車を購入したいと思ったときに、「どの車種が欲しいか」から探しはじめるのではなく、「予算決め」から進めることが重要です。
納車までの流れや必要な書類、気をつけるポイントを押さえることで、初めての車購入も安心して進めることができるでしょう。
この記事は、車を購入する際の納車までの流れのほかに車を購入できる場所、購入費用を抑える方法などもあわせて解説しています。車の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 車を購入する流れ
- 車を購入できる場所
- 車の購入費用を抑える方法

この記事を読んで、車購入の第一歩を踏み出しましょう!
カーセブンでは、車のお探しから、購入までを専門のスタッフが無料でサポートしています。悩む前にお気軽にご相談ください。
目次
車を購入する流れ
車を購入したいと思ってから、納車されるまでの一般的な流れを見ていきましょう。
それぞれについて、詳しく説明します。
1. 予算を決める
車を購入するにあたって、まずは予算を決めていきましょう。予算を決める際のポイントは、車本体価格だけでなく、購入時にかかる初期費用や、維持費も踏まえることです。
車両本体価格のほかにかかる初期費用
車体本体の価格のほかに、法定費用や各種手数料が発生します。およそ10万〜20万円程度かかると認識しておきましょう。
・自動車税
・軽自動車税
・環境性能割
・自動車重量税
・消費税
・自賠責保険料
・リサイクル料金
・印紙代
・検査登録手数料
・車庫証明手数料
・納車費用
・希望ナンバープレート取得の費用
・各種代行費用

それぞれの費用詳細が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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車を維持するためにかかる費用
車を維持するためには、税金や保険料をはじめ、ガソリン代やメンテナンス費用などが発生します。
・各種税金
・保険料
・車検費用
・ガソリン代
・メンテナンス費用
・ローン返済費用
・駐車場代
車購入時の価格が安くても、燃費が悪かったり、不具合があったりするとガソリン代やメンテナンス費用がかさみ、家計への負担となってしまうかもしれません。
初期費用が多少高くても、燃費のいい車を選ぶほうが、長期的に見れば負担が少ないケースもあります。
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2. 購入する車の候補を決める
予算を決めたら、購入する車の候補を決めていきましょう。予算や乗車人数をもとに、ボディタイプから決めると選択肢が絞りやすくなります。
▼ボディタイプ
ボディタイプ | 乗車定員 | 新車価格帯 |
軽自動車 | 4人 | 86万〜306万円 |
コンパクトカー | 5〜6人 | 127万〜1,055万円 |
ミニバン | 6〜8人 | 156万〜1,218万円 |
SUV | 5〜8人 | 161万〜3,570万円 |
セダン | 5人 | 161万〜4,272万円 |
車は同じ車種でもグレードによって価格が異なるので、予算や条件を照らしあわせて、グレードの目星もつけておきましょう。予算内に収まるように、条件の優先順位をつけることもポイントです。
また、新車価格を見て予算オーバーと感じた場合は、中古車で検討する方法もあります。中古車販売店ではメーカー問わず幅広い車種を検討できます。

自分では決められない、車選びで失敗したくない、という人はカーセブンの「車探しコンシェルジュ」がおすすめです。
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3. 店舗で試乗する

購入する車の候補が決まったら、ディーラーや自動車販売店で試乗して、「車内の広さ」「乗り心地」など、写真だけではわからない部分をチェックします。
店舗によっては、試乗の予約が必要だったり、そもそも試乗サービスがなかったりするケースもあるので、事前に確認しておくと安心です。
中古車の場合は、新車と違って既に何万kmの距離を走行していることもあるので、違和感や異音がないか、試乗の際にしっかりと確認しましょう。
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4. 見積もりを取る
試乗した車が気に入ったら、見積もりを出してもらいましょう。
試乗したからといって必ず購入しなければいけないことはありません。購入にあたって気になるポイントがあれば、スタッフに質問したり、要望を伝えたりして、慎重に検討しましょう。
5. 支払方法を決める
車を購入する際に利用できる支払方法は複数あります。ローンで購入する場合は審査が必要になり、審査に通過したらローン契約を結びます。契約時は利用条件をしっかりと確認しましょう。
なお、対応している支払方法や支払いのタイミングは販売店によって異なる場合があります。

支払方法について、詳しくは「車の購入に使える支払方法」の見出しで解説しています。
6. 必要書類を揃えて契約する
車の購入には以下の書類が必要です。スムーズに契約を済ませられるよう、漏れなく準備しておきましょう。
車の購入に必要な書類 | ・印鑑登録証明書(普通自動車の場合) ・印鑑(普通自動車の場合は実印) ・自動車検査証(車検証) ・自賠責保険証 ・車庫証明書 ・委任状(車の登録や名義登録などの手続きを業者が代行する場合) |
車の下取りに必要な書類 | ・自動車税納税証明書 ・リサイクル券 |
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7. 納車される
車が納車されるまでの期間は早くても1〜3週間、新車で人気車種の場合はさらに時間がかかります。必要書類の準備とあわせて、納車までの間に以下の手続きを済ませておきましょう。
・任意保険の加入
・車庫証明書の発行手続き
・駐車場の契約
納車されたら、車に不具合がないか、オプションや装備、車検証の記載やな契約通りの内容かなどをチェックし、問題があれば購入先へ伝えましょう。
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車の購入先
車の購入先には以下の選択肢があります。それぞれのメリットとデメリット、どんな人におすすめなのかを見ていきましょう。
購入先 |
メリット |
デメリット |
おすすめな人 |
ディーラー |
・車の売却手続きも行ってくれる |
・扱うメーカーが限られている |
・購入する車のメーカーが決まっている |
自動車販売店 |
・さまざまなメーカーの車を比較できる |
・納期が遅い場合がある |
・購入する車のメーカーが決まっていない |
中古車販売店 |
・新車と比較してリーズナブル |
・コンディションが一定でない |
・中古車を購入したい |
オークション |
・出品数が多いため、希望の車を見つけられる可能性が高い |
・現物を確認できない |
・車の購入費用を抑えたい |

車を購入する店舗は、これらの特徴を踏まえたうえで決めていきましょう。
車の購入に使える支払方法

車の購入に使える支払方法は、大きく分けて以下の4つがあります。
- 現金
- カーローン
- 残価設定ローン
- クレジットカード
現金払いは、金利が発生しないため、総支払額を抑えられる点がメリットです。
購入金額が高い場合は、カーローンや残価設定ローンを利用するほうが家計への負担が少なく済みます。残価設定ローンとは、購入する車を数年後に売却した場合の買取保証額をあらかじめ設定し、車体価格から差し引いた金額を分割で支払うローンです。通常のローンよりも金額を抑えられるので、短期間で車を買い替える予定があれば、検討してみましょう。

カーローンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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クレジットカードは新車購入の場合は使えないケースが多いですが、一部のディーラーや中古車販売店では、クレジットカードに対応しています。クレジットカードはポイントが貯まるメリットがあるので、店舗が対応している場合におすすめです。
車の購入費用を抑える賢い買い方
車は大きな買い物である分、できるだけ購入費用を抑えたいものでしょう。ここでは、車の購入費用を抑える賢い買い方を解説します。
・エントリーグレードを選ぶ
・3月か9月に購入する
・複数店舗で見積もりを取る
・中古車を購入する
・乗らない車を売却する
車は同じ車種でもグレードによって価格が変わります。最低限の機能を備えたエントリーグレードを選べば、購入費用を抑えられます。
決算時期である3月、9月は、年間を通して最も新車を安く買えるタイミングといわれています。購入する時期を選べるのであれば、3月か9月に購入できるように準備を進めるとよいでしょう。
時間に余裕があれば、複数店舗で見積もりを取り、金額を比較するのもおすすめです。
また、不要になった車があれば、売却することで収入を得られ、新しい車の購入費用に充てられます。売却を悩んでいる場合も、まずは査定を試してみるのはいかがでしょうか。査定金額によっては、購入する車の予算を上げられる可能性もあるでしょう。
中古車購入のメリット・デメリット
欲しい車があるけど新車価格で手が届かない場合は、中古車を購入する選択もあります。
中古車のメリット
中古車の一番のメリットは、価格がリーズナブルなことです。中古車のなかには、試乗車や展示車だった未使用車もあるので、ほぼ新品の車を安く購入できる可能性があります。
また、中古車は納品に時間がかからないため、納車まで時間をかけたくない人にもおすすめです。
中古車のデメリット
中古車は、車によっては状態が悪いものもあります。購入費用だけ見るとリーズナブルでも、メンテナンス費用などの維持費がかさむと負担になるかもしれません。
試乗の際に細かくチェックし、少しでも気になる点があればスタッフに確認すること、信頼できる業者で購入することが大切です。
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よくある質問
車を購入する流れは以下の通りです。
- 予算を決める
- 購入する車の候補を決める
- 店舗で試乗する
- 見積もりを取る
- 支払方法を決める
- 必要書類を揃えて契約する
- 納車される
それぞれについて、詳しくは「車を購入する流れ」の見出しで紹介しているので、ぜひご覧ください。
月に数回の利用であれば、リースのほうが費用を抑えられることもあります。しかし、日常的に車に乗るのであれば購入がおすすめです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、以下を踏まえたうえで好みやライフスタイルに合うほうを選びましょう。
メリット |
デメリット |
|
新車 |
・新しくて気持ちがいい |
・価格が高い |
中古車 |
・価格がリーズナブル |
・コンディション一定でない |
新しさや機能・保証の充実度を重視するなら新車、価格の安さ納車の早さを重視するのであれば中古車がおすすめです。
店舗によって異なりますが、新車購入の際は使えないケースが多いです。ディーラー指定のクレジットカードや、一部の中古車販売店では、クレジットカードが使える場合があります。詳しくは「車の購入に使える支払方法」で紹介しています。