
運転のしやすさ、維持費の安さなどから、軽自動車とともに多くの人から選ばれているコンパクトカー。
人気のカテゴリーということもあり、都会での運転にも馴染むおしゃれなデザインのものから、スポーティでかっこいいスタイルのものまで、自動車メーカーもさまざまなタイプのコンパクトカーを販売しています。
コンパクトカーの購入検討時は「コンパクトカーにはどんな特徴があるの?」「どんな人におすすめ?」と悩まれる方もいるでしょう。
タイプ別におすすめのコンパクトカーも紹介するので、希望条件にあう車を見つけてみてください!
この記事でわかること
- ・コンパクトカーとは
- ・コンパクトカーのメリットとデメリット
- ・タイプ別おすすめのコンパクトカー

監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500C。
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お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?
目次
コンパクトカーとは
コンパクトカーとは、文字通り“小さな車”のこと。ただ、明確な定義はなく、コンパクトと感じるサイズ感は人それぞれです。
一般的には、ヨーロッパの自動車区分であるAセグメントとBセグメントに分類される全長4,200mm以下のハッチバックで、排気量は2L以下のものを指すことが多いです。ただ、これより大きなモデルでもコンパクトカーと呼ばれることは多々あります。
コンパクトカー人気ランキングTOP20
| 順位 | メーカー | 車種名 | 販売台数 |
| 1 | トヨタ | ヤリス | 8,818 |
| 2 | トヨタ | カローラ | 8,589 |
| 3 | トヨタ | ライズ | 7,487 |
| 4 | トヨタ | ルーミー | 6,644 |
| 5 | トヨタ | シエンタ | 5,964 |
| 6 | ホンダ | フリード | 5,697 |
| 7 | トヨタ | アルファード | 5,665 |
| 8 | トヨタ | ヴォクシー | 5,122 |
| 9 | トヨタ | ノア | 5,057 |
| 10 | 日産 | ノート | 4,947 |
※一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「ブランド通称名別ランキング(2025年1月〜8月)
コンパクトカーの魅力

「大は小を兼ねる」という言葉もあることから、車は大きいほうが便利と思っている方もいるでしょう。しかし、コンパクトカーには、大きな車にはない魅力がたくさんありますよ!
街なかで使いやすい

駐停車している車、細い路地など、大きな車では走りづらいシチュエーションでも、コンパクトカーはスイスイ走れます。
スーパーマーケットなどの駐車場は枠が狭く駐車しにくいケースも。そんな駐車場でもコンパクトカーは駐車しやすいです。
燃費がいい

大型のミニバンやSUVに比べると排気量が小さく車両重量が軽いコンパクトカーは燃費がいい傾向に。
ガソリン車でもWLTCモードで15km/L以上あるものが多く、中には20km/Lを超えるものもあります。ハイブリッド車だと30km/Lを超えるものもあります。
税金が安い
車に関係する税金はいくつかあります。自動車税(種別割)はエンジンの排気量で納める税額が決まるため、大排気量車よりエンジンが小さいコンパクトカーのほうが税額は安くなります。
自動車重量税は車両重量で税額が決まるため、大きく重い車より小さくて軽いコンパクトカーのほうが税金は安いです。
ガソリンや軽油などの燃料にもさまざまな税金がかかっているため、燃費がいいコンパクトカーは納める税金が少ないと言えるでしょう。
実は荷物をたくさん積める

サイズが小さいコンパクトカーの荷室はミニバンやSUVに比べると狭くなります。
でもほとんどのコンパクトカーはリアシートを格納して荷室を広げるも可能。そのぶん乗車人数は減りますが、たくさんの荷物を積みたい時も意外と使えますよ。
走る楽しさを味わえるモデルも意外と多い

走りのよし悪しに大きく影響を与える要素のひとつが“車両重量”。軽い車はパワーが小さな車でも軽快な走りを楽しめます。
なかでもコンパクトカーにスポーティなエンジンを搭載したモデルはホットハッチと呼ばれ、走り好きの人たちから人気があります。
おすすめコンパクトカーをカテゴリ別に紹介【価格帯一覧】
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| トヨタ | ヤリス | 1,657,700~ 2,887,500円 |
総額90万〜 300万円 |
| トヨタ | アクア | 2,486,000〜 3,022,800円 |
総額130万〜 330万円 |
| 日産 | ノート | 2,328,700〜 3,108,600円 |
総額130万〜 340万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| トヨタ | ルーミー | 1,742,400〜 2,294,600円 |
総額50万〜 300万円 |
| スズキ | ソリオ | 1,926,100〜 2,648,800円 |
総額110万〜 300万円 |
| ホンダ | フィット | 1,776,500〜 2,929,300円 |
総額90万〜 290万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| トヨタ | シエンタ | 2,077,900~ 3,322,000円 |
総額190万〜 410万円 |
| ホンダ | フリード | 2,623,500〜 3,445,500円 |
総額240万〜 400万円 |
| スバル | インプレッサ | 2,744,500〜 3,514,500円 |
総額200万〜 330万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| スズキ | スイフト | 1,727,000〜 2,332,000円 |
総額160万〜 270万円 |
| トヨタ | カローラスポーツ | 2,781,6,000〜 3,170,200円 |
総額100万〜 360万円 |
| マツダ | MAZDA2 | 2,083,400〜 2,303,400円 |
総額110万〜 260万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| 日産 | ノートオーラ | 2,821,500〜 3,251,600円 |
総額150万〜 430万円 |
| マツダ | MAZDA3ファストバック | 2,209,900〜 3,964,400円 |
総額130万〜 350万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| スズキ | ジムニーシエラ | 1,962,400〜 2,183,500円 |
総額170万〜 570万円 |
| スズキ | クロスビー | 1,996,500〜 2,390,300円 |
総額70万〜 280万円 |
| トヨタ | ライズ | 1,800,700〜 2,442,000円 |
総額130万〜 360万円 |
| メーカー | 車名 | 新車価格帯 | 中古車相場価格 |
| ミニ | ミニクーパー | 3,830,000〜 6,770,000円 |
総額320万〜 510万円 |
| フォルクスワーゲン | ゴルフ | 3,499,000円〜 | 総額210万〜 630万円 |
| プジョー | 208 | 3,180,000〜 3,560,000円 |
総額160万〜 360万円 |
燃費性能が自慢!なコンパクトカー
まずは小さなコンパクトカーのメリットである「燃費のよさ」を堪能できるハイブリッド車がラインナップされるものから、おすすめをピックアップ。ハイブリッドカーは燃費性能だけでなく、静粛性やしっとりした走りを堪能できることも大きな魅力です。
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| トヨタ | ヤリス | 1,657,700~2,887,500円 |
| トヨタ | アクア | 2,486,000〜3,022,800円 |
| 日産 | ノート | 2,328,700〜3,108,600円 |
トヨタ ヤリス(初代/2020年2月〜)

■スペック(ハイブリッドG)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,940×1,695×1,500 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,845×1,430×1,190 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,490cc |
| 初代ヤリスの WLTCモード燃費 |
19.0〜36.0km/L |
| 初代ヤリスの 新車価格帯 |
1,657,700円~2,887,500円 |
| 初代ヤリスの 中古車相場価格 |
総額90万〜300万円 |

ヤリスの魅力は優れたパッケージングにより、ベーシックなコンパクトカーでありながらリアシートも大人が快適に座れる空間を確保していること。これはヤリスの前身であるヴィッツ時代からの特徴です。
インテリアはシンプルで、飽きずに長く使えるデザインを採用。同時にスポーティさも感じさせるスタイルに。スーパーハイトワゴンタイプほどではありませんが、収納もきちんと用意されているので、便利に使えます。
1.5LハイブリッドのFF車は今回おすすめする中間グレードでWLTCモード燃費が35.8km/L。ハイブリッドのエントリーグレードであるXだと世界トップレベルの36.0km/Lに達します。ガソリン車でも1Lエンジンで20.2km/L、1.5Lエンジンで21.3km/Lという脅威の数値を達成。

燃費性能にとことんこだわるならハイブリッド一択ですが、価格と燃費性能のバランスを考えて選びたい人には1.5Lガソリン車がおすすめです。
トヨタ ヤリス ハイブリッド
車両本体価格226.8万円
支払総額237.3万円
諸費用10.5万円
トヨタ ヤリス ハイブリッド
車両本体価格179.0万円
支払総額190.6万円
諸費用11.6万円
トヨタ ヤリス ハイブリッド
車両本体価格156.9万円
支払総額169.5万円
諸費用12.6万円
トヨタ ヤリス ハイブリッド
車両本体価格154.2万円
支払総額165.0万円
諸費用10.8万円
トヨタ アクア(2代目/2021年7月〜)

■スペック(G)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,050×1,695×1,485 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,830×1,425×1,190 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,490cc |
| 2代目アクアの WLTCモード燃費 |
29.3〜34.6km/L |
| 2代目アクアの 新車価格帯 |
2,146,000〜2,763,000円 |
| 2代目アクアの 中古車相場価格 |
総額150万〜310万円 |

ヤリスがガソリン車とハイブリッド車をラインナップするのに対し、アクアはハイブリッド専用車に。
初代はプリウスよりも小さなハイブリッド車として登場し、プリウスとともに新車販売台数トップに君臨し続ける大ヒットモデル。2代目は初代のよさを継承しながら、より快適でサステナブルなモデルに仕上げられています。一方でスポーティさを楽しみたい人のために、スポーティブランドであるGRの手が入ったアクアGRスポーツも用意。
ヤリスより一回り大きなボディはフロントガラスが大きく傾斜しているのが特徴。これは空力性能を高めるため。アクセルペダルの加減だけで速度調整できる快感ペダルはまちなかを運転する際の疲労軽減に貢献します。エントリーグレードのWLTC燃費は34.6km/Lと驚きの数値を記録しました。
2024年4月に発売されたZラフィネ(写真)は、小さなボディに上質さを盛り込んだ特別仕様車。2トーンルーフとブロンズメタリックのグリルモールやアルミホイールなどは、日々の生活にちょっと贅沢な気分を感じさせてくれます。
トヨタ アクア
車両本体価格50.5万円
支払総額65.4万円
諸費用14.9万円
トヨタ アクア
車両本体価格65.0万円
支払総額76.8万円
諸費用11.8万円
トヨタ アクア
車両本体価格134.8万円
支払総額142.1万円
諸費用7.3万円
トヨタ アクア
車両本体価格40.9万円
支払総額48.8万円
諸費用7.9万円
日産 ノート(3代目/2020年〜)

■スペック(X)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,695×1,520 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,030×1,445×1,240 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,198cc |
| 3代目ノートの WLTCモード燃費 |
28.4km/L |
| 3代目ノートの 新車価格帯 |
2,299,000〜3,063,500円 |
| 3代目ノートの 中古車相場価格 |
総額130万〜340万円 |

エンジンは発電に徹し、リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電気を使ってモーターを駆動させるe-POWER専用車のノート。
2023年12月のマイナーチェンジでエクステリアデザインが刷新され、最新の日産顔である『デジタルVモーション』を採用したフロントフェイスに。前期型はスマートな印象のあるデザインになっています。前期型が好みの人は中古車を探してみましょう。
e-POWERはシリーズハイブリッドと呼ばれるシステムで、燃費はトヨタのハイブリッドシステムには敵わないものの、ハイブリッド車として充分な低燃費を実現。何より電気自動車のような感覚で走れるのは、ガソリン車しか乗ったことがない人にはとても新鮮なはず。
ノートには、クロスオーバースタイルのノートオーテッククロスオーバーもラインナップ。また、2024年12月にはセレクトショップのビームスとコラボしたビームスエディションが発売されました。人とはちょっと違うモデルに乗りたい人はこちらにも注目です。
日産 ノート HB
車両本体価格65.0万円
支払総額73.2万円
諸費用8.2万円
日産 ノート HB
車両本体価格31.0万円
支払総額44.8万円
諸費用13.8万円
日産 ノート HB
車両本体価格180.5万円
支払総額194.1万円
諸費用13.6万円
日産 ノート HB
車両本体価格39.3万円
支払総額49.5万円
諸費用10.2万円
広い室内空間が魅力!なコンパクトカー
小さな車=車内が狭いというイメージを持っている人が多いと思いますが、パッケージングを工夫してコンパクトカーとは思えない室内空間が与えられているモデルもあります。

家族でゆったりした気分でドライブしたい人や荷物をたくさん積んで出かけたい人におすすめです!
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| トヨタ | ルーミー | 1,742,400〜2,294,600円 |
| スズキ | ソリオ | 1,926,100〜2,648,800円 |
| ホンダ | フィット | 1,776,500〜2,929,300円 |
トヨタ ルーミー(初代/2016年〜)

■スペック(G)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,700×1,670×1,735 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,180×1,480×1,355 |
| エンジン種類 | 直列3気筒 |
| 初代ルーミーの WLTCモード燃費 |
16.8〜18.4km/L |
| 初代ルーミーの 新車価格帯 |
1,742,400〜2,294,600円 |
| 初代ルーミーの 中古車相場価格 |
総額50万〜300万円 |

軽自動車で人気のあるスーパーハイトワゴン(全高を高くして室内空間を広げたモデル)のコンセプトをコンパクトカーに盛り込んだのがルーミー。ルーミーはダイハツが生産するトールのOEMモデルになります。後席用のドアは両側スライドドアになるので、小さな子どもや年配者を乗せる機会が多い人にとても便利。
室内高が高いため、子どもは車内で立ったままの着替えが可能。1〜2列目席はウォークスルーができるので、雨の日などに後席で子どもの世話をする際も濡れる心配がありません。
デザインは標準モデルとルーミーカスタムの2種類用意。搭載エンジンは排気量が小さいですが、街なかならパワー的に充分。遠出もしたい人はターボ車がおすすめです。

ルーミーは中古車の流通量が豊富で、総額100万円以下で買えるものがたくさんあります。手頃な価格で手に入れたい人は中古車を探してください。
トヨタ ルーミー
車両本体価格169.0万円
支払総額184.4万円
諸費用15.4万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格71.7万円
支払総額79.8万円
諸費用8.1万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格149.9万円
支払総額154.8万円
諸費用4.9万円
トヨタ ルーミー
車両本体価格103.0万円
支払総額110.0万円
諸費用7.0万円
スズキ ソリオ(4代目/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドMZ)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,810×1,645×1,745 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,500×1,420×1,365 |
| エンジン種類 | 直列3気筒マイルドハイブリッド |
| 総排気量 | 1,197cc |
| 4代目ソリオの WLTCモード燃費 |
20.7〜22.0km/L |
| 4代目ソリオの 新車価格帯 |
1,926,100〜2,648,800円 |
| 4代目ソリオの 中古車相場価格 |
総額110万〜300万円 |

ソリオも軽スーパーハイトワゴンのコンセプトをコンパクトカーに盛り込んだモデル。全幅が1,645mmと一般的なコンパクトカーより狭めに設定されているため、駐車場が狭い、家の前の道が狭いという人にもおすすめ。デザインは標準モデルの他、高級感を高めたソリオバンディットが用意されています。
スライドドアは開口部が広く、フロアも低めに設計されているため、小さな子どもや年配の方も乗り降りが楽。エントリーグレード以外は前席背もたれ裏に後席用のテーブルが設置されているので、車内で休憩したいときなどに便利に使えます。
パワートレインはガソリンエンジン、マイルドハイブリッドに加え、2022年12月にはパラレル式のハイブリッドを搭載したソリオ ハイブリッドSZとソリオバンディット ハイブリッドSVが追加。

2025年1月の改良でこのグレードは廃止されたので、フルハイブリッド車が欲しい人は中古車で探してみましょう。
スズキ ソリオ
車両本体価格104.3万円
支払総額117.4万円
諸費用13.1万円
スズキ ソリオ
車両本体価格109.0万円
支払総額120.1万円
諸費用11.1万円
スズキ ソリオ
車両本体価格58.3万円
支払総額71.5万円
諸費用13.2万円
スズキ ソリオ
車両本体価格115.0万円
支払総額130.2万円
諸費用15.2万円
ホンダ フィット(4代目/2020年〜)

■スペック(e:HEV RS)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,080×1,695×1,540 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,955×1,445×1,260 |
| エンジン種類 | 直列4気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,496cc |
| 4代目フィットの WLTCモード燃費 |
27.1km/L |
| 4代目フィットの 新車価格帯 |
1,720,400〜2,846,800円 |
| 4代目フィットの 中古車相場価格 |
総額90万〜290万円 |

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトという構造により、コンパクトカーでありながら広い室内が与えられたフィット。リアシートを格納すれば自転車も余裕で積める空間が出現。リアシートの座面を跳ね上げると高さのある荷物を積めます。
ガソリン車とe:HEVというハイブリッドシステム搭載車が用意されるのも特徴。e:HEVは街なかなどではエンジンが発電に徹し、その電気でモーターを動かします。その意味では日産のe-POWERに近いですが、違いは高速道路では効率のいいエンジンの力で走行すること。状況によって使用するパワートレインを自動で選ぶことで低燃費を実現しています。
ライフスタイルなどに合わせてデザインが異なる5つのタイプから気に入ったものを選べるのもフィットならでは。2022年10月のマイナーチェンジで加わったRS(写真)はスポーティな外観が与えられたモデルです。

前期型は中古車相場価格がだいぶ下がり、総額100万円前後で見つかる中古車も出てきました。
ホンダ フィット
車両本体価格28.6万円
支払総額39.8万円
諸費用11.2万円
ホンダ フィット
車両本体価格104.8万円
支払総額113.9万円
諸費用9.1万円
ホンダ フィット
車両本体価格151.0万円
支払総額162.2万円
諸費用11.2万円
ホンダ フィット
車両本体価格88.3万円
支払総額103.6万円
諸費用15.3万円
荷室が広くて便利!なコンパクトカー
コンパクトカーはリア部分が長くないため、ワゴンやSUVに比べると荷室は狭くなります。そのためたくさんの荷物を積んで出かけるのを諦めている人もいるはず。でも視点を変えれば荷室が広い車を見つけることも可能。

コンパクトミニバンの3列目席を畳んで荷室として使ったり、サイズが大きめのハッチバックを選んだりすれば、たくさんの荷物を積むことができますよ。
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| トヨタ | シエンタ | 2,077,900~3,322,000円 |
| ホンダ | フリード | 2,623,500〜3,445,500円 |
| スバル | インプレッサ | 2,744,500〜3,514,500円 |
トヨタ シエンタ(3代目/2022年〜)

■スペック(ハイブリッドZ/5人乗り)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,260×1,695×1,695 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,030×1,530×1,300 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,490cc |
| 3代目シエンタの WLTCモード燃費 |
18.3〜28.8km/L |
| 3代目シエンタの 新車価格帯 |
1,995,200~3,234,600円 |
| 3代目シエンタの 中古車相場価格 |
総額190万〜410万円 |

5ナンバーサイズのコンパクトミニバン、シエンタ。3代目となる現行型は3列シートの7人乗りと、2列シートの5人乗りが用意されます。
前席と2列目席のウォークスルー機構、2列目前後スライド機構による自在なシートアレンジなど、ファミリーで使うことに配慮された機能がたくさんついているのもシエンタの魅力です。
シエンタは2列目シートのスペースを広く取った設計になっているのが特徴。そして2列シート仕様と3列シート仕様がほぼ50:50で売れているのも見逃せないポイント。2列シート仕様ならコンパクトなワゴン感覚で使えるのです。後席は6:4の分割式で、前後スライド機構も付いているので、乗車人数や荷物量に合わせてスペースを調整できます。
ハイブリッドシステムは燃費性能に優れたシリーズパラレルハイブリッドシステム。ハイブリッドX以外のグレードでも2WD車は28.2〜28.4km/L、また、ハイブリッドの4WD(E-Four)も全グレード25.3km/Lという低燃費を達成しています。
トヨタ シエンタ
車両本体価格155.8万円
支払総額169.5万円
諸費用13.7万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格172.8万円
支払総額184.2万円
諸費用11.4万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格148.4万円
支払総額159.3万円
諸費用10.9万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格110.0万円
支払総額124.0万円
諸費用14.0万円
ホンダ フリード(3代目/2024年〜)

■スペック(e:HEVクロスター/5人乗り)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,310×1,720×1,755 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,935×1,470×1,270 |
| エンジン種類 | 直列4気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,496cc |
| 3代目フリードの WLTCモード燃費 |
14.4〜25.6km/L |
| 3代目フリードの 新車価格帯 |
2,508,000〜3,602,500円 |
| 3代目フリードの 中古車相場価格 |
総額240万〜400万円 |

2024年6月にデビューしたばかりの3代目フリードは、その年を代表する車を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「居住性や使い勝手の良さに磨きをかけ、動的質感の向上や操縦の歓びを加味することに成功した」と評価されました。さらなる魅力は、ガソリンモデルに加えてホンダ独自のハイブリッド『e:HEV』を加えたこと。
シエンタと違って基本は3列シートになりますが、クロスオーバーテイストのクロスターには2列シートの5人乗りも。5人乗りの後席はベンチシート、6人乗り(3列シート)の2列目席はキャプテンシートになります。
2列シート仕様の荷室は開口部高さが1,260mmで、開口部最大幅は1,080mm。荷室を2段で使える構造で、荷室サイドにはマグネットに対応したステンレス製ボードが備わります。
ホンダ フリード
車両本体価格171.9万円
支払総額183.7万円
諸費用11.8万円
ホンダ フリード
車両本体価格18.1万円
支払総額28.0万円
諸費用9.9万円
ホンダ フリード
車両本体価格235.3万円
支払総額249.6万円
諸費用14.3万円
ホンダ フリード
車両本体価格254.9万円
支払総額259.9万円
諸費用5.0万円
スバル インプレッサ(6代目/2023年〜)

■スペック(ST-G)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,475×1,780×1,515 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,930×1,505×1,200 |
| エンジン種類 | 水平対向4気筒マイルドハイブリッド |
| 総排気量 | 1,995cc |
| 6代目インプレッサの WLTCモード燃費 |
14.4〜25.6km/L |
| 6代目インプレッサの 新車価格帯 |
2,722,500〜3,272,500円 |
| 6代目インプレッサの 中古車相場価格 |
総額200万〜330万円 |

ステーションワゴンやSUVなど、たくさんの荷物を積載して出かける車を作ることにかけて一日の長があるスバル。ハッチバックのインプレッサもコンパクトSUVであるクロスターのベースモデルだけあって、荷室が広く使いやすいのが特徴です。
荷室開口幅は1,042mm。公式WEBサイトでは9インチゴルフバッグを2つ横積みしている写真が使われています。コンパクトカーでゴルフバッグを横積みできるモデルはなかなかないので、その広さがわかるはず。後席を倒せば、長さ1,591mmの荷室が出現。長さのある荷物も楽に積むことが可能。
上級グレードのバックドアには広範囲を照らせるLEDライトが備えられていて、暗い中での荷物の積み下ろしが楽にできるようになっています。さらに荷物の固定や小物の吊り下げなどに便利なフックが用意されているのも便利なポイントです。
スバル インプレッサ HB
車両本体価格29.0万円
支払総額42.5万円
諸費用13.5万円
スバル インプレッサ HB
車両本体価格204.8万円
支払総額220.6万円
諸費用15.8万円
スバル インプレッサ HB
車両本体価格227.9万円
支払総額239.5万円
諸費用11.6万円
スポーティでかっこいい走りが楽しめる!コンパクトカー
エンジンの絶対的なパワーは大排気量のスポーツモデルに比べると小さいですが、小さくて車重が軽いコンパクトカーはスポーツモデルに負けない走りの楽しさを備えたモデルがあります。トランスミッションにMTを設定しているものもありますよ。
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| スズキ | スイフト | 1,727,000〜2,332,000円 |
| トヨタ | カローラスポーツ | 2,781,6,000〜3,170,200円 |
| マツダ | MAZDA2 | 2,083,400〜2,303,400円 |
スズキ スイフト(5代目/2023年〜)

■スペック(ハイブリッドMZ)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,860×1,695×1,500 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,905×1,425×1,225 |
| エンジン種類 | 直列3気筒マイルドハイブリッド |
| 総排気量 | 1,197cc |
| 5代目スイフトの WLTCモード燃費 |
22.0〜25.4km/L |
| 5代目スイフトの 新車価格帯 |
1,727,000〜2,332,000円 |
| 5代目スイフトの 中古車相場価格 |
総額160万〜270万円 |

スイフトはコンパクトカーのなかでも走りに定評があるモデル。特にヨーロッパの走り好きから人気があり、日本でも経済性と楽しさを両立させたい人から注目を集めています。本気の走りを求める人はスイフトスポーツというホットハッチを選びますが、標準モデルでも充分に楽しめるはず。
2023年12月にフルモデルチェンジした新型は街乗り走行での軽快感にこだわった新開発の1.2Lエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせて楽しさと燃費性能を両立。量販グレードのハイブリッドMXのFF車はCVTに加え、5速MT車も用意されます。2025年4月現在、スイフトスポーツは先代が継続販売されていますが、在庫のみの販売になり、「ファイナルエディション」も登場。新車で手に入れたい人は急いで注文しないと間に合わなくなる可能性があります。
上級グレードのハイブリッドMZは電動パーキングブレーキを搭載したことで、アダプティブクルーズコントロールに停止保持機能がついたほか、信号待ちなどで停止した際にブレーキから足を離しても止まったままでいられるブレーキホールド機能も搭載されました。
スズキ スイフト
車両本体価格135.0万円
支払総額146.9万円
諸費用11.9万円
スズキ スイフト
車両本体価格85.4万円
支払総額101.0万円
諸費用15.6万円
スズキ スイフト
車両本体価格182.8万円
支払総額195.6万円
諸費用12.8万円
スズキ スイフト
車両本体価格140.1万円
支払総額153.4万円
諸費用13.3万円
トヨタ カローラスポーツ(初代/2018年〜)

■スペック(G“Z”)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,375×1,790×1,460 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,905×1,425×1,225 |
| エンジン種類 | 直列4気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,797cc |
| 初代カローラスポーツの WLTCモード燃費 |
17.2〜30.0km/L |
| 初代カローラスポーツの 新車価格帯 |
2,210,000〜2,978,100円 |
| 初代カローラスポーツの 中古車相場価格 |
総額100万〜360万円 |

歴史あるカローラシリーズのハッチバックモデルであるカローラスポーツ。これまで紹介してきたコンパクトカーよりも一回り大きな、Cセグメントに分類されるモデルです。現行型カローラシリーズは走行安定性に優れたTNGAプラットフォームを採用し、コーナリング時もボディがあまり振られないように設計されています。
パワートレインは1.8Lハイブリッド車と2Lガソリン車の2種類。ハイブリッド車はスポーティかつしなやかな乗り心地が特徴で、ガソリン車は吸気バルブの開閉タイミングを最適制御することでレスポンス性を高めています。
上級グレードのG“Z”では運転席に除電機能付表皮を採用して、ドライバーと周辺に溜まっている静電気をボディ全体に分散させて帯電量を軽減させることで安定した車両挙動に貢献する『除電スタビライジングプラスシート』がオプション設定されています。

デビューから7年経過し、中古車相場価格がだいぶこなれてきました。手頃な値段でスポーティなコンパクトカーを探している人は要注目です!
マツダ MAZDA2(初代/2019年〜)

■スペック(15スポルトプラス・6速MT)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,080×1,695×1,525 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,805×1,445×1,210 |
| エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
| 総排気量 | 1,496cc |
| 初代MAZDA2の WLTCモード燃費 |
18.1〜20.3km/L |
| 初代MAZDA2の 新車価格帯 |
1,548,800〜2,622,400円 |
| 初代MAZDA2の 中古車相場価格 |
110万〜260万円 |

1996年にデビューした初代デミオ。2014年に登場した4代目の生産途中でマツダ車の車名が世界統一名称に変更され、デミオもヨーロッパなどで使われているMAZDA2に。MAZDA2はFFモデルながらボンネットが長いロングノーズスタイルを採用。これはスポーツモデルの王道的なプロポーションです。
パワートレインに1.5Lガソリンと1.5Lディーゼルターボを用意。どちらもスポーティな走りに定評があり、ガソリン車は軽やかな走り、ディーゼルは大トルクによる力強い加速が特徴です。どちらのエンジンも6速ATが基本で、一部グレードには6速MTも設定されています。
ただ、ディーゼルは2024年9月に生産終了になったため、コンパクトなモデルをトルクフルなエンジンで堪能したい人は中古車に注目です。他の車では味わえないエンジンが生産終了になったことで、ディーゼル車は今後中古車相場価格が上昇するかもしれません。

興味がある人は相場をチェックしつつ、早めに購入を検討することをおすすめします。
小さくても高級感たっぷり!なコンパクトカー
大昔、大衆車であるコンパクトカーは高級車に比べると内外装がチープで、“安かろう悪かろう”だったこともありました。しかし今は異なり、所有欲をくすぐるような、小さくても高級感に溢れたモデルが登場。
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| 日産 | ノートオーラ | 2,821,500〜3,251,600円 |
| マツダ | MAZDA3ファストバック | 2,209,900〜3,964,400円 |
日産 ノートオーラ(初代/2021年〜)

■スペック(Gレザーエディション)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,045×1,735×1,525 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,030×1,445×1,240 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,198cc |
| 初代ノートオーラの WLTCモード燃費 |
22.7〜27.2km/L |
| 初代ノートオーラの 新車価格帯 |
2,779,700〜3,473,800円 |
| 初代ノートオーラの 中古車相場価格 |
総額150万〜430万円 |

低燃費なコンパクトカーの章で紹介したノートをベースに、内外装の質感を高めたモデルであるノートオーラ。ボディサイズは全幅を拡大することで、どっしり構えたデザインに。前後のトレッドも広がっていて、走りもよくなっています。
ノート同様にe-POWER専用モデルで、モーターならではの鋭い加速が魅力。4WD車は4輪の駆動力を緻密に制御して、ブレーキングやコーナリングの際も車体が大きく振られないようコントロールしています。
ツイード調織物をアームレストやインパネ、ドアトリムにあしらい、モダンなイメージを演出。オプションの『BOSEパーソナルプラスサウンドシステム』を選ぶと、前席のヘッドレストにスピーカーが付き、広がり感のあるサウンドを楽しめます。
ノートオーラは日産のモータースポーツ部門であるNISMOが手掛けたスポーツモデルや、オーテックが手掛け上質さに磨きをかけたモデルも用意。前期型と2024年6月以降の後期型でデザインが大きく異なります。購入時はどちらが自分好みかよく考えて選びましょう。

デビューから3年以上が経過したことで車検を機に手放された中古車が増え、中古車相場価格が手頃になってきました。今が旬な中古車と言えるでしょう。
日産 オーラ
車両本体価格187.3万円
支払総額199.7万円
諸費用12.4万円
日産 オーラ
車両本体価格267.5万円
支払総額278.8万円
諸費用11.3万円
日産 オーラ
車両本体価格276.8万円
支払総額288.4万円
諸費用11.6万円
日産 オーラ
車両本体価格219.0万円
支払総額227.4万円
諸費用8.4万円
マツダ MAZDA3ファストバック(初代/2019年〜)

■スペック(15Sレザーツーリングセレクション)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,460×1,795×1,440 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,820×1,490×1,160 |
| エンジン種類 | 直列4気筒 |
| 総排気量 | 1,496cc |
| 初代MAZDA3ファストバックの WLTCモード燃費 |
21.2km/L |
| 初代MAZDA3ファストバックの 新車価格帯 |
2,209,900〜3,964,400円 |
| 初代MAZDA3ファストバックの 中古車相場価格 |
総額130万〜350万円 |

ファストバックとはルーフがリアに向かってなだらかに傾斜したクーペのようなデザインのこと。
同モデルは日本車のコンパクトカーのなかで群を抜いて美しいモデル。パワートレインは1.5Lのガソリンエンジン、2Lガソリン+マイルドハイブリッド、1.8Lディーゼルターボ、世界初の燃焼制御技術を採用した2Lエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたe-SKYACTIV Xが用意されます。
インテリアも機能的なデザインのなかに上質さと美しさをプラス。バーガンディレッドのスムースレザーや、落ち着きのあるブラックレザー、肌触りのいいブラックのクロスなど、グレードにより5種類のカラーコーディネートが用意されています。

MAZDA3ファストバックもデビューから5年以上経過したことで中古車相場がこなれてきました。1.5Lガソリン車や2Lガソリンのマイルドハイブリッドは総額200万円以下で手に入る中古車もあります。
マツダ ロードスター OP
車両本体価格235.0万円
支払総額249.6万円
諸費用14.6万円
マツダ CX−5
車両本体価格224.5万円
支払総額237.3万円
諸費用12.8万円
マツダ ロードスター OP
車両本体価格199.7万円
支払総額210.5万円
諸費用10.8万円
マツダ CX−30
車両本体価格236.0万円
支払総額248.4万円
諸費用12.4万円
アウトドアもOK!なコンパクトカー

人気のSUVにも全長が4mを切る、街乗りで便利に使える5ナンバーサイズのコンパクトなモデルがあります。しかもSUVらしい性能がちゃんと与えられているので、「たまにはアウトドアに行ってみよう」と考えている人も安心して使えますよ!
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| スズキ | ジムニーシエラ | 1,962,400〜2,183,500円 |
| スズキ | クロスビー | 1,996,500〜2,390,300円 |
| トヨタ | ライズ | 1,800,700〜2,442,000円 |
スズキ ジムニーシエラ(3代目/2018年7月〜)

■スペック(JC)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,550×1,645×1,730 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,795×1,300×1,200 |
| エンジン種類 | 直列4気筒 |
| 総排気量 | 1,460cc |
| 3代目ジムニーシエラの WLTCモード燃費 |
14.3〜15.4km/L |
| 3代目ジムニーシエラの 新車価格帯 |
1,962,400〜2,183,500円 |
| 3代目ジムニーシエラの 中古車相場価格 |
総額170万〜570万円 |

1970年に初代が登場して以来、レジャーだけでなくプロユースとしても絶対的な支持を得る軽SUVのジムニー。シエラはジムニーのボディに大きなエンジンを載せてオーバーフェンダーを付けたモデルです。これにより前後タイヤのトレッド幅が広がっているため、高速道路やコーナリング時の安定性が高まっています。
2025年1月にはジムニーシエラの5ドアモデルであるジムニーノマドを発表。しかし購入希望者が殺到して、あっという間に受注停止に。発売がスタートした2025年4月時点で、受注再開の目処は立っていません。仮に受注が再開しても長期の納車待ちは避けられず、中古車も手に入らない状態が続くと思われるので、当面はジムニーシエラが現実的な選択肢になるでしょう。
ボディはジムニーと共用しているので、室内サイズはジムニーと同じ。助手席前には凸凹の路面を走る際にギュッと掴んで身体を支える大型のグリップ、上級グレードにはフルオートエアコンなどの快適装備も備わります。

軽自動車ベースなので乗車人数は4名。後部座席はかなり狭いので、基本は2人で使うと考えておきましょう。
スズキ クロスビー(初代/2017年〜)

■スペック(ハイブリッドMZ)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,760×1,670×1,705 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 2,175×1,355×1,280 |
| エンジン種類 | 直列3気筒ターボ+マイルドハイブリッド |
| 総排気量 | 996cc |
| 初代クロスビーの WLTCモード燃費 |
17.0〜18.2km/L |
| 初代クロスビーの 新車価格帯 |
1,941,500〜2,390,300円 |
| 初代クロスビーの 中古車相場価格 |
総額70万〜280万円 |

コンパクトなワゴンとSUVのクロスオーバーモデルで、都市部から雪道などの荒れた道まで快適に走れる走破性が与えられたモデル。デザインは軽自動車のハスラーのイメージに似ていますが、ジムニーシエラのように軽自動車をベースにしていないため、ハスラーとはまったく別のモデルになります。
搭載エンジンは1L 3気筒にターボでパワーアップし、さらにマイルドハイブリッドで燃費性能が向上。加速時はターボに加えてモーターもアシストしてくれるので、力強い走りを堪能できます。4WD車には雪道でのスムーズな走りをアシストするスノーモードや、滑りやすい場所での発進をアシストするグリップコントロールなどを搭載。
ボディカラーはモノトーン、2トーンに加え、3トーンコーディネートも用意。インテリアはボディカラーに合わせてシートにアクセントとなるパイピングが施されるなど、おしゃれな雰囲気を楽しみたい人も楽しめる仕様になっています。

デビューから時間が経っているので手頃な中古車も豊富。価格を抑えてコンパクトなSUVを買いたい人にもピッタリです。
トヨタ ライズ(初代/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドG)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,995×1,695×1,620 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,955×1,420×1,250 |
| エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
| 総排気量 | 1,196cc |
| 初代ライズの WLTC燃費 |
17.4〜28.0km/L |
| 初代ライズの 新車価格帯 |
1,800,700〜2,442,000円 |
| 初代ライズの 中古車相場価格 |
総額130万〜360万円 |

ダイハツが生産し、トヨタにOEM供給されるライズ。基本的な性能は共通ですが、デザインはブランドエンブレムを張り替えただけでなく、フロントフェイスが大きく変えられています。選ぶ際はどちらが好みかを見てみるといいでしょう。
パワートレインは1Lガソリンターボ、1.2Lガソリン、1.2Lハイブリッドを用意。
ハイブリッドは2021年11月に追加されたモデルで、エンジンが発電用モーターを動かし、その電気でモーターを駆動するシリーズ式に。駆動方式は1Lターボが4WD、1.2Lがガソリン車・ハイブリッド車ともに2WDになります。
荷室スペースは後席使用時で369Lと、日常使いなら充分な広さ。荷室の床下にはアンダーラゲッジがあり、ここを含めるとスペースは449Lです。ラゲッジのデッキーボードは上下2段に高さ調整が可能。荷物に合わせて荷室を好みの形に変えることができます。
トヨタ ライズ
車両本体価格204.8万円
支払総額216.0万円
諸費用11.2万円
トヨタ ライズ
車両本体価格198.0万円
支払総額210.0万円
諸費用12.0万円
トヨタ ライズ
車両本体価格197.0万円
支払総額209.6万円
諸費用12.6万円
トヨタ ライズ
車両本体価格236.8万円
支払総額247.0万円
諸費用10.2万円
おしゃれでかわいい!輸入コンパクトカー
輸入コンパクトカーには、日本車にはない独特の雰囲気が。最後はおしゃれで可愛げがあり、高級感に溢れた輸入車を紹介します。
| メーカー名 | モデル名 | 新車価格帯 |
| ミニ | ミニクーパー | 3,830,000〜6,770,000円 |
| フォルクスワーゲン | ゴルフ | 3,499,000円〜 |
| プジョー | 208 | 3,180,000〜3,560,000円 |
ミニ ミニクーパー(4代目/2024年〜)

■スペック(クーパーS 3ドア)
| 全長×全幅×全高(mm) | 3,875×1,745×1,455 |
| 室内長×室内幅×室内高 | ―― |
| エンジン種類 | 直列4気筒ターボ |
| 総排気量 | 1,998cc |
| 4代目ミニクーパーの WLTC燃費 |
14.5〜18.2km/L |
| 4代目ミニクーパーの 新車価格帯 |
3,990,000〜6,160,000円 |
| 4代目ミニクーパーの 中古車相場価格 |
総額320万〜510万円 |

1959年に誕生したイギリスのコンパクトカーの名車であるミニをモチーフに、BMWが生産するプレミアムコンパクトモデルがミニ。もともとは3ドアのみでしたが、3代目から5ドアもラインナップに加わりました。

5ドアになりボディサイズが大きくなってもミニらしさをしっかり体現しているのはさすがの一言!
4代目は車名がミニからミニクーパーに変わり、3ドアと5ドア、レーシーなジョンクーパーワークスのほかにEVモデルも。デザインも初代からのイメージを受け継ぎつつ、クリーンなイメージが盛り込まれています。
インテリアはセンターの円形ディスプレイが特徴。再生ポリエステル繊維などサステナブルなリサイクル素材を使用し、インパネには夜になると室内をムーディーに演出するアンビエントライトが配置されています。
フォルクスワーゲン ゴルフ(8代目/2021年〜)

■スペック(eTSI R-ライン)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,295×1,790×1,475 |
| 室内長×室内幅×室内高 | ―― |
| エンジン種類 | 直列4気筒ターボ |
| 総排気量 | 1,968cc |
| 8代目ゴルフの WLTC燃費 |
18.7〜20.8km/L |
| 8代目ゴルフの 新車価格帯 |
3,499,000〜7,752,000円 |
| 8代目ゴルフの 中古車相場価格 |
総額210万〜630万円 |

多くの自動車メーカーがハッチバックのベンチマークにしているゴルフ。この世代のゴルフシリーズは大幅なデジタル化と電動化が導入されたことが特徴。最新の通信モジュールを内蔵したインフォテインメントシステムとデジタルメータークラスターが標準装備され、スッキリかつ洗練されたインテリアにまとめられました。
パワーユニットは1.5Lターボ+マイルドハイブリッドと2Lディーゼルターボ、そしてスポーツモデルのゴルフRには2Lターボを搭載。もっとも燃費がいいのはディーゼルターボになります。
ベーシックなコンパクトカーですが、塗装やプレス、ドア開閉時の感触は高級車さながらのもの。シートもドイツ車らしいしっかり感のある座り心地です。スタイルとR-ラインには専用のレザーシートが備わります。
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格65.1万円
支払総額75.9万円
諸費用10.8万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格250.0万円
支払総額258.0万円
諸費用8.0万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格87.8万円
支払総額99.5万円
諸費用11.7万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフ HB
車両本体価格97.6万円
支払総額108.9万円
諸費用11.3万円
プジョー 208(2代目/2020年〜)

■スペック(GT)
| 全長×全幅×全高(mm) | 4,115×1,745×1,465 |
| 室内長×室内幅×室内高 | ―― |
| エンジン種類 | 直列3気筒ターボ |
| 総排気量 | 1,199cc |
| 2代目208の WLTC燃費 |
17.9km/L |
| 2代目208の 新車価格帯 |
3,180,000〜3,560,000円 |
| 2代目208の 中古車相場価格 |
総額160万〜360万円 |

エレガントな雰囲気が漂うフレンチコンパクトの208。フロントのデイタイムランニングライトはかぎ爪をモチーフにした3本の線、リアには水平の3本かぎ爪LEDライトが配置されます。
一般的な車はハンドル径の内側にメーターを見る感じになりますが、208はハンドルの上側にメーターが。そしてメーター表示は3Dになっていて、さまざまな情報を直感的に得られるよう構成されています。
上級グレードになるGTのシートはホール性の高いスポーティなものを配置。ビビッドカラーのステッチがポップかつエモーショナルなイメージを掻き立ててくれます。インパネにも同カラーのステッチをあしらい、インテリア全体が未来感あふれる雰囲気に仕立てられています。
コンパクトカーの主なボディタイプ
・ハッチバック
・SUV
・ミニバン
ハッチバック

3つの箱を組み合わせたセダンのトランク部分を切り落としたような形状をしているタイプをハッチバックと呼びます。
リアのハッチ(バックドア)を跳ね上げると居住スペース後部に荷物を収納可能。独立したトランクスペースがない分全長が短いのが特徴で、一般的に『コンパクトカー』はこのタイプを指します。
SUV

世界的にSUVが流行するなかで、ユーザーのニーズに合わせてさまざまなサイズが登場。
なかには全長が4,000mmを切るモデルも存在します。

SUVのなかでも小さなサイズのものは『コンパクトSUV』と呼ばれ、コンパクトカーの一種と扱うこともあります。
ミニバン

SUV同様にミニバンにもさまざまなサイズが用意されていています。全長が4,300mm以下に抑えられた『コンパクトミニバン』には3列目席を取り払って荷室の使い勝手を高めたものもあります。

一般的なコンパクトカーに比べると一回り大きいですが、これらもコンパクトカーの一種と言えるでしょう。
コンパクトカーと軽自動車の違い
小さな車と聞いて多くの人が真っ先に頭に思い浮かべるのが軽自動車ではないでしょうか。
軽自動車はサイズが全長3,400mm・全幅1,480mm・全高2,000mm以下に制限されています。その意味では軽自動車もコンパクトカーの一種になります。
ただし、排気量にも制限があり(660cc以下)、税制などで優遇措置を受けているため、コンパクトカーとは別に“軽自動車”として独自に扱われることがほとんどです。

その意味ではコンパクトカーは“ボディサイズが小さな登録車”と言ってもいいでしょう。
コンパクトカーのメリットとデメリット
・ほとんどのコンパクトカーは5人乗り
・軽自動車よりエンジンが大きい分、パワーに余裕がある
・ハイブリッド車やディーゼル車などがラインナップされるモデルもある
・軽自動車より税金が高い
・高速道路の料金区分がミニバンなどと同じ『普通車』になる
軽自動車のメリットとデメリット
・税金や高速道路の料金が優遇されている
・購入時の手続きが楽
・『軽自動車』はボディタイプではないので、背の高いモデル、SUV、スポーツカーなどさまざまなタイプが存在する
・乗車人数が最大で4人
・排気量が小さくパワーが小さいので走行音が大きめ
コンパクトカーの選び方

自分にピッタリのコンパクトカー探す際は、どんなところに注目するといいのか。チェックポイントをまとめてみました。
乗車人数
コンパクトカーは基本的には5人乗り。ただ、輸入車やスポーツモデルのなかには定員が4名のものもあります。
ボディサイズ
コンパクトカーといっても車種によってサイズが異なります。
サイズを気にしなくてもいい環境に住んでいるなら気にする必要はありませんが、自宅駐車場が狭かったり、駐車場にアプローチする道が狭かったりする場合は、ボディサイズを確認しておきましょう。
室内の広さ
1〜2名で乗るのがメインなら室内のサイズはそこまで気にする必要はありません。
でも家族で使う場合は後部座席の広さを実際に座って確認しましょう。

また、購入後に絶対に積む荷物があるなら、それがきちんと積めるか試させてもらうことをおすすめします。
排気量と車両重量
これは購入後の維持費に影響してくる部分。
たとえばトヨタ ヤリスは排気量が1Lと1.5Lがあり、両車は自動車税(種別割)の額が異なります。
また、同じモデルでも車両重量が1t以下のグレードと1tをわずかに超えるグレードがある車種もあります。1tを超えると自動車重量税の区分が変わってきます。
燃費性能
コンパクトカーでもハイブリッド車が増えています。
ハイブリッド車はガソリン車に比べて燃費性能に優れているのがメリット。一方でハイブリッド車はシステムが複雑になるぶん、ガソリン車よりも価格は数十万円高くなります。

ガソリン車とハイブリッド車でどのくらい燃費が違うか、価格はどのくらい違うか、どのくらい走ると価格差を燃料代でカバーするかなどを考えてみましょう。
乗り心地・走行性能
コンパクトカーは形が似ていますが、車種により乗り心地や走行性能は大きく異なります。購入前には実際に試乗させてもらい、好みの車かを確認してみることをおすすめします。
内外装の質感
車は装備などの違いでいくつかのグレードが用意されます。
コンパクトカーは価格にこだわって選ぶ人も多いため、エントリーグレード(最廉価グレード)は質感や装備を簡素化したものもあります。反対にさまざまな快適装備を搭載して価格も高めに設定されたものが用意される車種もあります。

ただ、あまりにも価格が高くなるとコンパクトカーを買うメリットが薄れるので、納得感と価格のバランスが取れているグレードをしっかりチェックしましょう。
安全性能
コンパクトカーにも多くの安全装備が搭載される現在。その内容と性能は車種により異なるのでしっかりチェックしておきましょう。
また、車種によってはオプションで便利な機能を追加できるものもあります。

オプションの安全装備は新車購入時のみ取り付けられるものなので、必要か不要かしっかり考えてから購入してください。
よくある質問
ボディが小さいので、細い路地や駐車場などでも取り回しが楽。また、燃費性能に優れているため、購入後の維持費を抑えたい人にもおすすめです。
詳しくは「コンパクトカーの魅力」をご覧ください。
ミニバンなどに比べると室内空間は狭くなるので、普段車に乗る人全員が快適に移動できるかをチェックしましょう。絶対に積む荷物がきちんと入るかも確認してください。維持費にこだわるなら燃費性能に加え、車両重量やエンジンの排気量にも注目をしましょう。
ベーシックな2ボックススタイルのほか、スライドドアを備えた背の高いモデル、コンパクトなSUVなどがあります。ミニバンにもコンパクトなものが用意され、2列シートにして荷室の使い勝手を高めたものもあります。
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