用。これは日産の伝統とも言える装備でした。そして周囲のガラス面を広くするとともに天井に大きなガラスルーフを備えることで開放的な気分で移動を楽しめるようにしています。
シートアレンジは小さな子どもとのコミュニケーションを取りやすくするベビーフレンドリーモードを設定。Bピラーに2列目席専用のエアコン吹き出し口をつけるなど、家族みんなが快適になれるつくりになっています。
トヨタ シエンタ(初代/2003年〜2015年)

ボディサイズ | 全長:4,100〜4,120mm 全幅:1,695mm 全高:1,670〜1,680mm |
室内サイズ | 室内長:2,515mm 室内幅:1,430mm 室内高:1,310mm |
ホイールベース | 2,700mm |
最小回転半径 | 5.2m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,496cc |
JC08モード燃費 | 13.2〜17.2km/L |
新車時価格帯 | 1,671,429〜2,040,172円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜170万円 |

全長わずか4,100mmというコンパクトカーとほとんど変わらないサイズでありながら3列シートを備えた初代シエンタ。3列目席はお世辞にも広いとは言えないスペースでしたが、いざという時に7人で移動できるパッケージングは多くの人から支持され、ヒットモデルとなりました。
3列目シートを2列目席の床下に格納すると広大な荷室が現れます。2列目席はひとつのレバーでチップアップやリクライニング操作ができるようになっています。
2010年10月に一度販売が終了しますが、2011年6月に販売を再開。このタイミングで角目ライトや専用デザインのリアコンビランプなどを備えた「ダイス」もラインナップされました。初代シエンタは現在、アースカラーにオールペンしてオフロードタイヤを装着したカスタム車も多く流通しています。
トヨタ シエンタ
車両本体価格143.0万円
支払総額155.7万円
諸費用12.7万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格154.0万円
支払総額165.3万円
諸費用11.3万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格49.4万円
支払総額63.4万円
諸費用14.0万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格66.8万円
支払総額77.3万円
諸費用10.5万円
コンパクトミニバン感覚で乗れる5人乗りスライドドア搭載トールワゴン5選
3列目席は装備していないけれど、スライドドアを搭載してミニバン感覚で使えるトールワゴンも、コンパクトミニバンを検討している人には充分選択肢に入るはずです。
トヨタ ルーミー(初代/2016年〜)

ボディサイズ | 全長:3,700mm(標準仕様)、3,705mm(カスタム仕様) 全幅:1,670mm全高:1,735mm |
室内サイズ | 室内長:2,180mm 室内幅:1,480mm 室内高:1,355mm |
ホイールベース | 2,490mm |
最小回転半径 | 4.7m(カスタムG-T)、4.6m(その他のグレード) |
パワートレイン・排気量 | 直列3気筒・996cc 直列3気筒+ターボ・996cc |
WLTCモード燃費 | 18.4km/L(2WD)、16.8km/L(4WD、ターボ車) |
新車価格帯 | 1,742,400〜2,294,600円 |
中古車相場価格 | 総額40万〜340万円 |

ダイハツが生産するトールをトヨタにOEM供給しているモデルがルーミーです。2016年のデビュー時はルーミー以外にタンクという兄弟車もありましたが、2020年9月のマイナーチェンジでルーミーに1本化されました。ルーミーを中古車で探す際は、合わせてタンクやトールの中古車も見てみることをおすすめします。
4mを切る全長と4.6mという最小回転半径により住宅街の細い道での取り回しも楽に行えます。もちろんホームセンターなどでの車庫入れも楽。搭載エンジンは1L3気筒で、NAとターボの2種類があります。エクステリアは標準仕様とカスタム仕様が用意されます。
1列目席には後席へのウォークスルー機構があるので、チャイルドシートに座る子どもの世話をしたい時もいちいち車外に出る必要がありません。先進安全装備は2020年のマイナーチェンジで大きく進化。全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールなどが備わりました。
トヨタ ルーミー
車両本体価格199.0万円
支払総額209.8万円
諸費用10.8万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格183.9万円
支払総額195.8万円
諸費用11.9万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格104.1万円
支払総額114.8万円
諸費用10.7万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格165.1万円
支払総額178.8万円
諸費用13.7万円
スズキ ソリオ(4代目/2020年〜)

ボディサイズ | 全長:3,810mm 全幅:1,645mm 全高:1,745mm |
室内サイズ | 室内長:2,500mm 室内幅:1,420mm 室内高:1,365mm |
ホイールベース | 2,480mm |
最小回転半径 | 4.8m |
パワートレイン・排気量 | 直列3気筒+マイルドハイブリッド・1,197cc |
WLTCモード燃費 | 22.0km/L(2WD)、20.7km/L(4WD) |
新車価格帯 | 1,926,100〜2,648,800円 |
中古車相場価格 | 総額90万〜340万円 |

現在の軽自動車選びの主流となっている軽スーパーハイトワゴンのような感覚で乗れる、スライドドア搭載の小型車というカテゴリーを確立したのがソリオ。エクステリアは標準仕様と上質さを強調したバンディットの2種類が用意されます。
全幅は5ナンバーサイズの枠より50mm以上狭くして細い路地でも取り回しがしやすくなっていますが、全長は先代より80mm長くし、荷室床面長を100mm拡大。小さくても広い室内空間が確保されています。天井部には車内の空気を循環させて全ての席で快適に過ごせるサーキュレーターが設置されました。
パワートレインは1.2Lエンジンにマイルドハイブリッドを搭載。これによりWLTCモードで22.0km/L(2WD)という低燃費を実現しています。現在は新車のラインナップから外されていますが、ガソリンエンジンとハイブリッド車もラインナップされていました。
スズキ ソリオ
車両本体価格108.3万円
支払総額121.4万円
諸費用13.1万円
スズキ ソリオ
車両本体価格49.9万円
支払総額54.9万円
諸費用5.0万円
スズキ ソリオ
車両本体価格94.0万円
支払総額102.0万円
諸費用8.0万円
スズキ ソリオ
車両本体価格109.0万円
支払総額120.1万円
諸費用11.1万円
スズキ ソリオ(3代目/2015年〜2020年)

ボディサイズ | 全長:3,710mm 全幅:1,625mm 全高:1,745mm |
室内サイズ | 室内長:2,515mm 室内幅:1,420mm 室内高:1,360mm |
ホイールベース | 2,480mm |
最小回転半径 | 4.8m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,242cc 直列4気筒+マイルドハイブリッド・1,242cc |
JC08モード燃費 | 22.0km/L〜32.0km/L |
新車時価格帯 | 1,486,100〜2,219,800円 |
中古車相場価格 | 総額40万〜270万円 |

現在、多くのスズキ車が採用しているプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を使って開発された3代目ソリオ。先代に比べて約100kgも軽量化されたことにより、走りの質が大幅に向上しました。
両側スライドドアと背の高いボディ形状で利便性を高め、あえて全幅を狭めに設定して取り回し性能を高めているのが特徴です。2,480mmというこのクラスとしてはかなりながいホイールベースでありながら最小回転半径が4.8mに抑えられているのも注目点。
パワートレインは1.2Lガソリンエンジンと1.2Lマイルドハイブリッド、そして2016年11月にはフルハイブリッド車も追加。フルハイブリッドのSX、SZ、SVはJC08モードで32.0km/Lという低燃費を実現しています。
スズキ ソリオ
車両本体価格94.0万円
支払総額102.0万円
諸費用8.0万円
スズキ ソリオ
車両本体価格86.8万円
支払総額99.4万円
諸費用12.6万円
スズキ ソリオ
車両本体価格47.7万円
支払総額55.9万円
諸費用8.2万円
スズキ ソリオ
車両本体価格127.7万円
支払総額139.6万円
諸費用11.9万円
ホンダ フリードスパイク(初代/2010年〜2016年)

ボディサイズ | 全長:4,210mm 全幅:1,695mm 全高:1,720mm |
室内サイズ | 室内長:2,025mm 室内幅:1,440mm 室内高:1,265mm |
ホイールベース | 2,740mm |
最小回転半径 | 5.2m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,496cc |
JC08モード燃費 | 13.2km/L〜16.0km/L |
新車時価格帯 | 1,980,000〜2,185,000円 |
中古車相場価格 | 総額20万〜230万円 |

3列シートを備えたコンパクトミニバンである初代フリードの3列目シートを外し、荷室を広げてアクティブに使えるようなモデルに仕立てられたのがフリードスパイクです。パワートレインは1.5Lガソリンエンジンで、ハイブリッドシステムを搭載した「フリードスパイクハイブリッド」というモデルも販売されました。
外観の特徴はスライドドア後ろのリアクォーターウインドウを廃止したこと。荷室内のこのスペースには小物を収納できるトレイや荷室を照らすライトが設置されています。そして荷室床面は高さや形を変えられるフロアボードが設置されました。
後席を格納すると最大2,015mmの空間が出現。そのためコンパクトモデルでありながら車中泊を楽しみたい人からも選ばれている稀有なモデルです。
トヨタ ポルテ(2代目/2012年〜2020年)

ボディサイズ | 全長:3,995mm 全幅:1,695mm 全高:1,690mm(2WD)、1,720mm(4WD) |
室内サイズ | 室内長:2,160mm 室内幅:1,420mm 室内高:1,380mm |
ホイールベース | 2,600mm |
最小回転半径 | 5.0m |
パワートレイン・排気量 | 直列4気筒・1,496cc |
WLTCモード燃費 | 19.0km/L(2WD)、14.8km/L(4WDの) |
新車時価格帯 | 1,990,000〜2,244,100円 |
中古車相場価格 | 総額30万〜170万円 |

運転席側はヒンジ式ドアを前後につけたオーソドックスなスタイルですが、助手席側には大型のスライドドアを設置。スライドドアから助手席と後席に乗降するというユニークな構造を採用したモデルです。兄弟車でスペイドというモデルも用意されました。
後席には座面のチップアップ機能が備わり、ベビーカーを畳まずに積載することが可能。運転席の後ろにはティッシュポケットが備わるのもユニークな部分です。
デビュー時のパワートレインは1.3Lと1.5Lでしたが、途中で1.3Lは廃止されて1.5Lのみの展開に。2016年6月以降のモデルには先進運転支援システムのパッケージであるトヨタセーフティセンスCが備わります。
コンパクトミニバンを中古車で探す時のチェックポイント
ミニバンは、小さな子どもがいるファミリーやレジャーでたくさんの荷物を積んで出かける人たちから選ばれることが多いもの。これはコンパクトミニバンやスライドドアを備えたトールワゴンでも変わりません。そのため、中古車を選ぶ際は特に注意してチェックしておきたい部分があります。
もっとも大切なのはスライドドア。スライドドアはドアが大きく、ヒンジ式ドアよりも部品点数が多くなります。また、イージークローザーや挟み込み防止機構、電動開閉などの機能も備わるため、不具合があると修理にかなりの費用がかかります。

購入時には必ずスムーズに開閉できるか、引っ掛かりがないかなどを確認しましょう。電動開閉式の場合はスライドドアのドアノブでの電動開閉だけでなく、車内からも開閉してみる、運転席にあるスイッチやリモコンキーのスイッチでも開閉してみることを忘れずに。
車の運転に不慣れな人が運転することもあるので、車の四隅にキズがないかを確認しましょう。ただ、キズが付いていたとしてもそれは販売店がつけた車両価格に反映されているケースがほとんどです。そのため、キズがあるからと値引きを迫るのは得策ではありません。それよりも納車整備と一緒に補修が可能かなどを相談したほうがいいでしょう。
レジャーでたくさんの荷物を積んで出かけると、走行中の揺れで荷室壁面にキズがついたり、床面に擦れができたりすることがあります。
外観のキズもそうですが、公道を走っていた中古車には少なからずキズや汚れはついてしまうもの。なので、購入時は内外装を一通り確認して、それらがあっても価格に納得できるかを考えましょう。納得できるなら、買ってもいい中古車と言えます。
よくある質問
ボディが小さいので、細い路地や駐車場などでも取り回しが楽にできます。また、燃費性能に優れているため、購入後の維持費を抑えたい人にもおすすめです。
詳しくは「コンパクトカーの魅力」をご覧ください。
ミニバンなどに比べると室内空間は狭くなるので、普段車に乗る人全員が快適に移動できるかをチェックしましょう。絶対に積む荷物がきちんと入るかも確認してください。維持費にこだわるなら燃費性能に加え、車両重量やエンジンの排気量にも注目をしましょう。
ベーシックな2ボックススタイルのほか、スライドドアを備えた背の高いモデル、コンパクトなSUVなどがあります。ミニバンにもコンパクトなものが用意され、2列シートにして荷室の使い勝手を高めたものもあります。
車のご売却、安心で選ぶなら カーセブン
総在庫3,000台以上から
ぴったりの一台が見つかる!
ご相談・ご質問だけでもお気軽に!