更新日2022.10.31

スズキ ワゴンRの燃費は悪い?他の軽ワゴンと比較して解説

1993年の発売以来、ワゴンRは長く軽自動車の人気トップを走ってきました。今では当たり前となったハイトワゴンの元祖ともいわれ、車内が狭いという軽自動車の当時の常識をくつがえした存在です。

さらに燃費のよさも人気の理由になっています。2022年時点の現行モデルには、ハイブリッド車も加わって燃費性能がますます向上しました。

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ワゴンRを他の軽ワゴンと比較してみます!

この記事でわかること

  • ワゴンRの燃費と他の軽ワゴンとの違い
  • 燃費を向上させるためのポイント
  • 購入前に知っておきたい注意点

スズキ ワゴンRの燃費をチェック!競合車種とも比較

スズキの強みといえば軽自動車、なかでもワゴンRはその代表格とも呼べるほどの車です。

コンパクトな車体ながら、ワゴンの広々とした車内空間を実現し「軽自動車の概念を変えた」と評されました。現行モデルは2017年に発売され、マイルドハイブリッドシステムを採用し、燃費向上を実現しています。

ワゴンRのカタログ燃費

ワゴンRのカタログ燃費をグレードごとに、ガソリン車とハイブリッド車をわけて、表にまとめました。

▼ワゴンRのグレード別の燃費比較

グレード

2WD
(WLTCモード・km/L)

4WD
(WLTCモード・km/L)

FX

CVT(無段変速機)

24.4

23.2

5MT(マニュアル)

24.8

23.0

HYBRID-FX-S

25.2

24.2

カスタムZ HYBRID ZX

25.2

24.2

カスタムZ HYBRID ZT

22.5

20.9

スティングレー HYBRID T

22.5

20.9

ワゴンRの実燃費

実燃費とは、実際にユーザーが走行して測定された値で、カタログ燃費よりも実態に近いと重視される数値です。

ユーザーの計測結果を掲載している「e燃費」では、2WDは18~23km/L、4WDは16~24km/Lと報告されています。燃費のよいユーザーの結果は、WLTCモードのカタログ燃費とほぼ同じ値といえます。

※出典:e燃費

競合車種との燃費比較

ワゴンRの競合にあたる、他の軽ワゴンと燃費を比較しました。

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標準的な2WDのモデルで比較します。

▼他の軽自動車との燃費を比較

車種

燃費
(WLTCモード・km/L)

スズキ:ワゴンR

FX 2WD

24.4

スティングレー
HYBRID T

22.5

ダイハツ:ムーヴ

20.7

日産:デイズ

23.3

ホンダ:N-WGN

23.2

ワゴンRのノーマルグレードの燃費は24.4km/Lで、僅差ですがほかの車種よりも燃費がよいことがわかります。軽ワゴンのなかでも、ワゴンRの燃費はトップクラスです。

ワゴンRの維持費をシミュレーション

ワゴンRの燃費をもとにして、年間の燃料費を計算します。また自動車税や車検などメンテナンス費用が予測できると、年間でかかるおおよその維持費をイメージできます。

▼ワゴンRの維持費

グレードワゴンRワゴンRカスタムZワゴンRスティングレー
仕様2WD・CVT2WD・CVT2WD・CVT
ガソリン代約68,000円約65,000円約73,000円
軽自動車税10,800円10,800円10,800円
任意保険約64,000円約65,000円約65,000円
車検法定費用
(自賠責保険、自動車重量税、印紙代)
約28,000円約28,000円約28,000円
車検点検料金約40,000円約40,000円約40,000円
メンテナンス・消耗品費用目安約40,000円約40,000円約40,000円
年間維持費合計約250,800円約248,800円約256,800円
月間維持費合計約20,900円約20,733円約21,400円
※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン165円/Lで計算
※軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算
※任意保険は補償内容によって変動します。

ワゴンRの維持費は年間で25万円程度が必要です。グレードによって、ガソリン代や任意保険の費用にわずかな差が生まれますが、そのほかの費用は変わりません。

駐車場代や高速道路代、洗車代などは上の表に含まれていません。車の使い方によっては、表よりも高くなる場合があります。

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駐車場代の全国平均は月8,000円程度。自宅近くの相場を調べておくとよいですね。

ワゴンRの魅力

ワゴンRは多くのユーザーから支持され、ロングセラーとなっています。

燃費のよさだけでなく「軽自動車と思えないほど広い」といわれる車内の快適さや安全へのこだわりなどが、人気の理由だといえるでしょう。

室内の広さ

ワゴンRの車高は1,650mmで、ハイトワゴンと呼ばれます。コンパクトで運転しやすい軽自動車の魅力を保ちながら、広い室内空間が確保されています。

子どもが後部座席で立って移動できるうえ、大人が4人で乗車しても圧迫感を感じることは少ないでしょう。荷物の収納スペースも大きいので、ゴルフバッグも楽に収まります。

軽ワゴンでトップクラスの燃費

ワゴンRの燃費のよさは、同じ軽ワゴンのなかで比べてもトップクラスです。

さらにハイブリッドモデルには「マイルドハイブリッドシステム」が採用されています。これは、搭載されたバッテリーの力でモーターを回し、走行をアシストするものです。

きめ細かな装備が充実

車内で過ごす時間を快適にするためのさまざまな装備も進化しています。

軽自動車で初めて装備されたヘッドアップディスプレイは、視線を前方からそらさずに、走行中に必要な速度などの情報を確認できるものです。

またリモコンだけで鍵の開け閉めやエンジンスタートが可能な「キーレスプッシュスタートシステム」のほか、運転席のシートヒーターやUSB充電なども標準装備されているため、日常のカーライフが便利で快適なものになるでしょう。

「スズキ セーフティ サポート」で安全走行をサポート

画像引用元:ワゴンR 安全装備|スズキ公式サイト

「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されているワゴンRは、さまざまな機能で車を安全に走行できるようにサポートします。

スズキ セーフティ サポートのおもな機能

・衝突被害軽減ブレーキ
・後退時のサポート
・ペダルの踏み間違えによる誤発進の抑制
・車両のふらつきや車線逸脱の危険を警告
・ハイビームとロービームの自動切り替え …など

こうした安全機能があることによって、事故そのものを減らせるかもしれません。あまり運転が得意でない方にとっては、便利で心強い機能です。

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FXグレードには、一部機能がついていませんので購入前に確認してください。

ワゴンRはこんな方におすすめ

ワゴンRをおすすめしたい方

・燃費のよい車で、維持費を抑えたい方
・買い物が多く、軽自動車で荷物をたくさん積みたい方
・子どもを後部座席に乗せて出かけることが多い
・ファミリー・大人同士で乗り合って使いたい方

燃費性能に優れるワゴンRは、車の維持費を抑えたい方に適しています。

広い車内スペースが魅力で、家族連れで出かける機会の多い方や買い物などで荷物をたくさん載せたい方にもおすすめです。

運転のしやすさについては、一度試乗してみるとよいでしょう。広々とした後部座席の快適さも体感できます。

「試乗する際のポイントが知りたい」という方は、「中古車は試乗したから購入!試乗方法や8つのチェックポイントを解説」をご覧ください。試乗方法やチェックポイントを解説しています。

ワゴンRの競合車種をチェック!

ワゴンRを購入したいという方は、次に紹介する3車種もあわせてチェックしてください。

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軽ワゴン同士で比べると、自身にあっている車も見つかりやすくなりますよ。

ダイハツ:ムーヴ

画像引用元:ムーヴ|ダイハツ公式サイト

ムーヴも、ワゴンRと同じく発売から歴史が長い人気モデルです。

90度まで開くドアが特徴的で、人の乗り降りや荷物の出し入れがスムーズな生活密着型の1台といえます。また軽量高剛性ボディや、新型のサスペンションを導入した乗り心地のよさも持ち味です。

一方、燃費や先進安全装備は、ワゴンRのほうが充実しているといえそうです。

日産:デイズ

日産デイズ
画像引用元:デイズ|日産自動車公式サイト

新型デイズは2019年にリニューアルされました。

車内の装備に上質感があり、静かで快適な乗り心地を実感できます。特に段差を通過する際にはサスペンションとタイヤの性能のよさが感じられるはずです。

後部座席の快適性や燃費は、ワゴンRのほうが優れているといわれますが、新型デイズは発売が遅い分、安全性能がさらに進化しています。

ホンダ:N-WGN

ホンダN-WGN
画像引用元:N-WGN|ホンダ公式サイト

ホンダ N-WGNには先進の運転支援装備「ホンダセンシング」が標準装備されています。

2019年8月にフルモデルチェンジした現行モデルは、軽自動車としては初めて横断中の自転車を検知する機能を備え、安全性能は高く評価されています。

走行性能も安定しており、街中でも高速道路でも快適さを追求したいという方におすすめです。

同程度のグレードで比較すると、車両本体価格はワゴンRのほうが数万円程度低くなります。

ワゴンRの燃費を向上させるには

燃費は運転方法や走行条件によって変動します

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急発進や急加速、タイヤの空気圧が減ると燃費は悪くなります。

燃費向上のポイント

・急発進や急加速は燃費悪化を招くのでひかえる
・タイヤの空気圧を50kPa以上に保つ
・夏場のエアコン使用を控えめにする
・オイル交換など、小まめにメンテナンスを行う
・積んだままの余計な荷物を降ろす

燃費性能のよい車のパフォーマンスを引き出すには、エコドライブを心がけることが大切です。車間距離を保ち、不必要な加速や減速を控える、緩やかにアクセルを踏むなどがポイントです。

また、夏場のエアコンもつけっぱなしにすると燃費が悪くなるので、必要なときだけ使用するなどの工夫が効果的です。

ワゴンRは新車と中古車どちらがいい?

新車と中古車には、それぞれのメリットがあります。こだわりたいポイントによって、どちらを選ぶか検討してください。

新車がおすすめの方

・好きなグレードやオプションなどを自由に選びたい
・特別仕様車など希少性の高い車を確実に購入したい

中古車がおすすめの方

・購入コストをできるだけ抑えたい
・できるだけ早く納車したい

希少性の高い車種にこだわりたい方は、新車を注文したほうが確実です。ワゴンRはカラーバリエーションが豊富で、14色もあるなかから自由に選べるのは新車の魅力といえます。

ただし新車は納車までに1~3か月程度、待たなければならない場合もあります。ワゴンRスティングレーは、公式サイトでも生産の遅れについて書かれているため、通常よりもさらに納車が遅れてしまう可能性もあるでしょう。

一方、中古車はすでに生産された車のなかから好みの1台を選んで契約するため、納車までが早い可能性が高いです。2022年時点の現行モデルは発売から時間が経っているため、流通量が多く、さまざまなバリエーションから選べます。

よくある質問

Q
ワゴンRの燃費は悪いですか?
A

軽自動車のなかでは、燃費はかなりいい車種だといえます。実燃費は平均して20km/L前後といわれており、ほかの軽ワゴンと比べても高い水準です。

Q
ワゴンRの燃費をよくする方法を教えてください
A

急発進や急加速を控えるなど日常でエコドライブを実践すると、燃費は向上します。また早めのオイル交換や空気圧を高めに保つなど日々のメンテナンスも燃費によい効果があります。

Q
ワゴンRはムーヴやデイズと比べてどうですか?
A

軽ワゴンで比較されることが多く、それぞれに強みがありますが、燃費面ではワゴンRが優勢といえそうです。車内の広々とした空間もワゴンRの人気の要因となっています。

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