更新日2022.12.27

タントのグレードごとの違いは?特徴やおすすめのグレードを紹介

軽自動車のスーパーハイトワゴンに分類されるダイハツ タントは、優れた走行性能に加え、天井が高い広々とした室内が特徴的で、ファミリーカーとしても人気があります。

タントを購入するうえで、グレードごとにどんな違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。本記事を通してグレードごとの装備の違いやおすすめのグレードを知り、自身にあった1台を選びましょう。

この記事でわかること

  • 中古車の購入時期
  • 中古車の購入時の注意点
  • お得に中古車を購入するコツ
 

監修・執筆

エディター ライター

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500だが最近2台持ちを考えていて、国産輸入車問わず中古車をいろいろ物色中。
http://bridge-man.net/

…続きを読む

ダイハツ タントのグレード一覧

nbox燃費_ミラクルオープンドア
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

タントのグレードは全5種類で、ノーマルのタントが3種類、カスタムが2種類となっています。

・L:コスパ重視のグレード
・X:快適な機能が加わった標準グレード
・Xターボ:ターボエンジンでパワフルに走れるグレード
・カスタムX:両側電動パワースライドドアの上位グレード
・カスタムRS:ターボエンジンで装備も充実したグレード

上記のほかにも、各グレードに特別仕様車が設定されており、駆動方式は2WDと4WDから選択できます。

タント最大の特徴は「ミラクルオープンドア」です。

ミラクルオープンドアとは、ほとんどの車に設けられている助手席と後部座席の間の柱をなくしたドアで、以下のようなメリットがあります。

  • 子どもを乗せたり降ろしたりしやすい
  • 雨の日に傘をさしたままでも乗り降りできる
  • バックドアを開けなくても大きな荷物を出し入れできる
  • 狭い場所でも乗り降りしやすい

タントのグレードごとの違い

グレードごとの燃費や価格は以下のようになっています。

グレード燃費
(WLTCモード)2WD(km/L)
燃費
(WLTCモード)4WD(km/L)
新車価格帯中古車価格相場
L22.721.42WD:1,386,000円4WD:1,512,500円759,000〜1,600,000円
X22.721.42WD:1,540,000円4WD:1,661,000円680,000〜1,820,000円
Xターボ21.219.62WD:1,650,000円4WD:1,771,000円940,000〜1,980,000円
カスタムX21.921.42WD:1,782,000円4WD:1,903,000円1,449,000〜1,750,000円
カスタムRS21.219.62WD:1,870,000円4WD:1,991,000円1,510,000〜1,920,000円
情報は2022年12月時点のものです。

タントのエアロモデルは「タントカスタム」で、快適性や安全性が充実したグレードです。カスタムXはNAエンジン、カスタムRSはターボエンジンを搭載しています。

NAエンジン

自然吸気エンジンとも呼ばれ、多くの車に搭載されている一般的なエンジン

ターボエンジン

NAエンジンにターボユニット(多くの空気をエンジンに取り込む機械)を追加したエンジン

ターボエンジンの場合、高い出力により走行性能が上がる一方、燃費性能は下がる傾向があります。そのため、燃費・価格重視かつ街乗りメインであれば「NA」、走行性能・快適性重視で遠出もしたいのであれば「ターボ」がおすすめです。

タントには、ダイハツの運転支援システム「スマートアシスト」がついており、以下の内容は全グレード共通で装備されています。

衝突回避支援:衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])、衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)、車線逸脱抑制制御機能、車線逸脱警報機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報

認識支援:先行車発進お知らせ機能、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、ノーマルの場合はAHB(オートハイビーム)、カスタムの場合はADB(アダプティブドライビングビーム)、サイドビューランプ

駐車支援のコーナーセンサー(フロント2個/リヤ2個)

「L」:コスパ重視のグレード

ダイハツ タントL
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

「L」は、タントのエントリーグレードで、コスパ重視で車を探している方におすすめです。

エントリーグレードながらエアコンはオートで、パーキングブレーキは足踏み式、エンジンはプッシュボタンスタートとなっています。また、キーフリーシステムを標準装備しており、ドアの開閉やエンジン始動時にカギを出す必要がありません。

4WD車にのみ運転席にシートヒーターが装備され、フロントドアにはUVカットガラスが使用されています。

ミラクルオープンドアを採用していますが、左右ともパワースライドドアではありません。また、以下のような安全装備オプションが追加対象外となっています。

  • 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)
  • LKC(レーンキープコントロール)
  • パノラマモニター
  • スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)

安全装備のうち、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)のみはオプションで追加可能です。

「X」:快適な機能が加わった標準グレード

ダイハツタント X
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

「X」は、「L」よりも機能が充実したグレードです。

フロントグリルがブラックになり、パーキングブレーキは電動パーキングブレーキにグレードアップ。左側リヤドアには「ワンタッチオープン機能付きパワースライドドア」が標準装備され、オプションで右側も変更可能です。

ガラスは360°スーパーUV&IRカットガラスにグレードアップし、紫外線も怖くありません。また、収納可能なリヤドアサンシェードがつくため、お子様の日除けにも役立ちます。

助手席にもシートヒーターが標準装備されるほか、運転席にシートリフターとチルトステアリングが装備され、快適な運転ポジションに変更できます。

「Xターボ」:ターボエンジンでパワフルに走れるグレード

ダイハツタント Xターボ
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

ターボエンジンが搭載され、力強い走りを実現した「Xターボ」。馬力はノーマルエンジンの54PSに比べて64PSとアップしています。坂道や高速道路を走る場合も快適に運転できるため、パワフルな走行性能を望む方にぴったりなグレードです。

ベースは「X」と同様ですが、ステアリングホイールが本革巻に、インパネがメッキボタンになり、より上質な印象を与えてくれます。

ボディカラーは、単色が9種類、2トーンカラーが2種類となっています。

「カスタムX」:両側電動パワースライドドアの上位グレード

ダイハツタント カスタムX
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

「カスタムX」はエアロモデルであり、スタイリッシュな見た目と高級感で大きく印象が変わります。

LEDイルミネーションランプが装着された高級感のある外装に加え、ドアアームレストなどのメッキの装飾やファブリック×ソフトレザー調シートによるハイクラスな内装にも魅了されることでしょう。

また、両側パワースライドドアが標準装備され、左右どちらからでも乗り降りしやすくなっています。

14インチの専用アルミホイールも装備されており、まさに充実した機能性と高級感を求める方におすすめのグレードです。

「カスタムRS」:ターボエンジンで装備も充実したグレード

ダイハツタント カスタムRS
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

カスタムXにターボエンジンを搭載したグレードの「カスタムRS」。充実した装備と高級感のある外装で、ドライブをより楽しめる仕様になっています。

インパネやステアリングホイールは本革巻になっており、高級感を演出するだけでなく、滑りにくさや汗の吸湿性などの優れた機能性を持っています。ホイールは切削の15インチの専用アルミホイールで、ほかの車と一線を画す見た目です。

充実した機能と力強い走りの両方を求める方におすすめです。

新型のアウトドアモデル「タント ファンクロス」

ダイハツタント ファンクロス
画像引用元:ダイハツタントファンクロス公式サイト

SUVライクに使用したい方には「タント ファンクロス」もおすすめです。外観・室内空間ともにアウトドアな仕様で、遊び心を感じさせるデザインとなっています。

スタッフ

気になる方はチェックしてみてください!

おすすめのグレードは「X」

ダイハツタント X
画像引用元:ダイハツタント公式サイト

タントのグレードのなかで最もおすすめなのは「X」です。

タントを選ぶうえで外せない装備として「パワースライドドア」が挙げられます。こちらはXから左側に標準装備され、オプションで右側にも追加できます。ほかにもワンタッチオープン機能(左側のみ)やイージークローザー機能などがあり、大きな荷物の出し入れやお子様も乗り降りしやすいです。

用途が街乗りメインであればNAエンジン搭載の「X」、走行性や快適性を求めるのであればターボエンジンを搭載した「Xターボ」を選びましょう。


スタイリッシュな見た目より、やさしい印象のデザインが好きな方には「ノーマルグレード」がおすすめです。

タントの競合車種もチェック!

タントは車内空間が広いハイトワゴンタイプの軽自動車で、いくつか競合となる車種があります。

日産 ルークス

日産 ルークスは、NASVA(独立行政法人自動車事故対策機構)の安全性能テストで最高評価の「ファイブスター賞」を受賞したスーパーハイトワゴンです。

グレードによっては後部座席のドアがハンズフリーで開閉可能で、大きな荷物やお子様を抱えたままといった場合でも安心です。後部座席は、室内高149cm縦幅77cmと広々とした造りになっているので、お子様が大きくなってもリラックスして乗れるでしょう。

ホンダ N−BOX/N−BOXカスタム

2022年度上半期国内新車販売台数第1位のホンダ N-BOX。

先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が全グレードに標準装備され、安心感をもってドライブを楽しめます。シートアレンジも豊富で、助手席をスライドさせ後部座席を広くするなど、ご自身に合わせた利用が可能です。

スズキ スペーシア/スペーシアカスタム/スペーシアギア

軽自動車のスーパーハイトワゴンでトップとなる「22.2km/L(WLTCモード)」という燃費のよさを実現したスズキ スペーシア。

荷室は地上から510mmの位置にあり、日々の荷物の積み下ろしにちょうどいい高さです。自転車を積み下ろしするためのタイヤ溝も用意されており、27インチの自転車でも簡単に載せられます。

上記の車種については、以下の記事で詳しく解説しています。


よくある質問

Q
タントにはどんなグレードがありますか?
A

タントのグレードは全5種類で、「L」「X」「Xターボ」「カスタムX」「カスタムRS」というグレードがあります。

Q
タントのグレードごとの違いはなんですか?
A

グレードごとの大きな違いは「パワースライドドアの有無」「ターボエンジンかどうか」の2点です。ほかにも内装や外装に細かな違いがあるので、自身の理想にあわせて選択しましょう。

Q
タントのおすすめグレードはどれですか?
A

価格と機能性の両方を重視する方には「X」がおすすめです。タントで外せない「パワースライドドア」が片側に標準装備されており、タントの魅力を充分に味わえるグレードになっています。

総在庫3,000台以上から
ぴったりの一台が見つかる!

ご相談・ご質問だけでもお気軽に!

プロがご提案

無料車探しを相談

欲しい条件で見つける

在庫から探す

LINEでお手軽に査定可能

Recommendationおすすめ在庫

他の中古車も見る

Used Car Search中古車を探す

ACCESS

〒141-0032
東京都品川区大崎2丁目11-1 大崎ウィズタワー23階
JR 山手線・大崎駅から徒歩4分(歩行者デッキ直結)

▶ GoogleMapで見る