車を選ぶうえで多くの人が気にすることのひとつが“燃費性能”。ガソリン高が半ば状態化しているからこそ、維持費を少しでも抑えるために燃費のいい車に乗りたいところですね。通勤などで毎日車に乗る方ならなおさらでしょう。
現在では燃費性能を高めるためのさまざまな技術が実用化されています。そしてこれらの技術は、大型車はもちろん、多くの人が選ぶコンパクトカーや軽自働車にも搭載されています。
この記事では、燃費性能を高める技術にどのようなものがあるかを見ていくとともに、ボディタイプ別に燃費のいい車を紹介していきましょう。
この記事でわかること
- ・燃費に効く主なシステム
- ・燃費がいい車のメリット
- ・ボディタイプ別燃費がいい車
監修・執筆
エディター ライター
高橋 満
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経て1999年にエディター/ライターとして独立し、自動車、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。また、企業の広報・販促活動のサポートも担当。愛車はフィアット500Cとスズキジムニー。
http://bridge-man.net/
…続きを読む

お乗り換えの場合、愛車の買取金額によって、ご準備いただく金額が変わります。
まずは、買取金額を調べてそのあと購入するお車を決めてみてはいかがでしょうか?
目次
燃費がいい車にはどんなメリットがある?
燃費のいい車のメリットとしてまず思い浮かぶのは、燃料代を節約できること。そして他にも多くのメリットがあります。
燃料代を抑えることができる

眼の前にガソリン1Lで30km走れるA車(30km/L)と、10km走れるB車(15km/L)があります。どちらも1年間に1万km走ると燃料代はどのくらいの差になるでしょうか。
1L=170円で計算すると、A車の年間燃料代は約5万7,000円なのに対し、B車は約17万円。その差は11万3,000円になります。

もちろん燃費はさまざまな条件で変わってくるものの、燃費がいい車のほうがオトクであることは間違いありません。
環境への配慮

これも単純比較はできませんが、燃料消費が少ない車はCO2をはじめとする温室効果ガスの量が少なくなります。そのぶん、環境に与える影響は少ないと言えるでしょう。
ただ、温室効果ガスの排出量は走行時だけでなく、車や車に使う部品の生産時、廃車にする時など、車のライフサイクルで見るべきという考え方もあります。
購入時に納める税金を抑えられる
燃費がいい車は税制面でも優遇されています。たとえばトヨタ アクアのG 2WDの場合、購入時(初回車検時)の自動車重量税が100%減税(免税)になり(減税なしの場合は2万2500円)、環境性能割も非課税になります。
購入時にCEV補助金を受けられる可能性がある
環境に優しい車は購入時に国や自治体から補助金が支給されます。現在対象となっているのは電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)の3種類。電気自動車と燃料電池車はガソリン・経由の燃費とは異なりますが、PHEVはガソリンを使用します。燃費がいい車で補助金が支給されるのは嬉しいですね。
燃費がいい車にもデメリットがある?
メリットがたくさんある低燃費車ですが、いくつかのデメリットもあります。それを理解したうえで購入を検討しましょう。
車両本体価格が高い

燃費がいい車には、少ない燃料で快適に走るためのさまざまな技術が投入されています。そのため、普通の車より車両本体価格が高くなります。
代表的なものがハイブリッド技術。たとえばトヨタ シエンタのG・2WD・7人乗りで比較すると、ガソリン車が234万円なのに対し、ハイブリッドは269万円と、35万円高くなります。
修理費用が高くなるケースもある
燃費がいい車には多くの低燃費化技術が投入されていて、もしそこに不具合が発生すると修理費用が高額になることもあります。これらの部品は長く乗り続けると経年劣化で性能が発揮できなくなるケースもあります。
たとえばハイブリッドカーの駆動用バッテリーの交換が必要になった場合は車種により金額は大きく変わってきますが、概ね15万〜40万円程度は必要になると言われています。
燃費性能を高める主な技術

では、燃費を高める技術にはどのようなものがあるのか。技術はエンジンだけでなくさまざまな部位に採用されています。ここでは代表的な技術を紹介していきましょう。
ハイブリッド
燃費性能を高める技術として多くの人がまず思い浮かべるのが、ハイブリッドではないでしょうか。ハイブリッドカーとは「異なる2つ以上の動力を使って動く車」の事。多くのハイブリッドカーはモーターとガソリンエンジンを使用しています。
ただ、仕組みはメーカーにより異なっています。トヨタのハイブリッドカーはエンジンとモーターを状況によって使い分けたり両方を使ったりして走ります。日産はエンジンが発電に徹し、その電気でモーターを動かして走るe-POWER(シリーズ式ハイブリッド)を採用。ホンダは日産と同じように多くのシーンでエンジンを使って発電した電気でモーターを動かしますが、高速道路のような一定速度で巡航するシーンでは効率のよいエンジンの力で走行します。
プラグインハイブリッド
プラグインハイブリッド(PHEV)とは、モーターとエンジンを備えたハイブリッドカーに、外部電源から車載バッテリーへの充電機能を与えたモデルのこと。ハイブリッドカーよりも大容量の駆動用バッテリーが搭載され、燃料を使わずモーターのみの力で走行できる距離を長くしています。
また、大容量バッテリーに電気を蓄えているのを活かして、車から外部に給電できる機能も備えています。
マイルドハイブリッド
ハイブリッドやプラグインハイブリッドは大容量バッテリーを搭載し、システムも複雑になるため、車両価格が高額になるというデメリットがあります。そこで、シンプルなISG(モーター機能付き発電機)を使って減速時に発電するとともに、もっとも燃料を消費する発進時にモーターがエンジンをアシストするのがマイルドハイブリッドシステムです。
一般的な車に搭載させるエンジンスターター(セルモーター)は作動時にキュルキュルと大きな音がするため、うるさいからとアイドリングストップをオフにしている人もいます。ISGは作動時にキュルキュル音がしないため、アイドリングストップからスムーズに再始動できるのも魅力です。
ディーゼル
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べると低燃費なのが特徴。たとえばマツダCX-30の場合、2LガソリンエンジンのWLTC燃費が16.2km/Lなのに対し、1.8Lディーゼルエンジンは19.5km/Lになります。
ディーゼルエンジンはガソリンより燃料代が安い軽油を使うのもメリットです。
ターボ/スーパーチャージャー
ターボやスーパーチャージャーなどがついたエンジンはスポーティで燃費が悪いというイメージがあるかもしれませんが、それは昔の話。もちろん現在でもスポーツ性能を高めるためにこれらを用いる車もありますが、多くは燃費のよい小排気量エンジンで大排気量車並の力を出すために用いられています。これらは俗にダウンサイジングターボなどと呼ばれます。
ホンダのミドルクラスミニバンであるステップワゴンは、従来は2Lエンジンを搭載していましたが、先代から1.5Lターボエンジンを搭載しています。
その他、エンジン関連の低燃費化技術
燃料を直接気筒内に噴射する技術、エンジンの冷却損失を低減させる技術、燃料の圧縮比を高める技術、燃料を微粒子状態で噴出して燃焼性能を高める技術など、現在のエンジンにはさまざまな低燃費化技術が採用されています。
CVT
日本車の多くはトランスミッションにCVTを採用しています。CVTは歯車(ギア)の代わりにベルトとプーリーを使って無段階かつ連続的に変速できるシステムです。街なかで低〜中速域で走ることが多く、信号などストップ&ゴーが多い日本の道路事情では、CVTの効率がいいことから多くの車で採用されています。
軽量化

重いものを動かすためには大きな力が必要です。そしてエンジンで大きな力を発生させるためには多くの燃料が必要になります。そのため車を軽く作ることは燃費に大きく影響してきます。
後述しますが、スズキはHEARTECTと名付けられたプラットフォームによりライバルモデルに比べて大幅に車を軽くすることに成功しました。他社に比べて燃費性能に優れているのは、マイルドハイブリッド技術に加えて軽量化が大きく効いています。
空力性能
歩いたり自転車で街なかを走ったりするくらいの速度だとあまり意識しませんが、車のように高速で走る速度域だと、空気は大きな抵抗になります。そのため、車のボディは壁となる空気の抵抗をどうやって減らし、スムーズに後ろに流すかを考えながら作られています。
最近ではフロントガラスが大きく傾斜した車が多いのもそのため。ハイブリッドカーのトヨタ プリウスはスーパーカーに匹敵する傾斜になっています。
タイヤ
タイヤは数万点に及ぶ車の部品の中で、唯一路面に直接接しています。エンジンが生み出した駆動力が最終的にタイヤに伝わってタイヤを転がすことで車は走行しますが、タイヤと路面の間には大きな抵抗力があります。この抵抗力を小さくし、タイヤを転がりやすくした低燃費タイヤが最近では主流になっています。車種によっては専用のタイヤを開発しているものもあります。これらはエコタイヤと呼ばれています。
燃費のいい車トップ10
ここでは、2024年2月時点で発売されている車のなかで燃費のいい10車種を紹介します。10車種のうち8車種がトヨタであり、しかもベスト5はトヨタが独占。トヨタのハイブリッドカーの燃費のよさがわかります。
ボディ タイプ |
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード 燃費(km/L) |
|
1 | コンパクト | トヨタ | ヤリス | ハイブリッドX 2WD | 36.0 |
2 | コンパクト | トヨタ | アクア | B 2WD | 35.8 |
3 | セダン | トヨタ | プリウス | U 2WD | 32.6 |
4 | SUV | トヨタ | ヤリスクロス | ハイブリッド X 2WD | 30.8 |
5 | セダン | トヨタ | カローラ | ハイブリッド X 2WD | 30.2 |
5 | コンパクト | ホンダ | フィット | e:HEV BASIC 2WD | 30.2 |
7 | コンパクト | トヨタ | カローラスポーツ | ハイブリッド G”X” | 30.0 |
8 | ミニバン | トヨタ | シエンタ | ハイブリッド X 2WD 5人乗り | 28.8 |
9 | コンパクト | 日産 | ノート | X 2WD | 28.4 |
10 | SUV | トヨタ | ライズ | ハイブリッド G | 28.0 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
燃費のいい軽自動車トップ3
まずは燃費のいい軽自動車のランキングから紹介します。
■燃費のいい軽自動車トップ10
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード 燃費(km/L) |
|
1 | スズキ | アルト | ハイブリッドS 2WD | 27.7 |
2 | スズキ | アルトラパン | G 2WD | 26.2 |
3 | スズキ | ワゴンR | ハイブリッドFX-S 2WD | 25.2 |
4 | スズキ | スペーシア | ハイブリッドG 2WD | 25.1 |
4 | スズキ | ワゴンRスマイル | ハイブリッドS 2WD | 25.1 |
6 | スズキ | ハスラー | ハイブリッドX 2WD | 25.0 |
6 | ダイハツ | ミライース | L”SA-III” 2WD | 25.0 |
8 | 日産 | デイズ | ハイウェイスターX 2WD | 23.3 |
8 | 三菱 | eKクロス | G 2WD | 23.3 |
10 | ホンダ | N-WGN | G 2WD | 23.2 |
10 | 三菱 | eKワゴン | G 2WD | 23.2 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
1位:スズキ アルト(9代目/2021年〜)

■スペック(ハイブリッドS/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,525mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,960mm×1,280mm×1,260mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 700kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
アルトの新車価格 | 1,064,800〜1,500,400円 |
9代目アルトの 中古車相場価格 |
総額70万〜170万円 |

2014年12月に登場した8代目アルトは、後にHEARTECTと名付けられたスズキの新しいプラットフォームを採用し、7代目より60kgも軽量化した610kgという車両重量を実現。もともと車両重量が軽い軽自動車でこの軽量化は驚異的で、8代目アルトはガソリン車ナンバーワンの低燃費を実現しました。
現行型アルトは歴代アルトで初めてマイルドハイブリッド搭載車を設定。先進安全装備の搭載や衝突安全性の強化などにより車両重量は先代よりも増加していますが、燃費性能は先代より高められています。

しかもマイルドハイブリッドは中級グレード以上に搭載されているので、燃費がよく装備もいいものになります。全高が低い軽自動車なので、立体駐車場に入れる機会が多い人にもおすすめです。
スズキ アルト HB
車両本体価格39.6万円
支払総額48.7万円
諸費用9.1万円
スズキ アルト HB
車両本体価格9.8万円
支払総額27.5万円
諸費用17.7万円
スズキ アルト HB
車両本体価格61.0万円
支払総額71.8万円
諸費用10.8万円
スズキ アルト HB
車両本体価格48.3万円
支払総額58.4万円
諸費用10.1万円
2位:スズキ アルトラパン(3代目/2015年〜)

■スペック(G/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,525mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,020mm×1,295mm×1,240mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 680kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf-m)/4,000rpm |
アルトラパンの新車価格 | 1,328,800〜1,773,200円 |
3代目アルトラパンの 中古車相場価格 |
総額40万〜200万円 |

アルトラパンは、先代モデルである8代目アルトをベースにクラシカルで可愛らしいイメージに仕上げられたアルトラパン。先代アルト同様にHEARTECTを採用し、驚異的な軽量化を実現しています。
搭載される低燃費化技術(電動化技術)はエネチャージになります。エネチャージは現在のマイルドハイブリッドにつながる、初期の技術。それでも最新モデルを抑えて軽自動車で2番目に燃費がいいのは、スズキの軽量化に対する熱意と言っても過言ではありません。

インテリアは明るいカラーリングで開放感を演出。ラパンには専用メッキグリルやメッキヘッドランプガーニッシュでクラシカルなイメージを強くしたアルトラパンLCも用意されています。
スズキ アルトラパン
車両本体価格99.0万円
支払総額111.8万円
諸費用12.8万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格24.7万円
支払総額29.2万円
諸費用4.5万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格64.5万円
支払総額74.9万円
諸費用10.4万円
スズキ アルトラパン
車両本体価格106.8万円
支払総額115.9万円
諸費用9.1万円
3位:スズキ ワゴンR(6代目/2017年〜)

■スペック(ハイブリッドFX-S/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,650mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,450mm×1,355mm×1,265mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 770kg |
乗車定員 | 4名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 マイルドハイブリッド |
総排気量 | 657cc |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf-m)/100rpm |
ワゴンRの新車価格 | 1,294,700〜1,888,700円 |
6代目ワゴンRの 中古車相場価格 |
総額40万〜200万円 |

現在スズキが使っているプラットフォーム『HEARTECT』は先代アルトから採用されましたが、その前身となるプラットフォームは2008年に登場した4代目ワゴンRで初採用。高剛性だからこそ実現できた上質な乗り心地、軽量化による燃費性能の高さに驚かされました。2012年に登場した5代目ワゴンRは軽トールワゴンでNo.1の低燃費を実現しました。
現行型はエントリーグレード以外でマイルドハイブリッドを搭載。5代目に続き軽トールワゴンナンバーワンの燃費性能になっています。ワゴンRには標準モデルのほか、カスタムZ、スティングレーという3つのデザインが用意されます。ハイブリッドZスティングレーはマイルドハイブリッドを組み合わせたターボ車も用意されていて、WLTCモード22.5km/Lという軽ワゴンターボ車No.1の低燃費を達成しています。

車内の広さは全高が高いスライドドアタイプの軽自動車に負けるものの、リアドアに濡れ高さを置けるスペースを用意するなど、ワゴンモデルならではの使い勝手が高められています。
スズキ ワゴンR
車両本体価格88.3万円
支払総額98.4万円
諸費用10.1万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格35.7万円
支払総額44.3万円
諸費用8.6万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格68.0万円
支払総額72.3万円
諸費用4.3万円
スズキ ワゴンR
車両本体価格69.7万円
支払総額79.7万円
諸費用10.0万円
燃費のいいコンパクトカートップ3
続いて燃費のいいコンパクトカーのランキングを紹介します。
■燃費のいいコンパクトカートップ10
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード 燃費(km/L) |
|
1 | トヨタ | ヤリス | ハイブリッドX 2WD | 36.0 |
2 | トヨタ | アクア | B 2WD | 35.8 |
3 | ホンダ | フィット | e:HEV BASIC 2WD | 30.2 |
4 | トヨタ | カローラスポーツ | ハイブリッド G”X” | 30.0 |
5 | 日産 | ノート | X 2WD | 28.4 |
6 | 日産 | ノートオーラ | G 2WD | 27.2 |
7 | スズキ | スイフト | ハイブリッドMX 2WD 5MT | 25.4 |
8 | ルノー | ルーテシア | E-TECHフルハイブリッド | 25.2 |
9 | スズキ | ソリオ | ハイブリッドSZ | 22.3 |
10 | マツダ | MAZDA2 | XD 2WD | 21.6 |
10 | プジョー | 308 | GT BlueHDi | 21.6 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
1位:トヨタ ヤリス(初代/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,950mm×1,695mm×1,495mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,845mm×1,430mm×1,190mm |
ホイールベース | 2,550mm |
車両重量 | 1,050kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
モーター最高出力 | 59kW(80ps) |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf-m)/3,800〜4,800rpm |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf-m) |
ヤリスの新車価格 | 1,501,000円~2,694,000円 |
初代ヤリスの 中古車相場価格 |
総額100万〜270万円 |

1999年に登場した初代ヴィッツが、4代目へのモデルチェンジの際に世界統一名称であるヤリスに変更されました。ハイブリッド機構は3代目が後期型にマイナーチェンジした2017年に初搭載されました。
プラットフォームは基本性能や商品力の飛躍的な向上を目的に開発したTNGAプラットフォームを採用。ガソリンエンジンが軽快でスポーティな走りなのに対し、ハイブリッドはしっとりした上質な乗り味を楽しめます。燃費はコンパクトクラスで世界トップレベルの低燃費を達成しています。

高度駐車支援システムであるToyota Teammate アドバンスドパークや、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象にしたToyota Safety Senseなど、先進安全装備も充実。ハイブリッドはオプションでAC100Vアクセサリーコンセントを付けることもできます。
トヨタ ヤリス
車両本体価格169.0万円
支払総額179.5万円
諸費用10.5万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格176.6万円
支払総額188.8万円
諸費用12.2万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格119.7万円
支払総額132.0万円
諸費用12.3万円
トヨタ ヤリス
車両本体価格169.0万円
支払総額183.2万円
諸費用14.2万円
2位:トヨタ アクア(2代目/2021年〜)

■スペック(B/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,050mm×1,695mm×1,485mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,830mm×1,425mm×1,190mm |
ホイールベース | 2,600mm |
車両重量 | 1,080kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
モーター最高出力 | 59kW(80ps) |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf-m)/3,800〜4,800rpm |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf-m) |
アクアの新車価格 | 1,997,000〜2,598,000円 |
2代目アクアの 中古車相場価格 |
総額150万〜310万円 |

プリウスに続くハイブリッド専用車として初代がデビューしたのは2011年。10年にわたり販売された初代はプリウスと登録車販売台数ランキング首位を争う人気モデルに成長しました。
トヨタのハイブリッドコンパクトでは、ヤリスがスポーティなイメージに、アクアはナチュラルなイメージに仕立てられています。ハイブリッドシステムはヤリスと共通になります。

ノーマル、エコのほか、俊敏な走りを味わえるパワーモードも搭載。早朝や深夜の住宅街などで、騒音や排気ガスを気にすることなく走行することができるEVドライブモードが搭載されるのもハイブリッドカーならでは。
トヨタ アクア
車両本体価格96.9万円
支払総額109.4万円
諸費用12.5万円
トヨタ アクア
車両本体価格77.7万円
支払総額84.9万円
諸費用7.2万円
トヨタ アクア
車両本体価格61.6万円
支払総額78.4万円
諸費用16.8万円
トヨタ アクア
車両本体価格178.0万円
支払総額189.0万円
諸費用11.0万円
3位:ホンダ フィット(4代目/2020年〜)

■スペック(e:HEV BASIC/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,515mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,955mm×1,445mm×1,260mm |
ホイールベース | 2,530mm |
車両重量 | 1,190kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
エンジン最高出力 | 78kW(106ps)/6,000〜6,400rpm |
モーター最高出力 | 90kW(123ps)/3,500〜8,000rpm |
エンジン最大トルク | 127N・m(13.0kgf-m)/4,500〜5,000rpm |
モーター最大トルク | 253N・m(25.8kgf-m)/0〜3,000rpm |
フィットの新車価格 | 1,655,500〜2,748,900円 |
4代目フィットの 中古車相場価格 |
総額110万〜280万円 |

ホンダは早い段階(2010年)からフィットにハイブリッドモデルを設定。トヨタと熾烈な燃費競争を繰り広げてきました。当初はシンプルなパラレル式を採用。3代目フィットでは変速機にDCTを用いたシステムを採用。そして4代目ではe:HEVを採用しました。
e:HEVは日常の多くのシーンでエンジンは発電用モーターを動かすことに徹し、モーターの力で走行します。そしてエンジンを低回転にして巡航できる高速道路などではエンジンの力で走れる、文字通りいいとこ取りをしたシステムです。


フィットはユーザーの嗜好に合わせて異なるコンセプトでまとめられたグレード構成になっていて、燃費性能も変わってきます。どのスタイルが自分に合うか、見比べて選びましょう。
ホンダ フィット
車両本体価格88.3万円
支払総額103.7万円
諸費用15.4万円
ホンダ フィット
車両本体価格129.8万円
支払総額139.9万円
諸費用10.1万円
ホンダ フィット
車両本体価格120.0万円
支払総額135.2万円
諸費用15.2万円
ホンダ フィット
車両本体価格104.8万円
支払総額113.9万円
諸費用9.1万円
燃費のいいミニバントップ3
続いて燃費のいいミニバンのランキングを紹介します。
■燃費のいいミニバントップ10
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費(km/L) | |
1 | トヨタ | シエンタ | ハイブリッド X 2WD 5人乗り | 28.8 |
2 | ホンダ | フリード | ハイブリッドG 2WD 6人乗り | 28.0 |
3 | トヨタ | ノア | ハイブリッド X 2WD | 23.4 |
4 | トヨタ | ヴォクシー | ハイブリッド S-G 2WD | 23.0 |
5 | 日産 | セレナ | e-POWER X 2WD | 20.6 |
6 | ホンダ | ステップワゴン | e:HEV エアー | 20.0 |
7 | ホンダ | オデッセイ | e:HEV アブソルート | 19.9 |
8 | トヨタ | アルファード | ハイブリッド Z 2WD | 17.7 |
8 | トヨタ | ヴェルファイア | ハイブリッド Zプレミア 2WD | 17.7 |
10 | 三菱 | デリカD:5 | G | 13.6 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
1位:トヨタ シエンタ(3代目/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD/5人乗り)
全長×全幅×全高 | 4,260mm×1,695mm×1,695mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,030mm×1,530mm×1300mm |
ホイールベース | 2,750mm |
車両重量 | 1,330kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
モーター最高出力 | 59kW(80ps) |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf-m)/3,800〜4,800rpm |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf-m) |
シエンタの新車価格 | 1,950,000~3,108,000円 |
3代目シエンタの 中古車相場価格 |
総額220万〜380万円 |

5ナンバーサイズのコンパクトミニバン、シエンタ。現行型は3列シートの7人乗りと、2列シートの5人乗りが用意されます。この記事ではもっとも燃費がいいグレードで各社を比較しているため2列シートを取り上げました。同グレードで3列シートのWLTC燃費は28.5km/Lになります。
ハイブリッドシステムは燃費性能に優れたシリーズパラレルハイブリッドシステム。低燃費でありながら、エンジンとモーターのシステム最高出力は85kW(116ps)と、日常使いに充分なパワーを発揮できます。

前席と2列目席のウォークスルー機構、2列目前後スライド機構による自在なシートアレンジなど、ファミリーで使うことに配慮された機能がたくさんついているのもシエンタの魅力。子育てファミリーにとってかゆいところに手が届く仕上がりになっています。
トヨタ シエンタ
車両本体価格218.3万円
支払総額233.4万円
諸費用15.1万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格189.0万円
支払総額199.2万円
諸費用10.2万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格143.0万円
支払総額155.7万円
諸費用12.7万円
トヨタ シエンタ
車両本体価格162.7万円
支払総額179.6万円
諸費用16.9万円
2位:ホンダ フリード(2代目/2016年〜)

■スペック(ハイブリッドG/2WD/6人乗り)
全長×全幅×全高 | 4,265mm×1,695mm×1,710mm |
室内長×室内幅×室内高 | 3,045mm×1,455mm×1,275mm |
ホイールベース | 2,740mm |
車両重量 | 1,410kg |
乗車定員 | 6名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
エンジン最高出力 | 81kW(110ps)/6,000rpm |
モーター最高出力 | 22kW(29.5ps)/1,313〜2,000rpm |
エンジン最大トルク | 134N・m(13.7kgf-m)/5,000rpm |
モーター最大トルク | 160N・m(16.3kgf-m)/0〜1,313rpm |
フリードの新車価格 | 2,330,900円〜3,215,300円 |
2代目フリードの 中古車相場価格 |
総額90万〜340万円 |

現行型フリードでもっとも燃費がいいハイブリッドGには2列目シートがキャプテンシートになる6人乗りと、3人がけのベンチシートになる7人乗りが用意されます。より燃費がいいのは6人乗りになります。また、2列シート仕様のフリード+も用意されています。
フリードのハイブリッドシステムは現行型フィットに搭載されるものとは違い、トランスミッションが7速デュアルクラッチトランスミッションになるSPORT HYBRID i-DCDになります。基本的にモーターで走行するe:HEVとは違い、エンジンが主体になるシステムです。それでも燃費は充分よくなっています。

室内空間、荷室空間ともに広いので、コンパクトミニバンですが家族で使うのには充分なサイズと言えるでしょう。
ホンダ フリード
車両本体価格179.7万円
支払総額196.3万円
諸費用16.6万円
ホンダ フリード
車両本体価格145.6万円
支払総額159.8万円
諸費用14.2万円
ホンダ フリード
車両本体価格137.0万円
支払総額150.0万円
諸費用13.0万円
ホンダ フリード
車両本体価格89.0万円
支払総額102.0万円
諸費用13.0万円
3位:トヨタ ノア(2代目/2016年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,695mm×1,730mm×1,895mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,805mm×1,470mm×1,405mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 1,630kg |
乗車定員 | 7名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
モーター最高出力 | 70kW(95ps)/1,313〜2,000rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 185N・m(18.9kgf-m) |
ノアの新車価格 | 2,670,000~3,890,000円 |
4代目ノアの 中古車相場価格 |
総額250万〜580万円 |

コンパクトミニバンの場合、初期のモデルより使いやすくなっているとはいえ3列目への乗り降りや3列目空間の広さを考えると、3列目はあくまで非常用と捉えたほうがいいかもしれません。日常的に3列目席を使うなら、ノアをはじめとするハイト系のミニバンが現実的な選択肢になります。
ノアは標準仕様とエアロ仕様が用意されていて、燃費はわずかに標準仕様のほうがよくなります。まずはどちらのデザインが好みかを見てほしいですが、燃費に徹底的にこだわるのであれば、標準仕様を選んでください。

2列目席は3人がけのベンチシートタイプと、一人ずつ座れるキャプテンシートタイプが用意されます。快適性を求める人にはキャプテンシートがおすすめです。
トヨタ ノア
車両本体価格174.0万円
支払総額185.5万円
諸費用11.5万円
トヨタ ノア
車両本体価格228.0万円
支払総額238.0万円
諸費用10.0万円
トヨタ ノア
車両本体価格70.7万円
支払総額89.8万円
諸費用19.1万円
トヨタ ノア
車両本体価格199.0万円
支払総額210.5万円
諸費用11.5万円
燃費のいいSUVトップ3
続いて燃費のいいSUVのランキングを紹介します。
■燃費のいいSUVトップ10
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード燃費(km/L) | |
1 | トヨタ | ヤリスクロス | ハイブリッド X 2WD | 30.8 |
2 | トヨタ | ライズ | ハイブリッド G 2WD | 28.0 |
3 | レクサス | LBX | リラックス 2WD | 27.7 |
4 | トヨタ | カローラクロス | ハイブリッド G 2WD | 26.4 |
5 | レクサス | UX | UX300h | 26.3 |
6 | ホンダ | ヴェゼル | e:HEV X 2WD | 25.0 |
7 | 日産 | キックス | X 2WD | 23.0 |
8 | ルノー | キャプチャー | E-TECH フルハイブリッド | 22.8 |
9 | トヨタ | クラウンクロスオーバー | ハイブリッド G | 22.4 |
10 | トヨタ | ハリアー | ハイブリッド G 2WD | 22.3 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
1位:トヨタ ヤリスクロス(初代/2020年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,180mm×1,765mm×1,590mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,845mm×1,430mm×1,205mm |
ホイールベース | 2,560mm |
車両重量 | 1,160kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
モーター最高出力 | 59kW(80ps) |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf-m)/3,800〜4,800rpm |
モーター最大トルク | 141N・m(14.4kgf-m) |
ヤリスクロスの新車価格 | 1,907,000円~3,156,000円 |
初代ヤリスクロスの 中古車相場価格 |
総額170万〜370万円 |

大きなタイヤや空気抵抗的に不利なボディ。そして大排気量エンジン。SUVには燃費がいいというイメージはあまりありませんが、トヨタは早くからSUVでも積極的にハイブリッドをラインナップすることで、燃費性能を高めてきました。
コンパクトSUVのヤリスクロスは、なんとWLTCモードで30km/Lを超える低燃費を実現。システムはヤリスやシエンタなどに搭載されるものと同じ新世代のハイブリッドになります。

2列目席を畳まない状態でも荷室の奥行きが820mm、高さが850mm(デッキボード下段時)も確保されているので、家族で荷物をたくさん積んで遊びに行くこともできます。燃費がいいので、ロングドライブも安心です。
トヨタ ヤリスクロス
車両本体価格264.5万円
支払総額279.7万円
諸費用15.2万円
トヨタ ヤリスクロス
車両本体価格233.9万円
支払総額245.8万円
諸費用11.9万円
トヨタ ヤリスクロス
車両本体価格216.8万円
支払総額228.8万円
諸費用12.0万円
トヨタ ヤリスクロス
車両本体価格218.3万円
支払総額233.4万円
諸費用15.1万円
2位:トヨタ ライズ(初代/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドG/2WD)
全長×全幅×全高 | 3,995mm×1,695mm×1,620mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,955mm×1,420mm×1,250mm |
ホイールベース | 2,525mm |
車両重量 | 1,060kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,196cc |
エンジン最高出力 | 60kW(82ps)/5,600rpm |
モーター最高出力 | 78kW(106ps) |
エンジン最大トルク | 105N・m(10.7kgf-m)/3,200〜5,200rpm |
モーター最大トルク | 170N・m(17.3kgf-m) |
ライズの新車価格 | 1,717,000〜2,338,000円 |
初代ライズの 中古車相場価格 |
総額150万〜320万円 |

ダイハツが生産し、トヨタにOEM供給されるライズ。パワートレインは1Lガソリン、1.2Lガソリン、1.2Lハイブリッドを用意。ハイブリッドは2021年11月に追加されたモデルで、エンジンが発電用モーターを動かし、その電気でモーターを駆動するシリーズ式になります。
全長が4mを切るコンパクトボディでありながら、室内空間は後席に大人が2人で楽に座れる広さを確保。最小回転半径も4.9mと小さく、街乗りでの使い勝手が高められています。

2024年2月時点、ライズはダイハツの不正問題の影響で新車が出荷停止になっています。ライズがほしいという人は中古車を探すしかありませんが、需要が高まっている影響もあり中古車相場が上昇傾向にあります。興味がある人は早めに中古車を探すことをおすすめします。
トヨタ ライズ
車両本体価格228.0万円
支払総額235.4万円
諸費用7.4万円
トヨタ ライズ
車両本体価格246.4万円
支払総額259.5万円
諸費用13.1万円
トヨタ ライズ
車両本体価格210.0万円
支払総額223.4万円
諸費用13.4万円
トヨタ ライズ
車両本体価格204.3万円
支払総額219.2万円
諸費用14.9万円
3位:レクサス LBX(初代/2023年〜)

■スペック(リラックス/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,190mm×1,825mm×1,545mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,820mm×1,445mm×1,195mm |
ホイールベース | 2,580mm |
車両重量 | 1,310kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
モーター最高出力 | 69kW(94ps) |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf-m)/3,800〜4,800rpm |
モーター最大トルク | 185N・m(18.9kgf-m) |
LBXの新車価格 | 4,600,000~5,760,000円 |
初代LBXの 中古車相場価格 |
―― |

トヨタ ヤリスクロスと基本的なパッケージを共有しつつ、レクサスのために専用開発したプラットフォームやHEVシステムによりレクサスらしい上質な乗り心地を実現しているのがLBXです。
アクセルを踏み込んだ時の電池とモーターによるアシストを強化することで、レスポンスのいい爽快な走りを堪能できます。さらに加速中のエンジン回転数と車速、エンジン音を連動させて、車と一体感のあるレクサスらしい走りが演出されました。

表皮色、シートベルト、ステッチの色、刺繍、トリムの加飾など内外装のさまざまなアイテムを自分好みにコーディネートできるBespoke Buildも導入されました。
レクサス レクサス IS250
車両本体価格59.6万円
支払総額79.8万円
諸費用20.2万円
レクサス レクサス CT200h
車両本体価格164.8万円
支払総額172.3万円
諸費用7.5万円
レクサス レクサス LS460
車両本体価格90.5万円
支払総額115.0万円
諸費用24.5万円
レクサス レクサス LS460
車両本体価格249.0万円
支払総額268.8万円
諸費用19.8万円
燃費のいいセダントップ3
最後は燃費のいいセダンのランキングを紹介します。
■燃費のいいセダントップ10
メーカー | 車名 | グレード | WLTCモード 燃費(km/L) |
|
1 | トヨタ | プリウス | U 2WD | 32.6 |
2 | トヨタ | カローラ | ハイブリッドX 2WD | 30.2 |
3 | トヨタ | カローラアクシオ | ハイブリッドEX 2WD | 27.8 |
4 | レクサス | ES | ES300h | 22.3 |
5 | マツダ | MAZDA3セダン | XDプロアクティブ 2WD | 21.5 |
6 | メルセデス・ベンツ | Aクラスセダン | A200d | 19.1 |
7 | メルセデス・ベンツ | Cクラス | C200dアバンギャルド | 18.5 |
8 | レクサス | IS | IS300h 2WD | 18.0 |
8 | トヨタ | クラウンセダン | ハイブリッド | 18.0 |
10 | アウディ | A3セダン | 30 TFSI Sライン | 17.9 |
※ランキングは最も燃費のいいグレードで算出
1位:トヨタ プリウス(5代目/2022年〜)

■スペック(U/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,600mm×1,780mm×1,420mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,840mm×1,500mm×1,130mm |
ホイールベース | 2,750mm |
車両重量 | 1,360kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
モーター最高出力 | 70kW(95ps) |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 185N・m(18.9kgf-m) |
プリウスの新車価格 | 3,200,000~4,600,000円 |
5代目プリウスの 中古車相場価格 |
総額330万〜590万円 |

現行型プリウスは1.8Lハイブリッド、2Lハイブリッド、2Lプラグインハイブリッドという3種類のパワートレインが用意されています。WLTCモード燃費が最もいいのは1.8Lハイブリッド。ただ、メイングレードである2Lハイブリッドも28.6km/Lを達成しています。
プラグインハイブリッド車は満充電だとモーターのみの力で87km走行可能(WLTCモード)。通勤や買物などの日常使いなら、ガソリンを消費せずに走行することができます。PHEVの充電は普通充電のみ対応しています。

フロントガラスを大きく傾斜させたシルエットによりスポーティなイメージが強調。ボディ剛性も高められたことで、滑らかな走りを堪能できます。
トヨタ プリウス
車両本体価格45.8万円
支払総額68.4万円
諸費用22.6万円
トヨタ プリウス
車両本体価格64.8万円
支払総額76.7万円
諸費用11.9万円
トヨタ プリウス
車両本体価格60.5万円
支払総額71.5万円
諸費用11.0万円
トヨタ プリウス
車両本体価格129.4万円
支払総額145.5万円
諸費用16.1万円
2位:トヨタ カローラ(10代目/2019年〜)

■スペック(ハイブリッドX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,495mm×1,745mm×1,435mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,830mm×1,510mm×1,160mm |
ホイールベース | 2,640mm |
車両重量 | 1,330kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,797cc |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
モーター最高出力 | 70kW(95ps) |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf-m)/3,600rpm |
モーター最大トルク | 185N・m(18.9kgf-m) |
カローラの新車価格 | 1,990,000~2,998,000円 |
10代目カローラの 中古車相場価格 |
総額140万〜290万円 |

60年近い歴史があるカローラブランド。これまで世界150以上の国・地域で5,000万台以上販売されています。日本では5ナンバーサイズのコンパクトモデルという位置づけでしたが、シリーズ12世代目となる現行型は全幅が1,700mmを超え、初めて3ナンバーサイズになりました。
デビュー時は1.8Lのガソリンとハイブリッドに加え、1.2Lターボが設定されました。2022年10月に1.2Lターボが廃止され、代わりに1.5L 3気筒エンジンがラインナップされています。ハイブリッドシステムもシステムが刷新されています。

ボディタイプはセダンの他に、ステーションワゴンのカローラツーリング、スポーティなハッチバックであるカローラスポーツが用意されています。
3位:トヨタ カローラアクシオ(2代目/2012年〜)

■スペック(ハイブリッドEX/2WD)
全長×全幅×全高 | 4,400mm×1695mm×1,460mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,945mm×1,430mm×1,200mm |
ホイールベース | 2,600mm |
車両重量 | 1,140kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列4気筒 ハイブリッド |
総排気量 | 1,496cc |
エンジン最高出力 | 54kW(74ps)/4,800rpm |
モーター最高出力 | 45kW(61ps) |
エンジン最大トルク | 111N・m(11.3kgf-m)/3,600〜4,400rpm |
モーター最大トルク | 169N・m(17.2kgf-m) |
カローラアクシオの新車価格 | 1,611,600〜2,177,000円 |
2代目カローラアクシオの 中古車相場価格 |
総額50万〜210万円 |

前述したように、カローラは現行型で3ナンバーサイズになりました。一方、ビジネスシーンなどでは5ナンバーのカローラに根強い需要があります。そのため、先代モデルとなる2代目カローラアクシオが現行型発売以降も併売されています。
カローラアクシオのハイブリッド車は2013年8月に追加設定されました。初代アクアなどに搭載されたハイブリッドシステム「THS II」を搭載し、日常使いに充分な出力とトルクを発揮します。

現行型より一回り小さなボディですが、室内長と室内高は現行型より広くなっています。ビジネス需要がメインなのでデザインはシンプル。コンサバティブな車が好みという人におすすめです。
愛車の燃費をよくする方法
今回はカタログに掲載されるWLTC燃費を元にランキングを作成しました。以前に比べるとより実際の走行に近い計測方法になりますが、それでもあくまで目安の数字。実際の燃費は乗り方などにより大きく変わります。ここでは愛車の燃費をよくするためにはどんなことに気をつければいいかを考えてみましょう。
不要な荷物は下ろしておく
「燃費性能を高める主な技術」の章で説明したように、車の燃費に大きく影響するのが重さです。重いものを動かすためにはそれだけ多くの力が必要になり、多くの力を出すためにはたくさんの燃料を使うから。逆に言えば、車を軽くできれば燃費はよくなります。
よく車の荷室を物置代わりにしている人を見かけます。遊び道具などを車に積みっぱなしにしているとその分燃費性能は落ちるので、不要なものはなるべく車から出すようにしましょう。
急発進・急加速を避ける
発進時や加速時にアクセルを思い切り踏み込むと、エンジンは一気に高回転まで回り、大量の燃料を消費します。不要な急発進・急加速を減らすだけでも燃費はかなりよくなります。
定期的なメンテナンスを怠らない
「燃費性能を高める主な技術」の章で、タイヤは路面に直接触れる唯一の部品と紹介しました。つまりタイヤの状態の善し悪しは燃費性能に大きな影響を与えます。
タイヤには空気が入っていますが、車ごとに適正空気圧が設定されています。タイヤはゴムでできているため、パンクしていなくてもごく少量ずつ空気が外に排出されています。しばらく空気を入れていないと、適正空気圧より空気がかなり少なくなる傾向にあります。そうするとタイヤと路面の抵抗が増えるため、燃費が悪くなります。
タイヤの空気はガソリンスタンドで入れることができるので、月に一度くらいは点検しておきましょう。
もう一つ燃費に影響を及ぼすのがエンジンオイルです。エンジンオイルには「潤滑」「密封」「冷却」「清浄」「防錆」という5つの役割がありますが、長く使い続けると性能が落ちてしまいます。これが原因でエンジンが生み出すエネルギーを効率的に動力として伝えられなくなります。
エンジンオイルの推奨交換サイクルは車種により異なります。車と取扱説明書で確認して、タイヤとともに正しくメンテナンスしましょう。
よくある質問
ランキングは次のとおりです。
該当するグレードは「燃費のいい車トップ10」からご確認ください。
1. トヨタ ヤリス(36.0km/L)
2. トヨタ アクア(35.8km/L)
3. トヨタ プリウス(32.6km/L)
4. トヨタ ヤリスクロス(30.8km/L)
5. トヨタ カローラ(30.2km/L)
5. ホンダ フィット(30.2km/L)
7. トヨタ カローラスポーツ(30.0km/L)
8. トヨタ シエンタ(28.8km/L)
9. 日産 ノート(28.4km/L)
10. トヨタ ライズ(28.0km/L)
エンジンとモーターという2つの動力源を使ったハイブリッドシステムが代表的。ディーゼルエンジンやターボなども燃費に効くシステムです。日本ではトランスミッションにCVTを採用している車種が多いのも、燃費を考えてのこと。他にも空力性能やタイヤも燃費に影響します。
まず燃料代を抑えることができること。そして購入時の税金が減税されるなどのメリットがあります。
車は軽い方がいいので、不要な荷物は下ろしておきましょう。急発進・急加速も控えめに。そしてタイヤの空気圧チェックや定期的なエンジンオイル交換など、メンテナンスも怠らないようにしてください。
車のご売却、安心で選ぶなら カーセブン
総在庫3,000台以上から
ぴったりの一台が見つかる!
ご相談・ご質問だけでもお気軽に!