車が欲しいと思っていても買えない場合、人によってさまざまな理由があるでしょう。たとえば、以下のような理由が考えられます。
- 貯金がなく、車の購入費に充てるお金がない
- 車の購入費用はあるが、メンテナンス費用などの維持費が高そうで購入に踏み切れない
- カーローンの審査に通らなかった
- 家族から購入を反対されている
本記事では、「お金がなくて車を購入できない」と感じている方に、資金が少額であっても車に乗り続けられる方法を紹介します。

「車が欲しいけど買えない」と諦めず、自分に合った購入方法がないか確認しましょう。
この記事でわかること
- ・車を少しでも安く購入する方法
- ・お金がない場合でも車を購入・利用する方法
- ・100万円以下で購入できるおすすめの中古車
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目次
日本国内における車の所有率
2024年8月の自動車検査登録情報協会の調査によると、1世帯あたりの所有数は1.016台です。この数字だけみると、「1家で1台を所有している」という見方ができますが、実際は違います。
県別に見ると、世帯あたりの台数は、以下のようになっています。
1位 | 福井(1.685台) |
2位 | 富山(1.629台) |
3位 | 山形(1.624台) |
4位 | 群馬(1.573台) |
5位 | 栃木(1.550台) |
・ ・ ・ |
|
43位 | 兵庫(0.885台) |
44位 | 京都(0.789台) |
45位 | 神奈川(0.670台) |
46位 | 大阪(0.616台) |
47位 | 東京(0.410台) |
1台以上所有している福井や富山のような県もあれば、4人に1人以下という東京もあります。
普及台数が少ない都市部は、バスや電車などの公共交通機関だけでも日常の移動が完結する方もいるため、「車が必要」と感じない方も多いのでしょう。
資金が少ない場合、「周囲の人が持っているから車が欲しい」「大人になったら車を持っていることが普通」といった、あまり必要でないにもかかわらず購入してしまうと、そのほかの生活に支障が出る可能性もあります。

生活環境や使用頻度など、さまざまな条件を考慮して本当に必要か判断するといいでしょう。
車を所有するときにかかる2つの費用
車を所有するときに必要な費用は、購入費用だけではありません。
ガソリン代や税金、メンテナンス費用といった乗り続けるための維持費も必要です。

目安となる金額を把握し、どのくらいのお金がかかりそうか知ったうえで購入できるかどうか判断しましょう。
初期費用
初期費用としては、車の購入費用・駐車場の契約費などが必要です。
一般社団法人日本自動車工業会の2023年度乗用車市場動向調査によると、車の平均購入価格は「264万円」となっています。
ただし、これはあくまで新車での購入を含めた平均の数値です。

中古車であれば50万〜100万円程度でも購入できるものもあるので、予算に応じた探し方をすると購入できる車が見つかるでしょう。
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維持費
維持費とは、以下のような費用を指します。
・自動車税
・自動車重量税
・ガソリン代
・車検費用
・メンテナンス費用
・駐車場代
・任意保険費用
など
一般社団法人日本自動車工業会の2023年度乗用車市場動向調査によると、月間維持費の平均は12,100円で、年間では約14.5万円かかる計算になります。
たとえば、トヨタ ヤリス(ガソリン車・1.5L・グレードG)を購入した場合、年間で以下のような費用がかかります。ただし、車検費用(自動車重量税を含む)の支払いは、2年(継続検査)または3年(新車購入時)に1回なので、表記の金額は車検があるときの費用の目安です。
自動車税 | 30,500円 |
自動車重量税※1 | 24,600円 |
車検費用※1 | 61,430円 |
ガソリン代 ※2 | 25,000円 |
任意保険費用※3 | 54,480円 |
合計 | 196,035円 |
※1 支払いは2年または3年に1回
※2 1L175円、走行距離3,000kmで計算
※3 30歳・ゴールド免許・初加入でシミュレーション

上記の費用に加えて、故障したときの修理費や車をきれいに保つ洗車代、別途駐車場を使用する場合の料金などの個人で異なる費用が追加されるため、20万円前後になるでしょう。
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車を少しでも安く購入する方法
車は多額の費用がかかるものなので、「購入するときは少しでも価格を抑えて購入したい」と考える方がほとんどでしょう。
車の購入費用を抑えたい場合は、以下のような方法を検討してください。
■ 車が安くなる時期に購入する
企業の決算時期やモデルチェンジ直後など、車の値引きが期待できる時期に購入することで、通常よりも安くなる可能性があります。
■ ディーラーなどの販売業者と価格交渉をする
価格交渉すると、割引が受けられるケースもあります。
■ オプションを絞る
実用性がないオプションを外すことで、金額を抑えられるでしょう。
■ 軽自動車を選ぶ
普通自動車よりも車体価格が安い傾向にあります。
■ 中古車から探す
中古車のなかでも状態がよいものを選ぶことで、新車とほぼ変わらないものが安く購入できる可能性もあります。

また、「任意保険の選び方を工夫する」「定期的なメンテナンスを心がけ、大きな故障を避ける」「燃費のいい車を選ぶ」などすると、車にかかる維持費を抑えられるでしょう。
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お金がない場合でも車を購入・利用する4つの方法
「お金がない」と感じている方でも、条件次第では車を購入・利用できる可能性があります。
購入資金を貯金して新車・中古車を購入する方法もありますが、「すぐに車が必要」といった車の利用を急いでいる方には不向きな手段でしょう。
こちらでは、比較的早く車を利用できる4つの方法を紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分の車の使い方に合わせて選びましょう。
中古車 | カーローン | カーリース | レンタカー/ カーシェア |
|
初期費用 | 約156万円(※1) | ×(※2) | × | × |
維持費※月額 | 12,100円(※3) | 12,100円(※3)+返済額 | ガソリン代(※4) | ガソリン代(※4) |
利用料 | × | × | 月々のリース料金 | 使用時間に応じた金額 |
メリット | ・いつでも車を利用できる ・車の所有者になれる ・新車購入よりも安価 ・カスタムが可能 |
・いつでも車を利用できる ・初期費用を抑えられる |
・維持費がほとんどかからない ・購入することも可能 |
・維持費がかからない |
デメリット | ・初期費用が必要 ・新車に比べて維持費がかかる傾向にある |
・借りた金額に加えて利息がかかる ・月々の返済が必要 ・審査がある ・維持費がかかる ・一括払いと比べて総支払額が多い ・車の所有者になれない場合がある |
・走行距離やカスタムなどを制限される場合がある ・途中で解約しにくい ・所有権はリース会社にある |
・予約状況によっては車が利用できない ・利用頻度によっては料金が高めになる場合がある |
※1 平均購入価格
※2 頭金が必要な場合あり
※3 平均月間維持費
※4 サービスにより異なる
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カーローンを利用して新車・中古車を購入
カーローンとは、銀行やディーラーなどから欲しい車の金額分を借り入れて車を購入し、金利を含んだ金額を分割で返済する仕組みです。マイカーローン、自動車ローンなどと呼ばれることもあります。
頭金を支払わない場合は初期費用がかからず、月々に決まった金額を返済します。
金利が発生するため、「一括払いよりも総支払額がかかる」という点には注意しなければいけません。
また、ローンは受ける会社によって審査の厳しさや金利の高さが異なるため、条件を確認してから借り入れる必要があります。

カーローンは「初期費用をあまりかけずに好きなときに車を利用したい」という方に向いている手段でしょう。
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カーリースを利用
カーリースとは、月々の支払いをしてカーリース会社から一定期間車を借りる仕組みです。車体価格から残価(借用期間が終わった時点で予想される車の価値)を引いた金額を分割して支払います。
月々の支払額に自賠責保険料や税金、車検費用などが含まれているため、自分で手続きする必要がないという点は大きなメリットになるでしょう。
ただし、「走行距離に制限がかけられている」「途中で解約しにくい」といったデメリットもあり、規約によっては「自由に車に乗れない」と窮屈に感じてしまうかもしれません。

カーリースは「面倒な手続きを避けて手軽に車に乗りたい」という方におすすめです。
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レンタカー/カーシェアリングを利用
カーシェアリング(以下、カーシェアと省略)とは、月額費用と使用料を支払って一定時間車を利用できる会員制サービスです。登録している会員と共同で車を使用します。
レンタカー、カーシェアともに車の購入費や維持費などは必要なく、利用する会社によってはガソリン代も不要なケースがあります。
デメリットとしては、「場所によっては使用できない」「長期間利用する場合、多額の費用がかかる」といったものが挙げられるでしょう。

レンタカーやカーシェアは「車を利用する機会が少なく、必要なときに短期間だけ利用したい」という方に向いています。
リーズナブルな価格の中古車を購入
中古車の場合、選ぶ車種や希望する機能にもよりますが、ほとんどの車が新車よりも安い金額で購入できます。
なかには、50万円以下という「車が欲しいけど買えない」と感じている方でも手の届きやすい価格帯のものもあるので、中古車の在庫から探してみるのもいいでしょう。
また、現在車を所有している場合は、売却することで乗り換える際の費用に充てることも可能です。

カーセブンであれば、車の買取から購入までまとめて行えます。
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できるだけ希望の条件を満たした中古車を選ぶ方法
「車の購入にあまりお金を使えない」という場合、以下のような手順で探すと希望を満たした中古車が見つかる可能性が高いです。
生活に影響できない範囲で出せそうな金額で中古車を探します。
無理をして購入すると、乗り続けられない可能性があります。
予算内で出てきた車のなかから、走行距離や年式で数を絞っていきます。
走行距離10万kmが乗り換えの目安となります。乗りたい期間などを考慮して候補を探しましょう。
候補が何個か揃ったら、乗車したい人数や使用したい場面(アウトドア・街乗りなど)、欲しい機能(自動ドア・オーディオなど)に合わせて購入候補を絞ります。
すべての条件が満たしたものは見つからないかもしれませんが、できるだけ当てはまるものを選びましょう。
候補が決まったからといってすぐに購入してはいけません。
実際にお店を訪問して状態を確認し、できれば試乗も行ってから購入するかを判断しましょう。車の情報だけではよさそうに見えても、乗り心地や機能の不具合などは感じられません。
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予算や用途、好みのデザインなど、さまざまな条件に応じてご希望に沿ったお車をお探しします。
【100万円以下で購入可能!】おすすめ中古車5選
中古車は50万〜100万円以下でも購入可能です。
こちらでは、カーセブンで100万円以内で購入できるおすすめの中古車を5つ紹介します。
【コンパクト】トヨタ ヴィッツ

ヴィッツは、トヨタのエントリーモデルとして長く愛されたコンパクトカーです。現在は「ヤリス」に名称変更されています。
最終モデルの3代目は、コンパクトでありながら広い室内空間となっており、アイドリングストップ機能の追加による燃費のよさを誇ります。
3代目でも50万円以下で購入できる場合があり、走行距離が3万km程度のものでも入手可能です。
トヨタ ヴィッツ
車両本体価格49.8万円
支払総額69.9万円
諸費用20.1万円
トヨタ ヴィッツ
車両本体価格118.3万円
支払総額133.3万円
諸費用15.0万円
トヨタ ヴィッツ
車両本体価格106.8万円
支払総額118.6万円
諸費用11.8万円
トヨタ ヴィッツ
車両本体価格25.0万円
支払総額39.8万円
諸費用14.8万円
【ミニバン】日産 セレナ

セレナは、日産から発売されたハイトミニバンです。
予算を100万円と設定した場合、2010年11月に発売された4代目がおすすめです。セレナが継承してきた室内空間の広さと利便性をより進化させたモデルで、アイドリングストップ機能の追加による燃費性能の向上もなされています。
4代目であれば50万円以下でも購入可能ですが、走行距離が10万kmを超えるものばかりになってしまいます。購入する際は、しっかりと状態を確認する必要があるでしょう。
100万円まで予算の幅を広げると、走行距離6万km程度のものを購入できる場合があります。
日産 セレナ
車両本体価格34.8万円
支払総額57.5万円
諸費用22.7万円
日産 セレナ
車両本体価格65.0万円
支払総額75.4万円
諸費用10.4万円
日産 セレナ
車両本体価格69.9万円
支払総額74.9万円
諸費用5.0万円
日産 セレナ
車両本体価格59.8万円
支払総額67.9万円
諸費用8.1万円
【軽自動車】スズキ スペーシア

スペーシアは、「広くて便利、軽くて低燃費」をテーマにした軽ハイトワゴンです。当時のクラストップクラスの室内長を誇り、運転のしやすさと使いやすさの両方を兼ね備えた1台となっています。
2013年2月に発売された初代スペーシアは50万円台でも購入可能で、なかには5万km程度のものも探せます。
70万円程度であれば両側電動スライドドアを備えたものもあるため、こだわりにも対応しやすい車種でしょう。
スズキ スペーシア
車両本体価格69.2万円
支払総額79.7万円
諸費用10.5万円
スズキ スペーシア
車両本体価格49.6万円
支払総額54.8万円
諸費用5.2万円
スズキ スペーシア
車両本体価格88.3万円
支払総額98.5万円
諸費用10.2万円
スズキ スペーシア
車両本体価格80.0万円
支払総額85.0万円
諸費用5.0万円
【軽自動車】ホンダ N-BOX

N-BOXは、2011年12月に発売開始した軽スーパーハイトワゴンです。低床による乗り降りのしやすさと広い室内空間を兼ね備えており、荷物の積み下ろしがしやすい車種となっています。
100万円以下で探した場合、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を軽自動車で初めて導入した2代目が候補になるでしょう。
後方誤発進抑制機能が全タイプに標準装備しており、安全を重視したい方にもおすすめです。
ホンダ N BOX
車両本体価格44.8万円
支払総額59.6万円
諸費用14.8万円
ホンダ N BOX
車両本体価格82.8万円
支払総額91.3万円
諸費用8.5万円
ホンダ N BOX
車両本体価格69.7万円
支払総額74.2万円
諸費用4.5万円
ホンダ N BOX
車両本体価格49.8万円
支払総額67.5万円
諸費用17.7万円
【SUV】スバル インプレッサXV

インプレッサXVは、インプレッサをベースに開発されたクロスオーバーSUVです。
100万円を予算としたときには、初代だけでなく2代目インプレッサXVが候補になります。
「Urban Adventure」をテーマに街乗りのしやすさを重視したデザインで、高さ制限のある立体駐車場でも駐車しやすい車高に抑えるなどしています。
カーセブンでは、走行距離5万km程度のものも購入可能です。
スバル インプレッサXV
車両本体価格57.0万円
支払総額69.6万円
諸費用12.6万円
スバル インプレッサXV
車両本体価格68.8万円
支払総額80.8万円
諸費用12.0万円
スバル インプレッサXV
車両本体価格72.8万円
支払総額83.9万円
諸費用11.1万円
そのほかのカーセブンで購入できる100万円以下の中古車
ホンダ N−WGN
車両本体価格72.8万円
支払総額82.1万円
諸費用9.3万円
日産 キューブ
車両本体価格50.8万円
支払総額65.7万円
諸費用14.9万円
ホンダ N-WGN
車両本体価格75.0万円
支払総額81.3万円
諸費用6.3万円
ホンダ N BOX
車両本体価格58.6万円
支払総額65.0万円
諸費用6.4万円
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よくある質問
車が買えない原因はいくつかありますが、「お金がない」と思っていても、条件や利用方法によっては購入できる可能性があります。 月々の定額支払いが可能であれば、カーローンやカーリースが検討候補になるでしょう。また、「〇〇万円以上ないと車を購入できない」と思っている方は、予算次第では中古車の購入も可能です。 詳しくはこちらで解説しています。
購入する車や利用頻度、外出の度合いなどによって異なります。 一般社団法人日本自動車工業会の2023年度乗用車市場動向調査によると、月間維持費の平均は12,100円で、年間では約14.5万円かかる計算になります。
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