車の燃費はガソリン代などのランニングコストに直結するため、車を購入する際の検討材料として欠かせません。ノアは数あるミニバンのなかから燃費で選んだ方もいるほど、燃費性能が高いです。子どもが多い家庭でも、広々とした室内空間やたくさんの荷物を積めるスペースがあるため、日常生活から旅行まで、さまざまなシーンで活躍できます。
この記事では、ノアの燃費性能を競合車種と比較して紹介します。ノアと競合するミニバンの燃費性能を比較し、自分にあう車を見つけてください。

ノアの維持費や競合車種の魅力もあわせて解説します。
この記事でわかること
- ノアのカタログ燃費や実燃費
- ノアの維持費や魅力
- ノアと競合する車種の燃費性能や魅力
目次
ノアの燃費をグレード別に紹介!競合他車とも比較

画像引用元:【公式】トヨタ ノア | ギャラリー
2022年1月に8年ぶりのフルモデルチェンジをしたノア。フルモデルチェンジでパワートレーンの動力性能やカタログ燃費、運転支援などが大きく進化しました。フルモデルチェンジ前と比べて全長が−15mm、全幅が−5mm、全高が+70mmとなっています。幅や長さは小さくなっているものの、高さが大幅に大きくなったため車内空間は広々と感じられるでしょう。
ガソリン車は、2.0Lのダイナミックフォースエンジンで、エンジン内の燃焼を高速化し、レスポンスの向上、排気・冷却・機械作動時などのエネルギーロスの低減を実現しました。トルクアップと燃費向上をかねそなえています。一方、ハイブリッド車は1.8Lのハイブリッドシステムで、ハイブリッドならではのシームレスな加速とダイレクトな駆動力が加わる仕様に。電動モジュールの制御の効率化により低燃費も実現しています。
運転支援システムとしては、渋滞時に前方車を自動で追従する「アドバンストドライブ」やスマホで簡単に自動で駐車する機能の「アドバンストパーク」が新たに追加されています。
ノアの燃費性能は他社と比較して高いのでしょうか。次の表に、ノアの燃費性能をまとめました。
▼駆動方式別の燃費性能(WLTCモード)
動力 | カタログ燃費(km/L) |
ガソリン | 15.0〜15.1km/L |
ハイブリッド | 23.0〜23.4km/L |
ガソリン仕様とハイブリッド仕様の燃費の差は大きくなっています。さらに、ノアのグレード同士や競合車種の燃費を比較してみましょう。
ノアのカタログ燃費
ノアはコスパ重視の「X」、装備が充実した「G」、上質な装備が整った「Z」に加え、GとZをエアロモデルにした「S-G」「S-Z」の5種類のグレードがあります。エアロモデルとは、ボディの装飾に専用のメッキパーツを使ったり、ボディサイズがひとまわり大きかったりと、重厚で華やかな印象に仕上げられたモデルのことです。
ノアのグレード別のカタログ燃費を次の表にまとめました。
▼ノアのグレード別燃費比較表(WLTCモード)
グレード |
動力 |
カタログ燃費 |
カタログ燃費 |
X |
ガソリン |
15.1 |
14.4 |
ハイブリッド |
23.4 |
22.0 |
|
G |
ガソリン |
15.1 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.2 |
22.0 |
|
Z |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
22.0 |
|
S-G |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
22.0 |
|
S-Z |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
22.0 |
上の表から、グレード別のカタログ燃費に大きな違いはないといえます。
車両の重量が重いほど燃費性能は悪くなるため、装備するオプションにより変わります。たとえば、オットマンつきのキャプテンシートを装着した場合、車両の重量が20kg増加します。ほかにも7人乗りユーティリティパッケージという、2列目シートを1席なくし空間にゆとりをもたせるオプションを選択した場合、車両の重量は75kg減少します。車両の重量が燃費性能に影響を与えるので、オプションなどの機能と燃費のどちらを重視するかは、車購入時によく考えましょう。

動力や駆動方式によって燃費性能が変わるので、ランニングコストを重視する方はハイブリッド車がおすすめです。
競合車種の燃費を徹底比較!
ノアの競合車種として、トヨタと他社のミニバンをそれぞれ比較します。
▼トヨタのミニバンの燃費比較表(WLTCモード)
車種 |
動力 |
グレード |
カタログ燃費 |
カタログ燃費 |
ノア |
ガソリン |
G |
15.1 |
14.3 |
ハイブリッド |
G |
23.2 |
22.0 |
|
シエンタ |
ガソリン |
G |
18.3〜18.4 |
− |
ハイブリッド |
G |
28.2〜28.4 |
25.3 |
|
ヴォクシー |
ガソリン |
S−G |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
S−G |
23.0 |
22.0 |
|
エスクァイア |
ガソリン |
Gi |
13.6 |
12.6 |
ハイブリッド |
ハイブリッドGi |
19.8 |
− |
|
アルファード |
ガソリン |
X |
10.8 |
11.0 |
ハイブリッド |
X |
− |
14.8 |
|
ヴェルファイア |
ガソリン |
GOLDEN EYES Ⅲ |
10.6 |
10.6 |
ハイブリッド |
GOLDEN EYES Ⅲ |
− |
14.8 |
参照:goo.net
トヨタ車で比較すると、車体の大きさがもっとも小さいシエンタは、いずれの動力でも燃費性能が高いです。一方、大型のアルファードやヴェルファイアは搭載しているエンジンが2.5L以上であることもふまえると、燃費効率はあまり高いとはいえません。
ノアとヴォクシーは兄弟と呼ばれるほどスタイルや燃費性能まで似た車種ですが、エスクァイアはワンランク上のミニバンと考えてもよいでしょう。エスクァイアの燃費性能は、ノアやヴォクシーほどはよくありませんが、アルファードやヴェルファイアよりは高くなっています。
人気のある他社のミニバンとノアの燃費性能を比較しましょう。競合車種の特徴はのちほど詳しく解説します。
▼ノアの競合車種ごとの燃費比較表(WLTCモード)
メーカー |
車種 |
動力 |
グレード |
カタログ燃費 |
カタログ燃費 |
日産 |
セレナ |
ガソリン |
XV |
13.2 |
11.8 |
ハイブリッド |
XV |
18.0 |
− |
||
エルグランド |
ガソリン |
250 Highway STAR S |
10.0 |
9.7 |
|
ハイブリッド |
− |
− |
− |
||
ホンダ |
ステップワゴン |
ガソリン |
SPADA |
13.7 |
13.1 |
ハイブリッド |
SPADA |
19.6 |
− |
||
オデッセイ |
ガソリン |
ABSOLUTE |
12.8 |
12.2 |
|
ハイブリッド |
ABSOLUTE |
20.0 |
− |
他社の車種とノアを比較すると、ノアの燃費性能は動力や駆動方式を問わず、もっとも高いです。全体でもっとも燃費性能が低かったのは日産 エルグランドでした。
エルグランドは、日産 セレナをひとまわり大きく高級にしたような車種で、ハイブリッド仕様がありません。燃費性能を追求するより、ラグジュアリーな仕様に上質な空間でドライブを満喫したい方におすすめできる車種です。
ホンダ オデッセイはステップワゴンを高級な仕上げにしたような車種です。最低地上高が低いため安定感と重厚感をかねそなえています。ハイブリッド仕様では燃費性能も高いため、ランニングコストを重視する方にもおすすめできます。
ノアの実燃費
車の燃費のまとめサイト「e燃費」と口コミサイト「みんカラ」によると、ノアの実燃費は、次の表のとおりです。
▼ノアの実燃費の比較表(WLTCモード)
グレード | 動力 | 実燃費(km/L) |
X、G、Z、S-G、S-Z | ガソリン | 12.4〜14.2 |
X、G、Z、S-G、S-Z | ハイブリッド | 17.1〜19.4 |
ノアはオプションの選択肢が豊富なため、どれを選択するかによって車両の重量が変わります。車両の重量は燃費性能へ影響を与えるため、グレードによる違いはないものの、実燃費には幅があります。なお、ノアだけに限らず実燃費は実際に走行した際の数値に近いため、一般的にカタログ燃費よりも落ちます。
ノアの維持費をシミュレーション

ノアのガソリン代や自動車税なども含めた実際の維持費をシミュレーションしました。下の表に結果をまとめましたので、車種検討の際に参考にしてください。
▼フォレスターの維持費シミュレーション表
グレード | G | G |
仕様 | 2WD、ガソリン | 2WD、ハイブリッド |
実燃費 | 12.4km/L | 17.1km/L |
ガソリン代 | 約129,000円 | 約94,000円 |
自動車税 | 36,000円 | 36,000円 |
任意保険 | 約45,000円 | 約45,000円 |
車検法定費用 (自賠責保険・自動車重量税・印紙税) | 約55,000円 | 約55,000円 |
車検点検料金 | 約40,000円 | 約40,000円 |
メンテナンス・消耗品費用目安 | 約40,000円 | 約40,000円 |
年間維持費合計 | 約345,000円 | 約310,000円 |
月間維持費合計 | 約29,000円 | 約26,000円 |
※WLTCモードで比較
※燃費は実燃費の下限値をもとに計算しています。
※年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン160円/Lで計算しています。
※自動車税は2022年10月1日以降に購入したとして計算しています。
※任意保険は補償内容によって変動します。
ノアの年間の維持費は、Gグレードのガソリン仕様で約34.5万円、ハイブリッド仕様で約31万円がかかります。ガソリン仕様とハイブリッド仕様では実燃費の差が4.7km/Lと大きいため、年間の維持費の差は約3.5万円という結果となりました。

ほかにも、「長距離運転が多い」「高速道路をよく利用する」など、人によってライフスタイルが異なるので、自分の状況にあわせて計算をしてください!
ノアの魅力は? 進化した燃費性能で選ぶ人も続出

画像引用元:【公式】トヨタ ノア | ギャラリー
・ミニバンのなかで燃費性能が高い
・ファミリーにうれしい室内空間の広さ
・充実した運転支援システムで安全なドライブ
数あるミニバンのなかから燃費で選んだ方もいるほど、ノアは燃費性能が高いです。ミニバンは車体が大きいため、燃費性能が悪いイメージを持たれる方がいるかもしれません。しかし、ノアの場合はガソリン車で15.0〜15.1km/L、ハイブリッド車で23.0〜23.4km/Lであるため、ほかのモデルと比較しても充分に燃費性能がよいといえます。

もし子供が多いご家族でも、広々とした室内空間やたくさんの荷物を積めるスペースがあるため、日常生活から旅行まで、さまざまなシーンで快適に過ごせますよ!
ノアにはすべてのグレードでトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が標準装備されています。前方の車両や歩行者などを検知し、危険があれば自動でブレーキ制御を行うという衝突被害軽減ブレ―キの「プリクラッシュセーフティ」もその機能のひとつ。
「プロアクティブドライビングアシスト」というシステムでは、運転中の状況に応じてリスクを先読みし、危険に接近しすぎないようにステアリング操作や減速操作を支援してくれるため、運転の負担を軽減してくれます。
ノアの競合車種をチェック!
さきほど比較したノアの競合車種をひとつずつチェックしましょう。
日産:セレナ

・e−POWERで快適な乗り心地と高い静粛性
・室内スペースの広さがトップクラス
・シートアレンジが多彩でファミリー向けに便利
e-POWERでの走行はモーターがメインであるため、電気自動車に近いスムーズな乗り心地と高い静粛性が特徴です。室内スペースはミニバンのなかでもトップクラスに広いため、子どもがいる家庭でも狭さを感じることはなく快適に過ごせます。運転席に後部座席を近づけて子どもの世話ができるベビーケアモードなど、シートアレンジも多彩でなので使い勝手がよいです。
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日産:エルグランド

画像引用元:【公式】日産 エルグランド|外観・デザイン
・ラグジュアリーさや高級感のあるミニバン
・ゆったりくつろげる室内空間の充実度が高い
・アルファードやヴェルファイアを上回るほど広い室内空間
日産 セレナよりも広い車内空間を持ち、高級感をかねそなえているのがエルグランドです。ハイブリッド車がないため燃費性能は高くありませんが、ゆったりくつろげる室内空間は目を見張るほど充実しています。特別仕様車の「VIP」では通常7人乗りのところ、後部座席を2席にした4人乗りの仕様があるなど、VIPの名前にふさわしい仕様ともいえます。
ホンダ:ステップワゴン

・シンプルで落ち着きのあるデザイン
・わかりやすいグレード設定でエントリーから標準装備が充実
・旧型にはわくわくゲート搭載
ステップワゴンのグレードは「AIR(エアー)」と「SPADA(スパーダ)」の2種類。どちらもシンプルなフォルムとクリーンなイメージがあるミニバンです。エントリーグレードのAIRでも安全運転支援である「Honda SENSING(ホンダセンシング)」やフルLEDのヘッドライトなどが用意されており、標準装備が充実しています。
旧型には「わくわくゲート」というバックドアが横方向に開くホンダ独自の機能があります。狭いところでも開きやすい構造をしているため、荷物の積みおろしがしやすいのも特徴です。
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ホンダ:オデッセイ

画像引用元:【公式】ホンダ オデッセイ|デザイン・カラー
・低重心で安定感のある走行
・2.4Lエンジンで力強い走行感
・ロングドライブでも快適性の高い2列目シート
ミニバンは一般的に運転席の視点が高い特徴がありますが、ホンダ オデッセイは視点が低く、セダンのような感覚で運転できるのが魅力のひとつです。車体が低いため、安定感のある走行が可能です。
ホンダのなかでも高級な仕様の車であるため、室内空間の広さだけでなく快適性も追求したプレミアムな車種です。特に2列目シートは「プレミアムクレードルシート」というゆとりのある仕様になっています。背もたれを倒すと連動して座面前部が持ち上がる仕組みに加え、オットマンやロングスライド機能もついているので、後部座席でも快適なドライブが楽しめます。
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ノアは新車と中古車どちらがいい?
ノアの購入を新車と中古車で悩んでいる方は、欲しい機能や納車の時期などの観点から選んでください。

新車と中古車を選ぶ際のポイントを解説します!
新しい機能が欲しい方は新車がおすすめ
・維持費を抑えたい方
・最新性能が搭載した車が欲しい方
・車体カラーやオプションなどを自由に選びたい方
ノアの場合、旧型である80系から90系になり20%以上も燃料効率がよくなっているため、年間の維持費を安く抑えられます。一般的に、新しいモデルの車種のほうが燃料効率は高いので、維持費を抑えたい方には新車をおすすめします。
ただし新車の場合、製造に時間がかかるなどの理由から、納車までの期間が長くなる傾向にあります。欲しいと思ったタイミングで車が手に入るとは限りませんので、すぐに購入したい人は中古車も検討してください。
コスパ重視の方は中古車がおすすめ
・コスパを重視したい方
・できるだけ早く納車したい方
燃費性能は現行のモデルより劣る場合がありますが、新車よりも中古車のほうが安く車体を購入できます。車体価格と維持費をトータルで考えると、中古車のほうがコスパがよいケースも多いでしょう。また、車の在庫次第ですぐに購入でき、引き渡しも可能なので乗り出しは新車よりも早いです。そのため、コスパを重視したい方やできるだけ早くノアに乗りたいと考えている方は中古車を検討してください。

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よくある質問
ノアの燃費性能はよいです。トヨタや他社のミニバンと比較してもトップクラスの燃費性能といえます。
▼駆動方式別の燃費性能(WLTCモード)
動力 | カタログ燃費(km/L) |
ガソリン | 15.0〜15.1km/L |
ハイブリッド | 23.0〜23.4km/L |
グレード別の燃費性能に大きな違いはありません。
▼ノアのグレード別燃費比較表(WLTCモード)
グレード |
動力 |
カタログ燃費 |
カタログ燃費 |
X |
ガソリン |
15.1 |
14.4 |
ハイブリッド |
23.4 |
22.0 |
|
G |
ガソリン |
15.1 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.2 |
22.0 |
|
Z |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
22.0 |
|
S-G |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
22.0 |
|
S-Z |
ガソリン |
15.0 |
14.3 |
ハイブリッド |
23.0 |
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