中古車の取り置き・購入予約は可能？必要となるお金の種類や注意点

中古車の取り置き（購入予約）は店舗や状況によって可能な場合があります。たとえば、家族の了解を得てから購入を検討するような場合、取り置きが可能かどうか確認してみるとよいでしょう。

ただし、取り置きできる期間や費用、キャンセル時の取り決めなどの条件は店舗ごとに異なります。これらの条件を確認したうえで必要があれば取り置きをし、購入に向けて準備を進めていきましょう。

中古車の取り置き（購入予約）可否は店舗により異なる

中古車の取り置き（購入予約）の可否、取り置き期間、キャンセル時のルールは店舗によって異なります。

店舗や状況によっては取り置きが可能な場合もあるため、「購入したいけれども、まず家族と相談したい」というような場合には、店舗に相談することをおすすめします。

「来店予約」は可能なケースが多い

中古車の取り置きができない店舗でも、来店予約は可能なケースが多いです。

来店予約の方法は店舗により異なりますが、一般的には電話やオンラインを通じて予約できます。来店予約をすることで、店舗側は試乗や購入手続きの準備ができます。そのため、来店した当日に購入を決めた場合も手続きがスムーズに進められるでしょう。

特に、以下のような場合は来店予約がおすすめです。

中古車を取り置き（購入予約）する際に必要となるお金

中古車の取り置きをする際、販売店から「手付金」や「申込金」の支払いを求められることがあります。これらの費用の意味や目的、店舗ごとの規定を確認することが重要です。

また、店舗によってこれらの費用の名称が異なる場合があります。見積書に不明な項目があれば、必ず事前に確認しましょう。

手付金

手付金とは、車の購入意思を表明するために支払うお金です。

中古車は通常クーリング・オフの対象外ですが、手付金を支払うことで、契約締決後のキャンセルが可能となります。手付金は購入金額から差し引かれ、キャンセルした場合は返金されません。

手付金を支払った後のキャンセルは、条件によって可能ですが、一部の費用が戻らない場合もあります。手付金の金額は店舗により異なりますが、一般的には車両価格の10〜20％が目安です。

申込金

申込金は、特定の中古車を予約する目的で支払うお金です。

これは売買契約の成立を意味するものではないため、キャンセル時に返金されることが一般的です。

店舗によっては「申込証拠金」や「申込保証金」といった異なる名称で扱われることもあるため、不明な場合は支払い前に店舗側に確認しておきましょう。

取り置きした中古車をスムーズに購入するために準備すること

中古車の購入には複数の手続きが伴います。スムーズに購入するために以下の3つを準備しておきましょう。

• 来店日が決まったら来店予約をしておく
• 乗り換えの場合は現在乗っている車で来店する
• 購入時の必要書類を準備しておく

来店日が決まったら来店予約をしておく

取り置き後、正式に購入するために店舗へ行く日が決まったら、来店予約をしておきましょう。来店予約をすることで、店舗側は必要な書類を準備できるため、購入手続きを迅速に進められます。

乗り換えの場合は現在乗っている車で来店する

車を買い替える際は、現在お使いの車で販売店に来店することをおすすめします。これにより、使用しているアクセサリーやカスタマイズパーツなどの装備が新車で使えるかをその場で確認できます。

また、下取りを考えている場合は、査定の手続きがスムーズになる可能性があります。

購入時の必要書類を準備しておく

中古車の購入には、印鑑登録書や車庫証明書などのさまざまな書類が必要です。これらの書類を事前に準備しておくことで購入手続きがスムーズになります。

特に、車庫証明書は警察署で取得が必要になり、手元に届くまで1週間ほどの時間がかかるので、早めに準備しておきましょう。

中古車を取り置きして購入する際に必要なもの

中古車を購入する際に必要なものは、普通自動車と軽自動車で異なります。それぞれ確認していきましょう。

▼ 普通車購入時に必要なもの

必要書類	入手先
実印	−
印鑑登録証明書	役所
自動車保管場所証明書 （車庫証明書）	警察署
自賠責保険証明書	販売店

▼ 軽自動車購入時に必要なもの

必要書類	入手先
住民票の写し	役所
自動車検査証明書	販売店
自賠責保険証明書	販売店
委任状	販売店
自動車検査証（車検証）	販売店

軽自動車の場合、車庫証明書は基本的に不要ですが、自治体によっては必要となる場合があります。念のために各地域の県警のホームページで確認しておきましょう。

中古車の取り置きから購入・納車までの期間と流れ

中古車を購入して納車されるまでの期間は必要書類を提出してから1〜2週間ほどです。店舗により異なる場合がありますが、大まかな流れは以下の通りです。

中古車を取り置き・購入する際に見るべきポイント

中古車の状態は、前に使っていた人の乗り方や扱い方により大きく変わります。

年式・走行距離に大差ない車が複数あったとしても状態が異なる場合があるので、細かな部分まで確認しておきましょう。

中古車を取り置き後に購入する際の注意点

中古車を取り置き後に購入する際の注意点として、以下の4つを念頭に置いておきましょう。

• 商談中に売り切れてしまう可能性もある
• 取り置きには手付金が必要となる場合がある
• 見積書・契約書の内容をしっかり確認する
• 納車後は車に不備がないかチェックする

商談中に売り切れてしまう可能性もある

欲しい車があり悩んでいたり、商談していたりする間にもその車が売れてしまう可能性があります。

購入希望の意思を店員に伝えておくことで考慮してもらえるケースもありますが、契約前に車が売り切れてしまう可能性はゼロではありません。

基本的には売買契約を締結していないと購入を約束したことにはならないので、早めに検討することが大切です。

取り置きには手付金が必要となる場合がある

中古車を取り置き（購入予約）できるかどうかは店舗により異なり、取り置きが可能な場合は「手付金」や「申込証拠金」が必要となる場合があります。

手付金や申込証拠金の金額のほか、キャンセルした場合の返金に関するルールも店舗により異なるため、支払い前にしっかり確認することが重要です。

見積書・契約書の内容をしっかり確認する

中古車を購入する際は見積書や契約書を入念にチェックしておきましょう。特に「諸費用」に注目し、少しでも疑問点があれば確認することが大切です。

キャンセル料に関するトラブルも多く見受けられるので、キャンセル時の条件などは必ず確認しておきましょう。

納車後は車に不備がないかチェックする

中古車の状態に納得したうえで購入しているので、納車後にトラブルが発生することは少ないですが、まれに後から不備・不具合に気づくケースがあります。

納車後すぐであれば対応してもらいやすいですが、数か月経ってからだと対応してくれない可能性があります。

たとえば、ボディや内装、動作に不備がないか、車載品（スペアタイヤなど）を確認しておきましょう。

中古車の購入はできるだけ早めに決断しよう

中古車の在庫は日々変わるため、気に入った車を見つけても検討している間に売れてしまうケースは少なくありません。

また、店舗により取り置き期間などのルールは異なります。「取り置き＝確実に購入できる」とは限らないので、早めに決断することが重要です。

中古車の購入で悩むポイントとしては「予算を超えているから」「コスパがいいかわからない」などが挙げられます。

こちらの記事では中古車選びのポイントや予算別のおすすめの車種を紹介しているので、ぜひ中古車選びの参考にしてみてください。

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よくある質問

Q

中古車の取り置き（購入予約）はできますか？

A

取り置き（購入予約）の可否は店舗により異なります。店舗や状況によっては取り置きできるケースもあるので、購入意思があるけれど何らかの事情ですぐに購入できない場合は、店員に相談してみましょう。

また、取り置きできない場合でも、来店予約は可能なケースが多いです。

「中古車の取り置き（購入予約）可否は店舗により異なる」で詳しく解説しています。

Q

中古車の予約・取り置きできる期間はどのくらいですか？

A

予約・取り置きできる期間は店舗や状況により異なります。「1週間後に購入したい」などの希望がある場合は、店員にその旨を伝えて相談してみましょう。

Q

中古車を購入して納車されるまでにかかる期間はどれくらいですか？

A

一般的には、中古車の納車までの期間は必要書類を提出してから1〜2週間です。納車日を早めたい場合は、必要書類を準備しておきましょう。

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  中古車の購入から納車までの流れ！かかる期間や必要書類も詳しく解説

Q

中古車を取り置きする場合の手付金はいくらですか？

A

店舗により異なりますが、一般的には車両購入代金の10〜20％が目安とされています。

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  中古車購入時の手付金とは？相場やキャンセル時の返金、注意点を解説

Q

取り置きしている中古車をキャンセルすることはできますか？

A

手付金を支払っている場合、手付金を放棄することでキャンセルが可能となります。ただし、取り置きやキャンセルに関するルールは店舗により異なる場合があるので、契約書を確認するか、店舗で質問してみましょう。