新車と中古車は価格や希望車種の見つけやすさ、カスタマイズ性などで違いがあります。どちらで車を選べばいいか迷っている方は、それぞれのメリットを把握して比べてみましょう。
・新品未使用である
・色や装飾にこだわれる
・最新モデルが手に入る
・車両本体価格が安い
・納車までが比較的早い
・現行車種以外も見つかる
色や装備などにこだわりたい方には、購入時に好みのオプションを選べる新車がおすすめです。見た目やグレードなどにあまりこだわりがなく、コスパ重視の方は、定価よりも安く販売されている中古車をチェックしてみましょう。
この記事でわかること
- 中古車の購入時期
- 中古車の購入時の注意点
- お得に中古車を購入するコツ
目次
新車と中古車の違い

新車は正規ディーラーや自動車販売店などで販売されており、購入時に初めてナンバー登録される車のことです。購入時点で生産されている車であれば、好みの色を選んだり、メーカーオプションをつけたりして理想的な車を手に入れられます。
一方、中古車は前のオーナーが存在するため、メーカーオプションや使用感などがそのオーナーに左右されます。色やグレードなどにあまりこだわりがなければ、リーズナブルな価格で購入できる可能性が高い点が魅力です。生産が終了した車種も販売されていることがあります。
・新品未使用である
・色や装飾にこだわれる
・最新モデルが手に入る
・納車に時間を要する場合がある
・車両本体価格が高いケースが多い
・現行車種以外は購入できない
・車両本体価格が安い
・納車までが比較的早い
・現行車種以外も見つかる
・色や装備などの自由度が低い
・乗れる期間が比較的短い
・リセールバリューが低い

次の項目から新車と中古車のメリット・デメリットを詳しくチェックしてみましょう!
新車のメリット・デメリット

新車はグレードや色、メーカーオプションなどを自分好みに組み合わせた車を購入できます。ただし、納車までに時間がかかることも少なくありません。
メリット
・新品未使用である
・色や装飾にこだわれる
・最新モデルが手に入る
新車のメリットは、なんといっても新品であることです。現行車種には最新技術が搭載されているため、セキュリティや技術面を重視したい方も安心して選べます。
ボディの色や車内の装飾などは中古車でもカスタマイズできることもありますが、自動ブレーキや両側パワースライドドアなどのシステムは後付けできません。

長く乗り続ける大切な愛車だし、内装も外装もこだわりたい!
中古車と比較すると、新車は元オーナーの影響を受けないため、内装や外装がきれいな点も魅力です。購入時の年式や走行距離も気にする必要がなく、長期間乗り続けられます。
デメリット
・納車に時間を要する場合がある
・車両本体価格が高いケースが多い
・現行車種以外は購入できない
新車は自由度の高さが魅力ですが、理想どおりの車の在庫がなかった場合は受注生産になるため、納車までに時間がかかる点がデメリットです。人気の車種は特に長期間を要する可能性もあります。
中古車に比べて車両本体価格が高い場合が多く、オプションをつけるとさらに金額が上がるため、予算によっては希望どおりの車を断念せざるを得ないかもしません。

装備のオプションだけでなく、めずらしいカラーリングにしたい場合も追加料金が設定されていることがあります。
生産が終了している車種は在庫がなくなり次第、正規店では購入できなくなるのも注意したいポイントです。
中古車のメリット・デメリット

中古車は価格の安さや納車の早さが魅力です。ただし、生産が終了した人気車種や旧車などは、新車よりも高くなっている可能性もあることを留意しておきましょう。
メリット
・車両本体価格が安い
・納車までが比較的早い
・現行車種以外も見つかる
中古車のメリットはお手頃な価格で販売されている車が多い点です。「絶対この車種に乗りたい」「オプションで自分だけのカスタマイズをしたい」といった希望がなければ、新車よりも数十万円安く買えるケースもあります。
中古車は在庫が必ずあるので、購入から納車までの期間が比較的早いのも特徴です。手続きやメンテナンスがスムーズに進めば、基本的に1週間前後で納車されます。

新車は在庫がなかった場合、注文後から製造が始まるので納車までに1か月以上かかることもあります。
中古車市場であれば、生産が終了した車種が販売されていることもあるので、現行車種だけではない豊富な選択肢から車を選べる点も新車にはない魅力です。
デメリット
・色や装備などの自由度が低い
・乗れる期間が比較的短い
・リセールバリューが低い
中古車のデメリットは希望の色や装備の車種を見つけにくい点です。新車であれば、購入時に色や装備などを自分の好みにカスタマイズできますが、中古車は売却された車から選択することになるため、すべて理想どおりの車に出合うのは難しいでしょう。
製造されてから年月や走行距離を重ねているので、新車よりも乗れる期間は基本的に短くなります。

車の寿命は一般的に製造から13年程度といわれています。
経過年数が浅く、数年で乗り換える予定であれば問題なく乗れますが、乗り換え時の買取や下取りにおけるリセールバリューはあまり期待できない点も留意しておきましょう。
新車と中古車はそれぞれどんな人におすすめ?

▼新車と中古車の比較
新車 | 中古車 | |
車両本体価格の 安さ | △ | ◯ |
保証 | ◯ | △ |
納車までの早さ | △ | ◯ |
オプション | ◯ | ✕ |
乗れる期間 | ◯ | △ |
車種の豊富さ | △ | ◯ |
リセールバリュー | ◯ | ✕ |
新車は自分好みの車を長く乗り続けたい方におすすめです。一方中古車は、リーズナブルな価格で満足感を得られる車に乗りたい方に向いています。

それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう!
新車はこだわりの1台を長く乗りたい人におすすめ
内装や外装のデザイン、走行性能などにこだわった愛車に長く乗り続けたい方には新車がおすすめです。まだ中古車市場で販売されていないような最新の車も選択肢に入るので、話題性重視の方にも向いています。
他人の使用感や車内のニオイ、ちょっとしたキズが気になる方も新車を検討してみましょう。
中古車はコスパ重視派におすすめ
車の見た目や装備などにおいて譲れないポイントが特になければ、中古車の大きなメリットである「価格の安さ」を感じられるでしょう。色が人気のモデルは価格が下がりにくい傾向がありますが、同モデルで別の色であれば、同程度のスペックの車を低価格で購入できる可能性もあります。
中古車市場には現行車種以外にも多くの車が出回っているので、モデルチェンジ前の車種に乗りたい方や、豊富な車種のなかから宝探し感覚で車探しを楽しめる方にもおすすめです。
中古車の購入は初心者でも問題なし

中古車は前のオーナーがどのような使い方をしていたかがわからず心配になるかもしれませんが、選び方のポイントさえ押さえれば、車の購入に慣れていない方でも失敗を防げます。
「希望の車がなかなか見つからない」「購入後にトラブルがありそうな車は避けたい」という方にはカーセブンの「クルマお探し代行」のサービスがおすすめです。予算や希望車種などをスタッフに伝えるだけで、中古車のプロが車探しをサポートしてくれるので、スムーズに車選びが進められます。

予算内で理想的な車を見つけられるかもしれませんよ!
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車を購入する際に押さえるべきポイント

車を購入する際は車を使う用途を明確にして、予算にあった車を選びましょう。支払方法や購入先の考え方についても解説します。
用途に合わせて車を選ぶ
車を購入する際は、まず車を使う用途を明確にしましょう。
▼用途別おすすめ車種の例
用途 | 適している性能 | おすすめ車種 |
通勤 | ・燃費がいい ・走行性能が高い | ・エコカー仕様車 ・ターボ搭載車 |
街乗り (送迎や買い物) | ・小回りが利く ・視界が広い | ・軽自動車 ・コンパクトカー |
休日のレジャー | ・安定性が高い ・長時間運転向き | ・セダン ・SUV |
通勤で使う場合には、燃費や走行性能で選ぶのがおすすめです。街乗りがメインの場合は、小回りの利くコンパクトな車が運転しやすいでしょう。遠出する機会が多い方は、走行安定性や長時間乗っても疲労が少ない車を選ぶと使いやすいです。
乗車する人数や載せる荷物によって車内の広さやシート数を考慮することも大切です。自宅の駐車場や周辺の道路の広さに余裕がない場合は、幅や高さも重視しましょう。
車の維持費を調べておく
車の維持費は新車と中古車で大きく変わることはありませんが、中古車のほうがメンテナンス費用が多くかかる可能性があります。

製造から年数があまり経っていないものや走行距離が短いものは新車同様の費用で乗れます。
車のかかる維持費は以下の4つです。
・税金
・保険料
・車検費
・メンテナンス費
・燃料代
車の維持費については「購入前に知りたい中古車の維持費!費用の詳細や安く抑えるコツも解説」の記事も参考にしてみてください。
予算と支払方法を検討する
車を購入するときは年収の半分以下を目安に予算を考えると、無理のない支払いができる可能性が高いです。ただし、年収額や貯金額、支払方法によっては予算の目安が変わってくることもあるため、全額を支払った場合のシミュレーションをしておきましょう。
車購入の支払方法は現金一括払いやカーローン、残価設定型クレジットなどがあり、カーローンを選択する人が多く見られます。カーローンを利用する場合、車の維持費で毎月3〜5万円程度の出費があると想定して月々の支払額を決めると、余裕をもった返済ができるでしょう。
現金一括払い
購入時に現金一括で支払う方法。手元のお金が一気になくなるというデメリットがあるが、毎月の負担がない点がメリット。金利がかからずお得に車を購入することが可能。
カーローン
購入時の金額を借り入れ、分割して返済していく支払方法。金利がかかるため一括払いに比べて支払総額は高くなるが、すぐに全額を用意できなくても車が買える点がメリット。
残価設定型クレジット
数年後に売却することを前提とした支払方法。車両本体価格の数年後の売却予想価格を一部をあらかじめ残価として差し引いた価格でローンを組む。3〜5年後に車の乗り換えを検討している場合に適している。
購入先を決める
車の購入先は主にディーラーや自動車販売店、中古車販売店の3つがあります。
ディーラー
車の購入先としてメジャーで信頼感が高い。整備や点検ができる修理工場を併設しているため、購入後のメンテナンスも対応可能。新車だけでなく、メーカーの厳しい基準を満たした中古車も販売していることもある。
自動車販売店
「サブディーラー」とも呼ばれる。正規のディーラーから新車を一般価格よりも安い業販価格で仕入れて販売している店舗。さまざまなメーカーの車を取り扱っており、ディーラーの見積もりと比較できる。サブディーラーで購入した新車は、ディーラー同様の保証サービスが利用可能。
中古車販売店
多くの中古車を取り扱っており、ディーラー系の店舗と比べると中古車が低価格で入手可能。メーカーにとらわれず、中立的なアドバイスを受けながら自分に合った車を探せる。買い取りも行っている販売店であれば、乗り換えるのもスムーズ。

新車を買うならディーラーか自動車販売店、中古車は中古車販売店をチェックしてみましょう。
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車を購入するときの流れ

車の購入は、支払方法の検討を検討し、カーローンを利用する場合はローンの契約に進みます。購入の流れや必要書類について確認していきましょう。
お店に行って見積もりをとる
ディーラーや中古車販売店で魅力的な車を見つけたら、まずは見積書の作成を依頼しましょう。本体やオプションの価格のほかにも、税金や保険料、販売店に支払う手数料などの登録諸費用も見積書に含みます。
見積書の作成を依頼しても、必ず車を購入しなければならなくなることはないので、安心して依頼しましょう。

できるだけ安く車を買いたい方は、「今は中古車が安い時期?市場の動向から買いどきも解説」の記事を参考にしてみてください。
必要な書類を用意する
提示された見積もりに納得し購入を決めたら、車の購入に必要な書類を準備しましょう。車を購入する際に必要な書類は新車も中古車も基本的に同じです。
・印鑑登録証明書
・印鑑
・車庫証明
・委任状
必要な書類については「中古車の購入に必要なものは?取得方法や準備の手順も詳しく解説」の記事で紹介しています。

販売店によっては、上記の書類以外にも求められる場合があるので確認しておきましょう。
契約する
書類が準備できたら注文書を受け取って契約の手続きに入ります。契約後のトラブルを防ぐためにも契約書の内容はしっかり把握しましょう。
わからないことは販売店の担当者に聞いて確認し、理解したうえで契約書に署名・捺印することが大切です。
支払い方法を決める
主な支払方法は、現金一括・カーローン・残価設定型クレジットの3つです。手元にお金があるかだけでなく、購入後にかかる維持費や生活費なども視野に入れて支払方法を選択しましょう。
契約後のキャンセル・支払方法の変更は可能?

新車・中古車ともに、契約成立後の内容変更やキャンセルは原則できません。どの段階から変更・キャンセルができないかは契約書に書かれているはずなので、確認しておくことが大切です。支払方法の変更もできないと留意しておいたほうがいいでしょう。
販売店によっては「注文書などに署名と捺印をした時点で契約は成立する」という約款を採用しているところもあるため、キャンセルはしないことが望ましいです。それ以外の場合では、タイミングによりキャンセルが可能な販売店もあります。
まとめ
車購入の際に知っておきたいことや購入の流れについて解説しました。新車の魅力はカスタマイズをした自分好みの車や、最新技術を搭載した車を手に入れられる点ですが、どうしても出費が多くなってしまいます。
カーセブンでは「クルマお探し代行」のサービスで、お客様のご希望に添った車種やグレードの車探しをサポートしています。値段が高くて諦めていた車も、中古車なら手が届くかもしれません。車の購入や買い替えを検討されている方はカーセブンをぜひチェックしてみてください。
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