車を選ぶうえで多くの人が気にすることのひとつが“燃費性能”。ガソリン高が半ば状態化しているからこそ、維持費を少しでも抑えるために燃費のいい車に乗りたいところですね。通勤などで毎日車に乗る方ならなおさらでしょう。
現在では燃費性能を高めるためのさまざまな技術が実用化されています。そしてこれらの技術は、大型車はもちろん、多くの人が選ぶコンパクトカーや軽自働車にも搭載されています。
この記事では、燃費性能を高める技術にどのようなものがあるかを見ていくとともに、ボディタイプ別に燃費のいい車を紹介していきましょう。
この記事でわかること
- ・燃費に効く主なシステム
- ・燃費がいい車のメリット
- ・ボディタイプ別燃費がいい車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
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目次
燃費がいい車にはどんなメリットがある?
燃費のいい車のメリットとしてまず思い浮かぶのは、燃料代を節約できること。そして他にも多くのメリットがあります。
燃料代を抑えることができる

眼の前にガソリン1Lで30km走れるA車(30km/L)と、10km走れるB車(15km/L)があります。どちらも1年間に1万km走ると燃料代はどのくらいの差になるでしょうか。
1L=170円で計算すると、A車の年間燃料代は約5万7,000円なのに対し、B車は約17万円。その差は11万3,000円になります。

もちろん燃費はさまざまな条件で変わってくるものの、燃費がいい車のほうがオトクであることは間違いありません。
環境への配慮

これも単純比較はできませんが、燃料消費が少ない車はCO2をはじめとする温室効果ガスの量が少なくなります。そのぶん、環境に与える影響は少ないと言えるでしょう。
ただ、温室効果ガスの排出量は走行時だけでなく、車や車に使う部品の生産時、廃車にする時など、車のライフサイクルで見るべきという考え方もあります。
購入時に納める税金を抑えられる
燃費がいい車は税制面でも優遇されています。たとえばトヨタ アクアのG 2WDの場合、購入時(初回車検時)の自動車重量税が100%減税(免税)になり(減税なしの場合は2万2500円)、環境性能割も非課税になります。
購入時にCEV補助金を受けられる可能性がある
環境に優しい車は購入時に国や自治体から補助金が支給されます。現在対象となっているのは電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)の3種類。電気自動車と燃料電池車はガソリン・経由の燃費とは異なりますが、PHEVはガソリンを使用します。燃費がいい車で補助金が支給されるのは嬉しいですね。
燃費がいい車にもデメリットがある?
メリットがたくさんある低燃費車ですが、いくつかのデメリットもあります。それを理解したうえで購入を検討しましょう。
車両本体価格が高い

燃費がいい車には、少ない燃料で快適に走るためのさまざまな技術が投入されています。そのため、普通の車より車両本体価格が高くなります。
代表的なものがハイブリッド技術。たとえばトヨタ シエンタのG・2WD・7人乗りで比較すると、ガソリン車が234万円なのに対し、ハイブリッドは269万円と、35万円高くなります。
修理費用が高くなるケースもある
燃費がいい車には多くの低燃費化技術が投入されていて、もしそこに不具合が発生すると修理費用が高額になることもあります。これらの部品は長く乗り続けると経年劣化で性能が発揮できなくなるケースもあります。
たとえばハイブリッドカーの駆動用バッテリーの交換が必要になった場合は車種により金額は大きく変わってきますが、概ね15万〜40万円程度は必要になると言われています。
燃費性能を高める主な技術

では、燃費を高める技術にはどのようなものがあるのか。技術はエンジンだけでなくさまざまな部位に採用されています。ここでは代表的な技術を紹介していきましょう。
ハイブリッド
燃費性能を高める技術として多くの人がまず思い浮かべるのが、ハイブリッドではないでしょうか。ハイブリッドカーとは「異なる2つ以上の動力を使って動く車」の事。多くのハイブリッドカーはモーターとガソリンエンジンを使用しています。
ただ、仕組みはメーカーにより異なっています。トヨタのハイブリッドカーはエンジンとモーターを状況によって使い分けたり両方を使ったりして走ります。日産はエンジンが発電に徹し、その電気でモーターを動かして走るe-POWER(シリーズ式ハイブリッド)を採用。ホンダは日産と同じように多くのシーンでエンジンを使って発電した電気でモーターを動かしますが、高速道路のような一定速度で巡航するシーンでは効率のよいエンジンの力で走行します。
プラグインハイブリッド
プラグインハイブリッド(PHEV)とは、モーターとエンジンを備えたハイブリッドカーに、外部電源から車載バッテリーへの充電機能を与えたモデルのこと。ハイブリッドカーよりも大容量の駆動用バッテリーが搭載され、燃料を使わずモーターのみの力で走行できる距離を長くしています。
また、大容量バッテリーに電気を蓄えているのを活かして、車から外部に給電できる機能も備えています。
マイルドハイブリッド
ハイブリッドやプラグインハイブリッドは大容量バッテリーを搭載し、システムも複雑になるため、車両価格が高額になるというデメリットがあります。そこで、シンプルなISG(モーター機能付き発電機)を使って減速時に発電するとともに、もっとも燃料を消費する発進時にモーターがエンジンをアシストするのがマイルドハイブリッドシステムです。
一般的な車に搭載させるエンジンスターター(セルモーター)は作動時にキュルキュルと大きな音がするため、うるさいからとアイドリングストップをオフにしている人もいます。ISGは作動時にキュルキュル音がしないため、アイドリングストップからスムーズに再始動できるのも魅力です。
ディーゼル
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べると低燃費なのが特徴。たとえばマツダCX-30の場合、2LガソリンエンジンのWLTC燃費が16.2km/Lなのに対し、1.8Lディーゼルエンジンは19.5km/Lになります。
ディーゼルエンジンはガソリンより燃料代が安い軽油を使うのもメリットです。
ターボ/スーパーチャージャー
ターボやスーパーチャージャーなどがついたエンジンはスポーティで燃費が悪いというイメージがあるかもしれませんが、それは昔の話。もちろん現在でもスポーツ性能を高めるためにこれらを用いる車もありますが、多くは燃費のよい小排気量エンジンで大排気量車並の力を出すために用いられています。これらは俗にダウンサイジングターボなどと呼ばれます。
ホンダのミドルクラスミニバンであるステップワゴンは、従来は2Lエンジンを搭載していましたが、先代から1.5Lターボエンジンを搭載しています。
その他、エンジン関連の低燃費化技術
燃料を直接気筒内に噴射する技術、エンジンの冷却損失を低減させる技術、燃料の圧縮比を高める技術、燃料を微粒子状態で噴出して燃焼性能を高める技術など、現在のエンジンにはさまざまな低燃費化技術が採用されています。
CVT
日本車の多くはトランスミッションにCVTを採用しています。CVTは歯車(ギア)の代わりにベルトとプーリーを使って無段階かつ連続的に変速できるシステムです。街なかで低〜中速域で走ることが多く、信号などストップ&ゴーが多い日本の道路事情では、CVTの効率がいいことから多くの車で採用されています。
軽量化

重いものを動かすためには大きな力が必要です。そしてエンジンで大きな力を発生させるためには多くの燃料が必要になります。そのため車を軽く作ることは燃費に大きく影響してきます。
後述しますが、スズキはHEARTECTと名付けられたプラットフォームによりライバルモデルに比べて大幅に車を軽くすることに成功しました。他社に比べて燃費性能に優れているのは、マイルドハイブリッド技術に加えて軽量化が大きく効いています。
空力性能
歩いたり自転車で街なかを走ったりするくらいの速度だとあまり意識しませんが、車のように高速で走る速度域だと、空気は大きな抵抗になります。そのため、車のボディは壁となる空気の抵抗をどうやって減らし、スムーズに後ろに流すかを考えながら作られています。
最近ではフロントガラスが大きく傾斜した車が多いのもそのため。ハイブリッドカーのトヨタ プリウスはスーパーカーに匹敵する傾斜になっています。
タイヤ
タイヤは数万点に及ぶ車の部品の中で、唯一路面に直接接しています。エンジンが生み出した駆動力が最終的にタイヤに伝わってタイヤを転がすことで車は走行しますが、タイヤと路面の間には大きな抵抗力があります。この抵抗力を小さくし、タイヤを転がりやすくした低燃費タイヤが最近では主流になっています。車種によっては専用のタイヤを開発しているものもあります。これらはエコタイヤと呼ばれています。
燃費のいい車トップ10
ここでは、2025年4月時点で発売されている車のなかで燃費のいい10車種を紹介します。10車種のうち8車種がトヨタであり、しかもベスト5はトヨタ車が独占。トヨタのハイブリッドシステムの燃費性能が際立っていることがわかります。
順位 | ボディタイプ | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費 (km/L) |
1 | コンパクト | トヨタ | ヤリス | ハイブリッドX 2WD | 36.0 |
2 | コンパクト | トヨタ | アクア | X 2WD | 34.6 |
3 | セダン | トヨタ | プリウス | U 2WD | 32.6 |
4 | SUV | トヨタ | ヤリスクロス | ハイブリッドX 2WD | 30.8 |
5 | セダン | トヨタ | カローラ | ハイブリッドG 2WD ハイブリッドX 2WD |
30.2 |
5 | コンパクト | ホンダ | フィット | e:HEVベーシック 2WD | 30.2 |
7 | コンパクト | トヨタ | カローラスポーツ | ハイブリッドG“X” 2WD | 30.0 |
8 | ワゴン | トヨタ | カローラーツーリング | ハイブリッドX 2WD | 29.5 |
9 | ミニバン | トヨタ | シエンタ | ハイブリッドX 2WD/5人乗り | 28.8 |
10 | コンパクト | 日産 | ノート | X 2WD | 28.4 |
燃費のいい軽自動車トップ3
まずは燃費のいい軽自動車のランキングから紹介します。
■燃費のいい軽自動車トップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費 (km/L) |
1 | スズキ | アルト | ハイブリッドX 2WD ハイブリッドS 2WD |
27.7 |
2 | スズキ | アルトラパン | 2WD全車 | 26.2 |
3 | スズキ | ワゴンR | ハイブリッドFX-S 2WD ハイブリッドZX 2WD |
25.2 |
4 | スズキ | スペーシア | ハイブリッドG 2WD | 25.1 |
4 | スズキ | ワゴンRスマイル | ハイブリッドX 2WD ハイブリッドS 2WD |
25.1 |
6 | スズキ | ハスラー | ハイブリッドX 2WD ハイブリッドG 2WD タフワイルド 2WD |
25.0 |
6 | ダイハツ | ミライース | 2WD全車 | 25.0 |
8 | 日産 | デイズ | ハイウェイスターX 2WD ハイウェイスターX プロパイロットエディション 2WD ハイウェイスターX アーバンクロム 2WD ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション 2WD |
23.3 |
8 | 三菱 | eKクロス | G 2WD Gプレミアム 2WD |
23.3 |
10 | ホンダ | N-WGN | G 2WDG L 2WD カスタムL 2WD |
23.2 |
10 | 三菱 | eKワゴン | 2WD全車 | 23.2 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】スズキ アルト(9代目/2021年〜)

■スペック(ハイブリッドS/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,525mm |
車両重量 | 700kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
アルトのWLTC燃費 | 23.5〜27.7km/L |
アルトの新車価格 | 1,064,800〜1,500,400円 |
9代目アルトの 中古車相場価格 |
総額70万〜170万円 |

2014年12月に登場した8代目アルトは、後にHEARTECT(ハーテクト)と名付けられたスズキの新しいプラットフォームを採用し、7代目より60kgも軽量化した610kgという車両重量を実現。もともと車両重量が軽い軽自動車でこの軽量化は驚異的で、8代目アルトはガソリン車ナンバーワンの低燃費を実現しました。
現行型アルトは歴代アルトで初めてマイルドハイブリッド搭載車を設定。先進安全装備の搭載や衝突安全性の強化などにより車両重量は先代よりも増加していますが、燃費性能は先代より高められています。しかもマイルドハイブリッドは中級グレード以上に搭載されているので、燃費のいい車が装備もいいものになります。

歴代のアルトといえば装備を簡素化して価格を抑えた「庶民の車」というイメージがありました。もちろん9代目アルトにもそういうグレードも用意されています。
一方でマイルドハイブリッドや先進安全装備を搭載し、フルオートエアコンやヘッドアップディスプレイ、全面UVカットガラス、アルミホイールなどを備えた上級グレードも設定されています。日常使いの車としてアルトに乗ろうと思っているなら、装備が充実した上級グレードがおすすめ。全高が低い軽自動車なので、立体駐車場に入れる機会が多い人にもおすすめです。
後席にも大人がちゃんと乗れるだけのスペースが用意されるものの、ヘッドレストは上級グレードしか備わりません。そのため、上級グレード以外は基本は2人乗りで、たまに後席に人を乗せることもあるという使い方に適したモデルになります。
スズキ アルト HB
車両本体価格28.2万円
支払総額35.0万円
諸費用6.8万円
スズキ アルト HB
車両本体価格33.0万円
支払総額39.0万円
諸費用6.0万円
スズキ アルト HB
車両本体価格54.8万円
支払総額69.6万円
諸費用14.8万円
スズキ アルト HB
車両本体価格40.6万円
支払総額48.0万円
諸費用7.4万円
【2位】スズキ アルトラパン(3代目/2015年〜)

■スペック(G/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,525mm |
車両重量 | 680kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
総排気量 | 657cc |
アルトラパンのWLTC燃費 | 24.6〜26.2km/L |
アルトラパンの新車価格 | 1,328,800〜1,773,200円 |
3代目アルトラパンの 中古車相場価格 |
総額30万〜200万円 |

先代モデルである8代目アルトをベースにクラシカルで可愛らしいイメージに仕上げられたアルトラパン。先代アルト同様にHEARTECTを採用し、驚異的な軽量化を実現しています。
搭載される低燃費化技術(電動化技術)はエネチャージになります。エネチャージは現在のマイルドハイブリッドにつながる、初期の技術。マイルドハイブリッドは搭載されていないのに最新モデルを抑えて軽自動車で2番目に燃費がいいのは、680kgという軽自動車のなかでもずば抜けて軽い車両重量の恩恵。スズキの軽量化に対する熱意と言っても過言ではありません。
インテリアは明るいカラーリングで開放感を演出。デザインテーマは「わたしの部屋」で、テーブルをイメージしたインパネやソファをイメージしたシート、フォトフレームをイメージしたナビ用モニターなど、ガーリーな雰囲気でまとめられています。
最小回転半径はわずか4.4m。運転席からの見切りがよく車両感覚が掴みやすいので、運転が不慣れな人にもおすすめ。燃費がいいから送迎などに使うセカンドカーにもぴったりです。

2022年6月には専用メッキグリルやメッキヘッドランプガーニッシュでクラシカルなイメージを強くしたアルトラパンLCがデビュー。オリジナルのラパンとは大きく異なる雰囲気でまとめられているので、どちらを選ぶか迷うのも楽しいですよ。上級グレードにはナノイーX搭載フルオートエアコンが搭載されるなど、装備も充実しています。
スズキ アルトラパン
車両本体価格24.8万円
支払総額42.5万円
諸費用17.7万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格129.8万円
支払総額136.4万円
諸費用6.6万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格97.2万円
支払総額107.2万円
諸費用10.0万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格82.0万円
支払総額94.8万円
諸費用12.8万円
【3位】スズキ ワゴンR(6代目/2017年〜)

■スペック(ハイブリッドFX-S/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,650mm |
車両重量 | 770kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
ワゴンRのWLTC燃費 | 20.9〜25.2km/L |
ワゴンRの新車価格 | 1,294,700〜1,888,700円 |
6代目ワゴンRの 中古車相場価格 |
総額40万〜210万円 |

現在スズキが使っているプラットフォーム『HEARTECT』は先代アルトから採用されましたが、その前身となるプラットフォームは2012年に登場した5代目ワゴンRで初採用。高剛性だからこそ実現できた上質な乗り心地、軽量化による燃費性能の高さに驚かされました。
さらにスズキグリーンテクノロジーと名付けられた低燃費化技術を初搭載し、軽トールワゴンでNo.1の低燃費を実現しました。現在のマイルドハイブリッドにつながる技術「S-エネチャージ」を初搭載したのも5代目ワゴンRでした。
6代目ワゴンRはエントリーグレード以外でマイルドハイブリッドを搭載。5代目に続き軽トールワゴンナンバーワンの燃費性能になっています。今はスライドドアを搭載した軽スーパーハイトワゴンが軽自動車選びのスタンダードですが、スライドドアは重量がかさむため、燃費には不利。燃費にこだわりつつ広い室内も欲しいなら、軽ワゴンのワゴンRがおすすめです。
車内の広さは全高が高いスライドドアタイプの軽自動車に負けるものの、リアドアに濡れた傘を置けるスペースを用意するなど、ワゴンモデルならではの使い勝手が高められています。

ワゴンRには標準モデルのほか、カスタムZ、スティングレーという3つのデザインが用意されます。ハイブリッドZスティングレーはマイルドハイブリッドを組み合わせたターボ車も用意されていて、WLTCモード22.5km/Lという軽ワゴンターボ車No.1の低燃費を達成しています。
スズキ ワゴンR
車両本体価格112.8万円
支払総額121.7万円
諸費用8.9万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格9.8万円
支払総額27.5万円
諸費用17.7万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格45.2万円
支払総額54.7万円
諸費用9.5万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格65.6万円
支払総額73.7万円
諸費用8.1万円
燃費のいいコンパクトカートップ3
続いて燃費のいいコンパクトカーのランキングを紹介します。
■燃費のいいコンパクトカートップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費 (km/L) |
1 | トヨタ | ヤリス | ハイブリッドX 2WD | 36.0 |
2 | トヨタ | アクア | X 2WD | 34.6 |
3 | ホンダ | フィット | e:HEVベーシック 2WD | 30.2 |
4 | トヨタ | カローラスポーツ | ハイブリッドG“X” 2WD | 30.0 |
5 | 日産 | ノート | X 2WD | 28.4 |
6 | 日産 | ノートオーラ | 2WD全車 | 27.2 |
7 | スズキ | スイフト | ハイブリッドMX 2WD 5MT | 25.4 |
8 | ルノー | ルーテシア | ハイブリッド全車 | 25.2 |
9 | スズキ | ソリオ | 2WD全車 | 22.0 |
10 | プジョー | 308 | 308 GTブルーHdi | 21.6 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】トヨタ ヤリス(初代/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,950mm×1,695mm×1,495mm |
車両重量 | 1,050kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
ヤリスのWLTC燃費 | 19.0〜36.0km/L |
ヤリスの新車価格 | 1,657,700円~2,887,500円 |
初代ヤリスの 中古車相場価格 |
総額90万〜300万円 |

1999年に登場した初代ヴィッツが、4代目へのモデルチェンジの際に世界統一名称であるヤリスに変更されました。ハイブリッド機構は3代目ヴィッツが後期型にマイナーチェンジした2017年に初搭載されました。
プラットフォームは基本性能や商品力の飛躍的な向上を目的に開発したTNGAプラットフォームを採用。ガソリンエンジンが軽快でスポーティな走りなのに対し、ハイブリッドはしっとりした上質な乗り味を楽しめます。ハイブリッドシステムは新開発のダイナミックフォースエンジンを搭載した新世代のシステムに変更され、コンパクトクラスで世界トップレベルの低燃費を達成しています。
ハイブリッドだけでなくガソリン車も低燃費であることも注目ポイント。1.5Lエンジン搭載車は21.3km/L(Z・2WD・CVT)、1Lエンジン搭載車も20.2km/Lという低燃費を達成しています。
ハイブリッドは燃費がいいのが魅力ですが、新車価格が40万円近く高くなります。この差額を燃料代で賄うのはかなり大変。そう考えると、あえて車両価格を抑えてガソリンモデルに的を絞るのも賢い選択です。ガソリンモデルは中古車相場価格も割安で、総額150万円以下で条件のいいものを探すこともできます。

高度駐車支援システムであるToyota Teammate アドバンスドパークや、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象にしたToyota Safety Senseなど、先進安全装備も充実。ハイブリッドはオプションでAC100Vアクセサリーコンセントを付けることもできます。
トヨタ ヤリス
車両本体価格167.9万円
支払総額181.5万円
諸費用13.6万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格135.0万円
支払総額144.1万円
諸費用9.1万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格176.6万円
支払総額188.8万円
諸費用12.2万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格199.9万円
支払総額211.1万円
諸費用11.2万円
【2位】トヨタ アクア(2代目/2021年〜)

■スペック(B/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,050mm×1,695mm×1,485mm |
車両重量 | 1,080kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
アクアのWLTC燃費 | 29.3〜33.6km/L |
アクアの新車価格 | 2,146,000〜2,763,000円 |
2代目アクアの 中古車相場価格 |
総額130万〜330万円 |

プリウスに続くハイブリッド専用車として初代がデビューしたのは2011年。10年にわたり販売された初代はプリウスと登録車販売台数ランキング首位を争う人気モデルに成長しました。
トヨタのハイブリッドコンパクトでは、ヤリスがスポーティなイメージに、アクアはナチュラルなイメージに仕立てられています。
ハイブリッドシステムはヤリスと共通になります。駆動用バッテリーには高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を世界初採用。初代アクアの電池に比べてバッテリー出力が約2倍に向上。電気だけでの走行可能速度域を拡大したことで、街中の多くのシーンでエンジンを使わず電気だけで走行できるようになり、それが燃費向上につながっています。
ノーマル、エコのほか、俊敏な走りを味わえるパワーモードも搭載。早朝や深夜の住宅街などで、騒音や排気ガスを気にすることなく走行することができるEVドライブモードが搭載されるのもハイブリッドカーならでは。
また、初代にはなかったE-Four(後輪をモーターで駆動させる4WDシステム)が設定されたり、アクセルペダルだけで加減速を調整でき運転時の負担を軽減する「快感ペダル」が採用されるなど、ハイブリッドならではのメリットがたくさん盛り込まれているのもアクアの特徴です。

ハンドル操作、ブレーキ、アクセル、シフトチェンジなど、駐車時の全操作を車が支援してくれる「トヨタチームメイト アドバンストパーク」もオプション設定されています。
トヨタ アクア
車両本体価格164.8万円
支払総額175.8万円
諸費用11.0万円
トヨタ アクア
車両本体価格79.7万円
支払総額85.4万円
諸費用5.7万円
トヨタ アクア
車両本体価格64.3万円
支払総額79.1万円
諸費用14.8万円
トヨタ アクア
車両本体価格38.0万円
支払総額49.0万円
諸費用11.0万円
【3位】ホンダ フィット(4代目/2020年〜)

■スペック(e:HEV BASIC/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,515mm |
車両重量 | 1,190kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
フィットのWLTC燃費 | 15.9〜30.2km/L |
フィットの新車価格 | 1,720,400円〜2,846,800円 |
4代目フィットの 中古車相場価格 |
総額90万〜290万円 |

ホンダは早い段階(2010年)からフィットにハイブリッドモデルを設定。トヨタと熾烈な燃費競争を繰り広げてきました。当初はシンプルなパラレル式を採用。3代目フィットでは変速機にDCTを用いたシステムを採用。そして4代目ではe:HEVを採用しました。
e:HEVは日常の多くのシーンでエンジンは発電用モーターを動かすことに徹し、モーターの力で走行します。そしてエンジンを低回転にして巡航できる高速道路などではエンジンの力で走ります。EVのような走りからエンジンならではの走りまで、両方のおいしいところを味わえるシステムです。
そんなフィットはユーザーの嗜好に合わせて異なるコンセプトでまとめられたグレード構成になっています。2025年4月時点のグレード構成は以下の5タイプになります。
■ベーシック:シンプルさを追求したグレード
■ホーム:生活に馴染むデザインと快適性を備えたグレード
■RS:スポーティさを追求したグレード
■クロスター:クロスオーバーテイストを盛り込んだグレード
■リュクス:洗練さと上質さを兼ね備えたスタイリッシュなグレード
そして、それぞれにe:HEVとガソリンモデルが用意され、RS以外のグレードには2WDと4WDが設定されています。なお、RSは2022年の改良で追加されたグレードで、それ以前はRSの代わりにアクティブなイメージの「ネス」というグレードが設定されていました。

ちなみにフィットのガソリンモデルのWLTC燃費は15.9〜18.7km/L。数値としては決して悪くはありません。そんなガソリンモデルの中古車は総額100万円台前半で買えるものが増えてきていて、総額100万円を切るものもチラホラと出てきています。価格を抑えて車を手に入れたい人はこちらにも注目してみてください。
ホンダ フィット
車両本体価格150.5万円
支払総額164.9万円
諸費用14.4万円
ホンダ フィット
車両本体価格138.3万円
支払総額152.7万円
諸費用14.4万円
ホンダ フィット
車両本体価格40.0万円
支払総額49.5万円
諸費用9.5万円
ホンダ フィット
車両本体価格88.3万円
支払総額103.1万円
諸費用14.8万円
燃費のいいSUVトップ3
続いて燃費のいいSUVのランキングを紹介します。
■燃費のいいSUVトップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費(km/L) |
1 | トヨタ | ヤリスクロス | ハイブリッドX 2WD | 30.8 |
2 | トヨタ | ライズ | ハイブリッド全車 | 28.0 |
2 | ダイハツ | ロッキー | ハイブリッド全車 | 28.0 |
2 | レクサス | LBX | エレガント 2WD | 28.0 |
5 | トヨタ | カローラクロス | ハイブリッド 2WD 全車 | 26.4 |
6 | レクサス | UX | UX300h 2WDUX300hバージョンL 2WD UX300hバージョンC 2WD |
26.3 |
7 | ホンダ | ヴェゼル | e:HEV X 2WD | 26.0 |
8 | 日産 | キックス | 2WD 全車 | 23.0 |
9 | ルノー | キャプチャー | E-TECHフルハイブリッド レザーパック E-TECHフルハイブリッド |
22.8 |
10 | トヨタ | クラウンクロスオーバー | クロスオーバーG | 22.4 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】トヨタ ヤリスクロス(初代/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,180mm×1,765mm×1,590mm |
車両重量 | 1,160kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
ヤリスクロスのWLTC燃費 | 17.1〜30.8km/L |
ヤリスクロスの新車価格 | 2,046,000円~3,234,000円 |
初代ヤリスクロスの 中古車相場価格 |
総額160万〜390万円 |

大きなタイヤや空気抵抗的に不利なボディ。そして大排気量エンジン。SUVには燃費がいいというイメージはあまりありませんが、トヨタは早くからSUVにも積極的にハイブリッドをラインナップすることで、燃費性能を高めてきました。
2020年に登場したコンパクトSUVのヤリスクロスは、ヤリスに搭載される新世代ハイブリッドシステムを搭載し、なんとWLTCモードで30km/Lを超える低燃費を実現。最も燃費がいいハイブリッドX以外のグレードでも、量販グレードのハイブリッドGで30.2km/L、上級グレードのハイブリッドZで27.8km/Lという低燃費を達成。ハイブリッド車は4WD(E-Four)でも26.0〜28.7km/Lという低燃費を実現しています。
上級グレードにはステアリングヒーターや背中まで温めてくれるシートヒーターが標準装備に。量販グレードでもメーカーオプションで選ぶことができます。さらに上級グレードはナノイーXエアコンが標準装備に。SUVのエントリーモデルでも快適装備が充実しているのは、とても嬉しいことです。

コンパクトでも室内空間は思いのほか広く、大人4人で外出するには充分なスペースが確保されています。そして2列目席を畳まない状態でも荷室の奥行きが820mm、高さが850mm(デッキボード下段時)も確保されているので、家族で荷物をたくさん積んで遊びに行くこともできます。燃費がいいので、ロングドライブも安心です。
【2位】トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー(初代/2019年〜)

■スペック(ライズ/ハイブリッドG/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,620mm |
車両重量 | 1,060kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,196cc |
ライズ/ロッキーのWLTC燃費 | 17.4〜28.0km/L |
ライズ/ロッキーの新車価格 | ライズ:1,800,700〜2,442,000円 ロッキー:1,761,100〜2,460,700円 ロッキー(北海道地区):1,802,900〜2,481,600円 |
初代ライズ/初代ロッキーの中古車相場価格 | ライズ:総額130万〜360万円 ロッキー:総額130万〜300万円 |

ダイハツが生産し、トヨタにOEM供給されるライズ。基本的な性能は共通ですが、デザインはブランドエンブレムを張り替えただけでなく、フロントフェイスが大きく変えられています。選ぶ際はどちらが好みかを見てみるといいでしょう。
パワートレインは1Lガソリンターボ、1.2Lガソリン、1.2Lハイブリッドを用意。ハイブリッドは2021年11月に追加されたモデルで、エンジンが発電用モーターを動かし、その電気でモーターを駆動するシリーズ式になります。駆動方式は1Lターボが4WD、1.2Lがガソリン車・ハイブリッド車ともに2WDになります。
ダイハツが2019年から採用した新しい車づくりの指針「DNGA」に基づいて設計されていて、全長が4mを切るコンパクトボディでありながら、室内空間は後席に大人が2人で楽に座れる広さが確保されています。リアシートに座ると「なんでこんなに広いの?」と驚くはず。最小回転半径も4.9mと小さく、街乗りでの使い勝手が高められています。

荷室スペースは後席使用時で369Lと、日常使いなら充分な広さ。荷室の床下にはアンダーラゲッジがあり、ここを含めるとスペースは449Lになります。ラゲッジのデッキーボードは上下2段に高さ調整が可能。荷物に合わせて荷室を好みの形に変えることができます。
トヨタ ライズ
車両本体価格185.9万円
支払総額199.8万円
諸費用13.9万円
トヨタ ライズ
車両本体価格189.0万円
支払総額205.0万円
諸費用16.0万円
トヨタ ライズ
車両本体価格167.8万円
支払総額181.1万円
諸費用13.3万円
トヨタ ライズ
車両本体価格166.8万円
支払総額178.3万円
諸費用11.5万円
【2位】レクサス LBX(初代/2023年〜)

■スペック(エレガント/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,190mm×1,825mm×1,545mm |
車両重量 | 1,300kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
LBXのWLTC燃費 | 26.2〜28.0km/L |
LBXの新車価格 | 4,200,000〜7,200,000円 |
初代LBXの 中古車相場価格 |
総額470万〜810万円 |

車にはボディサイズによる暗黙のヒエラルキーが存在し、大きなものほど高級になっていく傾向があります。しかし高級車が欲しいけれどさまざまな事情で小さな車しか選べない、小さな車が好きだけれど高級感のあるものも欲しいなど、小さな高級車を求める声は昔から存在しています。
LBXはレクサスが作った小さな高級車。レクサスのコンパクトSUVとして2018年に登場したUXよりも小さなボディはトヨタ ヤリスクロスと同じコンパクトカー向けのGA-Bプラットフォームを使用していますが、基本性能と電動化技術を徹底的に磨き、上質な乗り心地に仕立てられました。
パワーユニットは1.5L直列3気筒のハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は2WDと4WDが用意されます。デビュー時はWLTC燃費27.7km/Lの2WD車が最も燃費がよかったLBXですが、2024年10月に燃費性能を高めたエレガントが追加設定されました。
GA-Bプラットフォームはコンパクトでも後席の居住スペースをしっかり確保できるのが特徴。LBXも大人4人でリラックスしながら出かけられるスペースが確保されています。

LBXにはビスポークビルドと呼ばれるオーダーメイドシステムが用意されているのも特徴。内装色やシートの素材などを買う人の好みで選べるシステムで、ヨーロッパの高級車では古くから用意されているサービスです。新車時に自分好みの仕様を作る楽しみがあるのはもちろん、中古車で自分の気に入った仕様を探す楽しみもあります。
レクサス レクサス LS600h
車両本体価格48.0万円
支払総額52.2万円
諸費用4.2万円
レクサス レクサス HS250h
車両本体価格90.5万円
支払総額108.8万円
諸費用18.3万円
レクサス レクサス LS460
車両本体価格80.5万円
支払総額103.3万円
諸費用22.8万円
レクサス レクサス HS250h
車両本体価格80.5万円
支払総額98.7万円
諸費用18.2万円
燃費のいいミニバントップ3
続いて燃費のいいミニバンのランキングを紹介します。
■燃費のいいミニバントップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費 (km/L) |
1 | トヨタ | シエンタ | ハイブリッドX 2WD 5人乗り | 28.8 |
2 | ホンダ | フリード | e:HEV エアー 2WD | 25.6 |
3 | トヨタ | ノア | ハイブリッドX 2WD 7人乗り | 23.4 |
4 | トヨタ | ヴォクシー | ハイブリッド車 2WD 全車 | 23.0 |
5 | 日産 | セレナ | e-POWER X 2WD | 20.6 |
6 | ホンダ | ステップワゴン | e:HEV エアー 2WD | 20.0 |
7 | ホンダ | オデッセイ | e:HEVアブソルート | 19.9 |
8 | トヨタ | アルファード | ハイブリッドX 2WD | 18.9 |
9 | トヨタ | ヴェルファイア | ハイブリッドZプレミア 2WD | 17.7 |
10 | レクサス | LM | バージョンL | 13.8 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】トヨタ シエンタ(3代目/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD/5人乗り)
全長×全幅×全高 | 4,260mm×1,695mm×1,695mm |
車両重量 | 1,330kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
シエンタのWLTC燃費 | 18.3〜28.8km/L |
シエンタの新車価格 | 1,995,200~3,234,600円 |
3代目シエンタの 中古車相場価格 |
総額190万〜410万円 |

5ナンバーサイズのコンパクトミニバン、シエンタ。3代目となる現行型は3列シートの7人乗りと、2列シートの5人乗りが用意されます。

本企画ではもっとも燃費がいいグレードで各社を比較しているため2列シートを取り上げました。同グレードで3列シートのWLTC燃費は28.5km/Lと、2位のフリードに比べて3km/L近く燃費がよくなります。
ハイブリッドシステムは燃費性能に優れたシリーズパラレルハイブリッドシステム。ハイブリッドX以外のグレードでも2WD車は28.2〜28.4km/L、また、ハイブリッドの4WD(E-Four)も全グレード25.3km/Lという低燃費を達成しているのが魅力です。
ガソリンモデルも7人乗りが18.3km/L、5人乗りが18.4km/Lと低燃費なので、ハイブリッドではなく新車価格や中古車相場価格が安いガソリン車に的を絞るのもありだと思います。
低燃費でありながら、エンジンとモーターのシステム最高出力は85kW(116ps)と、日常使いに充分なパワーを発揮します。高速道路の合流や料金所を抜けた後の加速もスムーズに走れるので、家族でロングドライブを楽しみたい人にもおすすめです。

前席と2列目席のウォークスルー機構、2列目前後スライド機構による自在なシートアレンジなど、ファミリーで使うことに配慮された機能がたくさんついているのもシエンタの魅力。子育てファミリーにとってかゆいところに手が届く仕上がりになっています。2024年5月の改良では非常時に外部に電気を供給できるアタッチメントが用意されました。
トヨタ シエンタ
車両本体価格118.3万円
支払総額133.2万円
諸費用14.9万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格174.3万円
支払総額188.9万円
諸費用14.6万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格183.3万円
支払総額199.9万円
諸費用16.6万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格86.5万円
支払総額98.9万円
諸費用12.4万円
【2位】ホンダ フリード(3代目/2024年〜)

■スペック(e:HEVエアー/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,310mm×1,695mm×1,755mm |
車両重量 | 1,460kg |
乗車定員 | 6名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
フリードのWLTC燃費 | 14.4〜25.6km/L |
フリードの新車価格 | 2,508,000〜3,602,500円 |
3代目フリードの 中古車相場価格 |
総額240万〜400万円 |

2024年6月にデビューしたばかりの3代目フリードは、その年を代表する車を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「居住性や使い勝手の良さに磨きをかけ、動的質感の向上や操縦の歓びを加味することに成功した」と評価されました。さらに評価ポイントにはガソリンモデルに加えてホンダ独自のハイブリッド『e:HEV』を加えたことも魅力のひとつとされています。
現在多くのモデルに搭載されているホンダのハイブリッドシステムであるe:HEVは日常のほとんどのシーンをモーターで走行。電池に蓄えている電気が少なくなるとエンジンが作動して発電します。そして高速道路を走る時などは効率のよいエンジンの力で走行。それぞれのパワーユニットのおいしいところを利用する優れたシステムです。
燃費はグレードにより異なりますが、人気のe:HEVクロスターも25.5km/Lと低燃費。ガソリン車も14.4〜16.5kmと燃費がいいので、どちらを選ぶかじっくり考えてみてください。

コンパクトミニバンは室内スペースが限られますが、フリードは3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングになっています。3列目席も厚みがしっかりあるので、ロングドライブ時も快適に座れます。
6人乗りの2列目キャプテンシート仕様は1〜3列目間をウォークスルーできます。6人乗りFF車の2列目席には360mmの前後スライド機構がついているので、移動中に足を伸ばしてゆったりできる他、子どもの着替えなどでも便利に使えます。
ホンダ フリード
車両本体価格46.0万円
支払総額54.4万円
諸費用8.4万円
ホンダ フリード
車両本体価格66.8万円
支払総額78.3万円
諸費用11.5万円
ホンダ フリード
車両本体価格89.0万円
支払総額102.0万円
諸費用13.0万円
ホンダ フリード
車両本体価格132.0万円
支払総額141.9万円
諸費用9.9万円
【3位】トヨタ ノア(4代目/2021年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,695mm×1,730mm×1,895mm |
車両重量 | 1,630kg |
乗車定員 | 7名・8名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
ノアのWLTC燃費 | 14.3〜23.4km/L |
ノアの新車価格 | 2,670,000~3,890,000円 |
4代目ノアの 中古車相場価格 |
総額260万〜580万円 |

コンパクトミニバンの場合、初期のモデルより使いやすくなっているとはいえ3列目への乗り降りや3列目空間の広さを考えると、3列目はあくまで非常用と捉えたほうがいいかもしれません。日常的に3列目席を使うなら、ノアをはじめとするハイト系のミニバンが現実的な選択肢になります。
ノアは標準仕様とエアロ仕様が用意されていて、燃費はわずかに標準仕様のほうが良くなります。まずはどちらのデザインが好みかを見てほしいですが、燃費に徹底的にこだわるのであれば、標準仕様を選んでください。
パワーユニットはハイブリッドとガソリンエンジンの2種類。燃費がいいのは当然ハイブリッドになりますが、車両価格が3,050,000〜と高価。そのためこのクラスになるとガソリンモデルの人気が高くなってきます。
ガソリン車の燃費は量販グレードのGでも2WDで15.1km/L、4WDでも14.3km/Lと、決して悪くありません。もちろん中古車相場価格もガソリン車のほうが安いので、燃費と購入費用のバランスを考えてどちらのパワーユニットを選ぶか考えてみましょう。

ノアの2列目席は3人がけのベンチシートタイプと、一人ずつ座れるキャプテンシートタイプが用意されます。快適性を求める人にはキャプテンシートがおすすめです。上級グレードは左右独立温度コントロールタイプのオートエアコンに加え、後席にもオートエアコンが備わるなど、快適性が高められているのが魅力です。
トヨタ ノア
車両本体価格199.0万円
支払総額210.5万円
諸費用11.5万円
トヨタ ノア
車両本体価格264.7万円
支払総額282.5万円
諸費用17.8万円
トヨタ ノア
車両本体価格255.3万円
支払総額269.9万円
諸費用14.6万円
トヨタ ノア
車両本体価格151.4万円
支払総額169.5万円
諸費用18.1万円
燃費のいいステーションワゴントップ3
続いて燃費のいいステーションワゴンのランキングを紹介します。
■燃費のいいステーションワゴントップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費 (km/L) |
1 | トヨタ | カローラーツーリング | ハイブリッドX 2WD | 29.5 |
2 | トヨタ | カローラーフィールダー | ハイブリッドEX | 27.8 |
3 | フォルクスワーゲン | ゴルフヴァリアント | ディーゼルモデル全車 | 20.1 |
4 | メルセデス・ベンツ | CLAシューティングブレーク | CLA 200d | 18.7 |
5 | メルセデス・ベンツ | Cクラスステーションワゴン | C 220 dアバンギャルド | 18.2 |
5 | メルセデス・ベンツ | Eクラスステーションワゴン | E 220 dアバンギャルド | 18.2 |
7 | フォルクスワーゲン | パサート | PHEVモデル全車 | 18.0 |
8 | BMW | 5シリーズツーリング | 523d xドライブ | 15.7 |
9 | BMW | 3シリーズツーリング | 320d xドライブ | 15.6 |
10 | スバル | レヴォーグ | 1.8Lモデル全車 | 13.5 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】トヨタ カローラツーリング(初代/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,495mm×1,745mm×1,460mm |
車両重量 | 1,350kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
カローラツーリングのWLTC燃費 | 17.8〜29.5km/L |
カローラツーリングの新車価格 | 2,568,300~3,116,300円 |
初代カローラツーリングの 中古車相場価格 |
総額120万〜360万円 |

1990年代にはステーションワゴンが大ブームになり各社がさまざまなモデルを市場に投入しましたが、2000年代以降はミニバンやSUVの勢いに押され、徐々に生産終了になっていきました。そんな中でトヨタは現在でもステーションワゴンを販売し続けています。それがカローラツーリングです。
現在、カローラにはツーリングの他に、セダンとハッチバック(コンパクトカー)がラインナップされています。フロントフェイスは共通のイメージで、ツーリングも流麗なボディスタイルに仕上げられているのが特徴です。
デビュー時のパワーユニットは1.8Lガソリンと1.2Lガソリンターボ、そして1.8Lハイブリッドが用意されました。1.2Lターボは6速MTのみの設定というスポーティなグレードです。2022年10月の改良でパワーユニットが刷新され、現在は1.5Lのガソリン車と1.8Lハイブリッドの2種類。ハイブリッドは2WDと4WD(E-Four)が用意されます。
ハイブリッドの2WDは27.3〜29.5km/Lという低燃費を実現。スポーティグレードのW×Bも27.3km/Lという低燃費なのは嬉しい部分です。
ガソリン車でスポーティな走りを楽しみたいなら、2022年10月の改良より前のモデルを中古車で探すのがおすすめ。1.2Lターボ搭載のW×Bは流通量が極めて少ないので中古車で探すのは大変ですが、1.8Lガソリンモデルでも充分に走りを楽しめます。逆にワゴンで長距離ドライブをゆったり楽しみたい人にはハイブリッドがおすすめです。

W×Bはシートヒーターやステアリングヒーター、ナノイーXエアコンなどが標準装備されているので、スポーティさを楽しみたい人はもちろん、装備にこだわりたい人にも注目してほしいグレードです。
トヨタ カローラ ツーリング
車両本体価格196.8万円
支払総額209.3万円
諸費用12.5万円
トヨタ カローラ ツーリング
車両本体価格204.8万円
支払総額219.7万円
諸費用14.9万円
トヨタ カローラ ツーリング
車両本体価格212.8万円
支払総額223.7万円
諸費用10.9万円
トヨタ カローラ ツーリング
車両本体価格207.8万円
支払総額221.9万円
諸費用14.1万円
【2位】トヨタ カローラフィールダー(3代目/2012年〜)

■スペック(ハイブリッドEX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,400mm×1,695mm×1,475mm |
車両重量 | 1,170kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
カローラフィールダーのWLTC燃費 | 15.6〜27.8km/L |
カローラフィールダーの新車価格 | 1,786,400~2,359,000円 |
3代目カローラフィールダーの 中古車相場価格 |
総額50万〜270万円 |

歴史ある大衆車であるカローラシリーズは、昔から長く乗り継いでいる人もたくさんいます。そのような人の中には車選びに保守的で「スポーティすぎる車は苦手」「5ナンバーサイズじゃないと困る」という考えの人もいます。また、カローラは昔からビジネス需要もあるモデル。そのため、トヨタは現行型のカローラシリーズを発売した後も、先代のカローラアクシオ(セダン)とカローラフィールダー(ステーションワゴン)を継続販売しています。
カローラフィールダーのメリットは全幅が1,700mm以下に抑えられた5ナンバーサイズであること。また、デザインもベーシックなステーションワゴンスタイルなので、シンプルな雰囲気を楽しみたいならこちらがおすすめ。
現在新車で販売されているフィールダーのグレード構成は1.5Lのガソリンと1.5Lハイブリッドというシンプルな展開ですが、中古車ならスポーティグレードのW×Bを含め、豊富なラインナップから選択できます。中古車相場価格もかなり下がっているので、手頃な価格で燃費のいいワゴンを探しているなら、カローラフィールダーの中古車を探してみてください。

ツーリングより一世代前のモデルですが、荷室からワンタッチでリアシートを倒せる機能など、ステーションワゴンとしての使い勝手は充分に高いモデルです。なお、カローラフィールダーは2025年10月末で新車の生産終了が発表されています。
トヨタ カローラフィールダー
車両本体価格53.8万円
支払総額64.9万円
諸費用11.1万円
トヨタ カローラフィールダー
車両本体価格159.0万円
支払総額171.0万円
諸費用12.0万円
トヨタ カローラフィールダー
車両本体価格116.8万円
支払総額128.9万円
諸費用12.1万円
トヨタ カローラフィールダー
車両本体価格73.7万円
支払総額89.8万円
諸費用16.1万円
【3位】フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント(3代目/2021年〜)

■スペック(TDIアクティブベーシック/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,640mm×1,790mm×1,485mm |
車両重量 | 1,510kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ディーゼルターボ |
総排気量 | 1,968cc |
ゴルフヴァリアントのWLTC燃費 | 18.3〜20.1km/L |
ゴルフヴァリアントの新車価格 | 3,639,000~7,854,000円 |
3代目ゴルフヴァリアントの 中古車相場価格 |
総額200万〜620万円 |

多くの自動車メーカーがハッチバックのベンチマークにしているゴルフには、3世代目からステーションワゴンもラインナップされています。通算8世代目となる現行型ゴルフにもステーションワゴンのヴァリアントを設定。当初日本に導入されたモデルはゴルフワゴンという車名だったため、ゴルフヴァリアントとしては3世代目になります。
パワーユニットは1.5Lターボ+マイルドハイブリッドと2Lディーゼルターボ、そしてスポーツモデルのゴルフヴァリアントRには2Lターボが搭載されます。もっとも燃費がいいのはディーゼルターボになりますが、1.5LターボもWLTCで18.3〜18.4km/Lの低燃費を実現しています。
2025年1月に後期型が導入されましたが、それより以前のモデルでは1L直列3気筒ターボもラインナップ。排気量が小さくても充分に気持ちよく走れます。燃費はWLTCで18.0km/Lと、ワゴンとしては充分にいい燃費になります。
この世代のゴルフシリーズは大幅なデジタル化と電動化が導入されたことが特徴。最新の通信モジュールを内蔵したインフォテインメントシステムとデジタルメータークラスターが標準装備され、スッキリかつ洗練されたインテリアにまとめられました。
シートもドイツ車ならではの大柄で座り心地のいいものが採用されています。荷室は後席使用時で611L、後席をたたむと最大1,642Lのスペースが出現します。
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント
車両本体価格84.8万円
支払総額95.2万円
諸費用10.4万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント
車両本体価格113.8万円
支払総額124.0万円
諸費用10.2万円
フォルクスワーゲン フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント
車両本体価格329.0万円
支払総額348.8万円
諸費用19.8万円
燃費のいいセダントップ3
最後は燃費のいいセダンのランキングを紹介します。
■燃費のいいセダントップ10
順位 | メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費(km/L) |
1 | トヨタ | プリウス | U 2WD | 32.6 |
2 | トヨタ | カローラ | ハイブリッドX 2WDハイブリッドG 2WD | 30.2 |
3 | トヨタ | カローラアクシオ | ハイブリッドEX | 27.8 |
4 | ホンダ | シビック | ハイブリッドモデル全車 | 24.2 |
5 | ホンダ | アコード | e:HEV | 23.8 |
6 | レクサス | ES | 全グレード | 22.3 |
7 | マツダ | MAZDA3セダン | ディーゼルモデル全車 | 21.5 |
8 | BMW | 2シリーズグランクーペ | 220d Mスポーツ | 21.1 |
9 | メルセデス・ベンツ | Aクラスセダン | A 200 d | 19.1 |
10 | メルセデス・ベンツ | Cクラス | C 220 d アヴァンギャルド | 18.5 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
【1位】トヨタ プリウス(5代目/2022年〜)

■スペック(U/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,600mm×1,780mm×1,420mm |
車両重量 | 1,360kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
プリウスのWLTC燃費 | 26.0〜32.6km/L |
プリウスの新車価格 | 2,750,000~4,600,000円 |
5代目プリウスの 中古車相場価格 |
総額250万〜590万円 |

1997年に世界初の量産ハイブリッドカーとして初代が登場して以降、プリウスは低燃費な車の代名詞となっています。そして2代目、3代目と進化していくなかで、燃費だけでなく走りの性能も磨かれてきました。
5代目となる現行型プリウスは1.8Lハイブリッド、2Lハイブリッド、2Lプラグインハイブリッドという3種類のパワートレインが用意されています。WLTCモード燃費が最もいいのは1.8Lハイブリッド。ただ、メイングレードである2Lハイブリッドも28.6km/Lを達成しています。
ハイブリッド車には4WDも設定されているので、冬に雪が降る地域に住んでいる方も選びやすくなっています。4WDも26.7〜30.7km/Lと低燃費。燃費重視で4WDを選びたい方にも積極的におすすめできるモデルです。
プラグインハイブリッド車は満充電だとモーターのみの力で87km走行可能(WLTCモード)。通勤や買物などの日常使いなら、ガソリンを消費せずに走行することができます。PHEVの充電は普通充電のみ対応しています。

5代目はフロントガラスを大きく傾斜させたシルエットによりスポーティなイメージが強調されました。低く構えたスタイルはまるでスーパーカーのよう。車の土台となるプラットフォームは第2世代のTNGAプラットフォームになり、ボディ剛性も高められたことで、滑らかな走りを堪能できます。
先進安全装備も最新のものが惜しみなく搭載されているので、街なかから高速道路まで、安心して走行することができます。
トヨタ プリウス
車両本体価格44.8万円
支払総額67.7万円
諸費用22.9万円
トヨタ プリウス
車両本体価格147.2万円
支払総額159.7万円
諸費用12.5万円
トヨタ プリウス
車両本体価格109.0万円
支払総額122.5万円
諸費用13.5万円
トヨタ プリウス
車両本体価格213.8万円
支払総額223.9万円
諸費用10.1万円
【2位】トヨタ カローラ(10代目/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,495mm×1,745mm×1,435mm |
車両重量 | 1,330kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
カローラのWLTC燃費 | 18.1〜30.2km/L |
カローラの新車価格 | 2,028,600~3,066,300円 |
10代目カローラの 中古車相場価格 |
総額140万〜310万円 |

60年近い歴史があるカローラブランド。これまで世界150以上の国・地域で5,000万台以上販売されています。日本では5ナンバーサイズのコンパクトモデルという位置づけでしたが、シリーズ12世代目となる現行型は全幅が1,700mmを超え、初めて3ナンバーサイズになりました。また、車名もカローラアクシオからカローラという歴史ある名前に戻されています。
デビュー時は1.8Lのガソリンとハイブリッドに加え、スポーティな1.2Lターボ+6速MTが設定されました。2022年10月に1.2Lターボが廃止され、代わりに1.5L 3気筒エンジンがラインナップされています。ハイブリッドシステムも刷新されています。
最も燃費がいいのはハイブリッドの通常グレード。装備が簡素化されたハイブリッドXに加え量販グレードも30.2km/Lなのは、燃費にこだわって小さなセダンを探す人には嬉しい部分。スポーティグレードのハイブリッドW×Bも27.9km/Lを達成しています。


この世代は車の土台であるプラットフォームが刷新され、特にハイブリッドはしっとりした乗り味を楽しめるのが特徴。インテリアも高級感が高められているので、みなさんが思い描く大衆車よりもワンランク上の車に乗っているような心地よさを味わえるはずです。W×BはナノイーXなどの快適装備も充実しています。
デビューイヤーのものは1.8Lガソリン車だけでなくハイブリッド車も総額150万円以下の中古車が見つかるようになってきました。手頃な価格で比較的高年式で走行距離の少ない車を探している人は要注目です。
【3位】トヨタ カローラアクシオ(2代目/2012年〜)

■スペック(ハイブリッドEX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,400mm×1695mm×1,460mm |
車両重量 | 1,140kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
カローラアクシオのWLTC燃費 | 15.6〜27.8km/L |
カローラアクシオの新車価格 | 1,639,600〜2,205,600円 |
2代目カローラアクシオの 中古車相場価格 |
総額50万〜230万円 |

ワゴン編でも解説したように、カローラシリーズは現行型で3ナンバーサイズになりました。一方、ビジネスシーンなどでは5ナンバーサイズに根強い需要があります。そのため、先代モデルとなる2代目カローラアクシオが現行型発売以降も併売されています。
デビュー時は1.3Lと1.5Lのガソリンエンジンをラインナップ。多くのグレードに「ビジネスパッケージ」が用意されたことからも、営業者としての需要が高かったことが考えられます。
カローラアクシオのハイブリッド車は2013年8月に追加設定されました。初代アクアなどに搭載されたハイブリッドシステム「THS II」を搭載し、日常使いに充分な出力とトルクを発揮します。

次世代へとフルモデルチェンジした際にカローラアクシオはグレードを整理。パワーユニットは1.5Lガソリンエンジンと1.5Lハイブリッドを残し、グレードもEXのみになりました。ガソリン車のCVTでも19.8km/Lと低燃費です。
現行型より一回り小さなボディですが、室内長と室内高は現行型より広くなっています。ビジネス需要がメインなのでデザインはシンプル。コンサバティブな車が好みという人におすすめです。
デビューから時間が経っていること、メインの選択はカローラになるためカローラアクシオは中古車相場価格が安めで推移しています。価格を抑えて扱いやすい車を買いたい人は、中古車を探してみてください。なお、カローラアクシオは2025年10月末で新車の生産終了が発表されています。
安くて燃費のいい車を探す方法
今回は現在新車で販売されている車の燃費ランキングをもとに紹介しました。ただ、もっと安い価格で燃費のいい車を買いたいという人も多いはず。そんなときは、2つの点に注目してみてください。
中古車に注目して車を探す
車は年式が古くなり、走行距離が増えるほど価格が安くなります。中古車には高年式低走行のものから、ある程度使って価格が安くなったものまで、いろいろな選択肢があります。
今回紹介した車は現行型以外に先代、先々代モデルも低燃費を売りにしていたものがほとんど。現行型にこだわらず中古車で予算に合うものを探すことで、燃費がよくて価格も安い車が見つけやすくなるはずです。
ハイブリッド車にこだわらない
今回はもっとも燃費がいいグレードを取り上げたので、ほとんどがハイブリッド車の燃費になります。ただ、多くのモデルはハイブリッド以外にガソリン車も設定されています。
ハイブリッド車はモーターや電池、制御システムなどが搭載されるため、価格はガソリン車よりも数十万円高くなります。そのため、価格を抑えたい場合は敢えてガソリン車に注目してみることをおすすめします。
ここで紹介した車は車の基本性能がいいので、ガソリン車でも充分に低燃費ですよ。
愛車の燃費をよくする方法
今回はカタログに掲載されるWLTC燃費を元にランキングを作成しました。以前に比べるとより実際の走行に近い計測方法になりますが、それでもあくまで目安の数字。実際の燃費は乗り方などにより大きく変わります。ここでは愛車の燃費をよくするためにはどんなことに気をつければいいかを考えてみましょう。
不要な荷物は下ろしておく
「燃費性能を高める主な技術」の章で説明したように、車の燃費に大きく影響するのが重さです。重いものを動かすためにはそれだけ多くの力が必要になり、多くの力を出すためにはたくさんの燃料を使うから。逆に言えば、車を軽くできれば燃費はよくなります。
よく車の荷室を物置代わりにしている人を見かけます。遊び道具などを車に積みっぱなしにしているとその分燃費性能は落ちるので、不要なものはなるべく車から出すようにしましょう。
急発進・急加速を避ける
発進時や加速時にアクセルを思い切り踏み込むと、エンジンは一気に高回転まで回り、大量の燃料を消費します。不要な急発進・急加速を減らすだけでも燃費はかなりよくなります。
定期的なメンテナンスを怠らない
「燃費性能を高める主な技術」の章で、タイヤは路面に直接触れる唯一の部品と紹介しました。つまりタイヤの状態の善し悪しは燃費性能に大きな影響を与えます。
タイヤには空気が入っていますが、車ごとに適正空気圧が設定されています。タイヤはゴムでできているため、パンクしていなくてもごく少量ずつ空気が外に排出されています。しばらく空気を入れていないと、適正空気圧より空気がかなり少なくなる傾向にあります。そうするとタイヤと路面の抵抗が増えるため、燃費が悪くなります。
タイヤの空気はガソリンスタンドで入れることができるので、月に一度くらいは点検しておきましょう。
もう一つ燃費に影響を及ぼすのがエンジンオイルです。エンジンオイルには「潤滑」「密封」「冷却」「清浄」「防錆」という5つの役割がありますが、長く使い続けると性能が落ちてしまいます。これが原因でエンジンが生み出すエネルギーを効率的に動力として伝えられなくなります。
エンジンオイルの推奨交換サイクルは車種により異なります。車と取扱説明書で確認して、タイヤとともに正しくメンテナンスしましょう。
よくある質問
ランキングは次のとおりです。
該当するグレードは「燃費のいい車トップ10」からご確認ください。
1.トヨタ ヤリス(36.0km/L)
2.トヨタ アクア(34.6km/L)
3.トヨタ プリウス(32.6km/L)
4.トヨタ ヤリスクロス(30.8km/L)
5.トヨタ カローラ(30.2km/L)
5.ホンダ フィット(30.2km/L)
7.トヨタ カローラスポーツ(30.0km/L)
8.トヨタ カローラーツーリング(29.5km/L)
9.トヨタ シエンタ(28.8km/L)
10.日産 ノート(28.4km/L)
エンジンとモーターという2つの動力源を使ったハイブリッドシステムが代表的。ディーゼルエンジンやターボなども燃費に効くシステムです。日本ではトランスミッションにCVTを採用している車種が多いのも、燃費を考えてのこと。他にも空力性能やタイヤも燃費に影響します。
まず燃料代を抑えることができること。そして購入時の税金が減税されるなどのメリットがあります。
車は軽い方がいいので、不要な荷物は下ろしておきましょう。急発進・急加速も控えめに。そしてタイヤの空気圧チェックや定期的なエンジンオイル交換など、メンテナンスも怠らないようにしてください。
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